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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

電王戦、戦い済んで日が暮れて…さて次の人間vsコンピュータは?医療診断?ポーカー?

http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/21/denousen/index.html

谷川浩司九段:「5対5の団体戦ということで、勝負に重きが置かれるかと最初は思っていましたが、5局すべてにドラマがありました。…・・・苦しくなっても、読み筋に穴が開いても、現時点での最善手を追求していく――コンピュータにとっては自然なことかもしれませんが、なかなか人間には難しい。精神力の重要性をコンピュータに教わるとは思ってもいなかった。・・・将棋を通じて人工知能の進歩・発展に繋げ、広くは医療や災害救助の現場に活かしていただければと思っております」
 
 
瀧澤武信氏:「…アマチュアでは、今の将棋プログラムがどれくらい強いのかもうわからない。それが解明できる機会でもあり、深く感謝しています。コンピュータは悪手も指しますが、その悪手はアマチュアではとがめることができない。それをプロ棋士にとがめていただき、コンピュータ将棋のさらなる進歩につながっていきます。・・・」
 
 
ponanza開発者・山本一成氏:「……本当に夢のような日々でした。戦った棋士の方々の生き様というのは言いすぎかもしれませんが、戦っている人間の姿が見えてくる。船江先生がおっしゃっていましたが、"コンピュータと戦うことは自分を写す鏡だ"という言葉にはなるほどと思い・・・
 

第2回将棋電王戦 エンディング PV 
D

さらばと握手 ねんごろに 
分かれてゆくや 右左
つつおと絶えし 砲台に
ひらめきたてり 日の御旗

さて、次の、コンピュータの人間侵攻は??

ワインの味分析、選挙予測、クイズ、オセロ、将棋・・・
自分の以前の見立てを再録

・・・だから、銀英伝でたとえると(またかよ)「データ帝国」と「自由経験同盟」の長い、大きな戦争をイメージしてほしい。
そしてデータ帝国は近年、「オセロ星」「野球の若手スカウト・トレード実績星」「将棋星」「ワインのテイスティング星」などの要衝を次々に攻略、あるいは猛攻でいま陥落寸前・・・その中で今回の大統領選で上のような結果(大統領選で数理モデルによる予測者が、政治の世界で百戦錬磨の評論家に完勝)が出たことは、自由経験同盟としてはウランフ提督が討ち取られたぐらいのダメージをこうむった・・・

さらなる重要拠点・将棋要塞は陥落したが、まだ終わらん!!

次は何か・・・・・・個人的にはやはりこれかな?

医療における「病名診断」

いま、こんな番組をやってるね。

NHK『総合診療医ドクターG』面白いんですよ!
http://yaplog.jp/go-katsuko-go/archive/2914

金曜日の夜にやっている(22:00~、夕方16:00~再放送もしているみたいです)、NHK『総合診療医 ドクターG』という番組が面白いんです!!!
(・∀・)=3

浅草キッドが司会をしているのですが、NHKなので、「俺たちの五味!」でおなじみの玉袋筋太郎さんは大人の事情により「玉ちゃん」という名前で紹介されています。(苦笑)
(略)
この番組は、新感覚!病名推理エンターテインメント番組「総合診療医ドクターG」。病名を探り当てるまでの謎解きの面白さをスタジオで展開する!


ということで、スタジオの現役研修医が、問診などの再現ドラマを見て考えられる病名とその根拠を挙げ、最後に“ドクターG”が検証を加えて診断を下すという流れ。
これが、面白いんです!
お医者さんって、こうやって病気を見極めているのか~。こんな、なんてことない会話のひと言、仕草のひとつからもヒントを・・・・・・・

たしかに面白い、すごい。
そして面白くてすごいから、マッドなプログラマーたちが挑戦する・・・
というか、アメリカでクイズ王を破ったワトソン君が、いま、これを目標にしているという・・・
http://www-06.ibm.com/software/jp/info/ibmsoftware/bao/interview.html

