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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

吉田豪「書評の星座」が単行本化。記念で中井祐樹とのトーク会も予定/ゴン格も新刊


書評の星座 吉田豪の格闘技本メッタ斬り 2005-2019

書評の星座 吉田豪の格闘技本メッタ斬り 2005-2019

プロ書評家・吉田豪がベストセラーから超マニア本まで計165冊もの格闘技本を独自の切り口で徹底レビュー。
選手や関係者の名言・迷言の数々から格闘技「裏面史」が浮かび上がる!
ゴング格闘技』人気連載の待望の書籍化。

【書評で取り上げた主な本】
『幸福論』須藤元気
大山倍達正伝』 小島一志・塚本桂子
『風になれ』鈴木みのる金沢克彦
『蘊蓄好きのための格闘噺』夢枕獏
『ぼくの週プロ青春記』小島和宏
芦原英幸伝 我が父、その魂』芦原秀典・小島一志
『U.W.F.戦史』塩澤幸登
『完本1976年のアントニオ猪木柳澤健
『空手超バカ一代』石井和義
『青春』魔裟斗
『男の瞑想学』前田日明・成瀬雅春
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか増田俊也
『覚悟の言葉』高田延彦
『平謝り』谷川貞治
『野獣の怒り』ボブ・サップ
『あなたの前の彼女だって、むかしはヒョードルだのミルコだの言っていた筈だ』菊地成孔
芦原英幸正伝』小島一志・小島大志
『哀しみのぼく。』桜庭和志
『格闘者~前田日明の時代~』塩澤幸登
『真説・長州力 1951-2015』田崎健太
1984年のUWF柳澤健
『ストロング本能』青木真也……etc

特別書下ろしコラムあり!

書評本は、自分は純粋に以前から好きでだいぶんと読んでいるけど、純粋な楽しさとはまた別に「自分が全部は読み切れない本の内容・名場面などを、ざっとでも、断片的にでも知ることができる」という効果もある。
吉田豪氏の本は、ここぞという部分は引用をメインに置くから(仕事が多いので省略化の意味もあるのだろう)、そういう点でもありがたい。


月刊でゴング格闘技が出ていた時は、当ブログとどっちが同じ本をいち早く、しかも読ませどころを抑えて紹介できるか?を勝手に競争相手として想定していた(笑)


しかし、こういう本って何部売れることを想定しているのだろうか。プロレス・格闘技本が一般的な意味で大ベストセラーになることはまれだろうけど、ただ一定の需要は比較的見込めやすいんだろうね。
だから出ているのだと思う……が、それは大体何部ぐらいの相場ペースになるのだろうか。この前、TAJIRI本がその相場を超えて人気がはじけた、という報道があったけど。

今度は「吉田豪」のネームバリューもあり、ニッチジャンルの強みと弱みもありで、どれぐらいの部数がいくかに注目。



イベントの方の予定は

「書評の星座 吉田豪の格闘技本メッタ斬り2005-2019」発売記念 吉田豪さん&中井祐樹さん トーク&サイン会

開催場所 / 開催日時
グランデ(神保町) 7F お問い合わせ

2020年02月28日(金) 19:00~

発券場所 / 発券日時
グランデ(神保町) B1F お問い合わせ

2020年02月08日(土) 10:00~
www.shosen.co.jp

ゴング格闘技は武尊が表紙

GONG(ゴング)格闘技 2020年3月号

GONG(ゴング)格闘技 2020年3月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: アプリスタイル
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: 雑誌

26日、ZST大会。佐野哲也vs平信一がメインイベント

f:id:gryphon:20200124015656j:plain
ZST67佐野哲也vs平信一



というか、メインイベント。

zst.jp


メインイベント第11試合 ZST特別ルール ライト級 5分2ラウンド ※肘あり
平信一綱島柔術) vs 佐野哲也(チームSOS)

このブログには2018年の記録が残っているけど…
m-dojo.hatenadiary.com

同記事には

最後のつもりで頑張ります。

のひとこともあるが、これは実際にも本人から聞いている。
社会人の転機や区切りは「年度」であることも多い。3月11日は、まさに2017年度も押し詰まった時期だ。
もちろん、スポーツ選手は怪我が慢性的だったりするので、たとえば”引退”したあとじっくり怪我を治すと現役最後より体調がよくなり強くなる、などのことは普通にあり、そういう時に「じゃあまたやってみるか」というのも、ごく普通の感情であり、現象である。
だから「のつもり」という不確定要素を残しているのだと思う。
ただ「のつもり」であっても、佐野選手が「最後のつもり」で戦うことは間違いない。


