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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

『韓国で米大使の口ひげが物議』…で「陣中ひげくらべ」という歌を思い出したので紹介したい

韓国、米大使の口ひげが物議 日本の朝鮮総督を想起

www.afpbb.com

…【1月18日 AFP】韓国で、同国に駐在するハリー・ハリス(Harry Harris)米大使の口ひげが物議を醸している。
 ハリス大使は日本人の母親を持つ日系米国人で、韓国では1910~45年の日本植民地支配について現在も強い反感が残っている。大使の口ひげについては、当時の植民地時代の総督を思い起こさせるとの声が上がっている。
 ハリス大使は16日の記者会見で、口ひげは個人の好みの問題であり、批判的な人々は「歴史から都合のよい部分だけを拾い出している」と反論。朝鮮独立運動の闘士やその他の歴史的人物の多くも口ひげをたくわえていたと指摘し、「両国間に歴史的な反感があることは理解しているものの、私は駐韓日米大使ではなく、駐韓米大使だ」と表明した。

そこで。


陣中ひげくらべ (東海林太郎)

おばあちゃんが好きな歌でした。

1, おいおい戦友 おい戦友
貴様のちょびひげ なっちよらんぞ
どぢやうがあきれて 笑っとる
全くちょびひげ なっちょらんぞ.


2, 俺のもどぢゃうに 似とるかな
どぢゃうに似とっちゃ なっちょらんぞ
隊長殿よりひげだけは
立派に飾って帰りたい


3,女房に写真を送ろかな
さぞかしひげ見て 笑ふだろ
せがれまねして ひげかいて
兵隊ごっこで 遊ぶぢゃろ.


4, ひげにも色々 あるけれど
カイゼルひげではちょと照れる
山羊ひげ虎ひげ鯰ひげ
馬占山ではなっちょらんぞ


4番のオチ、わかるかなあ…

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)

ちなみに米大使は片方の親が日本人のため「チョッパリ」「混血人」「倭寇」などと呼ばれている由

与党・共に民主党で最高委員を務める薛勲(ソル・フン)議員は「大使は朝鮮総督なのか」と発言した。母親が日本人で米海軍提督出身でもあるハリス大使を「朝鮮総督」と呼んだのだ。与党を支持するネットユーザーの間からは、ハリス大使を「チョッパリ(日本人の蔑称)混血人のグンパリ(兵士の俗称)」「米国籍の倭寇」など侮辱的な言葉で非難する声が相次いだ。
www.chosunonline.com

工夫無きベタか、ど真ん中の王道か?デスゲーム漫画「なれの果ての僕ら」が少年マガジンで連載開始

こんな連載が少年マガジンで始まったのです。

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デスゲーム漫画?らしい「なれの果ての僕ら」(少年マガジン


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デスゲーム漫画?らしい「なれの果ての僕ら」(少年マガジン


一読してみましたが、
「ああ、デスゲームものだな、さて…(最後まで読んで)デスゲームだ!!!!」
という、感想にもなってない感想でした。いや、ある意味あちらの勝ち、こちらの負け。
第一話に限って言えば、ほんとうにこってこての、最初から最後まで「どこかで見たことあるな」な設定と、展開でした……が、それで批判してるかというとちょっと違う。
あんまり典型的すぎて、「これは、デスゲームものを初めて誰かに紹介したり、説明しようという時は、この作品になるかもしれないな…」と、そんな、典型的すぎて王道のど真ん中を行くような、そんな感覚を感じたのですよ。
これって、「ぼくだけがいない街」を最初に読んだときの感想に似ている。あれだって、時間ループものの基本設定と、それにまつわるアイデアは出尽くしたぐらいに数多くそろった中で登場し、最初から最後まで「初登場のアイデア」みたいなものは感じられなかったけれども、逆に言うとそういうアイデアの山からベストのものをチョイスして、綺麗なフォームに整えて提供していただいたがゆえに、アニメ、映画、この漫画がすごい!ランキングなど大成功を収めたではありませぬか。

僕だけがいない街(1) (角川コミックス・エース)

僕だけがいない街(1) (角川コミックス・エース)

