そうだ、追記【現在、すでに終了しています】
いうの忘れたけど、いま1-3巻がまるごと無料試し読み可能なんだって
(リンク表記は「1巻」だけど、2も3も無料)
csbs.shogakukan.co.jp
では本題
【放送スタートまであと1週間】はやいもので明日から7月。7月7日の放送開始まであと1週間となりました!
— TVアニメ『からかい上手の高木さん』公式 (@takagi3_anime) 2019年6月30日
2期ではどんなからかいバトルが繰り広げられるのか、そして西片くんは今度こそ高木さんをからかい返すことができるのか…どうぞお楽しみに!#高木さんめ pic.twitter.com/GO5QzWsK1W
【からかい劇場パート③!】いよいよ明日より第2期放送開始!そして引き続き今夜も「からかい劇場」のお時間です。
— TVアニメ『からかい上手の高木さん』公式 (@takagi3_anime) 2019年7月6日
謎の音声の答えを高木さんから聞き出すべく、今夜は西片くんから仕掛けますが…!?
ラストのパート④は明日の夜公開です!#高木さんめ pic.twitter.com/KDfCDybFOI
まず、最初に下世話ながら「売れている」という話をしておこう
www.manga-news.jp
これが昨年なのだから、すでに500万部に到達しているのかもしれない…いや…600万部だよ!
www.lisani.jp
スピンオフもあるし、総冊数もシリーズってことでいえばかなり多いんだろうけど、というかそんなスピンオフ作品が出てくること自体が、商業的大成功の証だ。
現在少年サンデーで「最終防衛線」の死守を陣頭に立って行っている編集長が「ゲッサン」時代に発掘したシリーズとして、たぶん最大級のヒット作品だと思われる。、まさにモンスター級!!
からかい上手の高木さん (11) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者:山本 崇一朗
- 発売日: 2019/07/04
- メディア: コミック
からかい上手の(元)高木さん (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者:稲葉 光史
- 発売日: 2019/03/12
- メディア: コミック
しかし、自分は同作品の隆盛を、なんとも複雑な目で見ていたのですよ。
懸念している内容は、ここに書かれている通りだけど…要約をしているので、再紹介しよう。
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com・グルメ漫画は、新聞に一紙1本ずつ「四コマ漫画」があるように1誌、あるいは1サイトにひとつか二つあるのがデフォルトになってる気がする。
・それに似た感じで、非常に増えてる(気がする)のが『少人数での、限定された場所での小粋(あるいはシュール)な会話劇を中心に、そういう人たちの”関係性”を描くショートコミック』だ。
・たとえば、人気という点ではアニメ化もされているのだから「からかい上手の高木さん」とかがトップの走者となるのだろう。
・過去に「ゲッサン」を指揮し、現在は週刊少年サンデーの編集長してるあの人が、このジャンルに強いんじゃないだろうか。
・ただ、主流作品はこれに、「恋愛要素」を絡めようとする傾向が出てきてるようなんだよなあ。
・自分としては、あまりそういうものでなくても、十分成立すると思うのだけど…
このツイートも、別の言い方で、重要点を説明している、と思う。twitterに限った話でもない。
あーそうか。Twitter連載漫画で「男と女がつかず離れずの距離で特に進展ないままイチャイチャしてる」やつが多い理由って
— ニカイドウレンジ (@R_Nikaido) 2019年7月2日
「飛び飛びに読んでもOK」「たまたまRTで回ってきても分かる」というTwitterに最適化された仕様なのか。
こぐまのケーキ屋さんも、設定がひと目で分かるしキャッチーで、基本的には日常を描いてるだけなので単品でも全然理解できるものなあ。
— ニカイドウレンジ (@R_Nikaido) 2019年7月2日
スマホで縦スクロール漫画が生まれたようにTwitterという媒体によって漫画がまた変化したってことなんだな。
しかしだ!!
