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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

朝まで生テレビ、コロナと緊急事態宣言解除受けて…しかし人選がつまらない

朝まで生テレビ!-今回のテーマ2020年5月29日(金)


深夜1:25~4:25
激論!“新型コロナ”緊急事態宣言解除と日本
ド~する?!“新型コロナ”感染症
ド~みる?!緊急事態宣言解除
ド~する?!“新型コロナ”との共生
ド~する?!自粛と困窮する生活
ド~する?!“コロナ差別”と“自粛警察”
ド~する?!感染抑止と社会経済活動
ド~する?!第二、第三波への備え
ド~なる?!ワクチン・治療薬開発
ド~なる?!「新しい日常」と日本社会
“ポストコロナ”の世界とは…?!


番 組 進 行:村上祐子テレビ朝日
寺川俊平テレビ朝日
司   会:田原総一朗
パネリスト:武見敬三自民党参議院議員
長妻昭立憲民主党衆議院議員
田村智子(日本共産党参議院議員
 
荻原博子(経済ジャーナリスト)
小松隆次郎(テレビ朝日報道局厚生労働省担当)
田坂広志(多摩大学大学院名誉教授)
二木芳人(医師、昭和大学医学部客員教授
三浦瑠麗(国際政治学者)

www.tv-asahi.co.jp


良くも悪くも、あれだけ意見対立が多いコロナがテーマで、このメンツじゃなあ。いくらでも補強できそうな人材いるのに。

どうにも抜本的な改革ができないものか、番組に。


このテーマで盛り上がらないようだったら、もう番組としては
どうしようもないんじゃないだろうか

「未来の出版物で歴史改変」…ネタ、なんと『のらくろ』でも、という話〜ジャンプ新連載を機に

少年ジャンプで新連載が始まった。第一話、無料公開中。

この作品を試し読み
第1話 週刊時空をジャンプ!
※無料配信は予告なく終了する場合がございます。

ストーリー&キャラクター
曇天の空に、冷たい雨が刺す。
この夢は諦めよう。そう決意した瞬間だった。
響き渡る雷鳴。
そこには、なんと「未来のジャンプ」が!

週刊少年ジャンプでの連載を夢見る熱き新人漫画家・佐々木哲平。
ある日、彼のもとに「10年後のジャンプ」が届く。
時空をこえた出会いは偶然か、必然か。
数奇な運命は大きなうねりとなって、廻り始める...

時限、逆流!運命、交錯!
来るはずのなかった明日へ――

衝撃のタイムスペクタクル巨編、開幕‼

shonenjumpplus.com

少年ジャンプに「少年ジャンプ編集部」が出てくるメタな展開、
日常にあるものがタイムマシン的な役割を果たす意外性
そこで得られた未来の情報(出版物)で、さえない主人公がチート的な成功(をしそう)
しかしそれを邪魔するライバル
そもそも、他人の作ったものを自分の作品とするのは「ズル」じゃないかという倫理的葛藤
しかし、そうなるとその創作者って誰?というパラドクス・・・・・・・



…ちょっと、葛藤をそのまま書きます。
「なんどめだ。」と
しかし、別のもう一人は、これに対してこういう答えを用意している。
「いま、ジャンプの想定する本来の読者、この雑誌をリアルタイムで楽しんでいる『少年』たちには、最初なんだよ」
と。
イデアには著作権なし。
限られた、珠玉のアイデアは、リアルタイム、現在進行形の作品として、何度でも繰り返されるべきである。
貴方が、そのアイデアに触れた「最初の作品」も、おそらくは初出じゃないんですよ・・・・・


と、いうことで、自分の内なる感情的な怒りは、自分の内なる理性的な説得で、一応鎮火いたしました。
この作品はこの作品で2020年の今、上に描かれたようなセンスオブワンダーを、いま現在の少年少女たちに届けてくれればいいんじゃないか…と思うのであります。


