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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

草津町が、弁護士のツイートに対して懲戒請求を行う方針だとか

togetter.com

togetter.com

岸本弁護士の草津町に関するツイート

関連
www.jijitsu.net


そもそも論を書くが

弁護士法 | e-Gov法令検索
第八章 懲戒
第一節 懲戒事由及び懲戒権者等
(懲戒事由及び懲戒権者)
第五十六条 弁護士及び弁護士法人は、この法律(弁護士・外国法事務弁護士共同法人の社員又は使用人である弁護士及び外国法事務弁護士法人の使用人である弁護士にあつては、この法律又は外国弁護士による法律事務の取扱い等に関する法律)又は所属弁護士会若しくは日本弁護士連合会の会則に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける。


この「品位を失うべき非行」に該当する行為は何か、という話になるのだが、最近も、懲戒請求をした人間が、それは不当な請求だということで損害賠償を求められる、という話があった。
だからざっくりいうと

1:懲戒に値する
2:懲戒には値しない(結果的に値しなかった)が、請求が不当だとはいえない
3:不当な懲戒請求である(というか「不法行為」か、損害賠償までいくなら)

の3種がある。懲戒が成立した場合の1は別に議論の必要が無いとして、懲戒が成立しなかった場合、これまた「2」か「3」かが争点になる。

で、どれにしても「品位を失うべき非行」とは何か、という話になるわけで・・・・・・


自分の感想、評論としては上記の岸本弁護士のツイートは「品位を失うべき非行」に該当しない、というのは難しいだろうな、と思うのですが、最終的な結論がどうなるかはわからない。
見守っていきましょうか。

しかしまぁ、懲戒請求って結局判断するのは司法業界の中のひとなので、厳しく判断するといつか自分に返ってくる危険もある。果たしてどうなるんでしょうかね。岸本弁護士のこれに対する反論なども出たら読んでみたいところ。


追記〜少々の幕間劇。

週刊朝日休刊…これに限らず1雑誌が消えると「コラムが無くなる」が問題。/「あれも食いたいこれも食いたい」移籍継続を!

週刊朝日、6月9日号で休刊

2023年1月19日 5時00分
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 朝日新聞出版が発行する総合週刊誌週刊朝日」は、5月最終週に発売する6月9日号で休刊します。
(略)1950年代には100万部以上の発行部数を記録。2008年に発行元が朝日新聞社から朝日新聞出版に移りました。昨年12月の平均発行部数は約7万部でした。

 朝日新聞出版は「週刊誌市場が縮小するなか、今後はウェブのニュースサイト『AERA dot.』や書籍部門に、より一層注力していく判断をしました」としています。
www.asahi.com


そうか「街道をゆく」もこの雑誌だったな。
論より証拠で、自分自身がここ数年、dマガジンにも入っているから読めたのに、読まなかったんだよ。
もう黄昏を迎えていることは誰もが分かっていた。ここまでよく保っていたものだ、と思います。同時に「それでも続くのか、サンデー毎日は」と思ったり思わなかったり……。


ただ!!
週刊誌として特集記事的なところでひきつけるものがあるかというと同誌はなかったけど、正直・・・

でも、週刊朝日に限らず、どこの雑誌もそうだが!!数本〜10本はコラムがある!!!
そのコラムの、どれも面白くない、読む価値がないという雑誌は……1,2雑誌あるかもしれないけど(笑)、基本的に何かが読む価値あるものがほとんど。

単純に面白いのもそうだし、「物議をかもす」「批判的にウォッチする」もある。

週刊朝日は、「名人の技ここに至る」と故高島俊男を唸らせた「東海林さだおの あれも食いたいこれも食いたい」(単行本は「〇〇の丸かじり」というタイトルになる)これ、どうするの!!!移籍連載を強く求める。


それ以外は物議をかもす系が多かったが(笑)・・・・・・・


そして、どの雑誌にも「書評」欄がある。ここで毎週、5-10の本が紹介されれば、それはいい本の紹介もあるよ。
ここで書評を書いて収入にしていたライターもいて・・・

たしか最近の本の雑誌だったか?サンデー毎日で書評を書いていたが、そこでの寄稿が終了して食えなくなって古本屋をやる、みたいな原稿があった・・・・・・・・


そういう人も心配になるのである。

楽天ブックスとdマガジンでは週刊朝日など「読めるコラムの制限」が違う?