第一話だけでいうのもなんだし、実はこのあと、あっとおどろく新機軸や超絶アイデアが待ち受けているのかもしれないけど、少なくとも現時点での感想では、
「ものすごくベタで、既視感のあるデスゲームもの。だけど、それゆえに、これまでのそういうジャンルの集大成のような、一番整ったデスゲームものの王道、代表作品になるかもしれない」
というものです。

特徴としては、最初に事件の概要、結果を書いている…ということ

引用した1P目のそのあとには、事故調書あるいは新聞記事的な、事件概要を無味乾燥に述べる記述がある。そこで事件の規模や犠牲者の数、主犯の名前などが列挙される。そこから遡って事件を描写……という展開も、今まで見たことが無いかといえばあるんだけどさ、ただ、これをやっちゃうと結末は変えられないからねー。そういう点では物語は最初から最後まで基本的にコントロールされて、きっちりと描かれるんじゃないか、と思います。


登場人物は高校生(16歳)。「少年マガジン」に連載されることの意義

デスゲームもの……って福本伸行を起用して『賭博覇王伝 零』とかやったけどね。ただ、今回の作品はデス”ゲーム”のゲーム性というより…これもお馴染みの設定だけど、そのゲームで「勝つ(生き残る)ためには、ほかの誰かを犠牲にしなければいけない」というルールが顔見知りの友人、クラスの仲間の中で課され……、必然的に裏切りや暴力や友情や自己犠牲が(わっかりやすい形で)噴出する、というね。

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なれの果ての僕ら 信頼度実験

元々デスゲームものの、日本での現在のブームの源流と誰もが認めるだろう「バトル・ロワイアル」もそうだったけど、たぶん、本当に思春期まっさかり、学校生活そのままの状態でこういう作品に接すると、自分のクラスの人間関係やいわゆる『スクールカースト』と、オーバーラップさせるものがあるのではないか。だからこそ特別なものが生まれるかもしれない…ので、ほかの青年誌などに載るより、まさにど真ん中の「少年マガジン」に載ることに大きなインパクトがあると思う。

かつて少年チャンピオン藤子不二雄A先生が「魔太郎がくる!」を連載し人気になった時、本当にお遊び企画で「あなたの『うらみはらさでおくべきか…』を教えてください!」という募集をしたら、ホントにシャレにならない投書がごっそりときて、A先生は「これはヤバイ…」と直感、内容はマネできないように幻想的なものになり、実写化企画もすべて(今に至るまで)断ることにしたんだとか。


デスゲーム、その起源と拡大と

デスゲームは定義も設定もそれほどがっちりとはしてなく、起源を探ろうとするとだいぶ難しいんだとか。
だから、厳密な系統図作りはあきらめて、日本ではやはり「バトル・ロワイヤル」から大まかなブームの系譜を認定した上で、そこから外れたもの、それより先のものを捜していけばいいのかとも思う。
もうその時代のことを知らない人も多いかもだけど、実は初登場の時に、こんなスキャンダラスというかレジェンド的なドラマがついていたのだ。

…中学生達が殺し合いを強いられるという内容。第5回日本ホラー小説大賞の最終候補に残ったものの、荒俣宏高橋克彦林真理子ら審査員からは、「非常に不愉快」「こう言う事を考える作者が嫌い」「賞の為には絶対マイナス」など、多くの不評を買い、受賞を逃す[1](選者の1人が後に書くところによると、最大の落選理由は作品的に落ちるからであり、しかし、おもしろいから売れるだろうと、別の場で語り合っていたとされる[2])。 その後、雑誌『Quick Japan』初代編集長の赤田祐一が誌面で「尋ね人」の広告を出し、高見とコンタクトを取ることに成功。1999年4月に太田出版から刊行され、先述の事情と共に話題を呼ぶ。2002年8月には最低限の修正(ミス部分など)を施した上で文庫化され、幻冬舎より刊行された。
ja.wikipedia.org