だから、これ以降の話は「批判の材料」ではなく、一種の暇話、へぇというような雑談知識だと思ってください。


未来の新聞を読んで、将軍が敵前逃亡?『のらくろ』劇中落語のSF性。

自分が「未来の情報を得られるようになった超能力者の苦悩(あるいはチート性)」の話で、個人的に真っ先に思い出すのは、とある作品なんだけど、それは最後に書きます。

「未来の作品、創作物をもとに、自作として発表する」ことに関して、
上に上げたような、存在自体のパラドックス(存在の環)、盗作ではないかという倫理的葛藤、世界自体の変化…などなどに関しては

なんかを読んでもらうと、それこそちょうどいい感じで「ひと昔前」の作品を読めるのではないでしょうか。
もちろん、短編としてのドラえもんライオン仮面」エピソードも推奨に値する。
あやうし!ライオン仮面

あやうし!ライオン仮面

  • メディア: Prime Video



しかし…それをさらにさかのぼって…「のらくろ武勇伝」という田河水泡の作品があります。

戦前としては空前の長期連載大河マンガ「のらくろ」は連載が進むと同時に、のらくろの階級も上がっていきます。途中で士官学校にも入ったしね。
島耕作が部長から取締役になったとき、編集長が漫画の中で「出世のたびにタイトルが変わるのは講談社の歴史上、『のらくろ』以来ですよ」と言ったのは有名な話だ。


のらくろ武勇伝はシリーズの後半戦で、当時の日本の中国侵略をデフォルメのかたちで正当化したような描写なども数多く、その種の問題を指摘するときりがない。その一方で、軍部は逆にこの作品がお気に召さず、いろいろな圧迫もあったりしたそうだが、そういう問題とは別にストーリーや描写などを見ると、画力・演出などには円熟味を増し、何しろ敵役のぶたたちがとても愛らしい姿を見せたりする。

そんな中で、のらくろ所属する猛犬連隊は豚の国、というか軍閥の豚勝将軍とのはげしい戦闘を続け、のらくろは負傷入院するまでになる。
そのような激戦の中、彼らを激励せんと、田河水泡の他作品のキャラクターが一斉にクロスオーバー。猛犬連隊の慰問隊を結成する。
その中心人物が、たこ界で啓蒙的開明政策を進めたリーダー、蛸の八ちゃんだ。そこに凸凹黒兵衛やマメザウ(豆象)などが加わり、慰問劇場として劇中劇を繰り広げる。蛸八一座の芝居やウサギの黒兵衛、白ちゃんの漫才、そしてマメザウ演じる落語…
この、落語が、実にどうもSFとしか言いようがないのであります。
内容的には、敵国の主要人物を貶めて風刺した戦意高揚のプロパガンダ性もありつつ、しかしSF。


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のらくろの劇中落語がSFな件 (田河水泡のらくろ武勇伝」より)
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のらくろの劇中落語がSFな件 (田河水泡のらくろ武勇伝」より)


いかがでしたか?(まとめ風)。

しれっと、何の説明もなく「今日の新聞がないから明日の新聞でいいか。」と持ってくる未来的なガジェット。
しかも、そこに書かれている、己の運命。
そして、「未来がこうなるんじゃあ、準備は早い方がいいか」と、その記述に従って行動することで成立する予言の自己成就……

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のらくろの劇中落語がSFな件(これは3枚目のイラストのみ)

なんだよこのSF。なんだよこのセンス・オブ・ワンダー



・・・・・・・・実はこの話、画像で紹介したのはストーリーのまだ半分。このあと後半、怒涛の展開となり、そしてみごとなまでの秀逸なオチがつくのだが…それを紹介したいのはヤマヤマなんだが!!!諸般の事情でそこまではできぬ。
この作品、戦前の作品ではあるが、著者の田河氏は大変なご長命、ご健勝であられた方でね。また、電子書籍その他での再版があることを望みます。
なぜか「蛸の八ちゃん」のとあるバージョン(いくつかあるんです)だけは、国会図書館ライブラリーでネット上で読めるのだけど。それは余談。


田河水泡は、のらくろ=軍国日本のイメージからたいへんに日本風、古風なかたかと思われがちだが、たいへんなモダニストダダイズムとかそういうのと関係が深かった人。
というか、戦前に漫画として「怪獣もの」「ロボットもの」を描いている、それだけで話は分かるな。
m-dojo.hatenadiary.com

