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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ヴィンランド・サガで「波よ鎮まれ」のクヌート逸話が放送。世界配信で「神に反逆し楽土を築く」の設定はどう見られる?(再論)

まず、2018年のこの過去記事を再掲載するので、読んでいただけまいか。

少しばかり、仕事のような義務感を感じつつ、まとめてる。

幸村誠ヴィンランド・サガ」アニメ化〜作者含む感想と反響 - Togetter https://togetter.com/li/1210384



Amazonで世界配信というのがすごいことで…
実はこの作品、単行本の何巻だったかは忘れたが 折り返しカバーに書く作者のコメントの中で「北欧のテレビ局がこの作品の取材に来た」と報告されてるのを読んだことがある。
それは、日本人が「〇〇国でサムライや忍者を主人公にしたドラマ(漫画)が人気作品になっている」と紹介されれば興味を持つに決まっているので、それと同様だろう。
そして…細部の描写はたぶん当事者の国々の国民から見れば違和感も多々あると思うが(笑)、それでも日本国が漫画を海外に送り出すとすればヴィンランドサガはイチローダルビッシュが 行くようなもんでね、こちらとしても自信を持って送り出すことができる。
まあメジャーリーグで例えると、満を持して送り込んだがうまくいかなかった例も多々あるんだけど(笑)


ところで…、その話とはまったく関係なく『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀』という本を読んでいたのですがね。
本の内容としては、アメリカでしばしば左右が奇妙な一致を果たす「アメリカが世界の警察官になる必要はない」と言う議論に反駁し、アメリカは絶対に「世界の警察官」の 役目から降りてはならないと熱く論じる本である…ので、オバマ時代に書かれたこの本は当時の政権を強く批判している 。

そこで「クヌート王と波」の逸話がオバマ批判に絡め紹介されてました。


著者の文脈としては「クヌート王が波に止まれと言っても止まらないように、世界情勢はアメリカが何かを言うだけでその通りになったりはしない」という例えとして使ってるんだけれども、 その主張の当否はさておき、こういう例えに使われるぐらい有名な逸話はではあるらしい。漫画でも印象的なあの場面、創作じゃなく有名なエピソードなんだ・・。だが!!!

ヴィンランド・サガ」でのクヌート王と波の話の扱われ方は、神への態度一つとっても大きく異なっている(そも、王のキャラクター造形自体がかなりオリジナル感つよい)。

もとは敬虔なキリスト教信者だったが、むしろ、神を信じるがゆえに現実の不幸、醜さに絶望し、神を疑う。
そして「神ではなく人間の力によって楽土を作らねばならない」と決心し、その結果として歴史に名を遺す英雄王になるが、その一方で気弱な王子時代には思いもよらなかったであろう残酷な謀略、暗殺、戦争を平気で行いえるようになる…


だいたいキリスト教圏ではこれは「ステップ1」で、ここからさらに会心し、ヨブのように「神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか」となるのがゴールなのだが…なんだかんだと非キリスト教国の漫画家にて、プラネテスで哲学的思考を漫画になしえた幸村氏は、王と神への問いにどんな回答を与えるか。

まったくもって、
元ネタを知ることで作者・幸村誠氏の才能が逆に引き立つのでした。


前に一度、「印象的な悪役」を列挙するお遊びをしたことあるけど、その時ヴィンランド・サガはそういうのが多すぎて選ぶのに難儀した(笑)
だが、一人となるとクヌート王(覚醒後)だろう、と。



以下、今回の放送が「世界配信」されてるという前提で。

ウィキペでもここにスペースを割いて説明されている。


クヌートと波の説話

クヌートと波の説話(英語:King Canute and the tide)とは、12世紀の歴史家であるヘンリー・オブ・ハンティングドンによって記された、クヌートの信心または謙遜に関する創作された逸話である。

