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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「日韓」の「表裏」を体現した男の、栄光と孤独…「殺しの柳川 日韓戦後秘史」(竹中明洋)を読む

最近出たノンフィクション「殺しの柳川」について本格的な書評レビューを書きたかったんだけど、ままならないまましばらく手放す(友人に貸す)必要が出てきたので、とりあえず感想を箇条書きでメモしておく。

在日に愛され、在日に憎まれた男の真実

最強の「在日ヤクザ」と称された柳川次郎は、1969年に柳川組を解散すると日韓の架け橋として両国を行き来した。全斗煥時代には政権中枢に影響を及ぼすも、民主化とともに力を失い、志半ばで1991年に没した。

柳川が堅気となった後半生は、これまでほとんど語られたことがなかった。暴力的なイメージゆえに、日本人社会だけでなく在日社会からも白眼視されたからである。日韓戦後史のなかで異彩を放った男の本格評伝。

【編集担当からのおすすめ情報】
柳川次郎の人脈は表に裏、右から左まで、多岐に及びます。大山倍達梶原一騎金大中司馬遼太郎、田岡一雄、田中角栄、朴正煕、町井久之ら故人との知られざるエピソードはもちろんのこと、許永中氏や山根明氏など存命者の証言も多数収録しています。人と人の繋がりが国家を動かしていた時代を体現していたのが柳川次郎です。そんな時代はとうに過ぎ去りましたが、冷え切った日韓関係を解きほぐすヒントは、きっと本書にあるはずです。ノンフィクション好き必見です。

・「殺しの柳川」とはここでも何度も紹介した梶原一騎「男の星座」に出てきた印象深いヤクザの親分である。実際山口組全国制覇の足がかりになった、同組傘下の先鋭的な武装派集団である。

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「男の星座」、殺しの柳川こと柳川次郎

m-dojo.hatenadiary.com


・ただしボスである柳川次郎は意外と言うか何と言うか、ヤクザから最終的な足を洗い、組は解散し…一応は「表の人間」として、日韓の外交問題、スポーツ興行、在日支援、政治活動…などを行った。



・分量的にもこの本は、実は表題にある「殺しの柳川」がそのまま通じる現役時代の話ではなく、実は 柳川組長が曲がりなりにも足を洗ってからの時代のことがメインである。
実際読んでみてもそちらの方が圧倒的に面白かった。



・そもそも自分が知っている柳川次郎のはなしは、ほぼ100%梶原一騎「男の星座」の話である。ところがご存知の通り、男の星座は梶原一騎が五十歳という若さで急逝したために、たった9巻の未完に終わっている。当時は柳川も存命でバリバリの活躍をしていた。
とてもとても、男の星座であってもその後の柳川組の運命は、書ききれなかったのではないか。



・そして元々、あそこで描かれたような話は梶原オリジナルも多いけど、何と言いますか「極道ウォッチ界隈」では非常によく知られた伝説的な”お馴染み”のエピソードも多いらしい。そうするとどこからどこまでが事実であるかも、またどこまでが「梶原一騎ストーリーテリングの凄さ」と位置づけるかも詳しい人でないと分からないかもしれない。自分はその種の戦後ヤクザ伝説については全く疎い。



・柳川次郎が言うには、 組を解散したのはある在日の少女が新聞に投書したという「柳川組のために在日が悪いイメージに見られて悲しい」といった文章に動かされたからだ…とのことだが、その投書が実在するかどうかにしてから、未だに明らかでないという。



・ただ、最初の本当に弾丸や刃物が飛び交うヤクザ抗争以上に、柳川の組解散後の…一応の「カタギ」活動の方も、ちょっと活劇風である。



・というのは、柳川は否応なくその後「朝鮮総連から繋がる北朝鮮金王朝」と「民主化以前の荒っぽい韓国軍事独裁政権、そこからつながるKCIAの対日工作」 がせめぎ合う在日社会で、主に韓国側と日本側の、まさに「表と裏、光と影」を繋ぎ合わせる仕事をしてきたからである。



・ぶっちゃけこの1970年代から80年代前半…つまりまだ韓国が本格的な民主化に至っていないころ……の朝鮮半島の「南北対立」は、朝鮮総連と民団の、実にどうにも陰湿でやりきれないほどの陰謀と中傷、傘下の在日集団に対する監視と圧力のオンパレードになる。
※本当にこの作品の長文書評を書くなら、自分としてはその部分に焦点を当てて詳しく紹介していきたいと思う。




