INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【時々更新】「取りつくろいもの」ジャンルの一覧化に挑戦。

※【お断り】いちおうこの時点(2008年)で一覧化したのがこれで、時々補修捕捉もしていますが、その後も見つけるたびにメモしているので、可能なら
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もチェックしてみてください

【前提条件】「取りつくろいもの」とは

(略)…今俺が定義したジャンルだけどな(笑)。

とにかく、ある種のごまかしを必要に迫られて行って、成功したと思ったら、それがむしろ次のピンチを生み、それを糊塗したらさらなるピンチが・・・とやっていくうちに、はるかに意表をついた着地点が生まれる、というものだ。

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より


上の大統領予備選エントリで町山氏のことを書いたついでにブログを見てみたら、新ネタがUPされてた。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080105

ニュージャージーのビンボーな町に古くて汚いレンタル・ビデオ屋があった。
(略)
店員はモス・デフ。店の常連はガラクタ置き場のトレイラーに住むジャック・ブラック。
ジャック・ブラックはある日、高圧電線に触れて強烈な磁気を帯びてしまい、店のテープを全部消去してしまう。
そこに常連の可愛いおばあちゃん(ミア・ファロー)がやって来た。

「『ゴーストバスターズ』って映画あります?」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
 さあ、困ったモス・デフはとんでもないアイデアを思いついた。
 自分で『ゴーストバスターズ』作っちゃえ!
 そしてブラックや近所のボンクラどもと一緒にうろおぼえで『ゴーストバスターズ』をビデオで撮り始める。
(略)
…「どうせあのおばあちゃんはオリジナルなんか見てないし、SFXのクオリティなんかわかりゃしないさ」
 ところが、おばあちゃんはそれを甥っ子たちに見せた。
 ストリート・ギャングのチンピラどもに!
(後略)

Be Kind Rewind trailer


私がこういうジャンルを「取りつくろいもの」と勝手に呼んで1ジャンルとしていることは昔からの読者ならご存知でしょうが、また面白そうな新作が出たね。楽しみだ。

今までの「取りつくろいもの」作品集。落語、漫画、音楽、映画いろいろ

・「ブロードウェーと銃弾」

『ブロードウェイと銃弾』PV映像(約2分)

・「グッバイ・レーニン!」

グッバイ、レーニン!(字幕版)


・「ワグ・ザ・ドッグ」

Wag the Dog - Original Theatrical Trailer



ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(字幕版) (プレビュー)

・「バッファロー'66」

バッファロー'66- Trailer


・「ちいさな独裁者」

『ちいさな独裁者』日本版予告編



・「ラヂオの時間

ラヂオの時間(プレビュー)


・「笑の大学

笑之大學 (三度公演) 予告編


・「その場しのぎの男たち」

その場しのぎの男たち


・「THE有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル(プレビュー)


・「合い言葉は勇気」

合い言葉は勇気 第01話 1 part1 W3npfg321 I

(その他、演劇含め三谷幸喜作品は多数がこれ)


よつばと!の「よつばとダンボー
(かつて公式サイトhttp://www.lares.dti.ne.jp/~triaslon/yotuba28_01.html で読めましたが、現在は公開終了)

よつばとダンボー」 よつばの夢を壊さないよう「取り繕う」おねえさんたち
 
・「こち亀」何巻かで老人会をハワイと偽って熱海に連れてく回
 
・「こち亀」で、アメリカ土産を買い忘れ、無理やり日本土産を渡しつつ「メイドインUSAです」と強弁する回
 
・「団地ともお」で夏休みの日記を適当にでっち上げる回
 
吉本新喜劇松竹新喜劇
「田舎の母ちゃん喜ばすため、手紙に『俺は東京で大出世』と書いてたんだけど、母ちゃんが上京するって…」「よし、その時だけお前が出世してる芝居をしよう!」 ※これについては詳しく後述
 
・少女漫画、恥ずかしいラブコメ系の「親のお見合い話を断りたいの!この日だけ、偽のフィアンセor恋人になってくれないかしら」

・落語「こんにゃく問答」

七代目立川談志 - 蒟蒻問答
( http://www.pippo-jp.com/runde/spot/y03/kon-nyaku.html さわり部分 )
・落語「禁酒番屋

