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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日夜からドラマ「極主夫道」スタート(日テレ)/連載サイトでは「メイキング」ルポ掲載

午後10時半から 日テレ。

www.ytv.co.jp
…龍(玉木宏)は、“不死身の龍”と呼ばれる伝説の極道だった。大きな抗争が起こった時、たった一人で敵の組に乗り込み、一晩のうちに壊滅させたという伝説を持つ龍。彼の存在は極道の世界で語り継がれていた。
極道から足を洗った龍は、妻の美久(川口春奈)、娘の向日葵(白鳥玉季)と平穏に暮らすように。美久とは「二度と人ともめ事は起こさない」と固く約束して結婚した。出勤する美久のために弁当を作り、掃除・洗濯・料理と、すべての家事をする“専業主夫”として、毎日忙しく過ごす龍。


こちらがメイキングのルポ漫画
kuragebunch.com



自分はこの作品については……海外で受賞したときにブクマコメントで書いたように

「とんがり帽子のアトリエ」「ルーヴルの猫」「極主夫道」がアイズナー賞に輝く - コミックナタリー

『ヤクザがクソまじめに●●をしたら』というジャンルを唐獅子株式会社以来見ていると、飛び抜けたものとも思わないんだけどなあ。/でも『ヤクザ』というコンテンツは意外なほど海外で知名度あって痛し痒し。

2020/07/26 17:33
b.hatena.ne.jp

「やくざがそのノリを保ちつつ、まじめに〇〇をする」という別ジャンルのいろいろと比較して「あっちのほうが面白かったじゃん」「〇〇こそがその先駆者じゃん」とか言いたくなるんだけど、まぁそれは冷静に考えると老害の繰り言であり、「いま・現在」その人気作、代表作はこれなんだから、このドラマ&原作漫画に頑張ってもらい、結果的に先輩にあたるような先行作品にも光が当たってほしい、と応援したい所存だし、見ていきたいと思います。




極主夫道 4 (BUNCH COMICS)

極主夫道 4 (BUNCH COMICS)

そもそも秋スタートのドラマは。漫画原作ものは。

thetv.jp

ざっと見たけど、当方で紹介できるようなものは特にないのでコメントしません。ただ、何が読者の皆さんに合うかはわからんので、一応始まる前に見た方がいいかもしれない

「客観性も公平性もない」…丹羽文生氏、東京新聞に東京新聞批判を掲載。「本紙の主張に合わせたら、それこそ”御用執筆者”だ」

2020年10月11日東京新聞「新聞を読んで」。

f:id:gryphon:20201011142740j:plain
東京新聞東京新聞を批判した、丹羽文生氏(2020.10.11)

やはり、政治学徒としては取り上げておく必要があろう。安倍晋三長期政権の評価 についてである。これまで厳しい安倍批判を繰り広げてきた本紙は「国政の私物化」(9月7日朝刊5面 「社説」)、 「最後は力でねじ伏せる」 (同11日朝刊5面「社説」) と辛辣な言葉を使って料弾している。
なかんずく、辞任会見翌日 の「こちら特報部」(8月29 日朝刊24面、25面) は、政治的スタンスを一にするコラム ニストたちのコメントを並べ、「ゴマ化しやウソや強弁でここまで引っ張ったのは、 ある意味ご立派」と皮肉たっぶり。客観性も公平性もなく 、読んでいて気がめいった。

こう指摘すると、本コーナーのファンから政権擁護の 「御用評論家」とのレッテルを貼られるかもしれ ないが、新聞批評を任された以上、本紙の主張に合わせるつもりはない。 仮に迎合すれば、それこそ本紙の「御用執筆者」 になってしまう。
 |もちろん、筆者は、安倍政権の7年8カ月を全面的に評価しているわけではない。モリカケ・サクラはもちろん、終盤の新型コロナ…(後略)


この欄は「紙面批評」であり、ここはある程度紙面への辛口、批判的な文章が載るのがデフォルトである。立花隆氏が70年代にすでに報告した米紙の「オンブズマン」制度、オプエド制度などはすでに知られ、日本でもすでに導入されて…は、いる。

それでもなお、ニュアンスというか度合いというものはあるもので、やはり紙面で紙面にここまで直截に批判を投げつける、という例はあまり見聞きしない。


そして、「たとえばアメリカ大統領、中国国家主席を批判するより、日本国首相を批判するよりは、身近に執筆の場を得ている媒体を批判するのがむつかしい」「御用評論家と同様に『御用執筆者』がいる」というのも、なかなかにするどいところを衝いた何かであろう。
さらにそしてそして、つまりはこれを載せる東京新聞も、評価に値するのではないか。