彼は世辞を述べる臣下らに対して自然の力(迫り来る潮汐)をコントロールできないことを明示し、世俗的な力は神の全能の力の前では無力だと説明している。この逸話は、避けられない出来事の「潮流を止めようとすること」の無益さを指摘する文脈にて頻繁に暗示されているが、大抵の場合はクヌートが超自然的な力を持つと自ら信じていると偽って伝えられており、ハンティングドンの話と実際には逆のことを物語っている。
ja.wikipedia.org


「波の説話」はオリジナルがやや改変されて、本来は「部下の崇拝を抑えて神をあがめさせるためにあえてやった行為」なのに「うぬぼれたクヌートが自分が可能だと信じてやった行為」と一般に思われてるみたいだね???
有賀さつきみたいな話だ(笑)



ただ、クヌートは一般的なイメージとしては「バイキングの冷酷非道な覇王ではあるが、一方で熱心なキリスト教信者」ということでいいようである。
それを「ひ弱で軟弱な青年が、苦境の中で『神に反逆し地上に楽土を作る。/死の間際にあなたの救いなど要らぬと、神に宣言してやる』との境地にまで至り、冷徹な覇王となった」……と、いう人物造形となった。


そこは幸村誠の天才性と言っていいし、間違いなく日本でならスルーされるんだが……ただ、いわばジャンヌ=ダルク(キリスト教)とか、サラディンイスラム教)とか、アショカ王(仏教)的に「信仰熱心」とされた歴史上のイメージが定着してる人間を、逆に一種の無神論というか、「神への反逆者」と造形するのって、あちらの信仰篤い、クヌートのおひざ元の、アニメファンにはどう受け止められるのかね。その三つの属性を併せ持つ人がどれぐらいいるかしらんけど(笑)。

ジャンヌ=ダルクを、「自分は神など信じていないが、フランスの国益のために敢えて神の命令を受けたと演じるのだ」…まあこれぐらいならありえるのかねえ。
あ、たとえば李舜臣を、「自分は実は日本の武士道にあこがれ、彼らのようになりたいとずっと思っていた。それだけ深く日本に憧れていたから、日本軍の戦法に精通し、彼らと互角に戦うことができたのだ」みたいなキャラクターにする、みたいな想像をできるかもしれない。


どっちも日本の漫画を超えて、ご当地のファンが見た時、受け入れてくれるだろうか、それともなんらかの異論が出てくるだろうか。

実在の歴史上の人物(1000年も前だが)を、敢えてひねって一般のイメージとは別(正反対)に描く。それぐらいなら波風は立たない(波よ鎮まれ!)だが「熱心な信仰者を無神論(神への反逆者)に描く」だとどうなるかねえ。

ムハンマド関連のあれこれの反発も想起しつつ……。


ただ、救いなのはこの「ヴィンランド・サガ」を外国作品であるにも関わらず楽しく見ている視聴者なら、知的にも相当に洗練されているだろう、ということだ。



最近のヴィンランド・サガ関連ではもう一本ほど書いておきたいことあり。あとで。

追記 作者自注

グレート・カブキの居酒屋『かぶきうぃずふぁみりぃ』、今年で”千秋楽”


そうか、と驚かずに一報を受け止めたのは、「息子」のグレート・ムタ引退試合で何役というのかな、入場の時だけムタ陣営をにぎわせる「先導役」を務めた映像を見ていたからだ。



まず、姿勢もわざと不気味さを出すために上半身を傾けているのかと思ったらそうではない。そしてリングに上がるときに、だいたい体の不自由さもわかるし…
そして何よりも、多くのオリエンタルレスラーがその範とした「グリーンミスト」が、きれいな霧にならずに、残念ながら飛沫のような状態であった。


いろいろな面から、、アメリカマット界を震撼させた(この言い方をしたくなるねえ)東洋の悪魔に、引退後であっても体力的な限界が近づいてきているのだな、と察せられた。

すでに、悠々自適…足りえるかどうかはわからないが、まあもう、店経営を終えてもよい年齢だとは思うのです。なんなら「むたうぃずふぁみりぃ」に、継承したらどうだろう。武藤もビジネス好きそうだし(笑)

