カメントツ先生の「あのときのこどもさん」は第一話「ノストラダムス」の回を以前紹介した。
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こういうオカルト、神秘体験、怖い話にハマるのは、1990年代の時代精神もある一方で、普遍的な「こどもの法則」でもあるんだろう。
ただ、彼らを恐怖に陥れたのは怪奇映画でも心霊ドキュメントでもなく、エレベーターの注意喚起のイラスト…(笑)
しかし、その恐怖は当初、周囲には「?」だったものが、”折伏”によって信者が増えていく。
そこに神学的な説明や、従来の神話伝説との融合がなされ…
それによって実害、具体的な事象が生まれると、世俗の側も反応せざるを得なくなる。
だが、それが信者たちにとっては、やはりあの怪異、超常現象は本当だったんだ!という証拠になる。それがさらなるリアクションを生んで……
これって、民俗学マンガじゃない?
で、自分は何度も繰り返すが…きのう第一話が放送されたドラマ「仮想儀礼」を含め、自分はこういう疑似宗教とか、ウソやごまかしを重ねていくうちにどんどん話が大きくなっていく「取りつくろいもの」。それらを内部に包摂するような「情報の独り歩き」「”架空”が暴走し始める」という物語が大好きであり、これが一種の”ジャンル”であると認定しているのです。
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カメントツ漫画を読みながら、過去のこういう作品を連想しました。
ことしか昨年話題になった「フツーに聞いてくれ」も、このジャンルね。
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