八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠(21)は対局後に「早い段階からかなり激しい展開になり、苦しくなってしまった。結果は幸いしたが、この経験を糧にして、もっと実力をつけていかなくてはいけないなと感じています」と話していました。
そして史上初の八冠独占について尋ねられると「結果は良かったが、それに見合った力があるかといえばまだまだだと思うので、引き続き実力をつけていくことが必要かなと思います」と話していました。
対局後、敗れた永瀬拓矢九段(31)は「前回のタイトル戦である棋聖戦の時よりはだいぶ差が縮まったと思うが、終盤でチャンスがあったときに決定力が足りずに負けてしまうということを2局続けてしまった。全体的には1局1局、全力で挑むことができて、いまの自分の全力は出せたのではないかと思う」と振り返りました。
www3.nhk.or.jp
「八冠や グレート・サスケに 肩並ぶ」(一緒にするな!)
「八冠」って文字がTLに出てきてたからすぐザ・グレート・サスケさんを思い浮かべたんだけど、はいファンキーさん早かった。 pic.twitter.com/FFi30x8pHD
— ꧁𐬹𝔹𝕃𝔸𝔻𝔼ℝ𝕌ℕℕ𝔼ℝ𝟞𝟡𐬹꧂𓃰 (@bladerunner_69) October 11, 2023
「女性と男性で将棋、囲碁などの強さに差があるのはなぜか」問題
藤井戴冠直前なので話題になったのだろうか
dot.asahi.com
はてブが多数。むしろこっちが面白い
[B! 性] チェス、将棋…ボードゲーム界に「男女格差」が残る理由 頭脳戦で「女脳は男脳より弱い」というのは本当か | AERA dot. (アエラドット)
ミーのコメント。ほんと、どっちなのかね。
これはほんとに科学の分野で残された大きな謎なので、差がある説もない説もきっちり研究しエビデンスを積み重ねてほしい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4743386437537082671/comment/gryphon
今後、ヒカルの碁の「sai」じゃないけど、オンラインで正体を隠しつつ対戦できる今は、男女の属性を明かした対戦と完全にそれを隠した対戦の二群にわけて膨大なゲームを実施し、統計的に差があるかを調べる…なんてこともできるだろうけど、社会的なジェンダー格差があったということならそのしがらみ、遺産が影響するかもしれない。将棋囲碁のような伝統ゲームではなく、同様に頭を使う新ゲームをやらせた方がいいかもだが、そんなゲームを考案するほうが大変だし、どっちにせよ膨大な予算、参加者、時間が必要だから難しいだろうな。
シンプルに「将棋や囲碁も、棋士レベルの対戦は『体力』を使うから男女差が出る」という説が、はてブでも出てきた。
チェス、将棋…ボードゲーム界に「男女格差」が残る理由 頭脳戦で「女脳は男脳より弱い」というのは本当か https://t.co/4c7cxPHDdO
— Rogue Monk (@Rogue_Monk) October 12, 2023
漫画『龍と苺』では男女格差の原因として体力の差を挙げていたな。長時間にわたり頭脳をフルに動かすと、相当な体力を消耗する。女性の場合は、そこが不利になると。 pic.twitter.com/UsOMLHef4H
複雑なゲームを必死に考えると「体力」を消耗するメカニズムを、更に詳しく知りたいのよね。小学生棋士は、体が育つにつれその分強くなるの?とか棋士がマラソンや筋トレすると強くなるの?とか。
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2023年10月12日
頭脳フル回転で消耗するそれを「体力」と別の名称、概念にしてもいいかも。https://t.co/eow8AcSmOJ
客観的にじっと座って、あーでもないこーでもないと考え続ける「だけ」ではある。ただその結果、体重がガクンと減ったりする。
女性って、たとえば海に放り出されたり、冬山で遭難するとかだと男性より耐えられるという。脂肪の多い分当然か。
そういう持久力というか…複雑なゲームを目いっぱい考えていると消耗する「何か」を『体力』と別の概念、名称を付けるというのもいいのではないか。
それが生得的に男性と女性で差があるのかは、調べるまでもない体格や筋力差とは別に検証する要があるかもしれないし。
羽生善治のノンフィクション「いまだ成らず」を再度。(登場する米長邦雄も)
こちらについては以前かいたこれを。
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藤井聡太氏は実力だけで伝説になるに値するけど、さらに米長邦雄のように、意識的に自分の”伝説”を自己作成するようなケレン味とハッタリが在ったら……と思わんでもないが、さすがにもう米長的な存在のいる余地は(コンプラ・ポリコレ的に)無いでしょ、といわれればそうかもしれぬ(笑)
米長邦雄といえば、人間がコンピューター将棋を敵として育て、敗れる過程をこのブログでは綴ってたな。
2004年に始まったこのブログは、ちょうどその歴史と伴走していました。
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米長は電王戦で敗れたあと「自動車ができて、速く走れても、マラソンの感動や記録への驚嘆が無くなる訳ではない」と語ったが、少なくとも藤井聡太までは、その予言は正しかったといえそうだ。
しかし、このくだりは何度読んでも面白い(笑)
実は、渡辺明竜王に引き受けてもらうまでには、ちょっとした紆余曲折がありました。
コンピュータとの対戦は「ぜひやってみたい」というプロ棋士もいる一方で、もし負けると「コンピュータと対戦して負けた最初の棋士」という称号をいただくことになりますから、それを嫌がる人も少なくありません。こういうときはそういう人に頼むべきか。それは実力があって、名前があって、私のいうことを「はい」と聞いてくれそうな人に頼むことになります。
そこで最初に、私は佐藤康光棋聖(当時)に頼んでみました。
・・・(略)・・・
「固く、お断りします」と言ってきた。私が「そう堅いこというな。負けたところで恥になるわけでもない。考えてみろ。しょせん遊びやで。機械相手に数時間遊びで指してくれれば、1000万円以上の収入になるんやで」
(略)
佐藤棋聖は血相を変えて
「米長先生、そこに正座してください」という。
「これはまずい」と私がいずまいを正すと、佐藤棋聖から「米長先生、プロが将棋を指すのに”遊び”ということがありますか。先生はそんな気持ちで将棋を指していたんですか・・・(後略)」
(17-18P)
「藤井さんに勝つには、人間をやめねばならない」
王座戦が始まる前のインタビューで、永瀬王座が語っていたことがすごいです。
— あすなろ学院 (@asunarogakuingp) September 12, 2023
「人間だと藤井七冠に勝てないです。」
「人間をやめないと無理です。勝てないです。」
そして、彼は人間をやめ、第1局に勝ちました。
どれほどの努力をしているのでしょう?
どれほどの犠牲を払っているのでしょう?
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芸術が現実を模倣するのか
現実が芸術を模倣するのか。 それともこれか?