バトル・ロワイアル

バトル・ロワイアル

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
バトル・ロワイアル 上  幻冬舎文庫 た 18-1

バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1

そういう点で、それよりずっと前…の話になるが梶原一騎原作の「カラテ地獄変」は、黒梶原とも言われるバイオレンスでサディスティックな作風に、作者お得意のカラテアクションを交えたものだけど、なんかやっぱり「お互いに裏切りを誘発させるようなゲーム、ルール」みたいなものを不必要なほど(笑)登場させていた気がするなあ。たしか、「ナチの拷問に屈した経験のあるフランスの元レジスタンス実業家」が「自分だけではない、人間と刃弱いものなんだ」と信じて安心したいがために、拷問や裏切り誘発を繰り返す、みたいな展開もあって、デスゲームものをこの辺の系譜から紐付けてもいいのかもしれない、と今思った。
ただ、ほんとにシャレにならないほど胸糞悪い話が続くので、カラテ地獄変は自分も流し読み程度だわ。一説には、作画するほうも精神の負荷に耐えられず連載をギブアップした、なんて噂もあったほどで…(さすがに噂だろうとは思うが)

カラテ地獄変牙1

カラテ地獄変牙1

新カラテ地獄変 1

新カラテ地獄変 1




そういうのにいやんなったら、肩の凝らないセルフパロディものがいいかもしれない(笑)

次回のデスゲームにご期待ください!! 3 (ジャンプコミックス)

次回のデスゲームにご期待ください!! 3 (ジャンプコミックス)

  • 作者:Perico
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/02
  • メディア: コミック

「映画秘宝」休刊号、売り切れ必至にして予約必須、との説(というかAmazonではもう配本されぬとのこと)


いよいよかあ。
最後となると、たしかに買い求めたくなる気持ちは分かるよな。
リングス最終興行も満員だった……

しかし、考えて見りゃ映画秘宝って電子書籍は無かったのだっけ?ありゃあニーズにこたえられるものな。

TAJIRIの本が売れているらしい。まだ読んでないけど納得がいく(笑) その理由は…

headlines.yahoo.co.jp

今、1冊のプロレス本が話題を呼んでいる。プロレスラー、TAJIRIの新刊「プロレスラーは観客に何を見せているのか」(草思社)。
 25年間のプロレス生活で、世界各国のメジャーからインディまであらゆるリングに上がり、裏方としても制作やプロデュース、新人育成に携わり、プロレス界の裏も表も知り尽くしたTAJIRIが「現時点でのプロレス論」として上梓した1冊。昨年12月に発売されると各書店で軒並み品切れ状態となり、発売6日目に重版が決定した。
(略)
…KENTAが内藤を襲撃。ドーム2連戦がまさかの「悪夢のバッドエンド」で幕を閉じた。
 プロレスファンが騒然とする中、SNS上では「TAJIRIの本を読んでいたから、納得できた」や「TAJIRIの本はKENTAの行動を予言していた」といった感想が……

プロレスラーは観客に何を見せているのか

プロレスラーは観客に何を見せているのか

《技は選手の自己紹介のためのツールに過ぎない》

《人気が出るキャラクターには共通する要素がある》

世界最高峰のリングWWEからインディー団体まで、日米マット界の「光」と「陰」を知る著者がはじめて明かす熱狂を生み出す「サイコロジー」のすべて。

自身の圧倒的な経験値をもとに綴る、目からウロコのプロレス論!


なるほど、なるほど……
さもあろう、さもあろう、と読んでないけど、記事に十分納得したんだよ(笑)


なぜかというとね、ここ。

――著書の中で「ここはぜひ読んでほしい」というポイントは?
「全部読んでほしいですけど、あえて挙げるならプロデュース論ですね。正直、この部分は日本のプロレス界が長年抱えている『課題』だと思いますし、逆にプロデュースの仕方を変えて、もっと選手の個性を引き出して光らせていけば、プロレス界はもっと盛り上がるんじゃないかと思いますから」

――最後に、今年のTAJIRIさんはどんな活動をしていくのですか?
「ありがたいことに、現在、国内外からいろんなオファーをいただいているので検討しているところなんです。この本のことでいえば、ぜひ英訳本を出したいです。今も世界のいろんな国から試合や指導のオファーをいただいているんですけど、現地に行ってみると『キャラクター論やプロデュースの話を詳しく聞きたいからTAJIRIを呼んだ』ということも多いです。

