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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

「ロボットが剣で戦うことをどう説明するか」で、再度『サスペンション・オブ・ディスビリーフ(疑念の一時停止)』という言葉を考えてほしい

実にどうにも面白い議論です。

posfie.com


そして自分のブクマは(あとで追加したんだが)、このふたつの過去記事の紹介。

中島梓氏「巨大ロボに人が乗り、合体する必然性を考えんかい - https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20151027/p3


【サスペンション・オブ・ディスビリーフ(虚構への疑念の一時停止)とは https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20161112/p2

このうち、最初の記事はそのまんま、上のまとめに繋がっている。

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これは「鉄人28号」のころからひそかに小さな胸にわだかまっていた。その疑問というのは「どうしてこのミサイルでもICBM、SDI、化学兵器、レーザー何でもあるご時世に、わざわざ効率の悪いヒューマノイドロボットに、ずっと効率の良さそうなタンクやジェット機が『合体、変身』して、ドタドタと剣なんか振り回して戦わなくてはいけないのか」ということだった。
(中略)
ガンダム」あたりからもうわけがわからなくなる。なんだってこのバカなヒーローどもは、わざわざあんな人間型の妙なものに入ったり、操作したりして手間をかけるのだ?(略)なんだって、「スーパーロボット」が必要なのだ?
(略)
そういうものがない、というならともかく、このバカなロボットになるのは、せっかく役に立ちそうなヘリコプターやタンクや地中車や戦闘機それ自体なのである!それらが「合体」してこの愚鈍な面付きの箱の化け物に化けるための唯一の理由、それは『オモチャ屋さんのご要望』以外、何一つありえないではないか!
誤解してもらっては困る。私は、それでさえ笑ってゆるすと思うのである。私は資本主義社会に生きている
(略)
私が怒りを感じたのは「オモチャ屋さんの都合」をたくみにカバーして見るものを納得させられるような必然性を作り出すことのできぬ、無能な製作者やおざなりなシナリオライター、構成者たちに・・・・

あ、いたた、俺に石を投げるな。上の文章はこの本からの引用だよ。火をつけるならちくまのビルに。



もうひとつの「サスペンション・オブ・ディスビリーフ」は耳慣れない言葉だろうから、過去記事を再度掲載する。今回の話に、これも繋がっていることがわかるだろう。

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サスペンション・オブ・ディスビリーフ…「虚構への疑念を一時停止させる」こと。…プロレス、映画、漫画の重要要素。

(前半のマクラ部分を省略)

ジョシュ・バーネットが語る 映画、プロレス、格闘技に通底するリアリズム

このインタビュー(聞き手は堀内勇氏)は、アルロフスキー戦の少し前だけど、この試合自体が一種の「レジェンド枠」に広義で入る試合でもあり、もう少し気楽に、映画出演の話やプロレス、漫画の話などを中心に展開されている。よくよく考えたら奇妙なのだが、すでにこのスタイルは確立されており、またそもそも需要があるっぽい(笑)。「仕様です」としか言いようがない。

そして、プロレスに関して話題になったのが…ことし6月の

珠玉の名勝負か、「体操やダンスの類」か?新日本プロレスリコシェvsオスプレイの大空中戦に議論が沸騰 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/982035

オスプレイで賛否両論(軍事ではない) - 男の魂に火をつけろ! <戦争映画ベストテン受付中> (id:washburn1975 / @washburn1975)
d.hatena.ne.jp

についてです。
皆さまよくご存じでしょうが、ジョシュ・バーネットがもっとも好きなプロレス団体は、ノアを僅差でかわして、”最強”高田延彦が率いたUWFインターナショナル。U信者です。Uヲタです。
その視点で語るリコシェvsオスプレイなので、そこはそういうものだと思ってください。
そしてジョシュ・バーネット自身もプロレスをやっているけど、またそれはそれで別として。それに本題はここではない。少し別のところにある。

「まず、2人とも驚くほどアスレティックで、高いスキルを持っていて、その技はファンタスティックだった。でも…僕個人の意見としては、ちょっと振り付けをやりすぎだね。そのせいで動きの全てが最初から決められているってことが丸わかりになってしまっていた。もはやレスリングとは言えないくらいの度合いで振り付けをやっているから、これならダンスやアクロバットを見ているほうがいいとも思うんだ。」
 
