INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「災害・遭難でグループ内の地位が逆転」もの、最近も映画が作られてるが、その起源は?【創作系譜論】

これで思うのは、この『サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー (@Sarnathhall) 』アカウント氏の紹介する映画は、実際にその施設に行って鑑賞できるかどうかに関係なく、面白い小規模映画を知る情報源としてフォローしておくといいんじゃないか、ということです。
というか、この前「ホロコースト会議映画」「911テロの遺族に、どう補償金を分配すれば一番”公正”か悩む弁護士の映画」
紹介したでしょ?それも両方こちらのアカウントですし。
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com



さて、それはそれとして。
この『逆転のトライアングル』という映画、新機軸はたぶん色々盛り込んでいるのだろうけど、基本設定が、正直「なんか、ベタやな!」と思わないではない。

www.youtube.com


じゃあ、どんな過去作があるんだ、
どこで聞いたんだ?となると、いまいち分かんないのだけど……

という時に、偶然べつの連ツイを見た。元はイギリス階級社会の風刺小説?(なのかもしれない。元の書き手も、最古の作品などと断言してるわけではない)


あっぱれクライトン
J.M.バリー 著,福田恒存, 鳴海四郎 共訳


詳細情報
タイトル あっぱれクライトン
著者 J.M.バリー 著
著者 福田恒存, 鳴海四郎 共訳
シリーズ名 市民文庫 ; 第1905
出版地 東京
出版社 河出書房
iss.ndl.go.jp

福田恆存訳か!!

そのへんのラノベのコミカライズでやっぱり似た設定のマンガがあった(筈だ)。

雑誌サブスク「ブックウォーカー」で読める、どこかの雑誌のどこかの連載で、やっぱり異世界だか無人島だっかに、高校のクラス?(だったかなあ)が丸ごと飛ばされる?か遭難する。
その中で、むかしからサバイバルだか野外キャンプだか忍術だったかを趣味・道楽(特技)にしてて、クラスの中では浮いた変人扱いだった主人公が複数生まれたグループの、リーダーの一人となり、ほかの通常のクラスヒエラルキーをそのまま持ち込んだ…すなわちそこでは”無能”のグループと対立する、みたいな話があったような無かったような!


なんでこんなにぼんやりしてるかというと、ブックウォーカーのサブスク雑誌を流し読みしてると、異世界っぽい作品と雑誌が脳内で融合されて、マジでどの作品でどんな内容だったか、ほどよく分かんなくなってくるんだよ!!!(お疑いの向きはやってみろ!!!)


「バーナード嬢曰く」でも、はじめ面白がって「なろう小説」を読んでいたド嬢が、この奔流にのみ込まれ……

バーナード嬢曰く なろう小説をかたる

これの意味は、ブックウォーカーのサブスクに真面目に付き合ってる人間だけが初めてわかる……はず。



あ、文章にしてみると、ちょっと森恒二先生の「自殺島」「無法島」シリーズに似てるっちゃ似てるな。



「ソウナンですか?」では平時のスクールカーストと非日常のそれの対比、みたいな構図は出てきたかな?
あまり覚えてないや



【創作系譜論】※準タグです。この言葉でブログ内を検索すると関連記事が読めます

中国の出版社が【日本の作家】に「共産党統治と一つの中国への賛同」を求めるらしい…映画銀英伝や陰陽師は…


少しブクマコメントが付いている

[B! 検閲] 蓉堂居士 on Twitter: "中国の某有名出版社から、びっくりするような連絡が来る。僕の紹介した日本人の作者について「中共の中国統治、ひとつの中国の観点を認めるか、もしくは反対しないか確認し、返信を写メで送ってほしい」という。 もちろん拒否。 暗澹とする。いよ… https://t.co/pOUHTiCjpm"
EoH-GS 中国では文学が政治と密接に関係するので、言論統制する場合は真っ先にその対象になるということを日本人はあんまり理解してないよね、というのを陳舜臣さんが書いてた思い出/神戸の人なんかい! 検閲 現代中国
2023/01/18 リンク yellow


conficonfi 後のツイートにはっきりと日本を褒めた教師が解雇されるとか書かれてるからこの人はネトウヨだよね
2023/01/17 リンク


mmuuishikawammuuishikawa 忖度か 中国
2023/01/17 リンク


ka-ka_xyzka-ka_xyz コロナ前、地方政府が関わるSFイベントにお呼ばれしてたSF界隈の人たちがこういう話にどう反応するか、割と気になる。
2023/01/17 リンク


ashigaruashigaru これが新しい戦前だ
2023/01/17 リンク


maturimaturi Google政府か? |画像(アカウントのアイコン) 深大寺のアレか https://www.jindaiji.or.jp/about/ganzandaishi.php
2023/01/17 リンク


neco22bneco22b 民主主義や国際ルールから逸脱しない範囲で認めると答えたらどうなるのかな?

