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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

こどもの「怖い」が”情報の独り歩き”で神話に……カメントツ漫画が一種の「民俗学」な件。

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カメントツ先生の「あのときのこどもさん」は第一話「ノストラダムス」の回を以前紹介した。
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こういうオカルト、神秘体験、怖い話にハマるのは、1990年代の時代精神もある一方で、普遍的な「こどもの法則」でもあるんだろう。


ただ、彼らを恐怖に陥れたのは怪奇映画でも心霊ドキュメントでもなく、エレベーターの注意喚起のイラスト…(笑)

あのときのこどもさん 恐怖伝説の生成過程


しかし、その恐怖は当初、周囲には「?」だったものが、”折伏”によって信者が増えていく。

あのときのこどもさん 恐怖伝説の生成過程

そこに神学的な説明や、従来の神話伝説との融合がなされ…

あのときのこどもさん 恐怖伝説の生成過程


それによって実害、具体的な事象が生まれると、世俗の側も反応せざるを得なくなる。

あのときのこどもさん 恐怖伝説の生成過程


だが、それが信者たちにとっては、やはりあの怪異、超常現象は本当だったんだ!という証拠になる。それがさらなるリアクションを生んで……

あのときのこどもさん 恐怖伝説の生まれる過程

これって、民俗学マンガじゃない?


で、自分は何度も繰り返すが…きのう第一話が放送されたドラマ「仮想儀礼」を含め、自分はこういう疑似宗教とか、ウソやごまかしを重ねていくうちにどんどん話が大きくなっていく「取りつくろいもの」。それらを内部に包摂するような「情報の独り歩き」「”架空”が暴走し始める」という物語が大好きであり、これが一種の”ジャンル”であると認定しているのです。

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カメントツ漫画を読みながら、過去のこういう作品を連想しました。

ことしか昨年話題になった「フツーに聞いてくれ」も、このジャンルね。
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「フツーに聞いてくれ」は情報の独り歩きを描くジャンルのひとつ