INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

須藤元気候補、選挙中に「ボトルキャップ・チャレンジ」/2回目での成功で「再チャレンジできる社会を」

まずは、この前お伝えした、一時は計画していた全国行脚から離脱するほどだったという、あの腰痛はそれほど重篤なものではなかったようで一安心である。
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ただ、これ、須藤元気ならむしろ裏拳の「バックハンドブロー」でやってほしかったなあ。


ところで、「再チャレンジ」云々は元は自民党安倍晋三氏のキャッチフレーズであったが、それを臆面もなく自分のフレーズとして、それも一回ペットボトルチャレンジに失敗、再挑戦で成功したことにひっかける…こういう皮肉や揶揄の応酬が、選挙戦においてはそもそもあっていいものなんだよ。

文化的大事件!みなもと太郎「風雲児たち」(無印)がキンドルunlimiで読み放題

まさか、と思えば事実。

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みなもと太郎風雲児たち(無印)」がキンドルアンリミで読み放題

むかしはキンドルアンリミでもネトフリでも、Amazonプライムでも無料配信になったコンテンツは永久に無料配信されると思ってたもんだが、一定期間続くと外れることもあるんだね。
だからこそ、配信に入ったいま、皆さんに読んでもらいたい。読んでもらった数がそのまま、作者への収入につながるそうだし。
自分も無印版については「潮出版」から出てた小さめの単行本をもっていたんだけど、つい最近、親戚が歴史好きに育っていたのでうれしくて全巻あげちゃった。潮社の本は作りが甘く、ちょっとぼろっぽくなってることもあってね…いつか買い直そうかと思っていたが、そりゃ紙版を買い直す(スペースがすんごいことになる…)より、キンドルアンリミだって状況によっては入りますよ

風雲児たちが面白い、話はさんざんかいてきたのだが、「無印版」に限ってのリンク集(ごく一部)
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これとは別に「幕末編」が今連載中(昭和、平成、令和にまたがる大長編だ)、というわけです。



すんすけ氏の関連ツイートも収録

上記「まどマギ」パロディを時代劇漫画雑誌でやらかす、の件については以下を参照。(※「幕末篇」の話なのでキンドルアンリミでは読めません)
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何やら急に「30〜40代男性」への敵視発言し出したと思ったら『五十路越え』本出版なのか


なんつーか唐突だし、そもそもそれが本当かどうかもわからんし…いったいこりゃなんじゃらほい、と思ったのだが、


人生の諸問題 五十路越え

人生の諸問題 五十路越え

50代は、越してきた山を振り返り、先行きのあてどなさをちょっと呆然として見ている、そんな時代なのかもしれません。
つい不安に駆られて、英会話を始めてみたり、セカンドキャリアを考えたりしがちです。

でも、焦ってはいけません。
あなたの不安の正体は何なのか、それを知ることが先決です。
そのためには、気心の知れた友人と対話することが一番。

日経ビジネス電子版」を初め諸方面で活躍中の人気コラムニスト、小田嶋隆
電通を飛び出して広告クリエイティブ制作会社「TUGBORT(タグボート)」を作ったクリエイティブディレクター、岡康道(小説『夏の果て』はNHKでドラマ化)。二人は高校の同級生です。

同じ時代を過ごし、人生にとって最も苦しい「五十路」を越えてきた人生の達人二人と、切れ者女子ジャーナリスト、清野由美による愛のツッコミ。
三人の会話は、家にあったテレビの存在感、懐かしのあの曲、学生時代のおバカな思い出などの「あるある」を切り口に、いつの間にか人生の諸問題の深淵に迫ります。
絵本『築地市場』で第63回産経児童出版文化賞大賞を受賞した、モリナガ・ヨウ氏のイラストも楽しい。

眠れない夜に、めんどうな本を読みたくない時に、なんとなく人寂しさを感じた時に、この本をどこからでも開いてください。
自分も4人目の参加者としてクスクス笑ううちに「五十代をしなやかに乗り越えて、六十代を迎える」コツが、問わず語りに見えてきます。