という話も気になった。あとで書きたい

「撮影」をめぐる諸問題。自衛隊基地も、都の委託事業も……


www.rilg.or.jp



www.okinawatimes.co.jp


ksl-live.com






もともとこの話って…懐かしいなあ、グーグルがストリートビューを始めた時、それに反対・懸念する声が凄く多数あったんだよね。
いまの定着ぶり、利用されっぷりを見ると信じられない若い人もいるんじゃないかな。

それを論じた2009年の記事に出てきた。

m-dojo.hatenadiary.com

問題の根本、もしくは根本に近いところにあるのは「見る・撮影する」とはそも何ぞや?という部分だと思う。
一昔前の通販CMの「みーてるだけー」とか、ショーウインドーごしのトランペットにべったりの少年CM(あれ、なんのCMだっけ?)のように、基本的に見るって行為は、うざくても他者危害の原則から外れていて、問題にしようがなかった。「何ガンつけてんじゃ、われは」というのは正当な抗議ではなく、理不尽な”因縁”と呼ばれてるし(笑)。


こんな事件もあった。
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そういう問題の総まとめとして2021年に書いた総括記事での話。

・『撮影』という行為はそもそも、近代の法律の基礎が固まったあとの新概念である。そして、他者危害の原則からいって、何も触れない、壊さない「撮影」は、ほぼ「なにもしてない」というのと同じ扱いになってしまう。その一方で、実際上は一種のパワー、暴力、権力である…だから、なんとか整備したつもりでも時々バグが発生する。
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この問題は、けっきょくまだ解決していない。

【漫画小ネタ集】山下和美「世田谷イチ古い洋館の家主になる」最終回、秋本治「BLACK TIGER」も完結へ(グランドジャンプ)

山下和美「世田谷イチ古い洋館の家主になる」最終回
いま2巻出てるから、全3巻かな?

たぶんブログで一回紹介してるけど、自分はこの作品を飛び飛びで読んだので、正式な流れをつかんでない。
ただ、その飛び飛びの回の印象でいうと
その、「古い洋館を保存せよ」という自分たちの運動は絶対的な正義ではない、ということを少し認識してる。
その上で、やはりあらゆる手段を尽くしてその洋館の解体を阻止しようとしてるので、ちょっとピカレスク…ナニワ金融動的な法律や、様々なブラフを行う戦略的な駆け引きがあった、

世田谷イチ古い洋館の家主になる

…と記憶している。そこが少し面白かった。


と、同時に…これはごく一部だったみたいだけど、元の家の住人である「尾崎行雄」に関してごく短い紹介マンガをかいていて、ここも興味深かった。

世田谷イチ古い洋館の家主になる、から尾崎行雄


そして、最終回だから、もちろんある程度の区切り、決着が付くのだけど…ほうほう、こうなったのか、と思いました。


秋本治 「BLACK TIGER

秋本治氏は、こち亀というとんでもない金字塔の建設を終えたのだから、あとは好きなことをする権利がある。
ちょっと一昔前ともいえる「西部劇」の中に、いかにも現代的なガジェットなども交えて、アクションを描いたのだし、それは十分に及第点‥‥10巻以上の巻数を数える作品になった。
自分が「こち亀」に持ったような愛情というか、高評価を与えたい作品とは正直言えないけど、秋本治が楽しんで描ければ、それで何もいうことはない。


グランドジャンプは「カモのネギには毒がある」もなかなか楽しい。

注意喚起をともなう詐欺・悪質商法、勧誘を描く作品と考えれば、「クロサギ」や「テロール博士の怪しい授業」など、これも青年誌では必要なジャンルと思う。
そして内容も結構楽しいし、ひところ話題の「行動経済学」を知る機会にもなるはず。