オールドスクールなプロレス観からすると、あり得ないと。
 
「うーん、別に彼らの動き自体に文句を言いたいわけじゃないんだよ。レスラーならどんな技をやったってかまわないし。ただそれを自然に見せることが大切なんだ。スタントショーじゃないんだから。僕はそういうのを見たいときは別にプロレスじゃなく、シルク・ド・ソレイユとか、すべてがあらかじめ台本通りに進むものを観に行くよ。僕はプロレスでは、2人のアスリートが必死で戦うところを見たいんだ。結果が決まっているものを見ているという事実を、思わず忘れさせてくれるようなもの、あたかも本当の戦いを見ているかのように思わせてくれるものを見たいんだ」
 
サスペンション・オブ・ディスビリーフ(虚構への疑念をその場では忘れること)を持たせることが大切ってことですね。

サスペンション・オブ・ディスビリーフ。
Suspension of Disbelief
(虚構への疑念をその場では忘れること)



実はこの言葉、聞いたのは初めてではない。

週刊プロレス』のあの人気連載「ボーイズはボーイズ」が、ついに単行本化!

「プロレスが大好きな人は、みんな、“プロレスラー”である」。そんな素敵な序文が始まる、ファン垂涎の一冊。

「プロレスは人生の縮図」(武藤敬司)という言葉のとおり、60人超のプロレスラーたちのリアルな生き様を、ときにおかしく、ときに切なく、つづっている。20年以上にわたって選手の一番近くで見続けてきた著者だからこそ描けた、プロレス本の最高傑作!

を読んでいたところ、この言葉を紹介されていた。
フミサイトー氏にそれを語ったのは、テキサスの生ける伝説、テリー・ファンクである。

…テリーは、プロレスとかかわっていくうえでいちばん大切なことは
"サスペンション・オブ・ディスビリーフ Suspension of Disblief"
であると力説する。これはひじょうに日本語に訳しにくい表現である。
 サスペンションはぶら下げること、ぶら下がっている状態、保留、延期、(略)一時的中止、停止、休止を意味する名詞で、動詞形はsuspend。ディスビリーフは信じないこと、不信、疑惑、懐疑、怪しむこと。
 19世紀のイギリスの詩人・哲学者サミュエル・テイラー・コールリッジの”ウィリング・サスペンション・オブ・ディスビリーフ”という有名な言葉は、日本では一般的に”(小説などの)虚構を信じること”と訳されている。これ以外に翻訳のしようがなかったのかもしれない。
 テリーの口ぐせの”サスペンション・オブ・ディスビリーフ ”をやや強引に日常語としてのニュアンスに変換すると、「信じない心、懐疑的な気持ち、疑問に一時停止のボタンを押すこと」となる。
もっとわかりやすくいえば、ほんのしばらくのあいだ、疑いや先入観をすててリングの上を眺めてみること。そうすると、いまそこにあるプロレスと自分の関係がはっきりとみえてくる。
(P55-56)
>

サスペンション・オブ・ディスビリーフ(みんなのプロレス)
<

味わい深いことばだが、
ジョシュと堀内氏の間で、リコシェvsオスプレイに絡んで、なぜこの言葉が出てきたか、その文脈を考えると、またさらに「底が丸見えの底なし沼」たるプロレスの沼は深くなる。


ジョシュがプロレスラーとしてどのていどのパフォーマンスを見せているかはともかくとして、IGFで彼はアントニオ猪木からアドバイスを受けている。
その”猪木イズム”を紹介すると、こういうことだそうだ。

イノキサンが大切にするのは、ものごとを大げさに誇張し過ぎて、バカバカしくしたりしないことなんだよ。リアルな感情、リアルな激しさを、目でストーリーを語って表現するんだ。気持ちやものごとを、一見しても明らかではないように、でも集中してみていればよくわかるような形で魅せるんだ。僕は(プロレスの)試合で攻撃を受けても、腕を空中に放り出してクレイジーな顔を創ったりしない。
そこまで相手の技にセルする(痛がる)ことなく、ダメ―ジを受けたことをリアルに表現するんだ。

なるほど……
連想は次々に飛んで、アメリカでトップを取ったムタこと武藤敬司が、「アメリカンプロレスvsストロングスタイルっていうけど、猪木さんの試合って典型的なアメプロなんだぜ」と暴露?したことがあった。

なるほど、確かに勧善懲悪で無敵のヒーローを演じた猪木のプロレスは、典型的なアメプロだったかもしれない。
ただ、自分は半分わかったようでわからなかったのね。やっぱり何か違うんじゃないか?と。
でも、このジョシュが猪木から教えられたことをまた聞きしてわかった。猪木は確かに、リアクションが当時のアメプロ(フレアーやレイスやテリーを想定されよ)より、自然っぽい感じだったんだよ。特に「痛い、やられた」「スタミナ切れだー」「コノヤロー」的な感情のリアクションにおいて!!