そんな、試合。東日本大震災から7年目の3月11日でもある。
時代は、いやおうなく、動く。


と、たいへんにエモい文章がつづられており、その後、一説には佐野選手のもとに「長い間の激闘お疲れさまでした」という、記念の贈り物が届いたとか届かないとかあるのだが、その2年後に日本で屈指の老舗団体になったZSTでふつーに総合ルールのメインイベントを貼っているとは、当時のだれが知ろうか。
しかし大仁田厚の記録がある以上、クレームのつけようがない。


それはそれとして。
試合のみどころ
公式メディアがとかでなく、手作り感満載で盛り上げていくサイドストーリー

blog.livedoor.jp
……ZSTアウトサイダーの対抗戦が組まれた2010年の「THE OUTSIDER 第13戦」で、私は初めてその選手を見ている。

しかしながら、その時の私はZST側の選手、ライダーや奥出雅之選手を応援しに行ったのであって、その選手に関しては、あくまでも濱岸正幸選手の対戦相手という認識しかなかった。

なぜ、その時の私には、躊躇しか無かったのか。

はたして理由を考える必要があるだろうか。

考えるまでもなく、私はその選手に対してビビッていた。なんせ、ワルの祭典「THE OUTSIDER」を代表する選手だ。間違いなくワルである。少なくとも普段はメガネをかけているから、視力的なものはワルであろう。そして大胸筋がでかい。なんなのだ、コレは。絶対、プロテインとかに合法的に手を出しているに違いない。デカくてワル。そんなの初期型「山のフドウ」じゃないか…

そういえば、フドウも一度鎧を封印して引退したが復帰したファイターである。

‥‥2019年。佐野選手は戦いの舞台に戻ってきた。そして、ZSTという場所を選んだ。…(略)。。自分の選手としての価値を高める事だけが目的であれば、ZST以外の選択肢もあったはずだ。

なぜZSTだったのか。そこに平信一選手がいたからだ。

平選手と藤巻選手との試合で、佐野選手は平選手の中に「意志力」の強さを見た。

もしかしたら佐野選手は、平選手に対し何らかのシンパシーを感じたかもしれない。或いは、ただただ単純に憧れたのかもしれない。

そして同時に、“この意志力の強い平信一という選手に、佐野哲也という選手をぶつけたらどうなるのか”と考えてしまったのではないだろうか。


なんだ!すごい因縁の、歴史的な試合に見えてきたぞ!!
www.youtube.com




しかしZSTも本当に長く続いている。

当初の矢野、所、今成らやリトアニア勢まで登場しての個性的で世界的なスケールからは縮小したけど、その縮小の結果、末永く続くシステムが構築できたんじゃないか、という気がする。そこで独自ルールによる発展あり、王者のメジャー団体出場あり、アマチュア発掘ありなのだから、実によくできているじゃないか。

昼にSWATがやる。


zst.jp


惜しいのは、以前からGAORAと縁があるせいか、これだけサンタクロースのように気前よく放送権をアレしているabemaTVとZSTは縁が無いことだ。
今回の試合も、abemaTVで配信されていればねえ……


もうひとつ この記者会見が(グダグダで)すごい!

www.youtube.com

「やっぱり…自分の…もう…信じた…実力で…もう、そこはもう、真っ直ぐに…もう…もうしかめて(?)行くしかないと思うんで…とにかく…もう自分であるライダーに分かっているのは…もう、あきらめずに…もう進むしかないと……」
要約するなら、「これからもライダーは全力で頑張るので、よろしく頼むぞ!」という事なのであろうが、恐ろしいまでに言葉に詰まるライダー。そして結局、話を纏めきれなくなったか、

「…もう進むしかないと……ハイ!」

(略)

「今回は無事に…もう、試合にもう、勝ったら勢いを…よく…止まらずにして…もう、行きたいと思うんで…とにかく…まずは…ズ、ZSTの…チャンピオンを…なる事が目的だと思います。しかし…まだ…まだ強い選手もいっぱいいるんですけど、とにかく自分が勝たなければ…何もできないんで…そこは、あくまで…ライダーとしての…勝つ事が…目標なので………以上です」
blog.livedoor.jp

「ウェイクアップ…ちょ…怪人として!!」

ここで周囲から、それ、ウェイトアップじゃね?」という、ささやかなツッコミが入る。

パンクラスとONEの提携関係が解消????