作者はヤンマガでかつて「新・信長公記」を書いてた人で、それは設定も含めてうーん、面白いと言えば面白いが、それほどでもないといえばそれほどでもない…みたいな感じでした、個人的には。
だが「カモのネギ」は面白い作品と言い切れると思う。

「テツぼん」と「釣りバカ日誌」が昨年秋、同一世界でコラボ共演【漫画小ネタ集】

ほんとにこれは小ネタなのだが

テツぼんと釣りバカ日誌の共演 300話記念


というのが、昨年秋…だったかにあった。画像にあるように「300回記念」として。

テツぼんと釣りバカ日誌の共演 300話記念


テツぼんは既に、作画者が同じだとはいえ小学館講談社の壁を越えて「ツヨシしっかりしなさい」と世界観を繋げてのコラボもしてる。

それは登場したとき、こっちに、追加収録した

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テツぼんとツヨシしっかりしなさいのコラボ

し、同じビッグコミック系のこの作品も、それなりに調整はしやすかったのではないか。


ただ、それ以上に鉄道うんちくをテーマにした「テツぼん」、電車が作品世界にはまったくかかわらない作品なんてある種の時代劇、SF、ファンタジーものしかないのだから、作りやすいっちゃつくりやすいんだろう。鉄道関連の話題に「視察」などでパッと来てパッと帰っておかしくないわけだし。

そういう点では、記念回にどんどん、他作品とのコラボ回をやっていく…そんな名物連載があってもいいな。


同一作者・違う作者どっちでも、こういう他作品と世界が繋がって、世界が広がる光景は、個人的には「物語のロマン」として大変好きですねぇ

昨年秋の掲載だから、たぶんまだ単行本になってないかな…そろそろかな??

浅沼襲撃事件も容疑者(山口ニ矢)を称賛し「血の叫び」「感謝し激励」…等々浮かれる声が(「テロルの決算」より)

山上容疑者宛てに計100万円 ネットで英雄視、憤りも


 安倍晋三元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題が注目されたことなどから、山上徹也容疑者(42)=殺人容疑で送検=宛ての差し入れが続々と届いている。現金は100万円超に。インターネット上では刑の減軽を求める署名活動や英雄視する投稿もあるが、8日に現場に訪れた男性は「英雄視するのは間違いだ」と憤った。
 容疑者の伯父によると、容疑者が鑑定留置中の大阪拘置所大阪市)には、お菓子などの食料品や衣類、書籍、現金などが届いている。容疑者が入る単独房に収容し切れないほどの量で、一部は伯父宅にも転送され、ファンレターも届いた。

www.tokyo-np.co.jp


似たような言葉を聞いたな…と、この本を、再度開いてみた。

本作はもはや伝説。沢木耕太郎の最高傑作がついに電子書籍化!
あのとき、政治は鋭く凄味をおびていた。ひたすら歩むことでようやく辿り着いた晴れの舞台で、61歳の野党政治家は、生き急ぎ死に急ぎ閃光のように駆け抜けてきた17歳のテロリストの激しい体当たりを受ける。テロリストの手には、短刀が握られていた。社会党委員長・浅沼稲次郎と右翼の少年・山口二矢――1960年、政治の季節に交錯した2人のその一瞬、“浅沼委員長刺殺事件”を研ぎ澄まされた筆致で描き、多くの人々の心を震わせたノンフィクションの金字塔。第10回(1979年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

あったあった。
世に知られた「国士」たちの、なんとも軽佻浮薄な浮かれっぷりよ…

事件の翌日、東京虎ノ門霞山会館には、早くも右翼十三団体の中心人物を初めとする百人が集まって、「愛国者時局懇談会」という会がもたれた。主宰者は治安確立同志会の高津大太郎だった。
まず赤尾敏が口を切った。
「マスコミが右翼の暴力というんで、この可憐なる少年愛国者である山口君の行動を、袋叩きにしておるのであります。私は、山口さんのおやりになったことが、これは立派なことであると、日本民族の血の叫びであり、日本生命の発露であり、天地正大の気が時によって煥発するという、このひとつのあらわれだと思います。山口さんは私のところに一年ちかくおりましたが、非常に無邪気な、純情な、まったく何と申しますか、まったくウブな少年愛国者という言葉にふさわしい人だったんです。私のところにおる頃から、共産党はもちろん大嫌いだが、社会党共産党のネコをかぶったものだ、日本を滅すところの勢力だ、これは自分たちが生命がけで、国家の正義力となって自己犠牲をするよりほかない、と純情に思いつめていたようです」