「高木一強」体制は、ますます強化されている感あり。
そのおかげで、「ここには無限の未来がある、多様性がある」と思っていた開拓地が広大な単一の牧場になってしまったような、ハイネセンが建国した共和国の理想が、トリューニヒトによって支配されてしまったような……(笑)
はてなダイアリーがはてなブログになったら画像が見やすくなったので、この前作ったマッピングを再掲載してみよう
※ブコメで「あの作品は?」という声が多数寄せられた。画像を直すのは難しいし、どこの位置に当てはめるべきかもまたいろいろむつかしい。何度かこの種の研究ではやっているが、ブコメ・コメント欄と含めて一体化したものと考えてほしい。あと、この画像どこで改変・再掲載してもいいので、どうぞ自分なりのマップ改訂版を使い、当学会(笑)に報告してください。
【ブコメでの指摘】
スクールランブル
BOYS BE…
となりの関くん
しかし、「関係性ショートコミック」で一強化したがゆえに、他ジャンルすら食い殺そうとしている(気がする)このモンスターは、表題にかいたように「少年サンデー」が生んだんだよ。
くわしくいえば、人間のわるいこころと公害と少年サンデーの伝統が生んだモンスター。うる星やつらが、
さよなら三角が、
タッチが、
らんま1/2が、
プロレススーパースター列伝が、そういうエッセンスが「からかい上手」を生んだと。
この作品は「デスゲームもの」であるのか?しかし「ルール」がよくわからん。
そも
そも!!
君たちはどういうルールに基づいて勝負をしているのか。
どうやって勝敗を判定しているのか。
説明があるようで、ない。「カイジ」でいう気づきのゲームか。エスポワールの限定じゃんけんか。
…つまり、このマンガもデスゲームの系譜にあるんだよ。(そうか?)
デスゲームというのが、剣と魔法もの(ドラクエもの)、異世界ものや食べ物もの、のように一ジャンルとして確立されているのはわかる。
幽遊白書、HUNTER×HUNTER、バトルロワイヤル、ジョジョ……そしてカイジやアカギなど、一定のルールの中でバトルをすることがテーマの作品が、肥大して定着する様は見ていたつもりだったけど、いまいち把握できん。さかのぼればヒッチコックなどが何度も映像化した「ライター点火と指切り落とし」話とかあるしな。(ふだんなら何でもないことを一回も失敗せずやれ、という賭けの話、その後荒木飛呂彦がエッセンスを取り入れて「放り投げたポップコーンを10回連続口で受け止める」というんネタにして描いてたね)
こういうのの源流はカスガさん(@kasuga391)に聞くしかない(笑)
togetter.com
しかし!モンスターたる「高木さん」は、このデスゲームを自らに取り込み、「恥ずかしがったら負け」とかいう、わけのわからないルールを相手と読者に押し付けていく。そして、それがなぜか大人気になる。
こんなモンスターを…少年サンデーの60年は生んでしまったんだ!!
この作者・山本崇一郎……若き日にあの「ゆずチリ」すら戦慄させていた!!
ゆずチリ。
まさに「関係性ショートコミック」で世に打って出ている、あの男。
そもそも自分が関係性ショートコミックの概念を思いついたのは彼が原作をしている「ふたり生徒会」によってだった。
その、「赤門を捨てて漫画界にきた男」こと、ゆずチリ先生が、恐ろしい回想を描いている。( 第35話 「ラブこめ」より)
www.sunday-webry.com
ゲッサンで、連載トライアウトに参加するチャンスを得た彼。
そのコンピューターのごとき頭脳を生かし、ゆずチリ氏はサンデー…ゲッサンの傾向を検討し、こう結論付ける。その結論は…
しかし!!!
なに、この不幸。
孔明と同時代に、周瑜はなぜ生まれたのか……。
ゆずチリ氏の「忍者シノブさん」残念ながらアニメにならんかったしな…
その後、彼は「軍門に下った」といったら失礼なのだろうが(失礼です)、
「ラブコメ寄り関係性ショートコミック」連載に本格的に手を染めている。
kuragebunch.com
ジャイアント馬場とアントニオ猪木のように、「おれはゴーイングマイウェイ!」と闘志を燃やしているのだろうか。(※プロレススーパースター列伝から離れろ)