これは「歌舞伎と新劇の違い」っぽいと言ってもいいかもしれない。

2024年のこの書き込みももらっておこう


そしてそれを,さらに、さらに突き詰めたのが
UWF」と言っていいわけで、現在Numberに連載中の「1984年のUWF」は、そういう表題でありつつ第二次UWFとかも書いているが、要はそういうものであったろうし、だからこそ「これが本道なんだ」意識を持つこともできたのではなかろうか。
Uインターでは、自然に見せるために、うっかり当てて勝敗が変わったりしても責任を問われない「当たっちゃったらごめんルール」なるものを導入し、それほど「リアルに見える」技を追及しようとしていた、ともいう。



だからリコシェvsオスプレイは精神的UWF継承者たるジョシュ・バーネットに言わせると

あの2人が相手の技を受けたときに大げさにセルをし過ぎだし、同時に次の展開に進むために全くセルをしなかったりした。そのあたりが過剰すぎるから、2人は振り付けにおける次の展開にすすむための正しいリズムを守り、お互い正しい場所にいようとしていることが丸わかりになってしまったよ(後略)

この苦言を、
さらに言い換えると
『プロレスは結果が決まっているかもしれないが、その決められた「ストーリー」はより自然に語れ。不自然なご都合主義はするな』

とも言えましょう。
ジョシュ理論さらに続き

別にトップロープからムーンソルトをやったって全然かまわないんだ。どうしてそういう攻撃をするのか、っていうのを明らかにすれば話の筋は通る。
お互い空中戦が得意だ、よし、ならば敢えて空中戦を封印して相手の苦手なグラウンドで仕留めてやる、という感じでストーリーを作ったりね。
でもあの試合にはその種のストーリーは全然感じられなかったよ。レスリングという点では何のストーリーも見えなかった。

実は猪木の究極のライバル・ジャイアント馬場も、そういう点での「ストーリー」の重要さを…どこで語ってたのかなあ。
「ダメなプロレスは、足を攻撃したら次は腕、とかそういうふうにつながりがないことだ。足を攻めた、相手はダメージを受けた、ならそこを集中して攻めてやる。こっちはその痛めた足をかばってこんなふうに防御して…みたいに、ちゃんと理屈が通っていなければいけない」
こんなふうなことを言ってたのですよ、
おもに「怪物」になる前のジャンボ鶴田への苦言として(笑)



攻防や勝敗の結果に「ストーリー」(理由付け)が必要だ、というのは、別の水脈である梶原一騎劇画にもあると思う。
で、これはホントーにリアルというわけでもなく、実際の現実世界においては格闘技や野球などのスポーツも、政治や経済も「なんかよくわからんけど、やってみたら弱い方が勝っちゃった」みたいな話ってあると思う。ラッキーパンチとかまぐれ当たりとかね。

でも、逆に格闘技漫画
「A対Bの死闘!…理由は無いけどたまたま先にパンチが当たったのがAなので、Aが勝った!」
なんてのを書いたら、読者アンケートでも編集者のチェックでも「死ね」と言われるよね(笑)。
梶原一騎作品は、まさにそういう

「勝敗の理屈付け」が、過剰なまでに筋道を立てて
展開されているのが…残酷なる魅力!!
お疑いの向きは、「空手バカ一代」冒頭シーンで、拳でなく手首の骨を相手に当てる「弧拳」を、なぜその場で使ったかの理屈付け…
ここをご参照されたい…って、説明文まで梶原調になるこたねえやな(笑)

http://blogs.masoyama.net/?cid=8
…ニューヨークはスパニッシュ・ハーレムでの出来事から。

これは1968年に出版された「世界ケンカ旅行」にある、マージョリ・ドースンの弟、トミーが女絡みのトラブルで巻き込まれたところを、大山倍達が救出に行くというエピソードを漫画化したものです。 無論、こんな個人的な話に証拠がある訳が無く、真偽は不明。 しかし実は「呼び出された」、「刃物で斬りかかって来る」、「左太腿を切られた」というシチュエーションは別のエピソードで見る事が・・・・・・・


