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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

朝倉海、敗戦雑感


終わってみれば、順当でした…という以外にない感じですたな。
残念ではあるが、まずは大当たりの可能性がある、倍率の高い宝くじかなんかを買って「あー、やっぱり駄目だったか」…って感じ。
これでリリースされるなら損だけど、このあと「やはりだめだったか、じゃあ普通の新人と同じく、それなりの試合(PPV前)ね」となる。そこで勝ち上がっていくしかない。


マネル・ケイプが「減量の影響だろう」「1Rは良かった」というてたが、たしかに1Rでは、完全にガードポジションの姿勢を取らされて「こりゃ脱出できずにこのまま寝技地獄で溺死か…」と思いきや脱出できたし、代名詞として知られるKOを呼ぶボディへのテンカオ(膝蹴り)、冒頭の飛び膝蹴りも見せていて、最低限の”ノルマ”は果たせたと見ます。

ただ、コントロールできないのは、一般視聴者、ファンの声で……今回の結果で「そもそも他団体チャンピオンでも、UFCでいきなり王座戦ができる資格はないわー」「このカードは弱いと思ってたけど、やっぱりつまらん試合だった」「損したPPVだったよ!」みたいな、名も無い民衆の声がどこまで高まるかだ。仮に「ベラトールとか他団体王者の登場はそれなりの格で迎えていいけど、RIZINはその水準じゃない」みたいに扱われるかもしれない。次に伊澤星花とかホベルト・サトシ・ソウザが仮に参戦するなら、どうなるかな。


というか、大晦日RIZINで「堀口恭司vsズールー」が組まれた時のわしらの反応、おそらくほぼ今回の米国ファンの心境をトレースしてるんじゃないか(笑)
「ズールーも南アフリカの王者、チャンピオンvsチャンピオンだからわかる!」「一発が入れば……」と言われても、なあ、って感じかと。


もーすこし、長い目で見てねえと思うしかないが…。



日本人UFC敗北

え、嘘…まおゆう(魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」)が33円(全巻まとめて600円以下)なの?

33円のまおゆう
まおゆうまとめて600円以下


自分はなんか断片的に聞いて「ん?平野耕太ドリフターズ』みたいだな」と思ってしったんだよな

魔王が善玉、あるいは勇者と仲良くなる
あるいは
科学や技術の発展を異世界を舞台に圧縮して戯画化する


こういうのはすべて、テンプレ的(になりかけ、って感じか)にその時はあったようだけど、自分が知ったのは初であって、アラはそれなりにあるけど面白かったな。
全巻33円、計600円以下ってのは、失礼ながらこの作品に「ちょうどいい価格」感がある
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シリアのアサド政権崩壊で、過去の田岡俊次氏の言説も検証されるだろう。

もちろん、仮にシリアでアサド政権が崩壊しても(したればこそ)混乱は続くだろうけど、それとは別に。

米国が犯す「失敗の本質」 シリア武力介入に法的根拠なし

田岡俊次:軍事ジャーナリスト
予測・分析
田岡俊次の戦略目からウロコ
2013.9.5 0:00 会員限定
オバマ米大統領がシリアに対する限定攻撃の承認を米議会に求める声明を出した。さすがに秀才。難しい決断の責任を、議会に負わせる妙手だ。だが、米国は巨大な情報収集機構を持ちながら、過去何回も誤った判断を繰り返してきた。本当の問題は、大統領と側近の国家安全保障会議(NSC)が出す情報要求に応じて情報を上にあげるため、政府首脳部の思い込みを助長しがちな「制度」にある。

シリア内戦のこれまでの経過
オバマ米大統領は8月31日、シリアに対する限定攻撃の承認を米議会に求める声明を出した。米議会は休会開けの9月9日以降に採決の予定だ。シリア内戦で政府側が化学兵器を使用すれば「Red Line(越えてはならない線)を越える」と言明してきたオバマ大統領は、攻撃しなければ国内タカ派から「米国の威信を失わせた」と非難され、一方攻撃してもシリアのアサド政権が倒れる見通しはなく「無益な戦争を始め失敗した」との汚名を着せられる、という窮地に立った。

 この「王手飛車」状態から脱出するには議会に下駄をあずけるのが巧妙な策だ。議会が大統領の出した動議を否決すれば大統領の威信は若干傷つくが、自分1人で「攻撃しない」と決めた場合に受ける非難、「攻撃せよ」と命じて失敗した場合の責任追及にくらべれば致命傷ではない。どちらに転んでも「これは議会がお決めになったこと」と言えば本人は軽傷ですむ。さすがは大秀才。ピンチの中、土俵際でくるりと体をかわし、議会に責任を負わせる妙手には感嘆の外ない。