で、このツイートを読んで、真っ先に連想したのは

「どうする芳樹」。でした。大河ドラマ化決定。

というか、俺、すでに予言小説書いてたじゃねぇか。
ここまで小説と、現実社会の状況が一致するのはヒューゴー・ガーンズバック以来だよ(自画自賛

自作が中国で映画化決定の日本作家は、香港問題語れないやろなあ…、という小説(フィクションです)

m-dojo.hatenadiary.com

香港の現状の上で、なお「中国版・銀英伝映画」は予定通り完成するのだろうか

m-dojo.hatenadiary.com


実は「中国で人気の作家」ということになると、「陰陽師」が大人気の夢枕獏も入るし、東野圭吾も入る。
もちろん村上春樹のような純文学もしかり。

漫画や、漫画原作のアニメも中国で大人気なものはあるだろう。

彼らも濃淡はあれ、さまざまに時事評論・社会批評的な文章をもエンタメ小説と並行して書いていたり、エンタメ小説の中にそういう時事評論的な内容が入っていたりもする。

そこから入る、中国からの印税・収入が莫大だ、というひともいるだろう。

どう……なんすかねぇ。

そして!!これは邪推、憶測の類いだが……


「最近」こうなったのではなく、既にずっと前から、中国でビジネスをやっている作家と、出版社や版権会社の間では、ひそかにこういう約束、一筆が交わされていたのではないか?だって、そういうものがなくて、突然日本の作家・漫画家が台湾問題や人権問題に言及し、そのために中國で制作企画が進行していた、彼らが原作の作品の映像化が、あちらの当局の介入で頓挫したら、あっちの業者が億円単位の被害を発生させかねない


…というのが、当方の推測、でございます。



ところで。
ginei.club

nlab.itmedia.co.jp


ここから6年、どうなったのだろうか。
普通に考えれば「コロナ禍により、少し製作が停滞している」とかなのだろうけど……。

上のシミュレーション小説でも、その結末ルートが開かれているように

「硬骨の原作者が、冒頭に記されているような『中共の中国統治、ひとつの中国の観点を認めるか、もしくは反対しないかの確認』を求められ、毅然としてそれをはねのけ、その結果としてこの企画がお蔵入りになった」とかもある、かもしれない。
この、キャゼルヌのように……

「(略)ばかな連中だ」
「ひとりの例外もなくね。私が後方勤務本部長の令夫人になりそこなったのは、どなたのせいだったかしら」
「ふん!」の一言で、後方勤務本部長の椅子をけとばした男は狼狽した。
「お前はおれのやることに反対しなかったじゃないか! おれが辞表をたたきつけて家に帰ったら、もうスーツケースに荷物をつめていたくせに…」
夫人は動じる色もみせない。
「当然です。あなたが自分ひとり地位を守って友人を見すてるような人なら、私はとうに離婚してましたよ。自分の夫が友情にうすい人間だなんて子供に言わなきゃならないのは、女として恥ですからね」


いや、中国で原作が映画化される、という立ち位置なら
夢枕獏も同じか。
同じだろうな。
そうか。
映画か________



ええい獏ネタだからといって、文体模写から離れろ。
こっちはもっと最近の情報だ。ただ、こっちは既に完成…というか公開されたっけ。

eiga.com
[映画.com ニュース]夢枕獏氏による人気小説「陰陽師」が、中国で実写映画化することが決定し、ポスターがお披露目された。「陰陽師晴雅集」「陰暘陽師瀧夜曲」の2部作での映像化となっており、既にクランクアップを迎えている(公開時期は未定)。中国のポータルサイト「新浪(SINA)」などが報じている。


これも一種の「呪」だ。違うよ…とセルフツッコミしたいところだが、言葉や概念それ自体が呪、とは作品の中で言われてる言葉だ。
ひとつの中国、という言葉には、いかなる呪力があるのか……

夢枕獏陰陽師」より、呪とは言葉
夢枕獏陰陽師」より、呪とは言葉

以上の話は、単純に、推測・妄想であると認める。
――――だが、じゃあその一方でファクトとしての「2017年に公表された、中国での銀英伝の三部作映画化は現在、どこまで進んでいるのか?」について、誰かご存じですか?
脚本は?主演は?共演者は?(設定から考えると、中国の役者だけで作られる可能性は低い訳で…)