「プロレスにおける自然なストーリー」といえば
 

という、不世出の「大傑作」がリングで描かれたこのアンドレvsハンセン…ですが、”作者”の一員でもあるミスター高橋にはやや悔いが残る部分があるそうで。
本当は、あのアンドレ暴走の反則負けというのは

アンドレ「ちくしょう!ハンセンのやつ、たぶんあのサポーターでラリアットの威力を倍増させてるな?」
・マネジャー「ボス、あんたもサポーターをどうぞ…ハイ」
ミスター高橋「まて!! ハンセンは試合前から着用して、俺のチェックも受けたから許されるが、君は試合途中からなので、そのサポーターの着用はダメだ!」
アンドレ「な、なんだと?あっちも着けてるじゃねえか!」
ミスター高橋「それはルール上、そうなっていて…」
アンドレ「ごちゃごちゃうるせえ!!!(ブチ切れ)」⇒反則暴走、レフェリーKO


という「ストーリー」に沿っていた。だが、リング上でのジェスチャーだけでは、この細かいルールに沿った物語の進行を超満員の観客にもお茶の間にも届けられず、それが残念だったという。


唐突に方向転換。この『サスペンション・オブ・ディスビリーフ』は、ゴジラでもガンダムでも、キン肉マンでもセガール映画でも同じではありましょう…が

『サスペンション・オブ・ディスビリーフ』…ええいめんどい!以下「SOD」と表記。
SODとは、本来はあり得そうもない、という疑いやシラケを、力技でいったん観衆に停止させ、力づくで陶酔させる…ということならば、猪木がジョシュに伝えたような「リアルに見せる工夫」は確かにその有効な手段。

そしてシン・ゴジラの、いかにもお役所的な対策会議の名称付けや、形式的な報告がならぶ会議も、実際の自衛隊の装備が登場する作戦やその攻撃手続きのディテールも、こういう猪木的なアプローチで成功したもののひとつなのだろう。


ただ、リコシェオスプレイのために弁じるなら、それは唯一のアプローチではなく、世界を文字通りどよめかせた、ど派手な空中戦が…それが不自然であることがわかっても、それ自体で「SOD」を引き起こすことも十分あり得るのではないか。

これは、自分は90年代、スーパーJカップの流れで新日ジュニアで、5対5のタッグマッチとかが組まれると、その10人のうち、最初にリングに落とされた選手を除く9人が次々と、その前に場外ダイブ攻撃をした選手めがけて華麗なダイブ攻撃をつなげる、というムーブを見たときに感じました。

個人的には、
「すげー!!」
と素直に思う心と、
「いや…でもこんなシチュエーション、いくら何でも不自然すぎるぞ」
と思う心…やはり昭和の老害か、どうだったろうな、45%―55%の割合で、後者のほうがまさってたという気がするが、前者100%のプロレスファンも確かにいたであろう。
そういうファンにとっては、ジョシュがいうところの

フラフラしながら、相手が仕掛けてくる必殺技の方に向かって自分から歩いていったのが丸わかりだったよ。オスプレイが必殺技を相手に見舞うというよりね。あれを見たら、なんでそうなるんだ?最初から振り付けが決まっているからだって思うだろう

というのも野暮な話となり、やはりそれ自体、その「相手が自分から歩いてくる」からこそ可能なスーパーな空中技こそが「SOD」だということになるわけですよね。

キン肉マンにおける


http://www.geocities.jp/ceratopism/Robin_Mask4.html
エアプレン・スピンから始まるあの技の序曲(プレリュード)!
そうだ、ロビン・スペシャルだぁ!
相手をぶん投げ・・・自らも追う・・・相手を落下速度で追い越さんとする。ここでロビン・マスク、ネプチューンマンニュートンもビックリの返し技を喰らう。
ネプに鋼鉄の鎧を剥ぎ取られ、鎧の重みが加わったネプに落下速度で追い越される!

