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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ノイエ銀英伝28話(TVer配信中)は「内政チート」の回。この辺が案外、一番好きかも

第二十八話 改革者 日テレ

7月23日(火)放送分
配信終了まで1週間以上
tver.jp

ブラウンシュバイク公ら門閥貴族との戦いに勝利したラインハルトは、帝国軍最高司令官と帝国宰相を兼任。事実上、銀河帝国の最高権力者の座に就くと、軍事、内政の両面で優秀な人材を積極的に登用し、大きな改革も次々に断行していった。一部の貴族の財産を没収し、貴族への課税制度も導入。さらに言論の自由も保証したことなどにより、民衆は活気づき、“改革者”ラインハルトに対する支持はさらに高まっていた。


帝国、同盟両方の内戦が終わって、次の激突が始まる前、ローエングラム体制が帝国の地固めをする回。
いわば内政の回だけど、考えればこのへんの描写が個人的には、読んだ当時一番面白く、またこの作品が別格だな、と思わせる部分でもありました。
もちろん「悪の旧体制は膨大な富を収奪してため込んでいたから、それを没収すれば改革の原資になり、順調に進みました」というのは革命の理想ではあるかもしれないけど、現実の歴史でそんな事例はほとんど無かったようにも見えて、ややご都合主義なのだけど、そんなエクスキューズすらない架空歴史やファンタジーが横行していて、「いい王さまだから、いい政治でした。ただそれだけ」ぐらいの解像度のものが多かった…ような気がする(ろくに読んでない感想ではあったけど)。

「いい政治とは公平な裁判と、公平な徴税、その二つで良い」といった名言や、開明派貴族カール・ブラッケなどの登場も忘れがたい
(この回、自分もまだ未視聴で、登場するかどうかは未確認だけど)

NOIE銀英伝28話 「改革者」