・何しろ、ちょっとでも総連の意に染まなかっただけで
「この行為たるや南朝鮮字と民に対する義理も捨て、売国売国行為に躍起となっている全斗煥徒党に阿附屈従して生きていこうとする愚かな妄想でなくて何であろう」だからね。
そしてそれに対峙するKCIAも、 例えば統一教会の影が見え隠れ…と書くべきところであるが「見え隠れ」どころか、隠れてない(笑)。そこに極真空手とか、笹川良一とか、韓国プロ野球界と張本勲・野村監督とか、政界では亀井静香とか、中山正輝とか、麻生太郎とか(出てくるんだよ!!)…



・例えば、全日本空手道連盟に参加するかどうかで、 笹川良一大山倍達がもめる。また別のところでは大木金太郎(金一)と、大山倍達がもめる。
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統一教会の内部で、天皇に仮装した日本代表が文鮮明教祖に跪く儀式があると暴露され、統一協会と右翼がもめる。アントニオ猪木新日本プロレスだが金銭的に困窮する(笑)



・こういうところに柳川次郎が登場して、丸く収めると言うか、四角いものも三角のものも無理矢理丸くして収めてしまう (笑)
しかしそれがいいことなのか悪いことなのか……特に、日韓関係や南北関係が高度な政治問題となると、さらには韓国が軍事政権から民主政権に切り替わっていくと、その国際政治は柳川次郎のスケールをついには越えて行ってしまう。
そうなってくるとそこには、裏の世界から表に出ることを夢見て、それが叶わない在日社会のボスの寂しげな挫折の姿がのこされていく……




・最後に、ちょっと印象に残った複数のエピソードを、詳細ぼかしつつ記録しておく。

◆柳川と、ある超有名な文化人は、ある用件で出会い、短期間で意気投合したという。その文化人の中でも屈指とされる文学作品は、柳川の力あって初めて完成したと言ってもいいくらいなのだそうだ。(さて、どこの誰だと思いますか?)


◆柳川に協力して韓国でのプロレス興業を大成功させた新日本プロレス新間寿はその興行後、挨拶に訪れたが、柳川から「世話になった」「これは猪木の奥さんに」といって500万円やダイヤの指輪を渡されそうになる。あの「過激な仕掛人」も、この人からこれをもらっては、 後にどうなるかわからないので固辞したのだが、あっちの世界の人間から「もらうことを拒否する」のもそう簡単にはいかない。一計を案じた新間は「では、その代わりに…」とあるお願いをするのだが(この話は非常に印象深いが、あまりに「出来すぎてる」感もあり「まあ、新間の言うことだからな」とも思わないではいられない…)


◆そうやって新日本プロレスの協力も得て韓国でプロレスは大人気になり、金一は、朴正煕大統領の大のお気に入りとなる。ご存知の通り、この世代の韓国の指導者は、愛憎を含め、否応なく日本とのかかわりは深いし、植民地教育の関係で日本語も当然のように話せる。
KCIAの中でも、柳川とよく飲んだある男は「俺は韓国の坂本龍馬」が口癖だったと言う。


◆ところが、同じ日本語世代、日本の士官学校世代である後の大統領・全斗煥だが、同じプロレスを見て朴正煕大統領に「閣下、こんな八百長の格闘技のどこが面白いのですか」と言うド直球の質問をしてしまい、えらく朴大統領から叱られたそうだ。
もしこのことが尾を引いて、朴大統領がもっと長く存命だったら、全斗煥がその後クーデターを経て韓国の大統領に就任することもなかったかもしれん。最も世界に影響を与えたかもしれない「プロレスヤオガチ論争」は、韓国で発生していたのである(笑)なお全斗煥政権は、韓国プロ野球の旗揚げに尽力し、そこに張本や野村らを通じて、柳川が関わったのでした。