と、感心したのでこうやって記録に残すのです。

「日中問題」という「国内問題」

「日中問題」という「国内問題」

高田延彦、遂にコールマン戦について語る!?「証言UWF×プライド」発売

「証言UWF」シリーズのスピンオフ企画。
1996年のUWFインターナショナル崩壊後、U戦士たちが向かった舞台は総合格闘技のリングだった。
プロレスと格闘技の間で漂流し続けた男たちが踏み込んだ、引き返し不能地点。
彼らが“ガチンコ"のリングで見たものは何だったのか。プロレスラーたちが見た総合格闘技の全舞台裏。
髙田延彦、田村潔司らが語る総合のリングの虚と実のすべて!


カクトウログさんも紹介記事を書いている
kakutolog.info
俺のブクマ

終わりなきUWF 高田・田村・中邑らが語る『証言 UWF×プライド』発売 | プロレス・格闘技・ボクシングの情報配信|カクトウログ

また私たちに『答え合わせ』をしろとおっしゃるか(笑)。いや、むしろ新しい問題集か……

2020/10/10 16:13
b.hatena.ne.jp


そこを経由で宝島のページに…

tkj.jp

虚と実をすべて語る!
『泣き虫』では未公開! 髙田vsコールマン戦の真相

ルビコン川を渡った男たちが味わった
「非幻想」の世界とは?

髙田延彦 「コールマン戦は与えられた仕事を全力でまっとうしただけ」

田村潔司 「サクとの試合を“大人の事情”でやりたくはなかった」

榊原信行 「髙田さんも、田村も桜庭も交渉が簡単な人ではなかった」

藤田和之 「ケアー戦の勝利は“受けてなんぼ”のプロレスのおかげ」

中邑真輔イグナショフとの再戦は、負けたらやめる覚悟だった」

A.猪木 「髙田vsヒクソン戦は、観る前から勝負はわかっていた」 ほか

髙田延彦 「コールマン戦は与えられた仕事を全力でまっとうしただけ」
髙田延彦 「コールマン戦は与えられた仕事を全力でまっとうしただけ」
髙田延彦 「コールマン戦は与えられた仕事を全力でまっとうしただけ」
髙田延彦 「コールマン戦は与えられた仕事を全力でまっとうしただけ」



さて、この問題ならネットを検索した皆さん、まずうちに来ますよね(笑)。それで正解です(笑)
つまり、この本の「答え合わせ」であります。

2000年の桜庭和志

2000年の桜庭和志

  • 作者:健, 柳澤
  • 発売日: 2020/02/27
  • メディア: 単行本

一部、紹介記事を「再放送」します。
m-dojo.hatenadiary.com

おお、すごい!

高田延彦ヒクソン・グレイシーには二度も敗れたとはいえ、この翌年に猛者ぞろいの第1回PRIDE-GPで頂点に立ち、UFC、PRIDE両方の王者になったマーク・コールマンに関節技で一本勝ちしているんですぜ!!

はっきりいって、日本人ではごく少数の人しか成し遂げていない快挙。MMAルールでのUFCヘビー級王者からの勝利は、ひょっとして高田延彦ひとりをもって空前とし、今なお絶後とす???(※今思い出せば、マークケアーに勝った藤田和之やヤマヨシいたね)

 

ならば彼を語るときには、「ヒクソンに敗れた男」ではなく「コールマンに勝った男」とのキャッチフレーズになるべきではないか?謙虚な男よ…

 

とかなんとか

言っててもしょうがないので

本題に。

 

 

ここでおなじみに連載中の柳澤健「2000年の桜庭和志」で、古参ファンには、うーむという話をしているいるいる。

 

 


専門家の予想は、圧倒的にコールマン有利、実際、第1ラウンドはコールマンが高田を圧倒した。

だが第2ラウンドに入ると、コールマンの勢いは急速に衰え、結局1分44秒、高田がヒールホールドで一本勝ちを収めた。世界的な強豪から見事な逆転勝利を収めたことで高田延彦ヒクソングレイシーに連敗したショックを脱し、 MMA の最前線に躍り出たーわけでは全くなかった。