そこにタイムパラドックスもののひとつやふたつ追加されても本来的には、ぜんぜん自然な話なのだが、まあ驚く人は驚くでしょう、ということで。



個人的にこれのベストは藤子・F・不二雄「ポストの中の明日」です

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 1

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 1

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ポストの中の明日 藤子・F・不二雄
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ポストの中の明日 藤子・F・不二雄
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ポストの中の明日 藤子・F・不二雄

「未来の知識・情報を生かしてチート」とは別の一潮流、「未来の知識情報をもってしても、歴史は変えられず無力感にさいなまれる」というほうだけど、この「朝の新聞を、姿勢を低くして一瞬脳貧血の状態になってから読むと、日付が明日の新聞が読める」という、マネしたくなるようなリアリティはどうよ。藤子・F・不二雄のせいで壊された机の引き出しが数多いが、脳貧血で朝ぶっ倒れた少年も多かったのではないか。


まあ、そんなわけでネ。
「未来から10年後の少年ジャンプが届いた!!」漫画も、田河水泡藤子・F・不二雄→……と続く系譜、と考えれば(´∀`人)ステキ じゃありませんか。そもそも、まだ連載2回目だか3回目。こっからとんでもなく斬新な展開を見せて、タイムパラドックスSF漫画に光り輝く金字塔を打ち立てる、かもしれないし。がんばってください。

(了)

「織田信雄は(外交官として)優秀で、巨大な勢力を築き始めたので秀吉に改易された」との説(センゴク権兵衛)

最近、ちょっとびっくりした話のメモ。
先週分のヤンマガに掲載された(ヤングマガジン 2020年26号、2020年05月25日)んだけれども、この作品は「北条が敗れる小田原戦役で一区切り」とも聞いていたけど、この後の戦後処理も描かれるそうな。


で、いわゆる宇都宮仕置、小田原のあとの戦後処理は北条家が潰れたり、徳川が関東に転封されるだけではなく……織田信長の次男で、徳川家康と組んで豊臣秀吉に一時対抗、小牧長久手の戦いで知られる(最終的に和睦)織田信雄が…

豊臣政権期の改易から晩年
天正18年(1590年)の小田原征伐にも従軍し、伊豆韮山城攻めから、小田原城包囲軍に転属し、武功をあげる。しかし、家康が関東へ国替えになった跡地の三河遠江への転封を命じられ、父祖の地の尾張からの移動をいやがり拒否したことから、秀吉の怒りを買って改易される。改易されたのは7月13日とされる。7月14日から8月4日の間が正しいのではないかとの説もある[22]。また京都舘に天皇行幸啓のための「内府屋形」を建設中だったのを危険視されたとの説もある[23]。改易後は下野国烏山(一説に那須とも)に流罪となり、出家して常真と号した。

ja.wikipedia.org

これも、一挿話としてけっこう有名なのだけど、たいていは「まあ信雄だからね、しかたないね」「転封を拒否しちゃなー」ぐらいの評価が普通だったのだけど、センゴクの評価はちょっと違う。

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センゴク権兵衛、織田信雄は外交官として優秀だった
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センゴク権兵衛、織田信雄は外交官として優秀だった



織田信雄は外交官(取次)として優秀だった
徳川家康佐々成政が抵抗をやめ臣従する時に功績があった
・対北条外交でも活躍した
・外交で取次をした相手とは、ひとつの派閥を作る
・官位も内大臣と、秀吉に次いで高い
・もし秀吉が逝去したら、彼が旗頭になる恐れもあった
・それを、秀吉はおそれた___


という見立てだ。
これは、おどろきでした(続く)