ただ、自分はけっきょく一度も行くことがなかったな。飯田橋だとどうしても後楽園(水道橋駅)から一駅、その手間を惜しんでプロレス・格闘技興行後は、水道橋直下の店で飲み食いすることがほとんどだった。
意識的にそういう店に行くのが好きだった人たちは行ってるのかな。


ともあれ、偉大なペイント・オリエンタル・レスラーは第二の人生だったお店も無事に経営を終え、今年末に、「歌舞伎」らしく、八方に見得を切りながら花道に消えていく……


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「どうする家康」鳥居強右衛門に関する雑感




togetter.com


箇条書きで、自分なりの雑想雑感を。


・まず、このほんの一瞬だけ歴史に登場する(その上、伝説は多いが確実は資料が少ない)、だけど非常にかっこいい「歴史の特別出演」的な存在の「鳥居強右衛門」だが、実はこの人1人を論じた専門書が出ている。

天正3年の長篠合戦で朽ちた無名の兵(鳥居強右衛門/とりい・すねえもん)は、なぜ数多の文献に名を残し、旗にその姿が描かれたのか。歴史叙述における強右衛門の実像と虚像のズレから、歴史とは何かを考える試み。

読んで面白かった記憶はあるんだが、うーんお恥ずかしい、忘れてしまった細部を(笑)



・うろ覚えで言うと、上に書いたように「遡ってみると、確実な資料はない」
「残酷趣味にすら見える、磔の絵が忠義と勇気を象徴する旗指物として伝わった」
「その画像の伝承経緯をたどった(たとえば磔か逆さ磔か、など)」
みたいな研究で、スリリングだったのは覚えている。



・そもそも自分は、これ伝説だろ?というか外国事例の翻案だろ?と思ったのよ。というのは磔って、やっぱりキリスト的なものだと思ったから。
そして後述のこの人が大ウソつきで(笑)、自分はそれで先に知ったから、ローマの事例が日本に伝わって伝説となった、と思ってたんだ。



こんなに平然と、舞台を変更して翻案物語にしちゃうってどうなんだ、と思わないでもないし、実際にだまされたんだが(笑)、昔の子はこうやってうっすらと教養を蓄積していったんだろうな、とか、歴史上の逸話・英雄譚がやはり「娯楽の王」だった時代も長いんだろうな、とかそんな感心もしちゃった。



・ところがずっと遡る中国の故事に「晋の解揚」という人物がおり、このエピソードは実に酷似しておる。この翻案か、単に似た事例はどこでも発生するのか…

ameblo.jp

この話に酷似した物語が中国の春秋時代にありますむらさき音符
「栄(ソウ)」に仕える解揚(カイヨウ)が敵国の「楚(ソ)」に攻められた時、同盟国の「晋(シン)」に救援を請いに行きます
「晋」は信長と違い軍勢を出すと言って実際には出しませんでした
しかし、軍勢が来ると思った解揚は急ぎ戻る途中捕まってしまい、拷問にかけられ救援の事をしゃべってしまいました
鳥居強右衛門同様、取引を受け入れ「栄」の士気を上げるために救援は来ると呼びかけます
この時、「栄」を攻めていたのは
後に春秋5覇と謳われる「楚」の名君の荘王でした
なぜ騙したかと荘王が聞いたとき解揚は一度君主から命じられれば全うするのが忠誠というもの、取引に応じたのは命令を全うするためで忠義であると答えました
荘王は命を捨ててでも自分の国に忠義を尽くす解揚という男に敬意を示し生きて釈放しました


・そもそも長篠城は本来なら十分持ちこたえられたはずだが、武田の火矢で食糧庫が全焼、そのための飢餓でピンチになったんだとか。じゃあ織田や徳川の救援が遅い、とも強く言えないだろうよ本来は(笑)それはそれで守備側の不面目だし、しかし火矢ってそれなりにやっぱり効き目があるんだね。