Q: なるほど。ただ、確かにすごい扉を拓いたのかもしれませんが、まだクイズ以外で具体的にどんなことに役立てられる可能性があるのか、ちょっとイメージできないです。
塚本: そうですね、新しい概念というのは、そんなにすっと簡単にハラに落ちるものではないですね。ではクイズ以外の可能性の例を挙げてみましょう。例えば、あやふやな記憶と勘に頼る医師を想像してみてください。
 
Q: 想像しただけで嫌です。そんな医師には診察してほしくありません。
塚本: 普通そうですよね。過去のあらゆる症例を知っている医師による、高い確信度を持った治療を受けたいですよね。
 
Q: それはそうです。経験豊富で症例も熟知していて、妙な薬を出さない医師の治療を受けたいです。最近医療ミスも多いですから。
塚本: 「医療ミス」、まさにそこなんですよね。医療ミスの2割は診断時に起こると言われていますが、原因の多くは医師の診断ミスではなく、対応の遅れによるものです。さらにこの30年間で、診断をする医師がすべての情報を完璧に把握するのは不可能になりました。例えば、生物医学文献は7年ごとに倍増しています。
 
Q: 現代の医療って、そんな状況だったのですか。それでは医療ミスが起こる危険が出てきそうですね。
塚本: 例えば45歳の男性が胸の痛みを訴えていた場合、最適な治療方法はどのように決めるでしょうか?胸の痛みを訴える平均的な45歳としての治療はできませんよね。さまざまな要因が複合的に絡み合って、さまざまな症例としてあらわれているからです。
 
Q: 確かに、胸の痛みと言っても、心臓かもしれないし、肺かもしれないし、筋肉痛かもしれません。筋肉痛なのに心臓の薬を投薬されたら、ちょっと、じゃなく、めちゃめちゃイヤですね。
塚本: ワトソンで実証した技術を応用すれば、男性の症例をもとに医師が仮説を立てて、それに基づき学術文献等を検証し、複数の解答候補を生成できます。それを医師がその人の病名を診断する際の参考にすることによって、病気の見落とし防止に役立てたり、最善の治療方法を導き出す支援をすることが可能になりますです。しかも、解答候補は瞬時に生成されるのです。
 
Q: なるほど、そうすると、対応の遅れによる医療ミスは確実に減るんじゃないですか?
塚本: そうなんです。もしこのようなシステムを世界中の医師が使えるようになり、最善の治療方法を検討する補助情報が瞬時に把握できるようになったとしたら、どうでしょうか?世界中の人達がより健康な生活を送れるようになるのです。このように、症状を条件として与えて、システムに処理させて、瞬時に答えを得る、ということはワトソンが得意とする領域なのです。

これがなされれば「お前らのやってることはしょせんお遊び。人間の生活には何の貢献もしてない」という、頭のカテエ旧世代学者(とある研究者は、指導教官から「人間のくず」とまで呼ばれたのだ)を土下座させることもできるだろう。



まだIBMも開発段階にすぎないかもしれないけど、天下のNHKが番組を作っているのだから、どこかのスペシャルで「名医 vsコンピュータ 診療勝負!!」とかできないだろうか。


ポーカー&麻雀

将棋やオセロは「二人零和有限確定完全情報ゲーム」だそうだ。
ちゃんと親切に、ウィキペディアにリンクしといたぞ。

では、そういうゲーム以外では??
上に挙げた2つのゲーム。そんなのは運でしかないだろう、とは思う。麻雀に強い作家が「運と腕前の割合はどれぐらいなんだ?」と聞かれて「運の十さ」と答え、それをペンネームに作家・海野十三が誕生した・・・という。


だから、ゲームセンターの麻雀ゲームであと一枚!!というとき(※なんだよその「一枚」って単位はよ)コンピューター側が急に強くなるのは、サイコロというか牌くばりの段階で操作する、インチキだと思っていた・・・のだが。
実は昨年か、「ポーカー世界選手権」で日本人が優勝した・・・の新聞記事を読んだのですけれども・・・こんな偶然の要素が強いものの「選手権」をやってどうするの?と頭の片隅にひっかかりつつ読んでいたら
「ポーカーで、この選手権に出てくるような『プロ』に素人が勝つ見込みはほとんどない」
という一節があり、えっと思わされた。カードを切るときに目にも見えない早業で・・・ということもあるのかもしれない(?)けど、そういうことじゃないらしい。というか、完全に1回勝負だったら負けることもあるだろうけど、要は何回もやって、それで最後に賭け金がどうなるか・・・ということだろうからね。