 シリアは人口2100万人余、1人当りGDPは約2700ドルでアラブ世界では貧しい方に属する国だが、石油も年2000万キロリットル(カタールの約4割)程度出て半分近くは輸出している。シリアは長くオスマン・トルコ帝国に属したが、第1次大戦でドイツ側についたトルコは敗戦国となり帝国は崩壊、シリアはフランスの委任統治領となったが、第2次大戦後独立した。1970年に空軍司令官だったハーフィズ・アル・アサドがクーデターで政権を握り、彼が2000年に死去した後は眼科医だった次男バッシャール・アル・アサドが大統領になり、すでに43年間アサド家の独裁が続いている。

 アサド家はイスラムシーア派の分派アラウィ派に属し、同派はシリア人口の12%、スンニ派が70%だから、少数派が多数派の上に君臨する形だ。2代目のバッシャール・アル・アサド(47歳)は少年時代は温厚な優等生で、ダマスカス大学医学部を出て、ロンドンの眼科病院で研修中、1994年に長兄が交通事故で死亡したため、急きょ呼び返され父の後継者となる教育のために軍に入り、父の死後34歳で大統領に就任した。ロンドンで知り合ったモデル並みの美人の妻アスマー(現在37歳)はシリア系英国人(父は心臓外科医)で、ロンドン大学キングス・カレッジ卒の才女。スンニ派であったためその結婚は両派の和解を示すものとして人気を博した。2代目アサド大統領は改革開明派で、国内では腐敗との戦いを進め、西欧諸国、近隣諸国との関係改善にも一時は相当成功した。


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高村光太郎に「十二月八日」という詩がある。/4年後に「一億の号泣」を詠んだけどね

ひとことでいえば、「いい気なもんだ」というしろものであるが、詩人がいい気になると、こういう威勢のいいポエムができるという見本にもなってる。

十二月八日


記憶せよ、十二月八日

この日世界の歴史あらたまる。

アングロ サクソンの主権、

この日東亜の陸と海とに否定さる。

否定するものは我等ジヤパン、

眇たる東海の国にして、

また神の国たる日本なり。

そを治しろしめたまふ明津御神なり

世界の富を壟断するもの、

強豪米英一族の力、

われらの国において否定さる。

われらの否定は義による。

東亜を東亜にかへせといふのみ。

彼等の搾取に隣邦ことごとく痩せたり。

われらまさに其の爪牙を摧かんとす。

われら自ら力を養いてひとたび起つ。

老若男女みな兵なり。

大敵非をさとるに至るまでわれらは戦ふ。

世界の歴史を両断する。

十二月八日を記憶せよ。

(昭和16年12月10日執筆、初出「婦人朝日」昭和17年1月号、詩集『大いなる日に』収録)」
とのことだ。



何故有名なこの詩を、いまさら紹介してんの、といえば・・・・・・・・・ちょとだけ以前書いたけど、この日、アメリカの地で、突然日本が攻勢・・・・・・・・いやその連想したいけどさすがに不謹慎なので(実質言ってるだろ)。

あらためて、それとは、全然関係ありませぬ。



ちなみに四年後

一億の号泣

綸言一たび出でて一億号泣す。
昭和二十年八月十五日正午、
われ岩手花巻町の鎮守
鳥谷崎神社社務所の畳に両手をつきて、
天上はるかに流れきたる
玉音の低きとどろきに五体をうたる。
五体わななきてとどめあへず。
玉音ひびき終りて又音なし。
この時無声の号泣国土に起り、
普天の一億ひとしく
宸極に向つてひれ伏せるを知る。
微臣恐惶ほとんと失語す。
ただ眼を凝らしてこの事実に直接し、
苟も寸毫の曖昧模糊をゆるさざらん。
鋼鉄の武器を失へる時
精神の純おのづから大ならんとす。
真と美と到らざるなき我等が未来の文化こそ
必ずこの号泣を母胎としてその形相を孕まん。

作家の辻真先氏は、「この日の記憶」がある>朝、母親にたたき起こされた。「日本がハワイで大勝利だよ!」



恒例、1941年の「この日」を時系列に沿って再現するXアカウント。

「虎落録」(8月には同じアカウントが「芙蓉録」という名前になる。)も例年通り、時系列に沿ってのツイートが続いている。

x.com




「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか 」(ロジャー・コーマン)が、ハヤカワ文庫NFで復刊されるそうです