そう、つまりですね…
21世紀に入り、いわゆる「ミスター高橋本後の世界」になっているこの令和の世。
そこで読みたいプロレス論とは…、俺個人としての好みとして言ってもいいんだけど、やっぱりそこ、「プロデュース論やキャラクター論」を読みたいんですよ。

だけんども。
いくらミスター高橋本後、とはいえ「ここで乱入してお客を盛り上げようと相談した」とか「自分は裏切り者キャラクターを演じるために、ここで敢えて……」とかやってると、それはやっぱりレスラーが今なお内面化している「ケーフェイ」に、少なくとも触れるか触れないか微妙なところをアレしちゃう行為なんだよね、今でも。もちろんキャラクター論やプロデュース論を語りつつセーフな範疇もあって、そこらへんは最近、やっぱり以前よりは皆接近はしてるけど、それでもハードルはまだ高い。

だが、少なくとも自分が雑誌インタビューを読んだ限りでは、間違いなくTAJIRIはそのケーフェイに接近する間合いが、通常のレスラーより3歩か4歩ほど近い。
そして、そういう覚悟の上で、プロデュース論とキャラクター論を理路整然と語れる知性と言葉がある。さらにいえば経験がある。つまりWWE、米国マットでやる以上は、少なくとも新日道場的な「まずガチからやれ」とか「はじめはこのヤローっていう闘志を見せればいいんだ」「本気の憎しみや嫉妬をリング上につなげろ!」という…(これはこれで、素晴らしいものを生み出す一手法である)…そういうやり方より何倍もクリアにキャラクターやプロデュースを考えること、表現することになるだろうからね。

実をいうと、TAJIRIと同等かそれ以上に、雑誌インタビューでその人の発言を聞くと、その2論を理路整然と面白く話すなぁ、って人がいる。シンジャこと、佐藤昭雄だ。あの人も、当然WWEなどのアメリカマットで長くメシを食い、そしてケーフェイ絡みにも見えるその種の発言について躊躇しないタチのようだ。彼だって同じような本を書けるだろうとは思うけど、ただまあ日本でのプロレスラー的知名度がちょっとね(笑)。

そういや、今回これ「草思社」から出てるってすごいな(「銃・病原菌・鉄」や「大国の興亡」出してるとこだぜ)。どんな縁でここからの出版となったんだろう??


ま、何はともあれ、読まないうちからそのへん期待してる(笑)。機会あったらちゃんと読んでみよう。

書き忘れていた「RIZIN」大晦日大会の感想を書く

そういえばまだRIZIN晦日大会の感想を書いてないことに気づいた。
すごく遅ればせながら箇条書きします。


・メインイベントで朝倉海がマネルケイプに負けた試合。
バンタム級が洋装あるいは懸念通りにシャッフルされる戦国時代となった。確かにケイプも相当に実力を増していたとは思うが、 これまで例えば佐々木憂流迦にも封じ込められてたいわけで、その佐々木憂流迦朝倉海は完勝しているから、これだけで混沌とした状態と言える。次の大地挑戦者の扇久保も抑え込むスタイルは得意なわけで、ケープから見事に勝利する可能性も大きい。そうなれば戦国時代が本格的に到来するわけで、自分はそういうほうが最高に面白いと思ってたんだけど、実際のところを見るとやっぱり「 エース」が君臨する世界観の方がスポーツはどうも受け入れられるらしい。その辺が今後の見所であるかと思う。
・ただ気になるのはケイプが言っている「以前は電気もないようなアンゴラのジムで練習をしていた。それではだめだと一念発起して、アメリカ(だったかな?)の一流ジムで練習するようになった」という部分でどれほど伸びしろがあるのか、だ。このの日所によってケイブが王者になったと言うなら、ひょっとしたら彼が絶対王者として君臨するかもしれないし、そうなれば「マネル・ケイブUFCへ」という話にもなるだろう(笑)

・そういえばそういうわけで、はい来ましたプロハースカの UFC 参戦。
yunta.hatenablog.com
そしてライト級トーナメントという大当たりの企画で頂点に立ったムサエフのUFCとの交渉話。いいフィーダーショー(はしごの大会、転じて大きな団体に、実績を挙げた選手が移籍するきっかけとなる場所としての団体)ではありませんか、RIZIN(笑)。