高田とコールマンの試合は、あらかじめ結末が決められた試合だったからである。(103P)

 

「高田とコールマンの試合は、あらかじめ結末が決められた試合だった」

 

断言しおったわい……。違ってたら、訴訟ものだぞ。

(略)

そう思っていたところに爆弾を用意していた

 

タイトルにうたった通り、著名な格闘技ライター高島学氏に、コールマンがそのまんまズバリのことを語ってたんだってさ!!


f:id:gryphon:20181222102215j:plain

高島学氏は、直接コールマンから高田戦のフェイクを聞いていた(Numberより)

 

結局、高田コールマン戦も「疑わしい」と外から言うだけじゃ難しく、「本当に結末が決まっていたフェイクだと断言できる根拠はあるんですか」と今までは言わざるを得なかった。

しかし、今回の記事で「高島学氏の証言がある」と言えるのである。

その結果、こんな話にもなったわけだが(笑)
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高田が仮に(実質)カミングアウトしたら、「格闘技イベント主催者としての榊原氏の信頼度」や「現在PRIDEのコンテンツの所有者であるZUFFAの映像扱い」「シャードッグ『記録』の認定」などにかかわる

「90年代は、過渡期でした」で済ませてもいいし、済ませるしかないんだけど、
こと外国に行くとコミッションだとか、そのへんが白黒はっきりさせる法的枠組みがあるとか無いとか……

「つまり、主催者としてミスター・サカキバラはこのfake fight の事実を知っていたんですか?知らなかったんですか?関与の有無は?」
「そのfake fightに手を染めたコールマンとノブヒコ・タカダに対し、RIZINからの永久追放措置をなぜとらないんですか?」
「あれはfake fightでないというなら、宝島社、文芸春秋社に名誉棄損の訴訟をなぜしないんですか」
アメリカのベラトールは、こういうfake fight の経験がある主催者のイベントを連携していいのですか?」

いや、本当にそういう議論とかされるのよ!!コミッションって、ほかのところ…UFCのライバル会社を殴るこん棒だから(昔はボクシングを脅かすUFCが対象だったもんだが…)



でも、こういうテーマに関する質問を、RIZIN記者会見でサカキバラ氏やタカダ氏が受ける可能性は本当にあるのよ。
その時、どんな回答がなされるのでしょうか…

あとねえ、高田延彦氏が日本の政治を憂いて語る、各種のツイートに
「〇〇省の役人/〇〇党の政治家は『与えられた仕事を全力でまっとうしただけ』なんじゃないでしょうか」とリプがつく可能性も大(笑)。
だが、そう思うけれども!!! それはやめといてあげて!!!

「ワハハ、イノシシ仮面!!もはやのがれることはできんぞ」(「鬼滅の刃」のドラえもんふうパロディ)

そんなの ずるい。


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鬼滅の刃ドラえもんパロ(北村ヂン)


そのほかはことし春に行われたという
twitter.com

で一部、みることができる

桐野夏生氏の新作『日没』は「表現の不自由」がテーマ(王様のブランチ放映)/戦前的検閲か、ポリコレか…

生涯で、「王様のブランチ」なぞを情報源にすることがあるとは思わなかった(そもそも見ていないし)。だが本日、偶然つけたチャンネルが知らないうちに同番組で、こういう本を紹介していた。

日没

日没

■推薦のことば

これはただの不条理文学ではない。文学論や作家論や大衆社会論を内包した現代のリアリズム小説である。国家が正義を振りかざして蹂躙する表現の自由。その恐ろしさに、読むことを中断するのは絶対に不可能だ。
筒井康隆

息苦しいのに、読み進めずにはいられない。桐野作品の読後には、いつも鈍い目眩が残ると知っていても――。自粛によって表現を奪い、相互監視を強める隔離施設。絶巧の文章が、作中世界と現実とを架橋する。
荻上チキ

個人的な価値観、個人的な言葉、個人的な行動をもとにして作品を創る。それは自由への具体的な希求であり表現だ。その基本がいつの間にか奪われ拘束される。『日没』は桐野夏生でさえ越えられない身のすくむ現実がすぐそこにあることを告げる。
石内 都

絶望の中でも光を探すことができる、と教わってきた。だが、この物語にそういう常識は通用しない。読みながら思う。今、この社会は、常識が壊れている。どこに向かっているのだろう。もしかして絶望だろうか
武田砂鉄


