いや、自分だって気づかずに、しかも自分で(勝手に)命名した4月15日の「鉄人忌」も、何もしなかったし…。
たまたま10年前の自作まとめを、見つけたからさ。
togetter.com
この経緯はちょっと面白かったのでツイート埋め込みで紹介するね。
ブログ更新
— ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊) (@hondanamotiaru) April 30, 2024
夏目房之介曰く
「ミュータント・サブが漫画に登場した頃は、まだミュータントなんて言葉を普通はしらなかった。よほどのSFマニアじゃないと。」
アメリカよ、これが日本だ!
X-MENよりも2年早いミュータント漫画、石ノ森章太郎「ミュータント・サブ」 https://t.co/0QEsdt4kqs
SFでもファンタジーでも推理ものでも、今普通に使われている専門用語はいつから、何によって定着した?を調べて整理しておくのは普通に重要な事業だし、やってて楽しい(笑)https://t.co/VbaInS5kNc
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年4月30日
長くなるので割愛しましたけど、
— ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊) (@hondanamotiaru) 2024年4月30日
同番組で呉智英さんが「サイボーグという言葉は石ノ森章太郎が作ったという説がある。原作、サイボーグ009として英和辞典にも載った」と発言してました。
で、そういえば最近、横山光輝もサイボーグ言うてたなと思って過去ツイを今探ったら、そっちは009より3年早い! pic.twitter.com/O8NLWg8X7h
— ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊) (@hondanamotiaru) 2024年4月30日
秋田コミックスセレクトでは
— ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊) (@hondanamotiaru) 2024年4月30日
なぜか「サイボーグス」になっていた。
続・鉄人28号は「サイボーグ」表記。 pic.twitter.com/HJ4UMz1mqB
横山・石森のSF概念漫画輸入はまさにデッドヒート…なのだけど、横山さんは例によってのんきにひょうひょうとしてるから、この時代の(特に同業者とのライバル意識とか)、そういう回想的なものが残ってない気がする
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年4月30日
「まんが浪人」だけじゃ足りんのよ https://t.co/E6AyRRwBNs
↓
togetter.com
水木しげるの貸本漫画『サイボーグ』は1960年ですしね
— ぶたお@もてラジ (@kentlow) 2024年4月30日
これを貼るのを忘れてました!https://t.co/2QkKbSzNE8
— ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊) (@hondanamotiaru) 2024年4月30日
で、このまとめから関連まとめにリンクが張ってある。(いい仕事してるぞ、10年前のおれ)それが、没10年の時に作ったまとめであり、今年が没20年ということを思い出したのだ。
今でも人気の巨匠なのに「語られなさ」はナンバーワン!!なんでやろなぁ?
・いまでも刊行され、読まれ続けてる作品がある
・SFとかロボットとか魔法少女とかエスパーとか、彼が先陣を切った「ジャンル」は今でも隆盛である
・昭和の大物として知名度もある
・最近でも映像化されている…(かな?一番新しい、横山作品映像化ってなんだろうか)
………なのに、ホントに語られないな!!今回の「没20年」、どこかで商業的にも文化研究的にも、大きな動きがある?なにか、砂の嵐に隠されていて人目につかない装備でもあるのか。
…この、逆方向に「なぜ横山光輝&横山作品は『語られない』のか」を論じる論考も、一部ではあるんだよね。みなもと太郎氏の横山論は、そのへんを少しかすめていたし、唐沢俊一とかも語ってたはずだ。職人的、というキーワードもあったかな。
でもさ、たとえばの話「横山光輝の世界」という感じの展示会、企画展とか、どこもやろうと思わないのかな??手塚治虫や水木しげるの個展があるのだから、横山光輝のそういうのがあってもいいと思うんだけど(あったらすいませんね)
数年前の、上野の三国志展では、少しコラボがあったけど・・・・・・・
上のまとめを見ると、漫画に強い川崎市民ミュージアムではかつて、「横山光輝の世界」展を開いてたらしいが。
ということで、「今年が横山光輝没20年です」(うかつにも過ぎてしまったが、4月15日が命日の「鉄人忌」。)ということだけ、お伝えします。
そして、6月18日で「生誕90周年」である……ということは藤子不二雄コンビと、ほぼほぼ同世代だったんか!!(藤子・F・不二雄も昨年末から生誕90年やってるもの。)
yokoyama-mitsuteru.com
年 譜
1934(昭和 9)年 6月18日、神戸市須磨区に生まれる。
1946(昭和21)年 中学生。この頃から漫画を描き始める
1949(昭和24)年 手塚治虫「大都会メトロボリス」を読んで本格的に漫画を描き始める
神戸市立須磨高校入学。在学中より「漫画少年」「探検王」などに投稿を始める
1951(昭和26)年 横山みつてるのペンネームで商業誌に投稿。十数本の作品が掲載となる
10年前もその話題やってたんだが、むしろこの「生誕90年」のほうがポジティブなニュアンスがある。
それも、改めてお伝えする。
それを知って、何か「ぼくのわたしの横山光輝論」や、イラストを書いてみようかと思う人が出てくるかもしんない。