5月8日の開戦に始まり、11、12、13日にも攻撃を受けながらも、周囲を谷川に囲まれた長篠城は何とか防衛を続けていた。しかし、13日に武田軍から放たれた火矢によって、城の北側に在った兵糧庫を焼失。食糧を失った長篠城は長期籠城の構えから一転、このままではあと数日で落城という絶体絶命の状況に追い詰められた
鳥居強右衛門 - Wikipedia

・にしても当時は結局「包囲された城は情報も遮断される。援軍が来るか、来ないか。来るならいつか。それによって抗戦を続けるか降伏するかも左右される」という、そういう「ゲームのルール」があるのだよね、と実感。援軍が来なければむしろ降伏するのが部下や兵のためだし、援軍が来ないなら、それは援軍側=領主側の不面目。それは武田と織田徳川の攻守が逆転した高天神城奪回の戦の時に顕著であった。

『武田四郎御武辺に恐れ、眼前に甲斐信濃駿河三か国にて歴々の者上下其の数を知らず、高天神にて干殺しにさせ、後巻仕らず、天下の面目を失ひ候』(信長公記

この時は、この援軍しないことの不面目を際立たせるため、「降伏」すら許さなかったとか
それは岩明均原作の「レイリ」で描かれている。


・そして同じ岩明均の「雪の峠」は上杉謙信のエピソードが冒頭で登場するのだが、まさにこれも長篠や高天神と同じく「援軍が来るか来ないか?間に合うか?」が焦点で、あとちょっとで到着なのにそれが伝わらず降伏開城した味方に謙信は激怒、そして…となる。もとは「松隣夜話」にあるとか。

雪の峠 上杉謙信


・上の「雪の峠」と謙信の逸話関連を検索したところ、こんな漫画評論ページを見つけた。
実に秀逸な評だが、懐かしのhtmlに独自のページを残す形…相当昔のページかなこれ、と思ったら、最新の漫画評も載ってる。
http://shira-yawa.sakura.ne.jp/kansou/yukinotouge.html
http://shira-yawa.sakura.ne.jp/index.html
かいておられるかたのアカウント
twitter.com


・包囲された城から秘密のルートを手繰って外へ出て連絡し、また城に戻るというのは、どれぐらい通常あったのだろうか。どちらにしても伝令はこの時代超重要な戦場の花だった。その一方で、激戦地を離れられるのだから、そういう意味でのリスクは回避できる。だからけっこう、実際の歴史でも物語でも「超危険な任務を負わせる、期待のエース」が伝令のこともあれば「少年とか女性とかで、ここで戦わせて殺すには忍びない。伝令役ということでここを離れよ。だが伝令役も重要なのだ、決してただ逃がすというわけではないぞ(と、ここにとどまって戦うという少年を説得する)」なんてパターンあるよね。



・だから情報が「無線」で相互に伝わるというのは、なんともエポックメイキングな話で、まさにゲームチェンジャー。長篠に無線があったら、ああはならんわけで。
戦争の姿を根本から変えるから、異世界ものでも「無線」に相当する魔法をあえて登場させるというのはおなじみの風景。



・そのため無線に代わる何かも、前近代は必死で探した。そもそも鳥居と長篠でも、鳥居は「狼煙」を挙げることに成功して、援軍情報自体は伝わってるのよ。だからそれを「否定」するのに鳥居証言をとろうとしただけで。

信長の援軍3万が岡崎城に到着しており、織田・徳川連合軍3万8,000は翌日にも長篠へ向けて出発する手筈となっていた。これを知って喜んだ強右衛門は、この朗報を一刻も早く味方に伝えようと、すぐに長篠城へ向かって引き返した[注釈 2]。16日の早朝、往路と同じ山で烽火を掲げた後、さらに詳報を伝えるべく入城を試みた。ところが、城の近くの有海村(城の西岸の村)で、武田軍の兵に見付かり、捕らえられてしまった。烽火が上がるたびに城内から上がる歓声を不審に思う包囲中の武田軍は、警戒を強めていたのである。
ja.wikipedia.org