この事件に対して右翼がどう対応すべきかを議論することが目的だったが、会は議論より二矢を讃美することで終始した。
「山口君のお父さんは陸上自衛隊の一佐、昔でいえば大佐です。公務員であるところから進退伺いを出すとか聞いていますが、そんな必要はない。われわれは山口君のお父さんに対して感謝し激励する。断じてやめる必要はない。あなたが立派だから、こういう子供さんが生まれた。日本人として敬意を表するから、現職に留って子供さんの養育に当たっていただきたい」


という意見も出された。そして、二矢は「日ならずして」出てくることができるだろうが、その日を早めるために努力するということが確認された。最後に二矢の「美挙を讃え、健康を祝って」全員で乾杯がなされた。その時、参加者の口からは「乾杯!」という言葉と共に、「おめでとう!」という言葉が交わされた。
翌、十四日、港区芝白金にある治安確立同志会の事務局には「山口君救援対策本部」が設置された
昭和二十三年、日本共産党書記長徳田球一は、佐賀市公会堂で講演中、ダイナマイトを詰めた手製の手榴弾を投げつけられ、一週間の傷を負ったことがあった。その主謀者であり、「日本人にして日本人に非ざる野坂志賀徳田の如き奴輩に我天に代りて誅す」という斬奸状を書いた古賀一郎は、NHKテレビのインタビューに答えて、「私は山口にくらべると勇気がなかったと思います」と語った。

浅沼稲次郎暗殺事件の時の犯人賞賛の声

歴史は繰り返さないが、韻を踏む。



実はこれに対応するような…というか当時の”国士”の皆様が絶賛した「山口ニ矢の父親の自衛官」の人間像が、沢木の詳細な取材によって、同書で明らかになっている。
その横顔、肖像……特に事件後の立ち居振る舞いは、ある意味で本当に粛然とさせられる。

ひとことでいえば自由主義個人主義への徹底。

その後、連合赤軍などに材を取って描かれた「食卓の無い家」や、令和になっても繰り返される同種の問題を描いた「工場夜景」と対比させてもいい。
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そこまで、今回書く余裕はないが。……あ、半年ほど前にtwitterでの会話を記録していたわ!!
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【資料】初版単行本の帯は、こんな感じである

たまたま今回は、初版本を引用することになったが、何と帯がそのまま残っていた。貴重なので画像として残しておこう。

テロルの決算 初版の帯はこんな感じ
沢木耕太郎「テロルの決算」初版の帯

こんご来襲の寒波が「超強力」「観測史上初」の可能性も?事前の準備・備え必要に

とりあえず、サムネイルの意味が分からない人は置いていく

強い寒気が2回襲来。1回目は、今週末20日(金)~21日(土)。週明け23日(月)~24日(火)は更に強い寒波襲来。しかも強烈寒波だけではなく、関東に雪をもたらす「南岸低気圧」の動きに注意が必要です。普段、雪の少ないエリアで大雪のおそれが…(略)

南岸低気圧」で関東など太平洋側でも雪のおそれが出てきていますが、たとえ雪にならなくても、厳しい寒さとなりそうです。

24日(火)は、大阪や名古屋でも雪マークで、最低気温は氷点下2℃、最高気温も2℃止まりと、冷蔵庫のような寒さとなりそうです。

太平洋側など、普段、雪の少ないエリアも含めて広い範囲で大雪となり、交通機関が乱れたり、多くの世帯で水道が凍結してライフラインに影響が出るおそれがあります。物流がストップして、食料品が不足…(略)


(1)停電…(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)…(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、
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