最近、古書店で藤子・F・不二雄先生の文庫「エスパー魔美」を購入したので、以前から印象に残っていた一場面を紹介させてください。
文庫版では2巻、「うそ×うそ=?」。
ストーリーのテーマに絡んで、それを示唆する音楽を、レコードマニアの友人が魔美に教えるという設定。
自分はこの作品を読んだ中学だか高校のころから、作品以上に「この、紹介されている音楽のストーリーいいなぁ、おれ、こういうジャンルが好きだなぁ」と思っているのだが、何のジャンルか、というとまだぴったりの定義が個人的には無い。
以前から提唱する「取りつくろいもの」(←って何?と思ったらクリック)でも確かにあるんだけど、
たとえば今までブログに紹介したものだと
「擬似イベント」がまぁ近いんだけど「ごっこ遊びが拡大していく」「情報が雪だるまのように転がっていき、怪物的に肥大していく」そういう話が以前から、なぜか好きだったんだね。
流言飛語やデマの拡大を、社会学的に調査した本なんかも好き。
まだ、何かいい、ぴったりとしたジャンルわけが出来ないか模索中。
※付記 その後「情報の独り歩きもの」、とか「心理・情報操作もの」「ごっこ世界拡大もの」などの仮称を考えました。一種のタグ付けとして記録。