中島太一の退路を断った挑戦は「終わる」のか？
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で書いた通りで
…本来は（中島は）番付がもっと上、であろうとこれまでの実績では判る。だが、RIZINでは証明されてないのも事実……な時に、ちょっと適当な相手がいないスーチョルに当てると。
これは見かけの番付を、少し調整して「実際」に近づけたと思うんだ。ちょっと説明が難しいが…しかし中島太一にとっては、おそらくこれが「最初で最後のチャンス」であり、勝てば相応の扱いにそのまま乗る。負けたら…当分というかもう「出世試合」はないだろうな。淡々と前半の穴を埋めるだけ
中島太一が実力者であることは、一応は証明されたと思うんだ。たとえば佐藤将光とかと対峙しても十分いい試合になると思うし、朝倉海に勝つイメージも見える…そういう１Rだったとは思う。
それでも２Rで秒殺された結果がある以上、以前の記事で書いた「大関グループ」からは遠く離れてしまうだろう。これからまた、RIZINで２敗だか３敗だか、黒星先行した選手同士で第２試合、第３試合を戦い、運よく勝てたら休憩前に、これも無名のコーサカスの民と国際戦をする、あるいはヒロ・ヤマニハ戦とかが組まれる、みたいな扱いになってくれたら「幸運」だろう。
そこまで中島をプッシュする必然性はぜんぜんRIZINには無い。
残念ながら、勝つしかないはずの試合で勝てなかった、中島太一は。
その結果を受け入れるしかないかと思うと、他人事ながら気が重い。
この大会に関わってくれた方々、応援してくれた全ての人に感謝致します。
— 中島太一/Taichi Nakajima (@taichi31986717) May 1, 2024
無惨にも散りましたが、この試合のためにできることはやってきました。もうこれ以上できないくらい練習をした。
妻と娘をはじめ、色んな方々のサポートがありこの試合に辿りつけました。だからこそ結果で恩返しをしたかった。… https://t.co/xWoXAkALQK
金原正徳vs鈴木千裕
予想が全然はずれているんだけど「ああ、こんな感じか」と、こちらは特に気が重くならない。金原が辞めるも続けるも、十分にやりきっているからだろう。
あと「じゃあいいよ、この次クレベル・コイケが勝つから」という謎の代替案が脳内にあるから。自分的には寝技師の寝技が見たいので、そういう思いがある。でも未来vs平本蓮の勝者なのかな、次期挑戦者って
倉本一真と、太田忍
ふたりのレスリング力は紙一重の差だと思うのだけど、たとえばヤン・ジヨンと太田忍が闘った時も、大田ー牛久戦のように、ちゃんと倒して上になるだろう、と思う。倉本一真はもう少し確実にテイクダウンしてくれるだろうと思っていたが、試合後インタビューをみたらヤンが巧みに踵をロープにかけたのがテイクダウン防御として上手かったのだという（ルール内だし、自分も同じ立場ならそれをするだろう、と倉本の言）…にしても、テイクダウンを綺麗にやる場面もないし、逆にがぶられたりする倉本の株価は、自分の中ではちょっと安値になりました。逆に言うともっと無双で、いわゆる「大関級」一歩手前か大関級だと思っていたので。
あの足関節は、必要なんですかね……練習的には得意だから、仕掛けたというんだけど。
あと、最終的に抜けた、外したとはいえ、フロントチョークをあそこまでセットされるのはやはり印象が良くない。太田なら、そうはならないと思うんだ……
そして太田忍は、まさにこういう試合をしてもらいたい、という試合だった。自分は一本勝ちとかKOに余りこだわらない。朝倉海にも、こういう試合が全然できると思うのだ。ただ、井上直樹ならどうかね……