パンクラスより2月16日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase312より3分✖3R制が廃止され、全試合が5✖3R制が敷かれるという発表があった。
(略)
これにより5分✖3Rとなるわけだが、今回の変更に関しては、リリース内には「ユニファイド・ルールをより意識し、全選手が試合を想定した練習を統一で行え、最終的には選手レベルの向上につながることを願っています」という一文も書き記されている。

これはもう正式発表はされていないが、パンクラスとONEの提携が解消されることを意味していることは間違いない。最近では酒井正和代表がSNSでも十分にONEとの契約解消を匂わせるUFC観戦、上海行きという行動がアップされている。

さらにいえば2020年に入り、パンクラスの大会名からSupported by ONE Championshipというフレーズが消え…

mmaplanet.jp

パンクラスというか酒井体制はこういう連携提携の「手数」が多く、そのうちのいくつかは何の実質的な意味合いも持たず終わっていた。
それはそれで、トライ&エラーでいいんだが、それによって自分のところがルールなどの基幹まで朝令暮改になったりすることは厳につつしむべきである。



ただ、

パンクラスUFC(北米)、修斗→ONE、DEEP→RIZINという色がJ-MMA界で明確…

になるならいいことだ。UFCは提携しなくても、どこからでも王者を引っ張れる感はあるけど(笑)、明確にフィーダーショーであると位置づけられる団体があるのもそりゃ便利だし。

大衝撃!!!マガジンWALKER終了…4月からは『BOOK☆WALKER』って、怪しいなあ…

マガジン☆WALKER サービス終了のお知らせ
平素よりマガジン☆WALKERをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

2016年のサービス開始以降、雑誌・マンガ誌の読み放題サービスとして、運営してまいりましたマガジン☆WALKERですが、2020年3月31日(火)をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました。
サービス終了に際し、皆様には多大なご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。

(略)

※2020年3月31日(火)をもちまして、すべての機能が停止いたします。
※2020年3月31日(火)以降は、App StoreおよびGoogle Playからアプリをダウンロードできなくなります。
なお、4月1日(水)から「BOOK☆WALKER マンガ・雑誌読み放題」(月額760円~・税抜、4月1日~5月31日の期間は月額500円~・税抜)をBOOK☆WALKERにて、新たな読み放題サービスとして展開してまいります。マガジン☆WALKERとは別サービスとなりますため、会員情報を引き継ぐことはできません。新たに会員登録いただき、



magazinewalker.jp

順調に進んでいるなら、サービスを終了して新サービスになんかしないわけで、現状では回らなかったんだろうな。

そして、このあとはリニューアル、新サービスと言って、読めるコンテンツが減るか、徐々に料金を値上げかするんだろ???

まあ、その被害が少ないことを祈るわ。

はじまったときは、希望に満ち溢れ・・・
prtimes.jp

木多康昭先生「喧嘩稼業」創作秘話。「工藤の初期設定(無痛無感症)に待ったがかかり、2回戦は全面直しを余儀なくされた」

まず「〇〇はパーだから」という表現は使えなかった、という話から。





そこから連想して、ということだろうか…

「今まで一番困ったのは、工藤の初期設定への待った」






「先天性の〇〇」は、いろいろ編集部的には厄介なのだろうか…でも・・・?