■著者のことば
私の中の「書かなくてはならない仕事」でした。
桐野夏生


こういう話は自分が親しんだ、好んだ昭和SFのテーマでもあるのですっごく興味深い。

筒井康隆コレクションI 48億の妄想

筒井康隆コレクションI 48億の妄想

  • 作者:筒井康隆
  • 発売日: 2014/11/30
  • メディア: 単行本
白い服の男(新潮文庫)

白い服の男(新潮文庫)

23分間の奇跡 (集英社文庫)

23分間の奇跡 (集英社文庫)



筒井康隆と武田砂鉄と荻上チキ各氏が推薦文を寄せる。 「戦前の再現」的な話か、「ポリコレ/キャンセルカルチャー」話か??両者ともに共通するのか?

岩波書店から出ているのだし、前者の話一色で論じれば整合性がぴったりなのだが、何を間違ったか筒井康隆に推薦文を依頼したから、否応なくこの系の話にも連想が言ってしまうのであります。

筒井康隆「断筆」めぐる大論争

筒井康隆「断筆」めぐる大論争

  • 発売日: 1995/03/01
  • メディア: ペーパーバック


というかね、「王様のブランチ」で、内容を一部紹介していたけど、そこで表現された、一種の敵役の振る舞いや言動が、戦前の特高や検閲官、隣組を描いた作品以上に、この本の…

『ちびくろサンボ』絶版を考える

『ちびくろサンボ』絶版を考える

  • 発売日: 1990/08/01
  • メディア: 単行本

ここにインタビューで登場する岩波書店の伝説的アイコン(にして、著名な金日成崇拝者でもある)安江良介氏のふるまいをほうふつとさせたんだよ(笑)

m-dojo.hatenadiary.com

同番組の紹介では、作品中の作家が書いた小説の「暴力や犯罪」が問題視された、的に言われていて、ダイレクトな政府批判が…ではないようだが、ここは読んでみないと。




まあ、とにもかくにも紹介。そして機会あれば自分も、ぜひ読んでみたいです。
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「上級国民」と「在日特権」。

gendai.ismedia.jp
につけたブクマ

「上級国民」というネットジャーゴンは「在日特権」とある種、似た性質があると思います。

「上級国民」大批判のウラで、池袋暴走事故の「加害者家族」に起きていたこと(阿部 恭子) @gendai_biz

「上級国民」というネットジャーゴンは「在日特権」とある種、似た性質があると思います。

2020/10/09 19:15
b.hatena.ne.jp


に、ちょっとスターなどいただいたので、メモ代わりにこちらにもエントリとして。
これ以上補足する必要もなく、ほぼそのまんまだしね。




・・・・・というか反応から、さかのぼって検証したら、当方が初出とかじゃなく、以前から指摘はあったみたいだ。その一方で、この2語で検索すると「両方を信じてる」層もありけり。



※正確に補足すると、「在日特権」は野村旗守氏が指摘し、安田浩一氏がそれを紹介したような面がある。そこは普通に否定されないだろう。

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「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」1話は放送済みだが再放送もあるそうです(日曜深夜に)

テレビ東京にて再放送が決まりました。


10月11日から 毎週日曜 深夜1時35分~放送
※第1話から再放送します
※放送日時は変更になる場合がございます


第1話を見逃した方も、この機会に是非ご覧下さい。

www.tv-tokyo.co.jp

第二話はまもなく9時半から。

ひとこと、この作品について。
自分は日本人の男子ではひょっとして少数派かもしれない、「ドラゴンクエストを1作目から、今に至るまで一度もプレーしていない」人間。
だから、あのドラゴンクエストがテーマである、に何の思い入れもなかったし、結果的にヒットしたから言われないけど、そもそも絵柄が古かったでしょ。

だが、まずもってあの作品「お話づくり」という点で、とんでもなくすぐれていた。
だから、「好き」というふうには思わなかったけど、「いやー、とにかくストーリー作りがうまいねえ」と最初から最後まで感心していた、という記憶があります。(逆にいえば、それだけ優れたお話づくりなのになんで「好きな作品」にならなかったのかはわれながらよくわからん。)

小さな勇者、ダイ

小さな勇者、ダイ

  • 発売日: 2020/10/04
  • メディア: Prime Video
第1話 オレは小さな勇者ダイ!!

第1話 オレは小さな勇者ダイ!!

  • 発売日: 2020/01/06
  • メディア: Prime Video