あるいは


http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%B3%E7%90%86%E8%AB%96

にはさんざん文句を言ったが(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111126/p2)いまにして冷静に評価すればやはりこれも十分に「SOD」であったというべきだろう。当時の自分は例外的少数派だったと言わざるを得ん。

緻密な科学考証で、いかにもな物理的理由をつけるのもSODだが、あんなんでも逆方向からSODなのだ。


実際のアクションで生まれるものとは別に、
かっこいいポーズ、アングルや衣装に拘るのもこれまたSOD効果は十分ある。

ドリフターズの豊久の構えが「担肩刀勢」という構えとそっくり→偶然でした - Togetterまとめ http://togetter.com/li/939556


平野耕太 @hiranokohta 2016-02-17 22:02:01
全く意図しておりませんでした>RT

平野耕太 @hiranokohta 2016-02-17 22:03:43
刀をかつぐとかっこいい、と、「203高地」のあおい輝彦が言っていたので(言ってません)何となくそんな感じで、という・・・ pic.twitter.com/Nph6Gx6qeA

平野耕太 @hiranokohta 2016-02-17 22:05:35
いやいやまて、いやまて、ちゃんとそういう武道とかの剣術とかの文献的な奴を調べて、描いたという、ていのほうがかっこいい
そうだそうしよう


拳銃を横向きにして撃ったりとか、
ハトがばーっと飛びたつのもSODではなかろうか。

アニメ・漫画でこれだけは見過ごせない銃の間違い 有名な間違い編 - 火薬と鋼 (id:machida77) http://d.hatena.ne.jp/machida77/20090104/p1
ステマの拳銃横撃ちテクニック - 火薬と鋼 (id:machida77) http://d.hatena.ne.jp/machida77/20140324/p1
どうして銃を横に向けて構えるの? - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2142557841068601201

電子書籍半額還元、大急ぎで最後の総ざらい~ムダヅモ無き改革(1~5巻)11円、白泉社の(実質)半額還元に、特に注目/

ブラックセール関係なのか?14日で終了のものが多いらしい

白泉社が、クーポンとポイント合わせると半額還元らしい…こういうやり方嫌いなんだけど
シリーズでまだ買ってないのがあるやつ…自分は2025年9月の白泉社半額還元で買ってた。そこからの新刊か

12月UFC「フライ級世界大戦」最後はケイプvsロイバル!…そのケイプが「イズマイウ論法」を語りだす



https://video.unext.jp/genre/martial?lc=LIV0000011828
12月14日(日) 8:45配信開始
UFCファイトナイト・ラスベガス112:ロイバル vs. ケイプ
見放題
見逃しあり|追いかけ再生
フライ級3位ロイバルと6位ケイプが激突するフライ級マッチがメインイベントで開催!
ライブ配信を視聴
ライブ開催日時
12月14日(日)
8:45 配信開始|9:00 開演予定
見逃し配信期間
見逃し配信準備完了次第〜1月13日 23:59
メインイベントは、平良達郎とも対戦経験のあるベテランのブランドン・ロイバルと、2連勝中のマネル・ケイプによるフライ級マッチ。
ベテランのロイバルが経験の差で制圧するか、それともケイプがいい勝ち方をしてタイトル戦線へアピールするのか――。

※プレリムを含め全試合生配信予定

ケイプvsロイバル



12月に突然フライ級の好カードが集中し、勢力図が非常に判りやすくなった。階級を変更する朝倉海、敗れた(考えれば王者に負けたのだから傷は浅い)あとに再起戦がもうちょっと先になる鶴屋怜が入らないのは残念だが・・・


それはそれとして



老害MMAファンは、「俺は日本で大人気のスーパースターなんだ」と海外で言い張ることで、一部にはうっすら「本当に…スターなのかも?」と思わせた男を知っている。
ヴァリッジ・イズマイウである。

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【メモ】「辺境伯」がいるように「都市伯」も存在する。覚えて持ち帰ってください。しかし、どこで「辺境伯」と差がついたか…

kuragebunch.com


都市伯について

第7話で登場した「都市伯」なるものについて解説します。

ひとことで言うと、都市とその周辺を統治する地方長官職といったところでしょうか。

「コメス・キウィタティスcomes civitatis」の訳です。「コメス」はラテン語で「従者、お供」の意味で、転じて皇帝の側近や高官指す言葉として使われました。「キウィタティス」は「都市」です。


「都市伯」が現れたのは、フランク王国が誕生する少し前の5世紀初頭頃。ローマ帝国期の「ディフェンソール・キウィタティス(都市保護官)」から発展したものとされています。有力市民からなる都市参事会(クリア)が弱体化したのに代わって都市を代表する存在となり、フランク王国の支配体制に組み込まれました。


「コメス・キウィタティス」が置かれたのは王国内でもローマ系住民が多い地域で、フランク人が多い地域では「グラフィオgrafio」と…(略)
ohnishikoichi.jimdofree.com




まあ、理屈はわかるんです。
都市も辺境と同様、(首都は別にして)王の手がそこまで回らないけど、やらなきゃいけないことは山積みになる。そこには権限と地位を与えられた者がいなければならない……



のはわかるけど…、というかむしろ「辺境伯」が有名になり過ぎてバランスがとれない、ってことだろ。漫才コンビでいえば〇〇とか■■、アイドルでいえば▼▼▼と同様だ(自粛)。

いま「辺境伯」でAmazon検索してみるわ


・・・・これぜんぶ別の作品?