小さん 禁酒番屋

・落語「二番煎じ」

古今亭しん朝 二番煎じ

・落語「お見立て」

金原亭馬生(十代目)お見立て


・落語「猫の災難」

五代目柳家小さん - 猫の災難



・音楽「キージェ中尉」
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・「マダム・ラ・ギンプ」〜のちに映画化され「一日だけの淑女






・「トクサツガガガ」(2019年ドラマ化)

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140909/p4

 


・「でぃす×こみ

でぃす×こみ 「取りつくろいもの」
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・「ミリオンジョー」(2019年ドラマ化)


・「かくしごと」(2020年アニメ化)
gyao.yahoo.co.jp

comic-days.com



・「無能の鷹」
kisscomic.com
comic-days.com



・「ミワさんなりすます」
bigcomics.jp




・「ゴルゴ13」119巻
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・映画「アンダーグラウンド

1941年、ナチス侵攻下のベオグラード共産党員のマルコは、親友のクロや避難民を地下室にかくまい、武器を製造させ巨大な富を築く。やがて平和が訪れても、マルコは彼らに真実を告げず、地下に閉じ込め続けるが…。


・2023年伝説の「怪獣人生」の一本を作者がネット公開


詳細(一部)はこの日記を「取りつくろいもの」で検索してみてください。

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ほか、この種の創作物の歴史、元祖に関しては、このブログでは
タブの「創作論」「一覧」、準タグとして埋め込んだ「創作系譜論」などで他のテーマの調査も読めます。
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秋山成勲陣営、既に抗議(提訴)?実行委も見解

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20080103-00000004-spnavi_ot-fight.html
というか、1月3日にはすでに抗議はしているんですね。
それに対して既に実行委員会も見解を示している。

また、谷川氏は三崎和雄にKOされた秋山成勲側から、フィニッシュが「(反則の)4点ポジションでの顔面蹴りではないか」と抗議があったことを明かした。やれんのか!実行委員会では「厳密には4点ではなかった」「立ち上がった直後ではあったが三崎の攻撃は一連の流れの中でのものだった」としている。

[デイリースポーツ] [ スポーツナビ 2008年1月3日 10:57 ]

これで終わるんだかどうなんだか。
やれんのかのサイトにはルールは掲載されてないので、提訴とかの仕組みも正式にはよく分からん。PRIDEだって過去には控え室で抗議したら”実力者”の独断で無効試合に変わってしまったこともある。マーク・ケアーイゴール・ボブチャンチンの試合ね。
まあ変えたの石井和義氏だけどな。


今現在のところ、現場で一番権限がある野口大輔レフェリーがノープロブレムだと言っているのだから、正式な機関がそれをひっくり返さないと判定は覆らないし、覆ったら却っておかしい。
谷川貞治氏も、高田延彦氏も書いたり喋ったりするのは自由だが、とりあえずは外野に過ぎない。下のコメントで思い出したが、谷川氏も至近距離から見ていたチェ・ホンマンローブローをビデオで見た後でも「腸蹴りだ」と伝説のコメントを残した御仁だから、まあ聞き流しておけ(笑)
ただ、この腸蹴り騒動も逆に「最至近距離のレフェリーだってその時点では間違える」ということを意味するものでもある。


まあ、再戦というのは別に何があろうとやったっていいんで、微妙な試合だろうと完敗だろうと主催者が客を呼べると思ったらオファーすればいいこと。桜庭・ニーノ戦は微妙な判定が再戦を促したが、高田vsヒクソン・グレイシーの再戦は別に判定が微妙だったからではない。むしろ高田の実力が微妙なので組まれた(笑)。
こちらは主催者の領分で、あとは当事者が合意をすればいいだけだ。

個人的には「今回の試合の判定への抗議やら提訴」と「再戦機運の盛り上げ」を、別物として進めていき、一番権限のある谷川氏はむしろ後者に全力投球していけばいいと思う。
今回完勝であったにしろ、両者が高いレベルで実力が拮抗しているように見えた、とは以前書いたっけ。

ヒョードルの法外なギャラはHDnetが払ってくれた、との説。じゃあ一安心?

http://sadironman.seesaa.net/article/76689700.html
が、この情報を紹介している。
http://www.thefightnetwork.com/news_detail.php?nid=5832