2024年5月に98歳で亡くなり、『アッシャー家の惨劇』など数々の低予算映画を成功させてきたコーマンが撮影手法と人生哲学を語る


いま、値段が2200円と書いてあるのを見てくらくらするんだけど、そういう時代だね。

過去の本はこういう感じの。


今年亡くなっていたんだ。
ja.wikipedia.org



本の内容はこのやたらめったら長いタイトル通りなんだが、・・・・もう数十年前に読んだ本なのでうろ覚えで書くと、この人物は

・すごいB級映画を撮りまくる
・もちろんB級だから、低予算にするための苦労をあれこれとする。
・たとえば一つのセットで、設定を変えて何本も撮影するとか、実際の火事が起こると行ってカメラを回して、そのフィルムを後日の作品に使うとか……おいおい
・ハリウッド映画といえば俳優の出演料にカネがかかる。だから超無名の俳優、これから俳優を目指すようなルーキーばっかり起用する
・ところが目利きなんで、そういう安手のロジャー映画に安いギャラで出演した人間が軒並みビッグスターになる。彼ら彼女らには黒歴史になる(笑)
・大物監督のような「雲が理想の形じゃないから撮影中止!」なんてことは絶対にない。早い安い巧いの撮影と脚本!
・外国の映画を安く買い付けて、「アメリカ人好み」に魔改造して提供する。日本沈没も、風の谷のナウシカも・・・・・・ 悪の所業かもだが、だからアメリカ人が見ることができた外国映画もたくさん
・こういうことをやった結果、表題通りどんな安っぽいB級映画でも「損をしなかった」という、伝説の映画人。




・・・・・・・・・・と、こんな話なんです。そりゃ数十年の時を経て文庫復刊されるわな。
興味ある方はどうぞ。

【仮説】大事件現場にいる記者は、深く「取材」するより「スマホで現場映像をひたすら配信」するほうがいいのか?

今回の韓国戒厳令の報道(特に日本メディア)への評価で思ったこと。



そう、国会の中に入った記者もいた。
門の前で軍と市民の攻防を見た記者もいた。


ただ……これはどうしようもなく、昔の「新聞記者」なら、そこで手当たり次第に人に話を聞き、要人を捕まえて深く背景を取材し、写真を撮りまくり、メモを必死でとり……「よし!夕刊(死語)に間に合わせねば!!」と腕によりをかけたルポ文章を執筆、それを本社に送信すればよかった。
更に昔は「勧進帳(電話で記事の通りになるような文章を言葉で伝え、受け手がそれを筆記して本社で原稿にする)」とかへちまとかもあったんだろうけど、それは略する。


しかしだな……もちろんそういう取材が有効なことも多々ある。ふつうの世界スキャンダル記事も、経済の大型企業の合併記事もそうだろう。


だが、今回の戒厳騒ぎの様に、とにかくある現場で大きな事態が起きたと。そういう場合…
そこに、新聞記者…にかぎらずメディアの記者、フリージャーナリストらがおっとり刀でかけつけたと。


その場合、まさに国会内に入れたとしたら、取材より、そのままスマホの配信機能(があるとします)で、「ここからスマホでお伝えします、電池の続く限り!」とやってれば、それは…

そして新聞は公式サイトのトップページに、「現場を取材する記者の『スマホ映像』をそのままライブ配信中です」と固定したほうが…

誠に残念なことに「現場を目撃した記者が送る、腕によりをかけたルポ(夕刊掲載)」より、その時においては報道価値があったんじゃないか???


実際、自分は特番がないことに業を煮やして検索したら、ニコニコニュースで、国会の門前(だったかな?)をリアルタイムで流す画像をとりあえず見ていた。あんがい、絵面は変わらなかったけど(笑)
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ああ、まだ残ってて見られるな。
live.nicovideo.jp





ぶっちゃけ、これまで昭和や平成の新聞記者が現場映像を流さなかったのは、「現場を生中継できるカメラも放送機材も持っていなかったから」という、物理的な制約にすぎない。

しかし、いまスマホを持てば、中継カメラ・放送機材を「否応なく持っている」ということになる。

今回のような歴史的現場に駆けつけることができた、内部に侵入できた…という記者がいたら、それはそれで、それ自体が確かにスクープに値する、称賛すべきことだ。


だが、その後………今後もこんな「現場」が出た時、

スマホでひたすら撮影したり、生配信したほうが、ある意味通常の昭和的取材よりも、客観的に役に立つ報道なんじゃないのか?」
 
「それを新聞社も、公式サイトのトップページに張り付けて『ただいま、韓国ソウルの現場、しかも国会の中から配信中!』と大宣伝すべきだったんじゃないか?」
※本社のほうで、その映像に合わせて解説の文章コメントでも、こちらも動画の解説トークでも自由につけられるわけだし


・・・・・・・・まあこれはあくまでも仮説。そうではない、が正解かもしれない。
その、こたえは。

大配信時代
電波の城

【速報】まず第一段階…朝倉海…計量…クリア!!!!


計量の苦しさ、そして逆にどれだけ余裕があるのかも外側からは想像つかんのだが、やはり、映像で見る限りは痩せこけている感じだ。当たり前か。

そして、ここから、体重を戻す、リカバリーする。

ある意味、それが試合以上に試合の結果を決める天王山かもしれない

朝倉海