この前紹介した司馬遼太郎「覇王の家」では、
「不覚人」といえば、旧織田家家臣団のなかでの信雄の異称のようなもののであった

「他とまるでちがった政治的幻覚の中に生きていた」

「その能力はともかく、その将量はぼう大なもので」

「それにしても織田信雄の不覚人ぶりは、一通りではない」

と……、この前センゴク権兵衛の司馬評を紹介したことあるけど、それに勝るとも劣らない2coldなディスのライムでリリックです(言葉の意味はテキトー)。


実際、軍事指導者としての力量の不足ぶりはその小牧長久手で証明済みであり、また家康をほっぽっといての単独講和は外交で妙手だったとも言い難い。

しかし……今回のセンゴクで描かれた話も、またファクトなのである。
「取次で活躍したっていっても、織田信長の子という血統の七光りや無駄に高い官位が役立ったんだろ」
と言われるかもしれない。
しかし、そうであっても結果は結果でね。
ひょっとしたら、軍事外交は苦手でも、平時の外交には才能があったのかもしれない。
タレーランがナポレオンの才能がある必要、必ずしもないのだ。

足利義政も、以前は「足利幕府を滅ぼした無能の将軍」扱いだったけど「そもそも自前の武力も無い条件で、外交能力ひとつで、あらゆる勢力の利害を調整、諸問題を解決し『信長包囲網』を作った外交能力だけで、一代の英雄と言えるのではないか?」と最近は言われております。



しかも、このへんよく分からないんだけど、(友好関係を結んだ)大名と大名の「取次」役になった者は、単なる使いではなくその対象国の政治顧問、コンサルタント、アドバイザー、ロビイスト…的な役割を持ち、その国との派閥を、たしかに形成するものらしいんですね。実際、両国から領地を頂く慣習もあったとか??

戦国大名の「外交」」にそんな話があったはず。

戦国大名の「外交」 (講談社選書メチエ)

戦国大名の「外交」 (講談社選書メチエ)

  • 作者:丸島 和洋
  • 発売日: 2013/08/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


明智光秀本能寺の変を興したのは、明智が取次役だった長曾我部と、織田が断交から武力衝突になりそうだったためで、それはすなわち明智自身の勢力沈下や、或いは失脚の危険まであった…とも言われたり。


もし織田信雄が、あのまま…あるいは転封を受け入れて、大大名としての地位を保ったままで秀吉の死を迎えたなら。
吉法師と名乗った物心つかない時代から秀吉が天下人であり、それを違和感なく受け入れた岐阜城主(名前忘れた)とは違い、関ヶ原に至るまでの仮定で一方の旗頭となったのだろうか。


とはいえ、「そもそも外交の才があったのなら、秀吉の勘気に触れて改易にはなるまいよ」とも言えます。
センゴクは、もともと『動機』の部分で創造的な飛躍(逆に言えばフィクション)を構築するのにたけている。だから「秀吉は外交の才にたけた織田信雄を恐れ、排除したいがために『言いがかり』に近い形で改易をしたのだ」というそもそもが、どれぐらい専門家の主張などにあるのか、わかりません。
少なくとも自分は初めて聞いた話だった。


フィクションならフィクションで、これまたあっぱれであります。(了)


吉田豪vs中井祐樹のトークバトル無料配信。「書評の星座」電子版公開記念だという

www.youtube.com

ホーム社文芸図書編集部
チャンネル登録者数 1560人
【追記】この動画は2020年2月28日に行われたライブ配信アーカイブです。吉田豪『書評の星座』の電子版発売にあたって公開するものです。下記のイベントや予約特典は終了していますのでご注意ください。

書評の星座 吉田豪の格闘技本メッタ斬り 2005-2019

書評の星座 吉田豪の格闘技本メッタ斬り 2005-2019

  • 作者:吉田 豪
  • 発売日: 2020/02/26
  • メディア: 単行本


うーーーーーーーーーーーん、実はコロナで大書店も閉店が続いたこともあって、まだ入手できない。
そこへ電子版が発売された、となるとそれでもいい。本棚のスペースを取らないためにはむしろ推奨されるんだが…格闘技本、他人に貸す可能性もあるのよ。それを考えると、紙の本しかない……