【本格紹介ができるかわかりませんが、ひとまず(了)】


最後に余談だが、この本の取材にも協力して証言を残している町田貢(駐韓日本大使館勤務で諜報活動に当たった)は、こんな本もかいている

「超ハイテク機械に慣れっこのルパンが、今更ドローンに手こずるって」みたいな話



パート6の「第0話」のことですかね。次元大介の声優交代が話題となりました。

今月、青木真也の試合見るためにabemaTVプライム会員になってたから、後から見ることができた。
abema.tv

多少、意識はしていて「本気を出せばドローンもやっつけられるが、無機質な機械の群れに最初は『やる気』が出なかった」という描写をしていて、それがサブタイトルの「時代」と合わせて、次元大介が古き良き価値観を持ち続けた”化石”であることを強調する演出になっており、それが退任する老声優へのはなむけでもある……

というわけですが、いろいろな工夫をしつつも、ルパンとかになると「今回Aというやつに苦戦してたけど、以前のB回ではそれ以上の…を苦も無くやっつけてたじゃん」みたいな話も出てくる。

逆にいまは一国の武力を上回るほどの「超絶無敵」のキャラクターが、初期では麻酔銃に倒されちゃったりとか…誰のことだッッ

guardsoku.blog.jp



この種の、設定上の強さや弱点を平均して保つのは難しい。

…という話のことなら、わたくしはやはり「魁!男塾」の最終エピソードを推します。

最後の最後のラストエネミーが、「ただのヤクザ事務所」でなんか納得すると思ったのか、作者の宮下あきら氏は。




『性的指向と性的嗜好は別物』は、ファクトとして正しいのか?~あらためて調べると……

きのう、10月24日に、1日のかなり長期間にわたって、はてなブックマークのトップ記事だったこれ
togetter.com

b.hatena.ne.jp

本筋から直結するのか枝分かれした議論かはともかく、この中で、こういう話が出てた。

大田区議会議員「リョナ、良いじゃあないですか。TPOはありますがね。私は好きですよ。」リョナ=主に女性虐待拷問コンテンツだが大切な『表現』だ。

性的指向性的嗜好を混同してるブコメがある。/リョナは耐性ない人はトラウマ級なので良くないと思う。聞きたくない性癖を聞かされるのはセクハラ、同感。ひっそりと楽しんでる人にも迷惑かけてる。

2021/10/25 03:27
b.hatena.ne.jp

大田区議会議員「リョナ、良いじゃあないですか。TPOはありますがね。私は好きですよ。」リョナ=主に女性虐待拷問コンテンツだが大切な『表現』だ。

性的嗜好性的指向に医学的な差違はないんですよ。政治的に正しくないから同性愛は性的嗜好から性的指向に言い換えられただけです。/私は同性愛者ですがといわれたときと同じ反応でないと差別でしょうね

2021/10/24 12:42
b.hatena.ne.jp


大田区議会議員「リョナ、良いじゃあないですか。TPOはありますがね。私は好きですよ。」リョナ=主に女性虐待拷問コンテンツだが大切な『表現』だ。

<a href="/kihiketufuwabe/">id:kihiketufuwabe</a>氏が仰っているように、性的嗜好性的指向に本質的な差異はなく、両者を分かつのは、単に政治的なご都合主義というだけです。なので、積極的に同性愛を引き合いに出しましょう。

2021/10/24 18:06
b.hatena.ne.jp

この辺の議論があるのは知ってるけど、今医学的・科学的なファクトとしてはどうなるねんね?たしか5,6年前に話題となったはずだ…というか「はてなキーワード」もこの定義でいろいろ騒がしかったはず…

検索してみよう。

伊万里市民図書館のレファレンスが、この質問をされ、なんとか回答している。リスク高いおしごとよのう


提供館
(Library) 伊万里市民図書館 (2310016) 管理番号
(Control number) 伊万里市民2015-8
事例作成日
(Creation date) 2015年09月19日 登録日時
(Registration date) 2015年09月19日 11時34分 更新日時
(Last update) 2015年11月17日 11時11分
質問
(Question)
女性学から見て、「性的嗜好」と「性的指向」の表記の違いは何か?
回答
(Answer)
性的指向」は、どのようなジェンダーの者に性的な要求や恋愛感情が向くかという方向性。
おおまかには「異性愛」「同性愛」「両性愛」に分けられる。
「志向」や「嗜好」ではなく、「指向」というという字を使うのは、
人を好きになる感情は、自ら選んで「志す」ものでもなく、趣味や好みの問題でもないため。

性的嗜好」は、さまざまな性の好みを意味する。
回答プロセス
(Answering process)
女性学関係の書籍の用語辞典などを探す。
また、性的マイノリティの表記に関する論文などを探す。
事前調査事項
(Preliminary research)
厚生労働省法務省も「性的指向」の語句を採用している。
crd.ndl.go.jp