・そういう点では、昭和30年代まで現役だったという「伝書鳩」が、戦国時代でも盛んだったら果たしてどうなってたか。長篠城高天神城に次々入ってくる鳩を撃ち落とすのも困難だろうし
伝書鳩は以前研究したら、古代エジプトとかローマでも使われていたが、日本では広まらなかったらしい…
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戦国時代にタイムスリップして織田信長に会ったら(また会いやすいんだこれが)、伝書鳩を売り込めばかなり重用されるんじゃないか?めちゃくちゃハードな仕事を命じられるだろうけど(笑)


のらくろ伝書鳩を売り込む

「入管医師飲酒診療」をいつ知ったか、で法務省だけでなく立憲民主党内も内紛







twitter上ですべてやり取りしているというのは、ある意味「透明性」という点では優れている。

「パンクラス334」大会、12日までU-NEXTで配信中/同日にUFNも

もう、読者はU-NEXt加入者との前提で紹介(そのへんは自分を基準にする)

6月4日 13:30 配信開始

PANCRASE 334

第15代 ウェルター級王者決定戦 村山暁洋 vs. 林 源平
見放題
|見逃しあり
見逃し配信中

見逃し配信を視聴
ライブ開催日時
6月4日(日)
13:30 配信開始 / 14:00 開演予定
6月12日 23:59まで再生可能
見逃し配信期間
6月4日 19:00〜6月12日 23:59



見どころ
菊入正行のベルト返上により、第15代ウェルター級王者を決める一戦。村山は7年ぶりの王者返り咲きを狙う。
源平は階級UPが成功したか連勝中。見逃せないPANCRASE334全8試合 及び「NEO BLOOD! 4 第29回ネオブラッドトーナメント2回戦」の全7試合を生配信!

当日の対戦カードや大会詳細はPANCRASEオフィシャルサイトをご確認ください
https://www.pancrase.co.jp/tour/2023/pancrase334/index.html
ライブ開催地

https://video.unext.jp/freeword?query=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9&lc=LIV0000001845

UFCもやって、配信してるんだけど略す…いや一応張っとくか

6月4日 6:30 配信開始

UFCファイトナイト・ラスベガス74:カラ・フランス vs. アルバジ

メインカードには混戦のフライ級3位のフランスvs.7位アルバジが登場!
見放題
|見逃しあり
見逃し配信中

見逃し配信を視聴
ライブ開催日時
6月4日(日)
6:30 配信開始 / 7:00 開演予定
7月4日 23:59まで再生可能
見逃し配信期間
6月4日 15:17〜7月4日 23:59


見どころ
メインカードはフライ級3位のフランスvs.7位アルバジ!コーメインにはフェザー級アレックス・カサレスVSダニエル・ピネダの一戦!

対戦カード、大会詳細はUFC Japanオフィシャルサイトをご確認ください。
https://jp.ufc.com/data/event/1146

※対戦カードは変更になる場合がございます。
ライブ開催地
UFC APEX/ラスベガス(米)

最終回・最終回直前情報【漫画小ネタ集】

最終回情報 「僕らはみんな生きてゆく!」第一部が次号で完

ボクらはみんな生きてゆく!

はじめは「このジャンルもあきたなぁ」的な感じで見てたんだけど、そのリアルさとドラマ性、ドキュメント性はすごかった。あとで、別の回を紹介する
「ビッコミ」サイトにも掲載。


bigcomics.jp
bigcomics.jp

「ダンプ・ザ・ヒール」完結

全5巻、読みやすい感じにまとまりました。ネットフリックスドラマとの連動企画だったのかもね。最後にエキシ的に長与とのタッグがあったのだったか。

ダンプ・ザ・ヒール最終回

「彼女もカノジョ」完結、まじで「ポリアモリーって何が悪いの?」って作品になったな…

彼女もカノジョ 最終回

自分にとってはnot FOR ME 作品で、ポリアモリーをネタにするときに資料とするぐらいだったが、実際に「何が悪いのですか、すばらしいことではないですか」ちゅう結末になった。ではなぜこの関係が法では保護されないのか、てな話になると、さぁどうなりますかね。