あなたと越えます、五十路越え。


あら
わかりやすい…

いわゆる
「世界をこんな感じで描写することをマネタイズする生き方がある」というやつかもしれんなあ。
※ この表現は、https://twitter.com/tako_ashi/status/1147366193260425216 参照のこと

この本が「マネタイズ」されることをお祈り申し上げたい

諸星大二郎「西遊妖猿伝」が連載再開(モーニング2)

この作品も「昭和平成を挟んで完結しなかった作品」だったっけか?
togetter.com

まずは第一報まで。

西遊妖猿伝 全16巻完結セット

西遊妖猿伝 全16巻完結セット

西遊妖猿伝 大唐篇(1)

西遊妖猿伝 大唐篇(1)

西遊妖猿伝 西域篇(1) (モーニング KC)

西遊妖猿伝 西域篇(1) (モーニング KC)

「鎖を自由に操って戦う武術」って本当にあるの?(ヴィンランド・サガとか)

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ヴィンランドサガに出てくる鎖の武術。北欧に実在するのだろうか…?

ヴィンランド・サガ、けっきょくNHKで放送の一〜三話みたー。
原作では、あとから存在感を増していくハーフダンと鎖の武術を、後知恵で最初からかなり強調して登場させる、というのはいい演出だと思った。

ところで…。

その初回から登場した、ハーフダンの武芸。鎖を投げて、絡ませて、引っ張って断ち切るようにする…という武術というか戦闘テクニックって、本当にあるんだろうかしらん?

これ、原作にあれが登場したときから疑問に思ってました。

というか、自分は「鎖」それ自体に大いなる興味を持っていたのです。ガンダムハンマーをきっかけに(笑)
しかし、そこから発展させて「鎖」の起源そのものまで考察したこれらの記事は、今読んでもおもしろい(自画自賛
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またもや、ちょっと「再放送」しよう

(略)……というか、鎖についてのリスペクトが、お前ら、マジ足んねーよ。
いいか、
まず縄、ロープ、ひもがある。巻く、縛る、伸ばす…とても使い勝手がいい、便利などうぐ。だが、植物繊維や動物の皮で作っているから、強度が足りない。切れやすい。いまどきのゆとりで野菜不足な中学生なみにキレやすい(偏見)。

一方で鉄。かたい。カ、カテエ… 溶岩石のように凝り固まった長州力のアタマ!よりさらに硬い。
だが、伸びたり縮んだりはしない。


この、交わる筈のないふたつのものを、出逢わせた天才・Xがいる!!(梶原一騎調)


「この鉄を輪っかにして、それをこう互い違いにつなげて…それをずーっと繰り返していけば、硬くて切れない、ステキな縄ができるんじゃないかしら?」
「お前、天才だな!!!!!」


こんな会話を、古代のどこかで、誰かがしていたのだ…。(後略)

wikipedia:中央アジアに伝わる、鎖にまつわる神話]

世界を運ぶ巨人ウペルリUpelluri(Ubelluris)が、嵐をつかさどる冥界の悪魔ウルリクンミ・デル・ダルヌシムの使いである二匹の蛇、テリピとラルピに襲われたとき、挟み撃ちに逢ったウぺルリが素早く身をかわすと、愚かで獰猛な二匹の蛇は相互にかみ合い、絡み合ったまま命絶え、そのまま鉄と化した。
これを知恵と工夫(創造)の神エレシュキガルが鍛冶神オアンネスに命じて鎖とし、冥界との扉をこの鎖で封印した

・・・・・・・という神話を、いまでっち上げたのだが(笑)※リンク先にいっても何もありません


しかしそんな鎖リスペクトの当方であっても、ヴィンランド・サガに出てくるように、自由自在に鎖を扱える人がいるとは思えないんだ。

いや、だれかいたとは思うよ?
「この、船をつなぐ、鉄のわっかを互い違いにした『鎖』というやつ……これって硬いし重いし、これをブーンと振って、誰かを叩いたら?武器にならね?」

