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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

その”ごっこ”は暴走する…超傑作映画「遊びの時間は終わらない」がアマプラ見放題配信中、ぜひぜひ視聴して!!

遊びの時間は終らない

防犯訓練のために強盗に扮することとなった、融通のきかない巡査、平田。その訓練はマスコミのウケをねらって、筋書きをなくしたリアルなものだった。そのために、予想外の事態が続出。そんななか、平田は次第に犯人役にのめりこんでいき、いつのまにか暴走を始めていく...。

https://www.amazon.co.jp/dp/B09V1237RC

遊びの時間は終わらない アマプラ見放題

ぜひ、ぜひ、ぜひ、この作品をアマプラ会員は見てほしいっ。
休日でしょ?時間あるでしょ?
おれを信じて(※ここが一番のハードルやん)
110分を、私のために割いて、この作品の視聴で消費してもらえまいか。決して損はさせません。
こういうときだけは、インフルエンサーとかいうやつになりたいネェ…



このまとめがバズったのをきっかけで、そういえばどこかで配信あるかな?と思って探したら、一番の大手のところにあった!!!
togetter.com

上の作品説明文と、このまとめの冒頭を読んでもらうだけで、当方が作品を連想した理由は分かるだろうから説明は省く。



あとは、この作品は孤立した作品じゃなく、ひとつの「ジャンル」にある、という話をしておきたい。
といっても、これを「ジャンル」としてくれる分類はふつうは無い(かつてのSF本ではちょっとだけあったけど…)。
ぶっちゃけ自分流の定義だから、ここで広めないといけないのだ(笑)

でも、ちゃんとまとめてある。

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疑似イベントもの
心理操作もの
メディア操作もの (※「心理・メディア操作もの」)
情報の独り歩きもの
架空の暴走もの
情報の暴走もの
フィクションの暴走もの
ごっこ遊び暴走もの


噂でも、ごっこ遊びでも、ヒーローやアイドルへの崇拝や、とっさのウソや誤魔化し、詐欺集団…などでもいいんだけど、何かの「虚構」が、不思議な理由でとんでもなく拡大してしまい、それが虚構だと知っている人々も巻き込んだ大騒動になる。
そんな類型の作品、それが大好きということです。
そんな自分の好みは、かなり幼いころからあったんだけど、それを決定づけた作品のひとつでもあります。

今思い出したけど、自分は2007年に別ブログで募集された、映画オールタイムベストで、3位に選んでる。


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その時、詳しく内容を紹介した一文も置いている。上に書いたように、ぜひとも視聴してほしいので、ネタバレになるんだが、多少は内容を知っておかないと見ない、と言う人もいるのは知ってる。
なので抜粋

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【あらすじ】……ある小さな街の銀行支店で行われた警察主催の防犯訓練は署長の提案により、一風変わったやり方で行われることになった。すなわち、犯人役はシナリオなしで自分の判断に基づき行動してよい、警察側もそれに応じてアドリブで動き逮捕する、というものだ。


得意満面でこの「新方式」をマスコミに自慢する署長だった……が、一つだけ誤算を見逃していた。犯人役に選ばれた警官は糞マジメで融通が効かず、おまけに古今の事件に通じた犯罪オタクだったのだ。彼は犯人を「逮捕」するべく乗り込んだエリートキャリアの変装を見破り、モデルガンを向けて「バン」と叫ぶ。当惑するキャリアに向かって「あなた、死にました」(笑)。
そしてその後も、次々と逮捕しようとする警察側の裏をかく戦術で翻弄する。



最初の予定が大幅に狂い、本気で「犯人」と対峙しなければならなくなった警察は大慌て。本部長は派遣されるは機動隊が配備されるは、あげくの果ては警視総監までが出張る大捕物に、この「強盗ごっこ」は化していく。間に「タンマ」をはさみながら……。


そしてこの混乱に拍車をかけるのがTV局から取材に派遣されたディレクター。視聴率の鬼にして、騒ぎを大きくすることにかけては天下一品。警察がアンフェアな形で終わらせようとすると「今のは無効です!」とチャラにさせ、警視総監がくると「次期選挙に出馬が噂される総監が、果たしてどのような態度を取るか!見届けたいと思います」と圧力をかける。うーん、確かに「権力に屈しない」ジャーナリストだ(笑)。


フィクションが現実と化し、現実がフィクションとなる滑稽さと面白さを描いた、この隠れた名作を象徴するのがラストシーンで描かれた犯人らの脱出法。何しろ現金……おっと、これを言うのはルール違反だ。


はっきりいって、映像や制作費で日本映画がハリウッドに負けるのは仕方ないんだが、それ以前のアイデアの部分で負けている事が多かった。この作品は「アイデアで負けていない」と胸を張っていえる数少ない佳品である。それにしては知られてないのが残念であるが…。


そして、視聴した上で「面白かった!!」と高評価をなさった皆様は、上の「情報の独り歩きもの」ジャンルで,小説、マンガ、ノンフィクションも含め、色々なものを見ていただればありがたい。
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一部のリンク集
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