マジでキックボクサー並みというか、キックボクサーよりも上手いだろってくらいの膝蹴りよな朝倉海って、
— ◪ZUKA3◪ (@ZUKA3_425_K_L) January 1, 2024
タイミングといい強さといいやばいな。 pic.twitter.com/PBQG0lHbq5
まず今回の朝倉海の試合前、試合そのもの、試合後すべて、称賛に値するものでありましょう。
もうあの体重差では無意味やん、とかリカバリー制限は意味が違ってくるよね、とかはさておいて…ここはやらないという選択を普及させるという意味でもありだったかもだが…結果的に行われた試合は自分も含めて楽しんだのも事実。
その後の、「アーチュレッタの体重超過を責めていいのは僕だけなんで」というマイクアピール、さらには能登半島地震を受けてファイトマネーから100万円を寄付したというおまけつきだ。
実は「兄の朝倉未来は少年院に行くほどの不良だったけど、自分(海)は別に悪いことを豊橋時代もしていない、普通の善良な市民でしたよ」という話もあったな(笑)。
微力ですがファイトマネーの一部を募金させていただきました。
— 朝倉 海 Kai Asakura (@kai_1031_) January 3, 2024
一日も早い復興を願っています。
この投稿を見て少しでも募金しようと思ってくれる人が増えると嬉しいです。 pic.twitter.com/z6zHpMDCo9
しかしいかにリング外で紳士的な振る舞いがあろうと、あるいはその逆でも、ファイターはリング内で本来評価されねばならない。
で、体調のことは全く考慮しないとして、ベラトールでそうそうたる実績を積み、RIZINでも無敗だったアーチュレッタを、膝蹴りでKOしたという、その点がすごいわけで。意識を失わせるKOもすごいが、意識は残っていても戦闘不能にさせる腹部へのテンカオで、MMAで勝利するのはなまなかではない。それも元谷友貴に続いてなのだから。
本来的なら、フェアな試合なら、あの組んで上を取りつつ積極的に攻めまくるアーチュレッタスタイルは大好きで、悪いが彼を応援してただろう。けど、今回は勧善懲悪の意味を込めて、素晴らしいフィニッシュでした。
そして、この技を磨いて必殺技にした以上、朝倉海が本来、あまり得意ではない「テイクダウンを積極的に仕掛ける」「上を取って攻めてくるグラップラー」に対して、すごい防御の武器を手に入れたんではないか?という風に思うのですよ。何しろアーチュレッタも元谷も組み技では相当だし、RIZINトップレベルなんだから。
ただ、今回はあくまで例外的な事象だとみる人も多いのよね。まず青木真也。
…2R中盤タックルに来たアーチュレッタのみぞおちにテンカオ(カウンターのヒザ蹴り)を合わせてダウンさせ、追撃のパウンドで2R3分20秒でTKOとなった。
この結末は直前の青木のほぼ予想通り。だが、感想を求めると「前提条件があまりにも…だと思う」とため息交じりに声をしゃがれさせ、こう続ける。
「68キロの戻し制限で50%の減点でスタートって、アーチュレッタにしたら特攻してぶっ倒して引き分け(ノーコンテスト)にするしか選択肢がないってこと。本来、アーチュレッタはテークダウンして上を取って殴りながらポイントを取って僅差で競り勝つ選手なのに、それができない。そりゃヒザも入るだろ。〝処分〟が戦術に影響しちゃってる。やりすぎだと思う」
news.yahoo.co.jp
大沢ケンジも、動画で語った朝倉vsアーチュレッタの分析はほぼこの感じ。
RIZIN大晦日徹底解説!朝倉海アーチュレッタは試合前に決まっていた⁈堀口神龍はビビった!新井丈の反省https://t.co/JUUOcO3LvM
— Kenji Osawa大沢ケンジ (@kenjiosawa) December 31, 2023
家帰ってすぐに大晦日の3試合を振り返り!
勝敗を分けたのはここなんだよなー
レッドカードの減点や体調不良で、アーチュレッタは「めちゃくちゃ積極的に出て、KO勝ちするしか選択肢がなかった→単純に前に出る(しかもパンチでKOを狙う)パターンになった→そうすると膝蹴りが入りやすい」という・・・・・
そんな見方があるなかで、朝倉海の王座には、タックル、テイクダウン、組み技で「五輪級」の力を持つ、あの男が狙いを定めている・・・・・
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) December 31, 2023
新年あけましておめでとうございます!
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) December 31, 2023
2024年はRIZINバンタム級の
ベルト巻きます!
チャンピオンになります!#RIZIN #太田忍 pic.twitter.com/bSMXdzcvBk
ただ、流れ的にはすぐに王座挑戦とはならんやろね。
まず、「海は太田が判定負けした元谷にKO勝利している。まだ早い」と言われればなかなか反論がしづらいし、この前太田が判定負けした(自分は太田の勝ちでいいと思うんだけど)佐藤将光の次戦が決まった。
これは、次期挑戦者決定戦になったとみていいやろ。
次戦決まりました!
— 佐藤将光 ShokoSato (@SatoShokoh) December 31, 2023
最高の相手用意してもらえこれから3ヶ月張りのある人生送れそうです! https://t.co/wdVJ7azJ2s
おまけに、「太田が判定負けした元谷に勝った●●」が大晦日にもう一人増えたわけで……実は、このへんの流れの正統性や説得力を太田は重んじるタイプらしく、自分からこう言い出した。
ヴィンス・モラレス
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) January 4, 2024
Come to japan again!
Let's dance with me🫰🏽#RIZIN pic.twitter.com/ZqLkZeXz42
うん、これなら勝ち方次第では次・次期挑戦者になるだろうし、佐藤vs井上の試合内容によっては優先される可能性も多いにある。
牛久絢太郎のバンタム転向あたりも気になる所だけど、トップグループの中では上記の「朝倉海のテンカオをものともせず組んで上を取れるか?」的な視点では最も興味深いから、今年中の対戦にこぎつけてほしいと熱望しています。
ただなんや、「俺はストライカー」とか言ってるな。ダースチョークで死ぬほど締め上げたあと、解除してぶんなぐってKOするのを「ストライカー」というのかどうかはしらん(笑)
5勝4KO尚更戦績が
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) January 3, 2024
ストライカー!#おれはストライカー pic.twitter.com/yz5rkr6AJQ