これをベースに、肯定論・否定論

jobrainbow.jp

cakes.mu

ameblo.jp

girlswalker.com

togetter.com

macska.org

togetter.com


いま、リンク張ってるだけで実際は流し読み程度…なのだが、そんななかで、こんな記事が目に留まった。

wezz-y.com

ダイバーシティは「取り戻す」もの 差別の歴史の中で生み出された”性的指向”と”性的嗜好”の違い


筆者も影が動く理由を「地球が自転しているから」と書いてバツをもらったことがあり、腑に落ちない気持ちになったのを覚えている。小学校では影が時間とともに動く理由を低学年で「太陽が動いているから」と学び、そのあと学年が上がってから「地球が自転しているから」と学ぶようだ。

 教育現場だって、子どもの成長度や理解力を真剣に考えてこうしているのだろう。単に「間違ったことを教えている」と非難することはできない。一方で、たまたま高学年で学ぶことを知っている児童にバツをつけることが正しいのかどうか、意見は分かれるだろう。

ん……これがマクラになっていること自体、なにやら剣呑な予感が……

…「性的嗜好ではなく性的指向」というのはつまり、特定の性的行為などを好むかどうか、特定のフェチシズムがあるかどうかなどを表す「嗜好」とは違い、同性愛、両性愛異性愛はもっと根本的な、人がどの性別に対して性的関心を向けているかに関する分類ですよ、という主張である。「たかが“趣味”なのに差別とか大げさだよ」と思う人がまだ多くいる現代社会において、この「性的指向」という概念は確かに有効なのだろう。

 しかしこれは、人間の性や、それが社会でどう解釈されているかなどについて学術的に研究する分野(ジェンダー研究、セクシュアリティ研究、クィア理論など)の勉強を進めていくと、必ずしも正しいとは言えないものだと知ることになる。つまり性的指向」という概念は、「影が動くのは太陽が動いているから」と同じように、これから学ぼうとしている人たちが理解しスムーズに次のステップに進む、そのために学習の初期段階に配置されているものなのだ。

 では、勉強を進めたときに見えてくる性的指向についてのより深い解釈とは――つまり「地球が自転している」にあたる部分とは――何なのだろうか…(略)なぜ「性的指向性的嗜好と違うんだ」という主張が行われているのだろうか。性的指向が歴史上ある時期に発明された「人間の性に関する一つの解釈」に他ならないのであれば、嗜好も指向も同じではないか。しかしこれにはいくつか理由がある。


ここから、氏は3つの理由を挙げている。箇条書き化する

・一つめは、同性愛という「性的指向」概念がいかに近代の産物であったとはいえ、私たちはその近代の延長線上に生きており、その「性的指向」概念に基づいて差別を受けているからである。

・二つめは、たとえ差別を目的とした不当な分類だとしても、同性愛「者」としてカテゴライズされた人たちはそのカテゴリーを逆手に取り、あえてそのカテゴリーを受け入れアイデンティティーにすることで、「差別されている」という共通点を軸にサブカルチャーや社会運動を生み出してきたからである。

・三つめは、同性愛という「性的指向」の概念こそ未だに私たちの人間の性についての解釈の基盤になってはいるが、それを踏まえた上でどう判断するかの価値観が変わってきているからである。


ふーむ、わかるようなわからないような。

医学機関とかが、この種の「定義」を社会状況に合わせてけっこう変えてくるので、さらにわからなくなる話。


なんどか例に挙げたけど、「げんしけん」セカンドシーズンで登場する男性は、女装してるけど性自認は男性。
なので、着替え場所として女性トイレを使ったときは大いに先輩らから怒られました。


しかし、これが生物学的には男性だけど、性自認は女性だったり、いわゆるトランスジェンダーとして女装していたら、トイレを使うのを怒る先輩の方が怒られる・・・・・・・のだよね?