「やれんのか 終わった後は 払えんのか」


という一句が示すとおり(って俺の自作だコレ)、PPVやゲート収入であのギャランティが払えるとも思えん、という話があったが、こういうことなら成るほど、と分かる。ただ、流れとしてはちょっと「?」もつくし、紹介サイトも「放送でエメリヤーエンコ・ヒョードルに100-200万ドル支払ったと書いていますが、正直この情報は半信半疑」としている。

天才出現か?チョン・ブギョンの大健闘

何とか青木真也もパウンドをまとめて勝利は掴んだが、二度も下からの腕十字を極められる寸前だったわけで、総合グラップラーとしてどちらが評価を上げ、どちらが評価を下げたかは言うまでも無いこと。青木が予定していた富士そば祝賀会は反省会になっただろうし、ならなきゃ嘘だ。

とはいえ見ているこちらも大変侮っていたわけですみません。
ひとつはシドニー五輪銀メダリストという知識はあっても、腕十字が一番の得意技の、関節職人であったとは実況で始めて知った。そもそも今の五輪レベルの大会で寝技を武器に上位に行くのは今じゃ難しい。別の得意の投げ技もあったのかもしれんが。

青木に腕十字を極めかけた、それも高阪剛が指摘した通り、一度仕掛けられて青木は十分警戒したはずなのに、またやられたというのはすごいことだと思う。


これは超新星の出現か?…といいたいところだけど、ただ逆に十字固めはあまりにも総合で通用しすぎる柔道技だ。それだけに、この部分だけ今回そのまま無変換でコンバートできたがゆえの(青木タイプへの)大健闘だったかもしれない。


柔道だから柔道で例えるけど、
「柔道部物語」の大脇、「帯をギュッとね!」の海老塚桜子、ともに初期は一種類しか攻めパターンがなかったが、それで勝っているうちはボロが出なかった、という設定だったね。

とはいえ素質のすごさはみな認めるところ。柔道転向組としては29歳でまあ若い方。総合での勝ち方を覚えたユン・ドンシクの教えを受けられるのも有利だ(そういえばブギョンはどこの大学の出身なんだろう? 五輪に出ているけど、例の韓国で学閥を縦にユンや秋山を妨害したとされる何とか大とは違うのかな?)
【補足】コメント欄より。

くま@くまページ 2008/01/07 21:11
チョン・ブギョンは韓国体育大の出身であります。韓国柔道の学閥で有名なのは龍仁大なので、ブギョン選手は亜流になりますね。


というわけでこの超逸材、UFCが契約を結ぶのはいつか…といいたいところだけれども、そこは谷川黒魔術でK-1との長期契約を既に結んでいることは疑いないでしょう。
逆にK-1なら、今回の韓国での大好調の視聴率(日本の事情に無理やり治すと40%近く!)から見れば、スターになれる魅力もあるし、スターは意図的に作ると公言する谷川さんは今後、勝てる相手を次々当てていき、結果的にホンマン・秋山のようにそれが成長の糧になるかもしれない。


まあ、本当に逸材です。同時に韓国軍団はグループとしても、前田吉朗長谷川秀彦と引き分ける選手も出ているわけで、本当に旧スピードで成長を続けている。
今回のDynamite!人気が数年前の日本のような大成長を遂げているのだから、転向組もまた増えるし、ジムの底辺層も上がっていくだろう。


あと、そういえば日韓の格闘技ファンの間で秋山・三崎問題ではまたぞろ民族感情と絡めた話に曲がる予感が有るが「チョン・ブギョンは大いに賞賛されているよ」となれば双方へのひとつのブレーキにはなろう。そういう思惑抜きでも凄い奴なんだが。

お前らの好きにはさせねえ!サイトが移転、リニューアル。

http://omasuki.blog122.fc2.com/
OMASUKI FIGHT
「おまえらの好きにはさせねえ!」がリニューアル!