・まあこれは良い悪いではなく「そういうもの」であると思うしかない。堀口恭司UFC復帰 には今のところ興味を示さないであろう、そんな体制で数年やれたのが例外的だったんだ。と言うか日本人選手なら、フジテレビ地上波で放送されるRIZIN、特別な意味を置き、ここに忠誠心を示す必要があるが、 ひとたび外国人選手がその階級の頂点に立ち、内容的にも技術的にも素晴らしいものを見せるなら、UFCやONEがオファーしないはずがない、と考えるしかない。もうそれを前提としなければ。

・そんな中で難敵をうまいこと撃退した朝倉未来は、弟の衝撃 KO 敗戦もあるから、ことし前半期は最低でもRIZINの 看板を背負う形になる。本人のいう「YouTube で稼げるから、試合は1年2回でいい」という話、実に正論すぎる話で(笑)そういうファイターがいて全く問題ないと思うが、「現在RIZINの看板を背負う」問題とつなげると、やはり試合数は多くなってくるのだろうか。
でまさに本人が YouTube 番組で名前を出したらしいと言う「石原夜叉坊」、これはやっぱり見てみたいですね。番組の中では「やっても全然いいが、あんまり問題にならない相手」みたいな言い方だったらしいけど、やはり外敵感がある人間が登場して戦うのが盛り上がる。

・そして「UFCに参戦した選手はやっぱり別格。一勝でもしてれば即RIZINでもどこでもトップクラス」という価値観はやっぱりここ数年でこっちにも植え付けられているので,RIZINはそれを商売に活かしつつ、出来れば勝ってその価値観も壊したいという思いもあるだろう。
そんな点で石原夜叉坊vs朝倉未来は大きな試合として組まれていいと思うのです。
ただ石原夜叉坊RIZIN接触して出場交渉をしているという話を聞いてるわけではない。どうなってるんだろうね?

・ハム・ソヒvs浜崎朱加は、自分が見た限りでは1、3Rをとった浜崎防衛かなと思ったのだが、ジャッジはラウンドマストではないし2ラウンドの三角絞めはよりフィニッシュに近かったと判断されたのだろう。それはそれで異論があるわけではない。
しかし典型的なフィストオアツイストの試合となるかと思われていたこの戦いで、浜崎のパンチがむしろハムを捕らえ、そしてテイクダウンされたハムが、三角絞めで柔道出身の浜崎をほとんど1ラウンド逃さずに捉え続けかなりやばい状況まで持って行ったというのが、総合格闘技の妙を感じさせるところであった。
打撃選手がテイクダウンを切るのではなく、倒されたけど大逆転の隠し技として三角絞めを使った…といえばアンデウソンシウバvsチュール・ソネンを思い出す所でもある。

矢地祐介は、大逆転で勝てて良かったけど、70キロ級はこれから外国人とやっていくとやはりしんどいだろうね、と思いました。

・視聴率は…低いんだろうけど「さりとてフジテレビはここまで投資したRIZINを手放せない。何よりRIZINに代わる企画があるわけでもない」という状況に甘えて、このまま脛をかじらせてほしい所存だ(笑)

被害者が被害を報告しても「無能」「権利意識が低い」「なぜそこを辞めない」と言われるわけじゃん(増田&はてブ)

anond.hatelabo.jp

というはてな匿名ダイアリーへの投稿があった。
こういう場への投稿だから、「電車で絡まれてる女性を助けたらデートすることになった」とか「保育園落ちた」と同様に、それ自体の真偽を云々するのが難しいのだけど、まずは内容の実在性には疑いをはさまないことにして…

b.hatena.ne.jp
と、多くのブクマが付いた。

f:id:gryphon:20200117005432j:plain
https://anond.hatelabo.jp/20200116105352についたブクマ抜粋



(事実だという前提の絵で)被害者に対してもも、
「なぜ労基署へ告発しないのか」「しないのは権利意識が低いからだ」、「なぜ告発、抵抗をしないのか、そうしないことは社会への加害者になっていることだ」、と言われている。