しかし、都市伯にどんなキャラ付けをすれば「なろう」で使われるようになるのか。それは今後の課題

都市伯

なぜ、龍角散はCMに佐山聡を起用しないのか。

タイトルで済む

笑点を見てるとお馴染みのCM
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なめてんの
なめてるよな 龍角散

【恒例投稿】「今年の漢字」主催者が行う「漢字検定」はアホだと高島俊男が斬る(笑)

【速報】2025年今年の漢字は・・・「熊」 京都・清水寺で発表 全国各地でクマによる被害・目撃情報相次ぐ 和歌山・白浜のパンダ(熊猫)も 2位は「米」 3位は「高」

今年1年の世相を表す「今年の漢字」が12日午後、京都市清水寺で発表され、「熊」に決まりました。

ライブ配信】2025年の「今年の漢字」発表の様子をライブ配信

 「今年の漢字」ははがきやインターネットなどで応募が集められ、2025年は「熊」が1位となったということです。

 2025年、全国各地でクマによる被害・目撃情報が相次いでいて、近畿でもけが人が出ており、注意が呼び掛けられています。
news.yahoo.co.jp

2024年「今年の漢字」は「金」 京都 清水寺で発表

2024年12月12日 19時41分

ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、「金」(キン・かね)の文字が選ばれました。

▽オリンピック・パラリンピックの日本人選手などの活躍による、光をあらわす「金(キン)」と
▽政治の裏金問題などの影をあらわす「金(かね)」の2つの意味を

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241212/k10014665781000.htmlwww3.nhk.or.jp



発表に合わせて、過去の記事を恒例再掲載します。もとは2012年の記事。
そして、執筆した高島俊男氏は、2021年に逝去された。

 【2021年に報じられた訃報です】言葉をめぐる人気エッセー「お言葉ですが…」シリーズで知られるエッセイストで中国文学者の高島俊男(たかしま・としお)さんが5日、心不全のため死去した。84歳。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は妹、森沢敦子(もりさわ・あつこ)さん。

 兵庫県相生市出身。東京大大学院で中国文学を専攻、岡山大助教授などを経てフリーの文筆家に。中国文学や、その影響を受けた日本語や日本文学についての深い学識を背景に、大手出版社や新聞、学界の権威の誤りを批判する軽妙なエッセーが好評を博し、「週刊文春」に平成7年から18年まで連載した「お言葉ですが…」は、全18巻におよぶ人気シリーズとなった。

www.sankei.com

当ブログでの追悼文
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再掲載「漢字検定のアホらしさ」とは?

今年の漢字」とは

 
 一年を振り返り世相を表現する漢字一字を考えることで、皆様に漢字の持つ奥深い意義を再認識していただきたいと考え、1995年から毎年実施している行事です。
 毎年年末に、全国からその年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字を12月12日の「漢字の日」にちなんで12月中旬に、京都・清水寺森清範貫主に大きく揮毫していただきます。そして、一年の出来事を清めるとともに、新年が明るい年になることを願い清水寺に奉納する儀式を行います。
 当協会は、本年も「今年の漢字」を実施できることに感謝するとともに、「今年の漢字」を通じてより多くの方に漢字の素晴らしさを伝え、漢字への興味・関心を喚起し、日本語や漢字文化の継承・普及に努めてまいりたいと考えております。
http://www.kanken.or.jp/years_kanji/

この賞自体は、ひとつの遊びとしては面白いし、別にいいんじゃないかと思う。1995年から開始して、毎年テレビ新聞を含めたメディアの話題、権威となっていく「賞の立身出世物語」としても、近年有数の出世ぶりだ。

さて、こんな本がある・・・

今年の漢字」主催者が実際にゼニを稼いでいるのは、漢字能力検定試験のほうで、今年の漢字はそのプロモーションにすぎないといえばいえる。

高島氏はいう。

漢字検定とはどういうものなのか・・・「日本漢字能力検定協会」というアヤシゲな団体がやっている・・・ところがこのアヤシゲな団体のアヤシゲな検定が、平成4年に文部省認定の資格になり、いまでは大学や短大の入学試験につかわれている、つまり公教育の一角にくいこんでいるのだそうだ。