おそらくは、これまでの格闘技もの…だけではなく、たぶん白土三平の忍者ものからあったネタの一つで、「漫画的な、キャラクターの戦闘力や超能力じみた特殊能力を『先天的な特異体質(一種の病気)』という設定にする」というのが、今、ちょっと編集部から待ったがかかりやすくなっているんだろうか、と推測する。

全面NGじゃないと思うよ。相撲の横綱の「筋力が異様に強い」というのもナントカカントカという先天性の体質ということにしてたし、ほかにも短期記憶が失われる人も出てるし。
そもそも「無感無痛症」だって、田中芳樹原作・荒川弘作画で講談社の中では売れている作品のひとつである「アルスラーン戦記」に、シンドゥラでの神前決闘のダリューンの相手として登場したしね。
しかし色々、むつかしいもんだね…


ただ、さらに推測すると、だから「連載やーーめた」になっただけじゃなくて、単純に休みたかったのも理由なんじゃないか、とも邪推する(笑)

まとめあり
togetter.com



twitter.com


喧嘩稼業(12) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩稼業(12) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩稼業(11) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩稼業(11) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩稼業(10) (ヤングマガジンコミックス)

喧嘩稼業(10) (ヤングマガジンコミックス)

RIZIN、今後の展開をいろいろ模索…しかしマネル・ケイブがまたもや!




石原夜叉坊の名前も定期的に浮上するけど、その前にUFC帰りで「金原正徳」がいたか!!
ビクター・ヘンリーとやるともなれば盟友所英男の敵討ち、ともなる


ネルケイブ、自主的営業活動


モハメド・アリからコナー・マクレガーまで、一貫した事実として、「マナーよく紳士的に相手を称えるより、罵りからかい挑発した選手の試合をファンは見たくなり、プロモーターも選手も儲かる」がある。
であるなら、ケイブがこうするのはいい悪いでいうとあまり好みではないが、自然の振る舞いである。
だが性に合わない人間は合わない。彼は才能があるのだろう。

「あなた達のお尻を叩く父親になりましょう」はネイティブ言語じゃないのに、いい煽りであった。
あとはバンタムとフェザーの間のパワー差を埋められるか?だが、減量の状態によっては階級あげて調子がよくなったりもあるしな。


しかしまあ、UFCやONEの選手の名前を挙げなくてよかったよ(笑)


そして、リプでこの画像張ったやつには笑った


マクレガー劇勝を呼んだ「肩パンチ」。単体の威力以上に「相手が意識してない場面の攻撃」がいかに有効か、なんだろうね

コナーマクレガーの試合、当然ながら自分も唖然としながら1ラウンドで終わるこの”ショートショート”を眺めることになった。
ま、もちろんあの notorious の打撃が入れば短期決戦で終わることは可能性としてはあったが…何より驚いたのが最初に試合の形勢を傾けさせた「肩パンチ」だった。


肩パンチ。
自分は郷野聡寛か、マリオ・スペーヒーが元祖だったんじゃないかなー、と思っているんだけど、この辺は観測バイアスもあるし「私的にそうだった」とだけ言っておきます。 GO のはスタンド(コーナーでの膠着状態)で、スペ―ヒーはグラウンドでの膠着状態で…どちらもお互いが手の動きを封じあっている状態から放つものであった。
ただ、これはそういう両方が手の動きを止めあっている時に「やらないよりマシ」「判定でちょっと有利になる」ということだけで放っているようなもので、 これが大きなダメージに直結するというイメージはなかった。
ほら、プロも「あなどれない」とは言いつつも『セコ技』だと(笑)

コナーの肩が爆発的な「パンチ力」を持っていたかというとそうではなく、要は相手が「意識していなかった」時に放つ技がいかに衝撃力が大きいかということだろう。
木村政彦も「力道山の空手チョップは(八百長の約束があった)自分が完全に油断している時に頸動脈にガチで入れてきたので、大ダメージを受けてしまった」と語っているし、交通事故であっても…一瞬だけ「あっぶつかる」と思って肩をすくめるのと 、そんな意識がなくて後方から突然ぶつかられた時のむち打ち的ダメージが違うのも同じことなんだろうな。

だからバキのトーナメントで、プロレスラーの猪狩と戦った時に、猪狩が「プロレスラーは覚悟の量が違うんだ」と言って、通常の攻撃では無類のタフネスを誇っていたのに、バキが「相手の意識の外から繰り出す”見えないパンチ”」を放った時には一転して大ダメージを受ける…… という展開が描かれたのはさすが、さすがだった、と今回の UFC を見て改めてそう思ったりしたのでした。

この「意識していれば、耐えられる」というモチーフは今やっている大相撲編でも登場してましたね。

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バキ道4 板垣恵介 相撲