はてなアンテナ変更しとかないと。と思ったら、登録数から見ると変更したのは俺が最後のようだった(笑)。他のみなさんもこの機会に登録してみては。
移転後のエントリを一気読みしたけど、このマット・ヒューズの言葉はなかなかなので記録に残しておこう。

http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-19.html
からの孫引き。

ー 自分はこのスポーツを趣味だと思ってきたんだ。仕事(キャリア)だと思ったことはないんだよ。正直な話、おもしろすぎるんだ。一日2回ジムに行くなんてことが仕事だと言えるかい?仕事って言うのは、朝起きたくないようなことを言うんだろ

米国大統領予備選 序論

どうも大晦日格闘技の話はまだまだ終わらないので、他のジャンルの話が減っているんだよね。

バラック・オバマバラク・オバマ)の劇的な初戦の勝利はこちらも驚きでした。彼は私がはてなキーワードを作ったから、思い入れがある(またそのネタか)のだが、勝てるとは思わなかったですよ。健闘して4年後をまた狙うとか副大統領になるとか、そういうレベルに留まるかと。こうやって見ると選挙が水物とは本当にそうなんだろうね。

この人が頭角を現したのは、民主党がケリーを指名した2004年の党大会だということはキーワードにも盛り込んでいるけど、そもそもまだ政治キャリアがないこの人は「演説」が最大の武器だ。また「共和党支持層からもそう嫌われない」という、マイナスの少なさが、これはヒラリーと正反対だという。

レトリックや理念の差もさることながら「演説」が武器になる・・・日本ではならない・・・というのは受け手側にも原因があるのだろう。

日本で戦後、語り草になるような演説なんてそれこそ数えるほどだし、影響力も弱い。
ケネディより先に「私の政治に安楽を期待しては困る」と宣言した石橋湛山就任演説、
300万票の価値があったと評された池田隼人の浅沼稲次郎追悼演説、
そっからぐっと跳んで
小泉純一郎の「米百俵」演説(最初の就任演説)、郵政解散の「ガリレオ演説」…かしら。
小泉という男は、やっぱり特異点で、これを真似したら安倍晋三も駄目だわな、そりゃ。

マケイン、まだ好位置…かな?微妙

えーと俺もよく分からんのだが、いろんな新聞を読んでみると、民主党の予備選は先行逃げ切り、最初の数州で勝つ、負けるというのに非常に重みがあるが、共和党の場合はそれと比べると比較的、ペナントレースのようにトータルな結果を見るらしい。
だからジュリアーニジョン・マケインという比較的有力な候補は、アイオワ捨てゲームにしていたらしい。 ええい海外報道は隔靴掻痒だな(さりとて英語ニュースを読みこむ力もないし。)

こういう時はやはり技術の恩恵、グーグルの恩恵にあずかる。「マケイン」でニュース検索する。
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&q=%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B3&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wn

やはり次の戦場、ニューハンプシャーでは順調に支持は伸びているみたいだよ。
どっちにせよ、アイオワで一位になったオバマハッカビーも、そこの首位は集中砲火を浴びる宿命だからね。

マケインに注目するのは、この人が格闘技界にとってはある時は敵、ある時は味方だったからだ。何度も書いているので繰り返さない。上の検索窓を使い、このブログ内を「マケイン」で検索してくれ。

あと、町山智浩氏が「実戦を経験した筋金入りの軍人で、ブッシュのようなチキンホークではない」として支持を表明したことも注目度を個人的に挙げている。
あれ?あれは「共和党の中ではマケイン」という意味だったかな?それに「個人的な好感」であって支持じゃなかったかもしれない。
もし町山氏が一票を持っていたとしたら、どっちの予備選にどう票を投じるか知ってみたいところだ。

イラクの争点がしぼんでいるらしい。

マケインの支持拡大とパラレルなんだけれども、もともとマケイン氏は今回の本命・対抗とも言える存在で、むしろ初期(始まる前)に意外なまでに失速した、という面が大きい。
それはなぜかというと基本的にはイラク戦争支持で、しかも「米軍の大規模増派による治安回復」という直近のブッシュ戦略も支持、バグダッドを訪問したりしたことで支持率を落としたらしい。


ただ、なんとかバグダット周辺ではそれなりに治安が回復してきたという。
これも統計の取り方だったり、田舎に拡大したり、今後も今も皆無にはなってないしの対症療法なのだろうがそれでも、効果が実感できるようになったってことでマケイン氏のぶれの無さを評価する声が出ているそうだ。


ちなみに、イラクでのこの”治安回復”のひとつに、いよいよアルカイダ系のテロリズムが、その過激さゆえに地元イラク民兵・抵抗運動・旧フセイン支持派(スンニ派)からの遊離が始まり、ことにスンニ派が先頭に立ってアルカイダを狩り始めた故らしい。
もともとイラクは非宗教的国家の伝統が数十年続いていたしな。