フランス大統領選、台風の目の「ルペンより、さらに右の論客」とは?25日午後10時、BS1で特集

国際報道2021 フランス大統領選 極右の論客支持急浮上

[BS1] 2021年10月25日 午後10:00 ~ 午後10:40 (40分)

ウズベキスタン大統領選挙 国の安定維持は▽オーストラリア ロックダウン中の障害者支える音楽療法※SDGs企画▽最新の国際ニュース ※変更の可能性あり

フランス大統領選 極右の論客支持急浮上
初回放送日: 2021年10月25日

ウズベキスタン大統領選挙 国の安定維持は▽オーストラリア ロックダウン中の障害者支える音楽療法※SDGs企画▽最新の国際ニュース ※変更の可能性あり

大統領選に正式に立候補していないにも関わらず、世論調査で3位に急浮上の評論家、エリック・ゼムール氏。現職のマクロン氏、極右政党のルペン氏に次ぐ形で、「Generation Z」という若者グループの支持を集め急浮上してきた。支持者に共通するのは既存の政治家や政党への失望、またゼムール氏の「移民に厳しい考え方」に共感を示している。半年後に迫る大統領選の行方を探る。

10月25日(月)午後10:00ほか 放送予定へ
www.nhk.jp

以前にいくつかのツイート…国際報道に携わる人たちを多くフォローしているので、見知っていた。




まとまった記事も、時事通信がかいている。
面白いもので、立憲と共産の選挙協力の、反対のような状況で、ナショナル・ポピュリズム運動のマリーヌ・ルペン氏は、それよりさらに過激なゼムール氏によって支持者が分散し、そのせいで勢いが落ちているのだ。

ルペン氏、決選進出に暗雲 新たな極右候補浮上―仏大統領選

 【パリ時事】来年のフランス大統領選でマクロン大統領(43)と共に決選投票に進むとみられている、極右政党「国民連合(RN)」を率いるマリーヌ・ルペン氏(53)の支持率が下落している。代わりに支持を集めているのは、ルペン氏よりもさらに極右的と評される無所属の政治評論家エリック・ゼムール氏(63)。ルペン氏より強力なマクロン氏の対抗馬になる可能性がある。


 ルペン氏は実父ジャンマリ氏(93)が土台を築いたRNの人種差別的なイメージ払拭(ふっしょく)に努め、ソフト路線に転向する「脱悪魔化」を進めてきた。今年4月の世論調査で、一時は若者の間でマクロン氏を上回る支持率を得たものの、6月に実施された広域地方自治体「地域圏」議会選でRNは惨敗した。専門家からは「軟化戦略は逆効果だった」と指摘する声が上がった。
 反イスラムで知られるゼムール氏は保守系フィガロ政治記者などを経て、テレビのコメンテーターや作家として知名度が高い。寛容な移民受け入れ政策に反対し、9月28日にはツイッターで「40年間移民を拒否してきた日本がモデルだ」と主張した。過去には人種差別的発言で物議を醸したこともある。
 経済誌シャランジュ(電子版)が9月28日に報じた世論調査によると、大統領選初回投票でマクロン氏に投票すると答えたのは約23%。ルペン氏は16%で、6月初旬の28%から大きく後退した。一方、6月上旬に出馬の意向を示唆したばかりのゼムール氏は今回急浮上し13%を……

www.jiji.com

そして状況はさらに進んで

【パリ時事】フランス紙ルモンドが22日に報じた来年の大統領選に関する世論調査結果によると、無所属で極右的主張が話題の政治評論家、エリック・ゼムール氏(63)が16%の支持率を獲得し、24%のマクロン大統領に次ぐ2位につけた…
www.excite.co.jp

ただ、フランス大統領選は「決選投票制」である。これでゼムール氏もルペン氏も決選投票に出られず、マクロンvs別のXで決選投票となるならまた別だが、どっちかが対抗馬になるなら、組織の融合や正式な協定などなくても、最後は大きな塊の”連合”が自然と生まれるのがこの制度の玄妙さ。


さてどうなるのでしょう。
本日夜、番組ではどう語られるか。

ほかに「ゼムール」でSNSを検索してみると…

news.yahoo.co.jp



なんと「フランス黄巾の乱」こと黄色いベスト運動を「絶対に正しい」と支持する立場(ナショナルポピュリスト的にはそうなるんだろな)



mainichi.jp
mainichi.jp



ヒョードルが勝利した。(ベラトール)



その勝利以上に、いま(24日午前10時半現在)、ツイッターのトレンドに浮上していることに感慨深い。「60億分の1、地球最強の男」と言われた彼の名前は、まだ深く刻まれているようだ。