波よ聞いてくれ」ドラマ版もやっぱり「大地震と停電」を最終回に持ってきそう

予告でやってた。

んで、自分が原作掲載時に書いたこれが読まれてる
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アニメ版の最終回もこれ。まあ、いい感じに区切りをつける挿話だったものね。



単行本だと8巻だった

ラジオDJとしてレギュラー番組を抱える鼓田ミナレを「バレンタインラジオ」なるイベントのMCに抜擢するプランが浮上した。
そんな折、局のSNSに「引きこもりの息子を救済してほしい」とのメッセージが届く。
AD瑞穂の強い後押しを受けたミナレは色々と策を練るが、突如、大震災が発生する。
インフラが停止し、道内が闇に包まれる中、ミナレは緊急生放送のMCを務めることに。

【恒例投稿】ことしも6月4日…いや「5月35日」がやってきた。天安門事件の日

真夜中にベルが鳴り響く テレビをつけて見てみな
隣の国の若い奴等 戦車に引きづられてた
たいまつを掲げた女神がお前に勇気くれたろ…
www.youtube.com
nana-music.com
https://www.showholic.jp/songs/237100


まず「5月35日」とは何かというと…2014年の天声人語より

中国では天安門事件=「六月四日」とあからさまに書けないので「五月三十五日」と表記する(天声人語) - 見http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140606/p2

「12月32日」という奇妙な日付が出てくるのは、きょうが命日のヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」だ。大みそかの日めくりを破ると、1月1日と思いきや12月32日になり、観衆がどっと笑う▼ひるがえって、「5月35日」は笑えないし、説明が要る。中国で25年前に天安門事件が起きた。その日付「6月4日」は中国政府が最大級に敏感な語だ。ネットに書けば当局に削除される。監視をかわす隠語として広まったのが5月35日だった▼8の2乗という隠語もあった。8×8=64。すなわち6月4日の意味だが、どちらも今では使えない…(略)

それを踏まえた上で、このツイートを。2万以上リツイートされ、ブクマも60近くされているから、ご覧になった人もいるかな。


天安門事件の一場面を、タバコの箱で風刺した画像

涙を抑えることができない。
それは、近代的、啓蒙的な民主化や情報公開の運動であると同時に、中華帝国に連綿と受け継がれてきた「歴史を支配する意思と、それにあらがう意思」を見るからだ。(まあ、これは当方の勝手な見立てである)

何べんも、この手の話題のときに紹介した「正気の歌」。

http://ja.wikisource.org/wiki/%E6%AD%A3%E6%B0%97%E3%81%AE%E6%AD%8C
この宇宙には森羅万象の根本たる気があり、本来その場に応じてさまざまな形をとる。
それは地に下っては大河や高山となり、天に上っては太陽や星となる。
人の中にあっては、孟子の言うところの「浩然」と呼ばれ、見る見る広がって大空いっぱいに満ちる。
政治の大道が清く平らかなとき、それは穏やかで立派な朝廷となり、
時代が行き詰ると節々となって世に現れ、一つひとつ歴史に記される。
(略)
例えば、春秋斉にあっては崔杼の弑逆を記した太史の簡。春秋晋にあっては趙盾を指弾した董狐の筆。
秦にあっては始皇帝に投げつけられた張良の椎。漢にあっては19年間握り続けられた蘇武の節。
…(略)
ある時は諸葛亮の奉じた出師の表となり、鬼神もその壮烈さに涙を流す。


「太史の簡」とは。

http://www.c-able.ne.jp/~s-town/seiki.htm
斉の宰相崔杼が、主君霊公を殺したとき、事実を隠蔽しようとした。
しかし、職務に忠実な史官は「崔杼、其の君を弑す」と記録した。
怒った崔杼はこの史官を殺したが、そのふたりの弟も同じように書き、殺され、4人目の弟がついにそれを記録に残した・・・


目撃 天安門事件 歴史的民主化運動の真相

目撃 天安門事件 歴史的民主化運動の真相

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2020年追記 こんな放送が同じ日、ANAの機内であったという。