www3.nhk.or.jp
もう、話そのものは多分みんな、けっこう飽きてるはずだ(笑)
ただ、この前書こうとして延び延びになっている話をいちおう。
今回、NHKが「宇崎ちゃん」騒動をこうやって取り上げたのが、2019年11月22日…ですね。
朝日新聞は10月30日に記事に。
www.asahi.com
「文春オンライン」が記事にしたのは10月20日だ。
bunshun.jp
J-CASTニュースが10月16日。
https://this.kiji.is/557177044373734497this.kiji.is
togetterまとめができたのが10月15日。
togetter.com
このツイートがされたのがともに10月14日(両ツイートの時差は同じかな?確認していない)、
日本赤十字社 が「宇崎ちゃんは遊びたい」×献血コラボキャンペーンということでこういうポスターを貼ってるようですが、本当に無神経だと思います。なんであえてこういうイラストなのか、もう麻痺してるんでしょうけど公共空間で環境型セクハラしてるようなものですよhttps://t.co/KV5g0W8JpK https://t.co/43EpSlzHOp
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) 2019年10月14日
I admire the work the Red Cross does, which is why I’m disappointed that @JRCS_PR in Japan would run a campaign using the over-sexualized Uzaki-chan. There’s a time & a place for this stuff. This isn’t it. #women #metoo #kutoo pic.twitter.com/bhds7IPPTq
— Unseen Japan (@UnseenJapanSite) 2019年10月14日
それぞれの記事、まとめ、ツイートには、それぞれにはてブがついている。注目のまとめとして浮上するぐらい多数ついているものがほとんどだ。
そこから、ぶっちゃけた現実の話。価値判断の話ではない。
現在、「togetterまとめ」や「はてブ」、見ていないけどたぶんnaverまとめやモーメントなども、普通の人が補足するには手に余る、無数のツイートやブログ記事の中から、ピックアップして話題にする能力がある。
しかし、たとえばtogetterやまとめは、その構造上、どれだけ話題になっても議論を呼んでも、人々に注目されるものになったとしても、なにしろごく短文のツイートやコメントが並んだだけのものであるから、「このまとめが『報じた』」、「報じたのはココだ」とは、言いづらい。構造的に。
その結果、どうなるかというと、こういう「まとめ」を見て、「ふーん、今はこういう話題があるのか。ではそのことを書いて、ついでに当事者や識者に取材してコメントも求めよう」と、メディアの中でいち早く、『まとめ』や『はてブ』で話題を呼んでいることをキャッチして、それを自分で「記事」にしたメディアが、「後追い」であっても、結果的にスクープというか元祖というか、そういう地位に収まるのだ。
だから今回、結果的にあれだ、J-CASTニュースは天下の文春や朝日新聞やNHKより早かったのだから、これはおそらくは「J-CASTのスクープ」、なんだよね。(ハフポスやバズフィードはどうなんだろう?ちょっと調べたけどわからなかった)
別にどうこう、とそれを批判する話ではない。
「まとめ」(はてブ)は何かに注目を集める、議論を喚起する力もあるし、その実例もあるが、あくまで「まとめ」に過ぎない。
それを、どこかの「メディア」が見て、へえ、今これが話題なんだな。じゃあ、〇〇が話題、という記事を書いて、当事者にコメントももとめよう」とやって記事にする。
これは、相互補完の関係にある意味ではあるんだ。だから今後も、
どんどんtogetterの「注目まとめ」でも「今週の人気まとめ」でも「はてなブックマーク」でも参照して、それを独自に「記事」にチェンジしていくメディアは必要だと思います。
togetter.com
togetter.com
b.hatena.ne.jp
ただ、どこがどう、どれだけ反射神経が鋭いか、これに注目していきたい(笑)
こういうふうに、ネットの話題を、自分たちが取材することによって「自分たちの報道」「自分たちの記事」として取り込んでいく仕組みは、すでにJ-CASTニュースの中心人物が、自覚的にやっていて、そのことを本にもしている。
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その後の例
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