もちろん16秒でKOしたというのは、衰えた結果「当たれば勝ち、当てられれば負け」のメガトン戦術になってしまっているから、という面もある。
全盛期の力がないことは間違いない。

だが、それでもうれしいニュースでした。

「やりたい人がやるだけで、反対の人はしなければいいだけ」の論理が適用されるものとは。夫婦別姓、あるいは着床前診断。

不妊治療の着床前検査を条件付き容認 日産婦、反復流産など対象


 体外受精させた受精卵の全染色体を調べて異常のないものを母胎に戻す「着床前検査」について、日本産科婦人科学会(日産婦)は23日、不妊治療に一定の有効性があるとして、反復流産の女性などに限って導入する方針を明らかにした。不妊治療として条件付きで認めることになる。今後、実施施設の要件や対象者の範囲などを検討する。

news.livedoor.com

出生前診断より、少し早いことで、「生命とはどこから生命なのか」といった議論にも繋がっている着床前診断


これに対して、考えたことは題名の通り。

・賛成の人がやるだけ。反対の人は、自分達がしなければいいだけ。
・そういうことに反対し、やりたい人を制限する理由はない

いわゆる、選択の自由とか愚行権の話で、近代はこれが適用される範囲を拡大していく歴史だった。(それを「やりたい人がやるだけで他人には影響しない、といっても伝統とか常識があるだろう」で規制してるのが非近代)



よくここでも、ほかのところでも引用される、NZ議員の同性婚賛成演説だが、言うまでもなくこれは同性婚に限らず「やりたい人がやるだけで、やりたくない人はしなければいいだけ。他人には関係・影響がないもの」すべてを擁護する普遍性のある演説内容なのです。

…私は約束しましょう。水も漏らさぬ約束です。明日も太陽は昇るでしょうし、あなたのティーンエイジャーの娘はすべてを知ったような顔で反抗してくるでしょう。明日、住宅ローンが増えることはありませんし、皮膚病になったり、湿疹ができたりもしません。布団の中からカエルが現れたりもしません。明日も世界はいつものように回り続けます。だから、大騒ぎするのはやめましょう。この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。

www.huffingtonpost.jp


有名ブロガー FINALVENT さんは、もっと端的にこういうツイートをしている。


 
リベラリストであるかないかの、簡単なチェック項目は、「愚行権を最大限、認めようとすること」、そして、その結果、「社会が不快になり、美しくなくなる状態に耐えること」

で、もとの話に戻るわけだが、



着床前診断」を多くの人ができるようになったとしても、それは夫婦、妊娠した人たちの一部、それを「やりたい」と望む人が行うことであろう。
やりたくないひとは、やらない。


「明日も太陽は昇るでしょうし(略)…世界はいつものように回り続けます…関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけ」だけではありますね。



しかし、「やりたい人がやるだけで、反対・やらない人はやらないだけ。だから規制する理由はない」を超えたロジックがどこかにあるのかもしれない。
それは伝統か、神の前の正義か。
そういう人たちの一部も、着床前診断出生前診断などに強く反対しているのも事実だ(同性婚などと同様に)。

「弟は世界王者、おれは何者でもない」…その兄が、五輪銅メダルを獲るまで(NHKで本日放送)

9月に「目撃!にっぽん」で放送されてるようだけど、レーベルが変わると初回放送扱いになるのかな

「ボクサー兄弟〜二人で起こした番狂わせ〜」
初回放送日: 2021年10月23日

世界三階級を制覇したプロボクサーを弟に持つ兄の田中亮明、27歳。東京五輪で番狂わせを起こし、銅メダルを獲得した。舞台裏にあった兄弟の絆、兄としてのきょう持に迫る

怪物プロボクサーとして世界三階級制覇を成し遂げた田中恒成を弟に持つ、兄の田中亮明、27歳。子どもの頃から常に弟と比べられ「弟は世界チャンピオン、おれは何者でもない」と口にする。その兄が大舞台で番狂わせを起こした。東京五輪のボクシング男子フライ級で日本人として61年ぶりの銅メダルを獲得したのだ。番組では2人がタッグを組んで練習した1年間の日々に密着。そこから見えてきた兄弟の絆、兄としてのきょう持とは


https://www.nhk.jp/p/ts/P2WVR66NRZ/episode/te/K2QK63YKLM/

NHKプラスで配信も、たぶんあるんじゃないかなあ。ないかな?