「あ、痛たっ!!お前天才だな!! それはそれとして何しやがるこのヤロー」

みたいなやりとりが、古代のどこかではさ。


だけれども、そりゃ単純にたたく、殴るような武器ではあるまいか?
せいぜい、ブーンとぶん投げるというか振り下ろすようにやれば、カラカラカランと剣を持った腕に絡める、ぐらいが最高に複雑な動きであって、それ以上に自由自在に、複雑精妙にコントロールできるとは思えないねえ。

チェーンを振り回して暴れる、殴るだけなら、キングコングにもできるっ。

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いま、なぜブッチャーなんだなぜコングラチュレーションと言えねえ プロレススーパースター列伝 ブロディ

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プロレススーパースター列伝 ドリーと鎖 ゲラアウト ギャッ


しかし、鎖を自由自在に操る、私の見立てではやや誇張したかのような武術は、「アルスラーン戦記」にも登場する。

(以下ややネタバレだけど)
アンドラゴラス王が、ひそかにこの術の使い手で、捕虜となって鎖につながれたときにひそかに一か所に血と小便をしみこませて鎖を腐食させ、ここぞというときにその鎖を断ち切って、そのままその鎖を武器にする…なんていうのは、やや無理があるけど作品の中では合理性を説明する、いわゆる「サスペンション・オブ・ディスビリーフ(虚構への疑念の一時停止)」が非常によく効いた、上手い描写だと感心したものでした。



そんな上でいうんだけど、あそこまで鎖を自由自在にあやつる技術なんて実在しませんよね?と。
実在するなら、どこかにyoutube動画とかありませんかね…
またあるとしたらどこが起源か。中国か、黒人奴隷のいる国か、はたまた北欧か……

コメント欄より

名無しの菜々子さん
そういう武術が存在するかについての言及は避けますが、ロープで家畜や人をぶっ叩くという行為は、それこそ子供からスポーツのコーチまで幅広く行われている普遍的な行為だと思います。
件のハーフダンに限って言えば、そういうプリミティブな暴力で幅を利かせるという造形なのだと思います。
そういうキャラを基に「元ネタがあるのでは?」という行為は筋悪かもしれません。


id:gryphon
いや、それがね、ハーフダンとその息子の鎖術って、単純に直線運動でぶったたくんじゃなくて遠方から投げて変幻自在に首や腕にピンポイントで絡ませたり、それを解除したりできるんですよ。その技術はやっぱり(実在したら)、専門的に学ぶ『術』『芸』であろうと。


gustroom
鎖を使った捕縄術が、近いイメージでしょうか。


とおりすがり2
これを貼れと言われた気がした。
www.youtube.com

マスビダル”KID跳びヒザ”でUFC4秒KOの衝撃

今回ここでは宣伝しなかったが(スマヌ)、生放送を見ていた。
そしてコレ


yunta.hatenablog.com

開始直後のファーストコンタクトで跳びヒザ、というのを「KID跳びヒザ」と命名しても、ばちは当たるまい。


今回のマスビダルは、そのKIDとタイ記録の「4秒KO」。UFCの記録は更新した。調べないで記憶で言うのだが、おそらくそれまでの記録はコリアンゾンビ、ジョン・チャンソンの6秒だったと思う。
※↓というのもあるらしいが、2人いるのかな?

