真夜中にベルが鳴り響く テレビをつけて見てみな
隣の国の若い奴等 戦車に引きづられてた
たいまつを掲げた女神がお前に勇気くれたろ…
www.youtube.com
nana-music.com
https://www.showholic.jp/songs/237100
まず「5月35日」とは何かというと…2014年の天声人語より
中国では天安門事件=「六月四日」とあからさまに書けないので「五月三十五日」と表記する(天声人語) - 見http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140606/p2
「12月32日」という奇妙な日付が出てくるのは、きょうが命日のヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」だ。大みそかの日めくりを破ると、1月1日と思いきや12月32日になり、観衆がどっと笑う▼ひるがえって、「5月35日」は笑えないし、説明が要る。中国で25年前に天安門事件が起きた。その日付「6月4日」は中国政府が最大級に敏感な語だ。ネットに書けば当局に削除される。監視をかわす隠語として広まったのが5月35日だった▼8の2乗という隠語もあった。8×8=64。すなわち6月4日の意味だが、どちらも今では使えない…(略)
それを踏まえた上で、このツイートを。2万以上リツイートされ、ブクマも60近くされているから、ご覧になった人もいるかな。
本日、中国でアップされた一枚の写真だ。知っている人は知っているが、歴史上では決して忘れてはいけない日なのに、しかし、この表現は中国国内に限って、もう精いっぱいなのかもしれない。 pic.twitter.com/uEs4JwfjDa
— 毛丹青 (@maodanqing) 2016年6月4日
涙を抑えることができない。
それは、近代的、啓蒙的な民主化や情報公開の運動であると同時に、中華帝国に連綿と受け継がれてきた「歴史を支配する意思と、それにあらがう意思」を見るからだ。(まあ、これは当方の勝手な見立てである)
何べんも、この手の話題のときに紹介した「正気の歌」。
http://ja.wikisource.org/wiki/%E6%AD%A3%E6%B0%97%E3%81%AE%E6%AD%8C
この宇宙には森羅万象の根本たる気があり、本来その場に応じてさまざまな形をとる。
それは地に下っては大河や高山となり、天に上っては太陽や星となる。
人の中にあっては、孟子の言うところの「浩然」と呼ばれ、見る見る広がって大空いっぱいに満ちる。
政治の大道が清く平らかなとき、それは穏やかで立派な朝廷となり、
時代が行き詰ると節々となって世に現れ、一つひとつ歴史に記される。
(略)
例えば、春秋斉にあっては崔杼の弑逆を記した太史の簡。春秋晋にあっては趙盾を指弾した董狐の筆。
秦にあっては始皇帝に投げつけられた張良の椎。漢にあっては19年間握り続けられた蘇武の節。
…(略)
ある時は諸葛亮の奉じた出師の表となり、鬼神もその壮烈さに涙を流す。
「太史の簡」とは。
http://www.c-able.ne.jp/~s-town/seiki.htm
斉の宰相崔杼が、主君霊公を殺したとき、事実を隠蔽しようとした。
しかし、職務に忠実な史官は「崔杼、其の君を弑す」と記録した。
怒った崔杼はこの史官を殺したが、そのふたりの弟も同じように書き、殺され、4人目の弟がついにそれを記録に残した・・・
2020年追記 こんな放送が同じ日、ANAの機内であったという。
#ANA 機長によるアナウンス「80年前の本日、日米両国がミッドウェー海戦を戦いました。当機は2時間後にその空域を通過します。世界では今なお戦争が続く地域があります。今我々が平和な生活を送っていることに感謝しながら、80年前にここで命を落とした日米の兵士に敬意を表したいと思います」#NH185
— nobu akiyama (@nobu_akiyama) June 4, 2022
そして、6月4日は天安門事件の日でしたね。あの時広場で運動の終わりの絶望の中で迎え弾圧された学生のことを、そして、学生たちを教える立場になってその親御さんのことも、ある夏の思い出とともに考えます。
— nobu akiyama (@nobu_akiyama) 2022年6月4日