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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「モンスター」山本崇一朗が、ふるさとゲッサンで新連載。しかし「野球漫画の描き方が…」



作品紹介
とある高校の硬式野球部
渚 茜、一ノ瀬かりな、姫宮ユキ、
三人のマネージャーのグラウンド サイド ストーリー!
何処にでもありそうで、此処にしかない青春のにちにち。
からかい上手の高木さん』の山本崇一朗が描く
マネージャーたちの日日是好日!!

gekkansunday.net

一応読んだが、

山本崇一朗の新連載

という、これは個人のお気持ち。

サンデー、講談社を行き来してはショートギャグマンガ市場を独占して呑み込む、サンデーの歴史と公害が生んだ哀しきモンスター、山本崇一朗であるが、そのサンデーの歴史は野球漫画の歴史でもある。あのレジェンドがいま住まう場所で野球漫画は、かの怪物でもチト緊張で本調子がでないんじゃないだろうか。
山本崇一朗がモンスターであるという話はこちら
m-dojo.hatenadiary.com
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ふたりの大物作家が、おそれおののく。


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──個人的には『からかい上手の高木さん』以降、ラブコメの方向が変わった気がしているんですが……。


若木: 『高木さん』はモロにそうですよね。山本崇一朗先生の本質は(後略)…


…だが、野球理論も日々変わる。ゴロではなくフライを打て、と言われるようになったのはいつごろだ。
汝バントするなかれ、とも言われる。


そんな、体力任せではなく、知と理を極めてこそ勝てるベースボールの奥深さを描く展開に、徐々になっていくのではないか。
それは世界最高の知的ゲーム、「将棋」の奥深さ、複雑さ、勝負の厳しさを、タイトルの段階ですでに描いていた「それでも歩は寄せてくる」の作者であるからして。


あと、野球と同時に「マネジメント」の物語であろう。だってマネージャーが主人公なんだし。
そういう点では
ジャイアントキリング
「ベー革」
「僕はまだ野球を知らない。」
「ドラフトキング」
フットボールネーション」
「砂の栄冠」
フットボールアルケミスト
など、スポーツマネジメント漫画の中に打って出る、のかもしれない。


また、「女性マネジャーと野球」ということでは、ジェンダー問題もこの作品で描かれていく可能性は高いかもしれない。高くないかもしれない。


ゲッサンは恒例として、次の月の号が発売されたら連載一話が公式サイトから読めるようになる。
これもそうなるだろう。来月、気になったら読むとよろしい。
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※追記 8月10日にやっぱり公開されました。
www.sunday-webry.com