しかし、気絶したら、人間って足がピンと硬直するんだね……。

相手は「彼の試合を見るならハエの交尾を見たほうがよっぽどエキサイティングだ」とデイナ・ホワイトに言わしめたベン・アスクレン。でもカレッジレスリングを応用した、一度テイクダウンしたらゼッタイに立たせないような戦い方は通をうならせた、これまで無敗の男だった。そこからうばった勝利、であることも重要。



このホルヘ・マスビダルUFCに行くきっかけとなったのが、戦極北岡悟と激闘の末に勝利した試合だった、というのも感慨深い

「からかい上手の高木さん」は、少年サンデー60年の歴史が生み出してしまった…モンスターである

そうだ、追記【現在、すでに終了しています】

いうの忘れたけど、いま1-3巻がまるごと無料試し読み可能なんだって
(リンク表記は「1巻」だけど、2も3も無料)

csbs.shogakukan.co.jp

では本題

まず、最初に下世話ながら「売れている」という話をしておこう

www.manga-news.jp
これが昨年なのだから、すでに500万部に到達しているのかもしれない…いや…600万部だよ!
www.lisani.jp
スピンオフもあるし、総冊数もシリーズってことでいえばかなり多いんだろうけど、というかそんなスピンオフ作品が出てくること自体が、商業的大成功の証だ。
現在少年サンデーで「最終防衛線」の死守を陣頭に立って行っている編集長が「ゲッサン」時代に発掘したシリーズとして、たぶん最大級のヒット作品だと思われる。、まさにモンスター級!!

「消しゴム」ほか

「消しゴム」ほか

  • 発売日: 2018/01/10
  • メディア: Prime Video


しかし、自分は同作品の隆盛を、なんとも複雑な目で見ていたのですよ。
懸念している内容は、ここに書かれている通りだけど…要約をしているので、再紹介しよう。

m-dojo.hatenadiary.com
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グルメ漫画は、新聞に一紙1本ずつ「四コマ漫画」があるように1誌、あるいは1サイトにひとつか二つあるのがデフォルトになってる気がする。
・それに似た感じで、非常に増えてる(気がする)のが『少人数での、限定された場所での小粋(あるいはシュール)な会話劇を中心に、そういう人たちの”関係性”を描くショートコミック』だ。
・たとえば、人気という点ではアニメ化もされているのだから「からかい上手の高木さん」とかがトップの走者となるのだろう。
・過去に「ゲッサン」を指揮し、現在は週刊少年サンデーの編集長してるあの人が、このジャンルに強いんじゃないだろうか。
ただ、主流作品はこれに、「恋愛要素」を絡めようとする傾向が出てきてるようなんだよなあ。
自分としては、あまりそういうものでなくても、十分成立すると思うのだけど…


このツイートも、別の言い方で、重要点を説明している、と思う。twitterに限った話でもない。




しかしだ!!
「高木一強」体制は、ますます強化されている感あり。

そのおかげで、「ここには無限の未来がある、多様性がある」と思っていた開拓地が広大な単一の牧場になってしまったような、ハイネセンが建国した共和国の理想が、トリューニヒトによって支配されてしまったような……(笑)
はてなダイアリーはてなブログになったら画像が見やすくなったので、この前作ったマッピングを再掲載してみよう

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「関係性ショートコミック」をマップ化してみる

ブコメで「あの作品は?」という声が多数寄せられた。画像を直すのは難しいし、どこの位置に当てはめるべきかもまたいろいろむつかしい。何度かこの種の研究ではやっているが、ブコメ・コメント欄と含めて一体化したものと考えてほしい。あと、この画像どこで改変・再掲載してもいいので、どうぞ自分なりのマップ改訂版を使い、当学会(笑)に報告してください。
ブコメでの指摘】
スクールランブル
BOYS BE…
となりの関くん


しかし、「関係性ショートコミック」で一強化したがゆえに、他ジャンルすら食い殺そうとしている(気がする)このモンスターは、表題にかいたように「少年サンデー」が生んだんだよ。
くわしくいえば、人間のわるいこころと公害と少年サンデーの伝統が生んだモンスター。

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「バキ」ジャック・ハンマーの肉体を薬物で作った博士
うる星やつらが、
さよなら三角が、
タッチが、
らんま1/2が、
プロレススーパースター列伝が、そういうエッセンスが「からかい上手」を生んだと。

……さいご違う。…いや、でも「からかい上手の不死身仮面」とか出てきたしな。

この作品は「デスゲームもの」であるのか?しかし「ルール」がよくわからん。

そも
そも!!

