ツイッターで「子宮頸がんワクチン批判の時、私が間違えた形で漫画にしました」と過去の作品について謝罪した上で、ワクチン接種を推奨する投稿をし反響を呼んだ #西原理恵子 さん。女性たちに伝えたかった思いをカメラの前で改めて語ってもらいました。オリジナル版は→https://t.co/nkqJD6WRYv#HPV pic.twitter.com/JsWOho4Xe8
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) January 10, 2020
サイバラりえぞうの話す内容もさることながら
もともとは、自分の紙面で発表された作品に載っていた話題。
しかし、それがジャーナリスティックな意味があることに、世間、読者のほうが先に気づいた。
そして、その反響を見て、同紙は「後追い」することに決めた。
いま、「まとめ」やSNSの反響を見て『後追い』することは、むしろジャーナリズムに必要な資質なのだろう、と思う。SNSの後追いをするからカッコイイ、そう価値観を転換してもいいのではないか。
…という話を、少し前に書きました
m-dojo.hatenadiary.com
……現在、「togetterまとめ」や「はてブ」、見ていないけどたぶんnaverまとめやモーメントなども、普通の人が補足するには手に余る、無数のツイートやブログ記事の中から、ピックアップして話題にする能力がある。
しかし、たとえばtogetterやまとめは、その構造上、どれだけ話題になっても議論を呼んでも、人々に注目されるものになったとしても、なにしろごく短文のツイートやコメントが並んだだけのものであるから、「このまとめが『報じた』」、「報じたのはココだ」とは、言いづらい。構造的に。
その結果、どうなるかというと、こういう「まとめ」を見て、「ふーん、今はこういう話題があるのか。ではそのことを書いて、ついでに当事者や識者に取材してコメントも求めよう」と、メディアの中でいち早く、『まとめ』や『はてブ』で話題を呼んでいることをキャッチして、それを自分で「記事」にしたメディアが、結果的にスクープというか元祖というか、そういう地位に収まるのだ。
(略)
別にどうこう、とそれを批判する話ではない。
「まとめ」(はてブ)は何かに注目を集める、議論を喚起する力もあるし、その実例もあるが、あくまで「まとめ」に過ぎない。
それを、どこかの「メディア」が見て、へえ、今これが話題なんだな。じゃあ、〇〇が話題、という記事を書いて、当事者にコメントももとめよう」とやって記事にする。これは、相互補完の関係にある意味ではあるんだ。だから今後も、
どんどんtogetterの「注目まとめ」でも「今週の人気まとめ」でも「はてなブックマーク」でも参照して、それを独自に「記事」にチェンジしていくメディアは必要だと思います。(後略)