このあと、正字と簡略字に関する矛盾姿勢を指摘したのちに、実際に高島氏は同協会の問題集を見ることになる。

・・・あきれかえるほどのひどい問題ぞろいで、問題を作った人の程度がよくわかる。ついでに、こんな愚問ぞろいの検定試験を受けてできたのできなかったのと一喜一憂している人の程度の低さもわかる。・・・ただのパズルである。実用的意義はまったくない。こんなものができても、美しく端正な日本語の文章を書くために何の役にも立たない。かえって、ヘンテコリンな文章を書いて失笑されるのがオチだろう。

ひどい言い様だ(笑)
どんなふうにダメかの例。

どういうばかばかしい問題が出るのか、一つ例をごらんに入れよう。
「列車が方に出発するところだった。」
 この傍線部分にふりがなをつけよというのである。
 漢文に「方」が出てくれば、前後の文脈によって「マサニ」と訓読するばあいがある。しかし日本語の現代口語文で、「列車がまさに出発するところ」を「方に出発するところ」と書くことはない。言葉にも文字にも使いどころというものがある。これではムチャクチャである。

そして名探偵高島、「この列車が方(まさ)に出発するところだった」という一文が、広辞苑の「まさに」の用例であることを突き止め、しかもそちらでは「正に」の表記であったと暴く。

しかし「まさにこれから…しようとしている」という「まさに」をどうしても漢字で書くなら、むしろ「将に」である。その語感というのは・・・中国語の語感である・・・もし漢文脈の文語文だとすれば、の話である。・・・あまり感心はしない。「まさに」とかなで書くのが一番よい。
こんなバカな検定試験を受けて、「まさに」は漢字で「方に」と書くのが高級なんだと思い込んで(略)書いたらバカじゃなかろかと人に笑われるだけだよ。

高島さん、容赦ねえっス。

つくづく感じるのは、漢字検定の問題の作者には、言葉のレベルの感覚がまるでないことである。文字や言葉というものは、その前後の環境の中で出てくるものである。小学生でもわかるごくやさしい文章の中に、ふつうの現代文には出てくるはずのない言葉や文字が突如として出てはおかしい。いや、おかしいどころか、そもそもそんなことはありえない。
ところが漢字検定の問題には、言葉のバランスを失した文章がぞろぞろ出てくる。そればかりだと言ってもよい。

くまのプーさん」や「よつばと!」にはそういえば、子供が耳で覚えた難しい単語や言い回しが突然出てくるというギャグがあったな。(私もそのギャグは結構使う。)

そういう例を何例も、高島氏は挙げているが略す。
そして、とどめというか最後の一撃で、高島氏は検定試験の明白な間違いを指摘する。

(略)・・・ついでに、問題作成者の無知を示す、はっきりしたまちがいの例をあげておこう。
「法師、諱は玄奘という。」
いみな。ある人の死後にその人の本名を言う必要があった場合、それを「諱」と言う。ふつう、死んだ後にその人の本名を言うことは忌むべきことなので、日本ではこれを忌む名、「いみな」と言う・・・(略)
とにかく、諱というのは本名である。僧侶であれば、僧になる前の名である。(略)…玄奘は中国唐代の僧侶である。いわゆる三蔵法師である。この人の僧侶としての名前、法号が「玄奘」なのである。(略)・・・僧侶の法号(坊主としての名前)を「諱」と言うことは絶対にない。
つまりこの問題出題者は「諱」ということばの意味を知らないでこの字を問題として出しているのだからお話にならぬ。(略)とにかく出題者として無知の極み、救いようがない。


このあとも「奇妙な訓」「けったいな字」「文章全体がおかしい」「まったく無用無意味」と相次いで指摘しているが、引用者が疲れましたんで略します。

そして氏は、こう締めくくる。

漢字検定はただのパズルである。それも実用的学術的意味があるかのようによそおっているだけにタチのわるいパズルである
こんなパズルを文部科学省が、何か学術的意義があるかと思って社会にむかって推薦しているのだとすれば、その見識が問われる。
さいわい主催者の協会がぼろもうけした金を何かウサンくさい方面に使って問題になっているという(※この文章は2009年4月に書かれた)。文部科学省はこれを機に、推薦をとりやめるのが至当であろう。