そして、ちょっと厄介だが、確かにそこに論理的な正しさ、何がしかの事実をうがっていることも認めない訳にはいかない。
それはオレオレ詐欺の注意喚起に対して「悪いのは詐欺をする側ではないか、なぜ被害者(になりそうな側)に注意や警戒を促すのだ?」と言われても、実際のところそうすることに意味があることに似ている。


ただ、それであっても、上の一件は
「被害者が被害を公にしたら、被害者が責められた」一件ではあるのだよね。

いつも心に 曽野綾子

私の後始末 (ポプラ新書)

私の後始末 (ポプラ新書)

人間の芯

人間の芯

人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)

人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)

アントニオ猪木が「狂い咲いた」時代〜十数年前『パチンコ一発で大逆転!』ありけり

ブロマガ「Dropkick」でサイモン・ケリー氏の回想インタビューがあり、アントニオ猪木が「ロス道場」をやっていた時代、のことが話された。
猪木がロス道場の練習で格闘家をも驚嘆させた、うんぬんという話は、まぁ別の証言なども見聞きしているのだが……そこについてはまたおいておこう。

インタビューでちょっと思い出したのは、アントニオ猪木の、思いがけない『復権』の時代だ。
猪木がさまざまな金銭疑惑などで批判を浴び、参院選で落選したのは1995年。

【昔の事件】新間寿氏の記者会見 A.猪木を告発

1998年にプロレスラー引退。
さまざまな債務や、権利などがいろいろ行ったり来たりもしたらしいんだが…

ja.wikipedia.org
アントニオ猪木という名のパチスロ機(あんとにおいのきというなのぱちすろき)は、2002年12月に平和およびオリンピアが開発し、平和が発売した元プロレスラーのアントニオ猪木をタイアップキャラクターとしたパチスロ機。AT機。A-400タイプ4号機。形式名は『アントニオイノキトイウナノパチスロキ』。猪木とのタイアップやゲーム性もさることながら、長い機種名も話題となった。後継機として本機のゲーム性をさらに練りこんだ『アントニオ猪木自身がパチスロ機』もリリースされ、人気となった。

サイモン 猪木さんはパチンコ台にもなったじゃないですか。アレが本当に凄く大きくて

――初代『アントニオ猪木という名のパチスロ機』はとんでもない出荷台数だったみたいで。後継機が20年経ったいまでも発売されてますし。

サイモン ロイヤリティーだけで相当凄いお金になってましたよ。すんごいお金、いまじゃ考えられないお金

――三度も繰り返しますか(笑)。

サイモン だって日本に来るたびに猪木事務所の人間が乗る高級車が変わっていくみたいな(笑)。

――ガハハハハハハハハ! パチンコメーカーに至っては猪木さんや新日本のスポンサーにもなってましたもんね。

サイモン 東京ドームで2日連続でやったときもパチンコメーカーの力ですからね。

――2003年5月1日&2日の東京ドーム2連戦ですね。初日の1日にはスロット大会やプロレスの試合をやったりして。

サイモン 勢いに乗ってなんでもありに…(後略)
ch.nicovideo.jp



これで借金を返したとか返さないとか、そんな話も聞くんだがねえ‥‥ユークス時代に売った権利を買い戻しただのしないだの、そんな話もきく。

ただ、一つ言えるのは、猪木はそこで手に入った巨額のマネーを、借金を返した、身綺麗になった、じゃああとはその資金を堅実に運用して…とは思わなかったらしい、ということ。

伝説の「永久電機」発表会は2002年3月

ch.nicovideo.jp


上の記事にはこんな記述もある

猪木はその加治氏に「北朝鮮海域でのフグの漁業権を独占できるかもしれない」(『アントニオ猪木の謎』加治将一・著)とも語っていたらしく、これがのちに“拉致問題”の時節柄、不謹慎すぎるということで街宣車まで出動する騒ぎになった2004年の「北朝鮮~ふぐ松茸食べ放題ツアー~」につながると思えば非常に興味深い。


まあ、それはある意味で枝葉の話でもあるんだ。
アントニオ猪木は、それこそカリスマだった70年代、80年代の人気や知名度を、引退する98年までずっと引っ張ってきた。