連合赤軍の悲喜劇を、アルカイダも繰り返すとしたらややナサケナイ。

ところで本論は別。

大統領予備選の話は、実は書きたいことはまた別に有る。今は現状に追いつくために書いただけ。

本論はあとで書きますが、その機会に、漫画喫茶でもブックオフでもいいからアメリカ大統領選挙を描いた

を読んでおいて欲しいね。


この映画でもいい

パーフェクト・カップル [DVD]

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原作は


ただ、やっぱり次回の予備選関連エントリにつながってくるのは「イーグル」のほうかな。

YOUTUBEトップは、ニコニコ動画に学ぼうとしている。もし真似されたらその後は…

上のエントリでも恩恵をこうむっているgoogle。その子会社(買収された)であるYOUTUBEのトップ、創始者のひとりスティーブ・チェン氏は土曜日の朝日新聞の別版でインタビューに答えていた。

ITに詳しい人なら周知のことだっただろうが、彼の「はじめて物語」をあらためて聞いて面白かった。
以前、YOUTUBEを知ったときに「動画投稿サイトはここが初めてじゃないのに、なぜ世界を席巻したのかな?」と問うてコメント欄で教えてもらったことがある。

「ところでなぜ、大手の連中が「ヨウツベヲ追撃セヨ」という号令のもと挑戦したのに、退けられたのだろうか?
そもそも、動画をUPするところはそれまでもいくつかあったと思うんだが、なぜYOUTUBEは飛びぬけたの?」

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061008#p3


けどそのへんのことも本人が答えていたよ。

「何種類もあった動画の種類、コードを、すべて投稿可能にした」
「とにかく見るのは、そこのURLをクリックすればいいだけにした」
のが勝因だとか。

ま、それはともかく、今回実に面白かったのは朝日新聞がわざわざ「ニコニコ動画」のことを聞いてたことだ。
結論からいうと、チャン氏は知っていた。


「コメントを動画内につけられるんだって?クールな試みだね。評価している」
みたいな感じ。


で、あとひとつは朝日の記者が
「見た人が、関連の商品広告を貼り付ける仕組みなんですよ」と教えたら、これは知らなかったらしく「何? それはすごいアイデアだ!いいね!!」とかなり興味津々っぷり。


この話なんですが、
以前、こういうエントリを小生は書きました。


■[IT][ブログ][時事]ニコニコ動画の”アイデア”ってみんな真似できるかな?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071024#p6


つまりニコ動の特徴…動画にコメント欄をつけてツッコミや感想をリアルタイム、瞬間に合わせて流す、また今回チャン氏が驚いた「読者が関連商品の広告を付けてくれる」…というのは、ちゃんとニコニコ動画は法的に保護する著作権だか特許(ビジネス特許?)を、海外でも含めて取得しているのか? それとも法的には保護されず、誰でも真似できる「アイデア」に過ぎないのか?ってことですね。岡田斗司夫の「レコーディング・ダイエット」騒動にもつながる話。


私が心配したってしょーもないのだが、YOUTUBE王国(もしくはグーグル大帝国YOUTUBE自治領)の総帥がこれだけ感心しているのなら、そっくりそのままとは行かないがマネされたりして(笑)。

そしてその後、ニコニコ動画はやっぱりあそこに売却され、「日米動画スーパーボウル」とか最初は言っておきながら、いつの間にか事務所が閉鎖され消滅・・・とPRIDEから離れろ(笑)。


まあ、こんなのは積極的に公にする馬鹿はいないわけだが、ニコニコ動画のコンセプトはどのレベルまで法的に保護されるのか。結局分からないが、野次馬的に知りたいのう。


興味の有る向きは朝日の土曜版、別刷り紙面をご覧下さい。
私もちょっとうろ覚えで書いているので。
この記事ネットで読めるかな?もしくは既にこれを取り上げているブログも有るのかな?
【補足】ブログはありました。
http://d.hatena.ne.jp/shibacho/20080105/p1
朝日新聞YouTube創設者スティーブ・チェンのインタビュー」
ここも記事を探している最中だというから、やっぱりネット上には無いんだろうな。あとで現物を再確認して、もう少し充実させましょう。
スティーブ・チェンはてなキーワード作りましたが、これもだれかに充実させて欲しい。

【補足】コメント欄より。ネットに元記事ありました

nanasi 2008/01/07 12:19
http://www.be.asahi.com/top/b01.html