逆に誰も興味なさそうな、自分が読めばいい本は電子書籍で買えばいいんだけどね……そんなジレンマを体験した人はいるのでしょうか。

1、2カ月前に日本のコロナ抑制を習慣(マスク手洗いetc)と絡めて論じるのは「日本SUGEE論だ」と言われてなかったか【備忘】

備忘。タイトル通り。

1、2カ月前に日本のコロナ抑制を習慣(マスク手洗いetc)と絡めて論じるのは
「日本SUGEE論だ」と言われてなかったか


なかったか、と疑問形なのは、面倒かつ、文章としては検索がむつかしいからで、
記憶で言っていいなら、間違いなくそういう批判はあった。

習慣や意識には間違いなく国に差があるわけだが、それを「SUGEE」論とどう切り分ければいいのかなあ、と思ったものでした。



一応(あくまでも一応です)、なんとか第一波か第二波かのコロナ被害を日本が防げたという結果になり、
政府の政策なのか地理的要因なのか、その他もろもろなのか、とりあえず「ファクターX」がある、ということで、いまは様々な仮説を検証する段階なのだろう。


そこで、かつて一度は「こういう夜郎自大な日本SUGEE論は言ってはならぬ」と批判された
「日本の習慣、風習、意識が抑制につながった(※政権の成果ではない?)」がしれっと復活し、逆にことさら大きな声で言われるようになった・・・・という顛末を、後世のためにメモしておく。

コウテイペンギン陛下、昭和基地へ行幸

ぺんぎんだ

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コウテイペンギン昭和基地をご視察(2020年5月)

「明智小五郎はシャーロック・ホームズの息子ではないか」との説。年代的にも辻褄が合うという

蔵書整理で古い資料が見つかったよシリーズ。


蔵書整理中に、集英社が出してるPR雑誌「青春と読書」2016年6月号が出てきた。何か理由があって保存していたわけではなく、偶然だろう。
廃棄処分にしようと思ったが、逆にそうなると、何かメモすべきものはないかと読みたくなる……で、メモすべきものがあった。

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明智小五郎シャーロック・ホームズの息子では?(青春と読書2016年6月号、平山雄一

当時、集英社明智小五郎の登場する江戸川乱歩小説を「発表順ではなく、事件発生順に再構成する」というシリーズを出してたらしい。もちろん、全部の事件に年代が書いている訳もなく、順番はさまざまな資料から推計し、仮説をたてる。これはシャーロック・ホームズものでもよくある試みであり、そちらのほうはある種のコンセンサスがある。

で、その編集協力者だった平山雄一氏…この前書評を書いた「ホームズからシャーロックへ」でも監修を務めた_
m-dojo.hatenadiary.com
※これは計4本ある紹介記事の4本目です。


_このひとが、エッセイでこういう論考をしている。
画像部分だが、以下箇条書きに

明智小五郎が生まれたのは1894年ぐらい(日清戦争の年だね)


・これはホームズが行方不明になっていた時期(「最後の事件」から「空き家の冒険」の間)と符合する。


・「小五郎」は武道「バリツ」を学ぶホームズが、講道館嘉納治五郎から稽古をつけてもらった縁で、”五郎”の名をもらった


・「明智の顔は西洋人みたいだ」との描写がされている。

※例
 ここは明智探偵事務所の所長室です。かべいっぱいの本だなに、金文字の本がビッシリつまっています。その前の大きなデスクにむかって、名探偵明智小五郎がこしかけているのです。デスクの表面は、鏡のように、ツヤツヤして、明智の顔がうつっています。黒のせびろ、薄茶色のネクタイ、れいのモジャモジャの頭、西洋人のような、ひきしまった顔。
 明智は、いま、デスクの上にある卓上電話の受話器を、耳にあてて、何か話しているのです。
www.aozora.gr.jp


ホームズがいわゆる大空白期に日本を含めてアジアを訪れたことは、さまざまな資料でほぼ裏付けがあるが(チベット入国は、本人が告白している)

そこで子供をもうけていたとするなら、また新しい発見であろう。


なお、その後、壮年期の明智小五郎はしばらく消息が分からなくなるが、その時期が「陸軍中野学校」創設時と重なるのだという。


関連書籍情報(ご本人のツイート)

明智小五郎回顧談

明智小五郎回顧談

明智小五郎読本

明智小五郎読本

  • メディア: 単行本