しかし引退したあとの2000年代中盤に経済的にパチンコパワーで「一発逆転」し、そこで「元気ですかーっ!」やWINWINのPRIDEプロデューサー、そういったものを通して一度メディア的に火が付いた時期があったんだよなあ、と。

そういう再浮上が無いと、ドラえもんでもゲゲゲの鬼太郎でもビートたけしでも矢沢永吉でも、やっぱりカリスマ人気は続かない……ということ。



そしてもうひとつ、ほんの十数年前は、「パチスロになった!」「すごいお金が入ってきた!!」という成金物語が、猪木に限らずあちこちであったのだろうな、と。猪木の場合はガードが緩いからこうやって伝わってくるけど(笑)、あと某新世紀ロボットアニメとかも隠しようがないけど(笑)、実は「儲かりました!でもそのことはナイショ」なところがいろいろあったんじゃないだろうかね。


いや、今でも続いてるんでしょうよ。少なくとも庶民が一生働いてもお目にかかれない現ナマが転がり込んでくる、パチスロモチーフの原作者は今なおいるんだろう。

ただ、ゼロ年代半ばよりは、やっぱりその金額は及ばないんじゃないか。「相当凄いお金/すんごいお金/いまじゃ考えられないお金」と三段活用されるほどの金額は、やっぱりあの時代ならではの話ではないか。



そんな時代があったんだよね、とまだ十年ひと昔前の話だけど、回想し記憶にとどめておきたい。

安藤健二パチンコがアニメだらけになった理由」が出たのは2011年か。

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

  • 作者:安藤 健二
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2011/01/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

m-dojo.hatenadiary.com
kamiyakenkyujo.hatenablog.com

その数年前、オタク大賞2007(まだこの賞続いてるのかな?)で、パチンコ台制作会社と、版権の動向はいろいろ話題になっていた。

m-dojo.hatenadiary.com

アクエリオンが成功した
パチスロの話が出ませんでしたね。


唐沢:「あなたと合体したい」の。


アクエリオンみたいな。


唐沢:あのマーケッティングの成功ってすごいですよね


鶴岡:あれが成功させちゃったんで・・・今後ね、まあ言っちゃっていいか。電通不良債権化している古いアニメの権利をどんどんパチンコ屋に営業かけるそうです(会場笑)


唐沢:でもほんとにあれはオタクだって見てる人少ない。


鶴岡:少ない。もともとね。あれだったらまだ「源氏通信揚げ玉」のほうが見てた気がします(笑)。

「富の再配分」
パチンコマネーが投下されることによって製作資金が潤沢になって、アニメのクオリティが底上げされるっていうか。

唐沢:おおポジティブポジティブ。

富の再配分が(笑)

サンキョウに買われちゃったサテライトが次に作る「マクロスFRONTIER」のデキがめっちゃくちゃいいんですよ。これもパチンコのおかげです。


儲かる構造
要はパチンコ台は一台35万円ぐらいしてそのうち、ロイヤリティが7%とかなんです。だから一台が仮に40万円で7%、、シチシ2万8000円か。

一軒で100万円ぐらいになる。

鶴岡:ひとつの店で最低十台とか買いますからね。
 
だから僕らが「ああこんなしょぼいことになって…」とか思ってるので、軽くライセンスだけで何千万円が入ってくる。

僕が聞いた話だと某アニメ会社が、パチンコのライセンスを下ろした時に、800億円キャッシュで振り込まれたそうです(笑)※キャッシュで振り込むってどんな感じだろう?

鶴岡:ああ、やつらはそのくらいは。


商社の存在
パチンコ専門のライセンス商社みたいなものが、あるんですよ。だからアニメ会社からライセンスを買ってパチンコメーカーに売り込む商社があって。

鶴岡:いくつかあります。

そこが片っ端から版権を買い貯めているんですよ。

鶴岡:そのうちのひとつって社長がすごく有名なひとなんですよ。XXXXXロシさんなんですよ(ピー音。会場騒然。)

そのうち逆転しますよ。パチンコ屋のおじちゃんおばちゃんが俺らよりもアニメの設定に詳しくなったりして(笑)