高島氏の文章で紹介したいと思うものは別にあって積み残しているんだけど、こっちを優先させて紹介しました。
こういう目でぜひ、「今年の漢字」主催者と、その能力試験を生暖かく見守ってください。

「2025年マンガ10傑」ほか各賞選定。※現在は一覧と第1話リンクのみ

まず当ブログの「漫画10傑」の賞の特徴、注意点について。

【重要な注意点】
・「10傑」は1ー10位の順位付けをしているわけではありません。
・うちの賞の基準として、『過去に一度選んだものは、その後は自分が実際に面白いな、すごいな、と思っても選ばない』のが原則(※例外はある)。「なんであれ入ってないの?」と思う作品は、これが理由なことも多いと思います。※この記事の末尾に、過去の賞へのリンクを張る予定です。

2025年漫画10傑

ふたりバス

(未単行本化)
www.sunday-webry.com
 

以下、特別賞

内山安二賞 ※言うまでもないが、啓蒙的な面を持つ作品の、特に科学方面のもの。更に言うまでもないが、内山安二の名前は当方が勝手に使っているだけだ(笑)

野球・文明・エイリアン

shonenjumpplus.com
 

風雲児たち賞(新設) ※啓蒙的な面を持つ作品から、今回歴史・時代ものを独立させてみた。言うまでもないが「風雲児たち」の名前は当方が(略)

ハプスブルグ家の華麗なる受難

pocket.shonenmagazine.com
 

連載山場賞「MUJIN~無尽」 ※連載が続く中(多くは既に「10傑」に選ばれたもので、特に再度盛り上がった作品)

 

特別功労賞 「ヴィンランド・サガ」 ※連載完結の作品、あるいは「人」「活動」などにも贈る賞。

 

主演俳優賞(新設)

伊勢新九郎 ~新九郎、奔る!!より

主演男優賞 伊勢新九郎

 

助演俳優賞(新設)

サイッダを育てた小悪党夫婦~シルバーマウンテンより

サイッダを育てた小悪党夫婦




で、ふつうなら、それぞれの作品へのあれこれを語るのだけど、実はちょっと所用あり忙しい!本日から数日。

なので、作品名の一覧のみまず発表。

あとから、時間あればひとつずつ感想を追加する(数日後かなぁ)


このマンガがすごい!は書影が出たね

ことしはなんでありましょうか 来週か。




過去の一覧です 以前一度受賞した作品は、今すごく面白くても外すのが原則(例外はある)なので、今回のランキングに大きく関係しています

■「2024年マンガ10傑」ほか各賞を選定。第1話も紹介
m-dojo.hatenadiary.com

■「2023年マンガ10傑プラス」ほか各賞を選定、第1話も紹介(一応完成)
m-dojo.hatenadiary.com

■「2022年マンガ10傑」ほか各賞を選定します(10作品発表! 特別賞は後日に…)
m-dojo.hatenadiary.com

■「2021年マンガ10傑」ほか各賞を選定します。【10傑の紹介文完成】
m-dojo.hatenadiary.com

■「2020年マンガ10傑」ほか各賞を選定します■
m-dojo.hatenadiary.com

■「2019年マンガ10傑」ほか各賞を選定します。
m-dojo.hatenadiary.com


■【完成】「2018年マンガ10傑」(第3回「内山安二賞」も)を選定します。
m-dojo.hatenadiary.com

■「2017年マンガ10傑」を選定します。第2回「内山安二賞」なども併せて授与。 -
d.hatena.ne.jp

■「2016年マンガ10傑」を選定します。「特別功労賞」もあの作品に - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan)
d.hatena.ne.jp
■ひとあし早く、当ブログの「2015年/2014年マンガ10傑」を選定 -(つまり2014年は休みだった)
d.hatena.ne.jp
■(番外)「知の巨人」内山安二氏賛歌。そして第1回「内山安二賞」受賞作が決定!(※俺の心の中で) -
d.hatena.ne.jp
■「見えない道場本舗」選定・2013年度漫画10傑 
d.hatena.ne.jp
■「見えない道場本舗」選定・2012年度漫画10傑
d.hatena.ne.jp
■「見えない道場本舗・2011年度漫画10傑」(※ここから順位なしの10選に) 
d.hatena.ne.jp
■2010年度漫画ベスト 
d.hatena.ne.jp
■2009年漫画ベスト 
d.hatena.ne.jp
■2008年漫画ベスト 
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081231#p4