つまり
・最初に配られたカードは4と6のツーペア。どう勝負して何枚のカードを交換するか?(※後述)
・このカードで、勝負を仕掛けるか降りるか?
…などといった「論理的判断」の積み重ねが、有利・不利を決定していくんだろうな。これは麻雀もいうまでもなし。「ヒキの強さ」だとか「亜空間でポン」とかは実在すると考える必要もないような気がする。

ということで、自分の配られたカード、牌から何を捨てて何を交換するか?ということ、ここで勝負するか、降りるか?を論理的に突き詰めていけば、(最終的に)ポーカーや麻雀で連戦連勝、生涯無敗になるとしたら・・・これは研究者に開発してもらったらいいんじゃないかいな?
ただ果たして、「コンピュータ麻雀(ガチ)」「コンピュータポーカー(ガチ)」を研究しているような人間のク・・・いやいやご奇特な研究家がいるのかもわからないのだけど。
なにしろ今までのコンピュータ将棋やコンピュータ麻雀は配牌、カード配りの段階でインチキする八百長が横行しすぎていたのだから(※根拠ない独断です。もしゲームセンターの麻雀ゲーム、大阪の喫茶店に置かれていたポーカーゲーム(偏見)が、まったく配牌・カード配りで恣意的なところがない公正な勝負だったなら失礼)。

追記 コメント欄より

ギャンブル好き 2013/04/23 15:57
ポーカーの話題ですが、今、世界で主流になっているポーカは、ホールデムという手札二枚と場札五枚を使って、役を作るルールのものなので、gryphonさんがイメージしている「ポーカー」とは別物です。
いわゆる「ポーカー」は戦略が突き詰められ、それが原稿用紙二三枚で書ききれるものだったため、ゲームとしての面白さを失い廃れたようです。
ホールデム・ポーカー」も最近はかなり戦略が突き詰められ、中級者以上では実力差が出にくくなり、トッププロたちの興味は「オマハ・ポーカー」という更に複雑なルールのものに移っているようです。日本人プレーヤーが優勝した大会もオマハでした。
コンピュータポーカー(ガチ)ですが、海外ではかなり研究が進んでいて、一対一の勝負(ヘッズアップといいます)で、プロともいい勝負ができるところまで来ています。

いやー、じつにおもろい。



翻訳

これは実際にみんな体験している話だが・・・
https://translate.google.com/?hl=ja&tab=wT

世の中コンピューターは将棋の名人に勝っているのに、翻訳の精度向上はぜんぜん遅くね??10年前「もう英語はすべて完璧に自動翻訳されるから、勉強の必要なんかなくなるよ」といわれたりした気もするが・・・

今現在の、NHK最新ニュースをばっと検索

カナダ最大の都市・トロントの周辺で旅客列車に対するテロを企てていたとして、カナダの警察当局は22日、国内に住む外国籍の男2人を逮捕したと発表しました。

逮捕されたのは、オンタリオ州トロントに住むライード・ジャサー容疑者(35)と、ケベック州モントリオールに住むチヘブ・エセガイヤー容疑者(30)の2人です。
カナダの警察当局によりますと、2人はトロント周辺で旅客列車を脱線させ大勢の人を殺害しようとした疑いが持たれています。

天下のグーグルの翻訳

And though the attempt of terrorism against the passenger train in the vicinity of the city of Toronto, Canada's largest, the 22nd, police authorities of Canada announced that it has arrested two men of foreign nationals living in the country.
Was arrested, is a two-Raido Jasa suspect who lives in Toronto, Ontario (35), Chihebu-Esegaiya suspects living in Montreal, Quebec (30).
According to our law enforcement agencies of Canada, two are suspected to have you try to kill a lot of people derailed a passenger train in the Toronto area.

これぐらいできれば
上出来・・・なのかね?まだ足りないとしたら、何が足りないのかね??