そこから、冒頭紹介のツイートに、連想が戻っても、これはご容赦いただきたいものである。
(ひとまず了)

「帯ギュ」「とめはねっ!」の河合克敏先生のご近況はいかがだろうか?【漫画小ネタ集】

m-dojo.hatenadiary.com
の話を書いていた流れで、ふと考えたこと。


ほとんどの、さっき俺が言った小学館の「ナインティーズ・マフィア」や、それより一世代ほど前(80年代後半に活躍)の少年サンデー軍団は、ある意味凄い話だけどだいたい、今でも活躍ぶり・活動は可視化されている。どこかに連載持ってる人がほとんど(すげぇよな、マジで…)。



で、河合克敏先生は「とめはねっ!」を覚えてる人も多いだろう。
これが、2015年16号まで隔週連載。

その後、変わったところで、ネット連載のショートギャグ「うどんちゃん」が2020年まで(らしい)。
bigcomicbros.net
2019 年にコミックスにもなった。


2016年、自転車をテーマの読みきり。


2017年、その時放送されていた「おんな城主直虎」(舞台が先生の地元だった)に関する、エッセイ漫画的な読切も。

河合克敏の出身地が、井伊直正ゆかりの地。「おんな城主直虎」関連の読切


そして、パラリンピック応援の、視覚障碍者柔道を描いたアニパラのキャラデザなどをしたのは…あっ、これは2019年か。
www.nhk.or.jp

いま、時系列が重要なので……これはうどんちゃん連載終了前、となるな。


そして2020年の、「To-yトリビュート本」にも寄稿がある。

こういう本は、まずどこかで記念の原画展イベントとかを開催し、そこに飾られた原稿・寄稿が本になる、というパターンも多く、これもそうだったと思われる。
 ↓


そして、いろいろ検索した結果、2021年のプラモデル雑誌?にインタビュー記事が掲載されている、らしい。



…そして、2022年の活動情報が、こちらでは正直見つからなかった。いや、業界通でも関係者でもない俺が、ちょっと検索して見つからないなんていっても、普通に活動してましたよ、という話も十分にありえるが!!!
さらにいえば、経済状態を外野が邪推する必要もないが、アニメ化もドラマ化もされた作品があり、愛蔵版や文庫版も出ているのだ。
ちょっと連載に一区切りをつけたあと、のんびり1年、2年をゆったりすごしても、全然おかしくない。
さらにいえば、氏は綿密な取材に裏打ちされた作品が多いから、いま現在は次回作への取材中!!かもしれない。




…ただ、ほんのちょっとだけ気になるのは…2016年の読切自転車漫画って、冒頭に、ギャグ的な軽い描写だけれども「健康診断の数値が悪かった」「メタボ一歩手前」みたいな事を描いているのだ。だから自転車をはじめましたよ、という流れ。


ちょっとのんびりしてるだけかもしれない、あるいはどこかで活躍(秘密裡に取材??)しているのをこちらが見逃してるだけかもしれないのに、外野でさわぐのもまぁはた迷惑かもだが、それでもこの1、2年の、河合克敏氏の活動…息災なりや、をご存じの方がいましたら教えてくださいませ。


ブクマで2022年の氏の活動情報が寄せられました。

「帯ギュ」「とめはねっ!」の河合克敏先生のご近況はいかがだろうか?【漫画小ネタ集】 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

<a href="https://www.chunichi.co.jp/tokai_pages/h_event/charitytop" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://www.chunichi.co.jp/tokai_pages/h_event/charitytop</a> ここの出品者名簿に名前がありますね。昨年末のチャリティー色紙展。

2023/01/26 09:25
b.hatena.ne.jp

追記 2023年7月末の月刊スピリッツ重版出来!」完結記念の企画で登場。

togetter.com

「うっちゃれ五所瓦」大相撲編として30年ぶり復活!/まもなく「宗像教授」も帰還!