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からかい上手の高木さん


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からかい上手の高木さん

君たちはどういうルールに基づいて勝負をしているのか。
どうやって勝敗を判定しているのか。
説明があるようで、ない。「カイジ」でいう気づきのゲームか。エスポワールの限定じゃんけんか。

…つまり、このマンガもデスゲームの系譜にあるんだよ。(そうか?)
デスゲームというのが、剣と魔法もの(ドラクエもの)、異世界ものや食べ物もの、のように一ジャンルとして確立されているのはわかる。
幽遊白書HUNTER×HUNTER、バトルロワイヤル、ジョジョ……そしてカイジやアカギなど、一定のルールの中でバトルをすることがテーマの作品が、肥大して定着する様は見ていたつもりだったけど、いまいち把握できん。さかのぼればヒッチコックなどが何度も映像化した「ライター点火と指切り落とし」話とかあるしな。(ふだんなら何でもないことを一回も失敗せずやれ、という賭けの話、その後荒木飛呂彦がエッセンスを取り入れて「放り投げたポップコーンを10回連続口で受け止める」というんネタにして描いてたね)
こういうのの源流はカスガさん(@kasuga391)に聞くしかない(笑)
togetter.com

しかし!モンスターたる「高木さん」は、このデスゲームを自らに取り込み、「恥ずかしがったら負け」とかいう、わけのわからないルールを相手と読者に押し付けていく。そして、それがなぜか大人気になる。
こんなモンスターを…少年サンデーの60年は生んでしまったんだ!!

この作者・山本崇一郎……若き日にあの「ゆずチリ」すら戦慄させていた!!

ゆずチリ。
まさに「関係性ショートコミック」で世に打って出ている、あの男。
そもそも自分が関係性ショートコミックの概念を思いついたのは彼が原作をしている「ふたり生徒会」によってだった。

ふたり生徒会(3)

ふたり生徒会(3)

ふたり生徒会(4)

ふたり生徒会(4)

ふたり生徒会(5)

ふたり生徒会(5)

ふたり生徒会(7)

ふたり生徒会(7)


その、「赤門を捨てて漫画界にきた男」こと、ゆずチリ先生が、恐ろしい回想を描いている。( 第35話 「ラブこめ」より)
www.sunday-webry.com


ゲッサンで、連載トライアウトに参加するチャンスを得た彼。

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ゆずチリ 漫画学科のない大学、アンケート

そのコンピューターのごとき頭脳を生かし、ゆずチリ氏はサンデー…ゲッサンの傾向を検討し、こう結論付ける。その結論は…

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漫画学科のない大学、ラブコメのないサンデーはあり得ない

しかし!!!

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漫画学科のない大学、高木さん連載に負ける

なに、この不幸。
孔明と同時代に、周瑜はなぜ生まれたのか……。

ゆずチリ氏の「忍者シノブさん」残念ながらアニメにならんかったしな…
その後、彼は「軍門に下った」といったら失礼なのだろうが(失礼です)、
「ラブコメ寄り関係性ショートコミック」連載に本格的に手を染めている。
kuragebunch.com


ジャイアント馬場アントニオ猪木のように、「おれはゴーイングマイウェイ!」と闘志を燃やしているのだろうか。(※プロレススーパースター列伝から離れろ)

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プロレススーパースター列伝 おれはゴーイングマイウェイ

そしてモンスターは作り手のコントロールを脱し…少年マガジンをまたいだ!!

サンデーとマガジンの同時連載!!!
そんあことがありなの??? サンデーを放逐された(うそつけ)久米田康治の立場は???

pocket.shonenmagazine.com

そしてまた、やってることは同じだしさ(笑)

それ一本で、サンデーとマガジンを自由に往来する、フリーバード!!!

こういうモンスターが、いま、漫画界を徘徊しているのである。
それは当時のゲッサン編集長が「神と喧嘩して」この異形の化け物を創った、報いなのか…
(了)