最近、古書店で藤子・F・不二雄先生の文庫「エスパー魔美」を購入したので、以前から印象に残っていた一場面を紹介させてください。
文庫版では2巻、「うそ×うそ=?」。
ストーリーのテーマに絡んで、それを示唆する音楽を、レコードマニアの友人が魔美に教えるという設定。

- 作者:藤子・F・不二雄
- 発売日: 1996/09/20
- メディア: 文庫



自分はこの作品を読んだ中学だか高校のころから、作品以上に「この、紹介されている音楽のストーリーいいなぁ、おれ、こういうジャンルが好きだなぁ」と思っているのだが、何のジャンルか、というとまだぴったりの定義が個人的には無い。
以前から提唱する「取りつくろいもの」(←って何?と思ったらクリック)でも確かにあるんだけど、
たとえば今までブログに紹介したものだと

- 作者:小林 信彦
- メディア: 文庫
- 作者:筒井 康隆
- メディア: 単行本
「擬似イベント」がまぁ近いんだけど「ごっこ遊びが拡大していく」「情報が雪だるまのように転がっていき、怪物的に肥大していく」そういう話が以前から、なぜか好きだったんだね。
流言飛語やデマの拡大を、社会学的に調査した本なんかも好き。

- 作者:広井 脩
- メディア: 新書

- 作者:朝倉 喬司
- メディア: 単行本
まだ、何かいい、ぴったりとしたジャンルわけが出来ないか模索中。