気をつけろ
極道小町
ドスッ

…は、字の違う御所河原(組長/こち亀)のほうだ。

御所河原組長の名句

本題に戻って……



「うっちゃれ五所瓦 粘り腰編」は、週刊少年サンデー小学館)の人気作「うっちゃれ五所瓦」が約30年ぶりに復活した作品。不器用で口下手だが相撲への情熱は誰にも負けない男・五所瓦角を主人公に、かつて高校相撲で展開された物語が今度は大相撲を舞台に繰り広げられる。
natalie.mu

うっちゃれ五所瓦大相撲編


まず、高校生編…無印の「うっちゃれ五所瓦」は、とてつもなく面白い、傑作漫画であった、ということを改めて表明せねばならない。
websunday.net

自分はよく椎名高志藤田和日郎河合克敏の活躍した1990年代半ばのことを「ナインティーズ・マフィア」と呼んでいるけど、「うっちゃれ」は1988年19号から1991年29号まで、というからちょうどまさにその直前、そして少し重なる時期……となるんだね。ゆうきまさみ機動警察パトレイバー」とほぼ同期生。ナインティーズ・マフィアのなかでも、サンデー登場の早かった河合克敏の「帯ギュ」が同年開始だったそうだ。
あの時期のサンデー的な”熱”も思い出せるだろう。

サルまんで、桃太郎のパロディを引き合いに出しながら、「サンデーは、ペンに活性炭を混ぜてでも汗臭さを抜く」と言われたのはこの時期の作風でもありましょう。
「うっちゃれ」は汗臭いけど、いわゆる「体育会系」とはだいぶ違う………何が違うかは、ええい読んでもらわんと。たとえば団体戦の都合上、五人組なわけだけど、1〜3番手はともかく、4番手、5番手の造形を見よ、という感じで……


いかん、書きすぎて話がすすまん。


だがもう一つ追加すると、3番手が「プロレス指向(当時、U系はあっても「MMA」は無かったのだ!)のレスリング選手」で、相撲の強さとはちょっと別方向の強さを持っているから、それが強みにも弱みにもなり、レスリング技を相撲に応用するスリリングさで話を回していく……というアイデアが、最新のヒット相撲漫画たる「火ノ丸相撲」にも引き継がれた、という部分も紹介しておきたい。




で、これは「火ノ丸相撲」を追う形で、高校相撲の人気作品が大相撲編に突入することになる……で、何しろ30年前に終わった作品だし、大相撲編の起点はどこにおいてもOKだったはずだだけど……今回、大相撲編は「優勝には届いていなかったが、千秋楽でこちらも優勝戦線から外れた横綱と熱戦の末に勝利し、関脇から大関昇進を決めた」という、なかなか仕掛けのありそうなポジションからスタートしました。


懐かしい「めちゃくちゃ辛辣でひねった視点の、観客の”ヤジ”が多数飛ぶ」も含めて、懐かしさと新規さどちらも兼ね備えたスタートです……と同時に、「サンデーの人気作を、30年後のビッグコミックに持ってきての続編が描かれる」という現象自体に、作者・読者・そして出版界全体の「老い」を感じるのは不自然でしょうか…。


まあそこは考えずに(笑)、楽しみましょう。


そして宗像教授が間もなく再登場。

まずはゆっくり待つのみ……

うっちゃれ五所瓦と宗像教授

作者的にはすでに「わたるがぴゅん!」などを出していたべテラン人気作家、という立ち位置だった。

NHK「明鏡止水」で二刀流特集 /BSフジで「なめろう」/テレ東でトップガン

まあ、最初の番組紹介だけでも重要なんだけど。

二刀流 明鏡止水 NHK 23時


インターネット上で、「二刀流は実用の技術か?机上の空論(あるいは武蔵だからこそ可能だった)か?」は、繰り返し繰り返し話題となっており。

というかタグが付いてるtogetterだけで32件よ(一部は大谷翔平だったりするけど)
togetter.com

最強!?武蔵の剣
初回放送日: 2023年1月25日

武術の達人たちが集結し、熱いトークと秘伝の技を披露する。MCは自身も武術の心得がある岡田准一と、格闘技通のケンドーコバヤシ

生涯無敗伝説!宮本武蔵の二刀流▽福岡で伝承!晩年に完成した兵法二天一流のKAMIWAZA!▽武蔵の好敵手!?忍者の鎖鎌の威力▽武蔵が残したもう一つの二刀流・円明流を百田夏菜子が体感!▽植芝盛平のひ孫が披露!合気道に息づく武蔵の兵法▽常勝武蔵を破ったといわれる流派登場!神道夢想流杖術の秘技▽時空を超えたライバル流派の奇跡の手合わせにスタジオ白熱▽達人列伝は名古屋の地に古武術の神髄を伝えた加藤伊三男
www.nhk.jp

放送後は当然、NHKプラスでの配信もあり。

なめろう(植野食堂) BSフジ 18時

今回のは、昨年6月の回の再放送らしいわ。

www.bsfuji.tv
次回予告

207
あじなめろう
本日は、あじの美味しさを追求し続ける専門店、東京・赤羽「鯵家」の厨房へ。教えてもらうメニューは、「あじなめろう」。春から夏にかけて脂のノリが良くなると言われるあじ。中でもお酒のあてに人気の「あじなめろう」は、もともと千葉県の郷土料理。漁師さんが獲れたての鮮魚を不安定な船上で料理するために考えたそうで、こぼれやすいしょう油ではなく味噌を使ったとのこと。一説にはそれが「皿をなめるほど旨い」ことから「なめろう」と名づけられたとか。こちらの「あじなめろう」は、あじの食感を残すためにあえて身を叩きすぎず、卵の黄身と絡ませた一品。しかし、あじ専門店を開いたにも関わらず、実は店主はあじが苦手。好きでもなかった「あじ」で、なぜ勝負をかけることになったのか?その理由に迫る。
本日も、一品に込められた作り手たちの優しさを、お腹いっぱいいただきます!

放送日
2023年1月25日[wed]
初回放送
2022年6月8日[wed]

トップガン テレビ東京 19時

さすがに午後1時半からの、あの枠での放送ではない(笑)よる7時からだ。


www.tv-tokyo.co.jp



”幕府”の正当性(正統性?)は何に由来する?『「幕府」とは何か』が発売


「幕府」とは何か 武家政権の正当性

武力だけでは権力を維持できなかった。正統性なき政権の、支配の正当性とは何か。

700年におよぶ”武士の政権”について、私たちはどれほど本当に知っているだろうか。「清和源氏でなければ征夷大将軍になれなかった」「”鎌倉幕府”は後世の学術用語で、当時は使われていなかった」などの数々の誤解を正すところから始め、古典から最前線までの学説も総括。「京都を食糧で満たす」ことが正当性の根拠となった古代の「都市王権」から、「法の支配」も意識された鎌倉・室町期を経て、「伝統としての権力」が強調される江戸時代までをたどりながら、支配の正当性がその折々にどうアップデートされてきたのかを、歴史学政治学社会学・哲学の垣根を越えて描き出す。日本史を見る眼が一変する、かつてないスケールの歴史書!


思えば、個人的には高校生の時に山本七平「現人神の創作者たち」を読んでから、ずっと歴史の肝として、ここが気になってきたのだなぁ。


そしてこの、矛盾に満ちた”難問”があったがゆえに、日本の学者や思想家はずいぶんと鍛えられてきた。この問題を考察しなければ、そもそも政権の正統性、正当性を問うという発想が、日本ではマイナーなものになったのではないかな。

また同時に、「なんだかんだ言っても、武力で税金を取り立て、兵を動員できないことには権力は生まれない」というリアリズムにも裏打ちされている。


もちろん幕府の正当性をめぐる議論は、幕末の尊王攘夷や討幕論に始まったでは無く、大泉洋…じゃなかった源頼朝率いる半グレ集団が鎌倉を仕切り始め、承久の乱で元エンペラーを島に流した時から既に始まっている。


m-dojo.hatenadiary.com

m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com



著者の過去の著作もいろいろあるようだ。

名曲「布団の中から出たくない」(打首獄門同好会)はこの季節に何度も聞かれる定番になったかも(※根拠はない)

初耳のかたはどうぞ。

www.youtube.com
打首獄門同好会「布団の中から出たくない」 MusicVideo

絵:るるてあ( https://twitter.com/k_r_r_l_l_
アニメ:ナガサカシゲル

2018年1月24日リリース
ニューシングル「冬盤」

[収録曲]
1. スマホの画面が割れた日
2. 忘れらんねえですよ
3. 布団の中から出たくない
4. フローネル(LIVE)
全4曲

布団の中から出たくない

布団の中から出たくない

  • Living,Dining&kitchen Records
Amazon


山下達郎が毎回クリスマスに、コブクロが毎回桜の季節に、Tubeが夏に、ボーナスのようにカネ(印税)が入ってくるという。
ことほどさように特定の季節、特定の行事に合わせた歌はおいしい。


そんな中で、かなりのブルーオーシャンであった「めちゃくちゃ寒い日」の歌をリリースした打首獄門同好会の戦略はまことに正しい。
発表時、まだコウペンちゃんもそれほどメジャーでなく、この曲で出世の足掛かりをつかんだ感もあった。