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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

『コタツ記事』という言葉の、語源と造語者は誰か?~”こたつ内”から調査したけど、最後は「取材」もしてしまった【日曜民俗学】

www.asahi.com
【日曜民俗学】これの内容、つまりコタツ記事(こたつ記事)の存在意義や功罪について…実は長年、そのへんについては自分なりに考察しているのでちょっとあとで詳しく述べる。


だが、その前に。もうひとつの趣味である、ネットジャーゴンを含めた言葉、新概念の造語の経緯について、確認しててみよう。


こういうのはまず「疑問を持つ」ことが第一。その疑問を提示した段階で、それ自体が功績なのだ。
そして、上記記事のブクマ…
b.hatena.ne.jp

に、こういうのがあった。彼らが功績者といえる。

やめられぬ「こたつ記事」 スポーツ紙が陥ったジレンマ:朝日新聞デジタル

この「こたつ記事」ってのも古そうに見えて割と新しい言葉なんかな。軽くググった感じ2009年以前の用例が辿れない。

2020/12/19 18:21
b.hatena.ne.jp
やめられぬ「こたつ記事」 スポーツ紙が陥ったジレンマ:朝日新聞デジタル

「こたつ記事」はブログ全盛期に使われてた。たぶんはてなブログが生まれるよりも前。新聞がそのレベルに落ちてきた。

2020/12/20 21:11
b.hatena.ne.jp
※注釈 「はてなブログ」開始は2011年

2011年11月7日に招待制のベータ版としてサービスが開始し、同年12月27日にオープンベータに移行。2013年1月23日に正式版のサービスとして開始した。
はてなブログ - Wikipedia

やめられぬ「こたつ記事」 スポーツ紙が陥ったジレンマ:朝日新聞デジタル

「こたつ記事」って言葉はヨッピーがイケハヤ批判のときに使ったのが最初じゃなかったっけ。

2020/12/20 19:06
b.hatena.ne.jp


さて、初出の調査にはご存じ(じゃねえだろうけど)「壱ノ型」「弐ノ型」などがある。

再掲載

【参考・初出探しの基礎方法】
twitter内の初出探し法 https://togetter.com/li/1084358 

青空文庫内を検索する http://www.aozora.gr.jp/index.html 

国会図書館デジタルコレクションを検索 http://dl.ndl.go.jp/ 

ヤフー知恵袋内検索 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/

はてなブックマーク内検索 https://b.hatena.ne.jp/

海外のエンタメ・サブカルの「お約束」事典『TVtropes 』(英語)  https://tvtropes.org/

「タネタン」 https://moto-neta.com/

青空文庫で満足してやめてしまうのがおまえの限界だな。玄人は国会議事録を検索する。
https://anond.hatelabo.jp/20200418204831
https://kokkai.ndl.go.jp/

※まずはこれらで検索などして、それで目星がつくなり、あるいは皆目見当がつかないなりしたら、次の段階に進む。
togetter.com


ぶっちゃけ、これなら壱ノ型で見つかる気がする・・・・・・・・

一応、それっぽいのみつけた。
この方法で
togetter.com

<until:2011-01-01 コタツ記事>
の検索でな。
これが<until:2010-01-01タツ記事> だと、少なくともtwitterでは発見できない。

とにかくtwitter上では、2010年―2011年に現れたと。

ここに、こういうツイートがあり…

「個人的にそう呼んでます。」という一節があるので、これを素直に受け取ると、書いた本田雅一氏の造語、と受け取れる。
というか実際、2010年の「コタツ記事(こたつ記事)」の言葉はこれを受けてのものばかりだ。
ここに収録されている。
togetter.com

ということで、

twitter.com

本田雅一
ホンダマサカズ
本田雅一
PROFILE
名 前 本田雅一
生年月日 1967年9月3日
出 身 地 岡山県
身 長 179cm
ジャーナリスト、コラムニスト。
ネット社会、スマホなどテック製品のトレンドを分析、
コラムを執筆するネット/デジタルトレンド分析家。
ネットやテックデバイスの普及を背景にした、現代の
さまざまな社会問題やトレンドについて、
テクノロジ、ビジネス、コンシューマなど多様な視点から
森羅万象さまざまなジャンルを分析

これからスマートフォンが起こすこと。

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  • 作者:本田 雅一
  • 発売日: 2017/03/06
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)

蒲田 初音鮨物語

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このかたが「こたつ記事」という概念…はあったんだろうけど(それについては今度書きます)、それをそういう言葉で表現した造語者…ではないか、ということをとりあえず提示しておきます。
その上で、ちょっと確認してみたい。
更に言うと、大手新聞の紙面でも、これらを説明せず、さらっと「~と言われている」で済ませられるところが、令和のネット造語の取り扱い、ともいえる。これ、ウィキペディアにでも載せてやろうかな…今回新聞記事になったことで、逆にこたつ記事という言葉に、権威が生まれた。
「これをウィキペディアに載せる根拠は?」「朝日新聞が見出しにも入れて記事にしています」とね。





ちなみに、この記事をこたつで書いた…とやると、きれいに落ちるのだが、ファクトに忠実に書くと、こたつどころかふとんの中から書いた(笑)。だってさむいんだもの。

獏 「宮本武蔵は箸で飛ぶ蝿をつまみ取ったと講釈師は語る。講釈俗説のたぐいは針小棒大。が、しかしこの逸話に関してのみは逆である」って書いてあるね。「武蔵は虚空で飛ぶ蝿の羽をむしり、その体に触れずして落とした」と書いてある。すごいでしょう。

宮本武蔵を”大外道”に描く梶原一騎「斬殺者」。夢枕獏が感激したこのシーン - 見えない道場本舗 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120926/p4
m-dojo.hatenadiary.com

追記 しかし、造語者と思しき人に「取材」してしまい、こたつ記事でなくなってしまったッツ……(※これが取材といえるのか、というメタな問題も)

しかし、知りたがりの虫は抑えられず、ついリプ形式で聞いてしまったわけよ。

そして…



こういう話の時にいつも思い出す一節がある。
関川夏央原作・故谷口ジロー画「坊ちゃんの時代」第一巻で、夏目漱石の有名な逸話「無い手無い知恵事件」というのがある。
逸話としては有名なのだが、そこに出てくる漱石とやり取りした人物がどこのだれか、は多少曖昧だった。
関川氏がある資料に基いて、ひとりの個人名を挙げたところ、その逸話で必須となる属性を、その人物は持っていなかったとの親族からの指摘があり……そして面白いことに、逆にその話が話題になった結果、さまざまな情報が持ち込まれ、最終的に正しい個人名が特定された。
その経緯を関川氏は末尾に記し「文学史上の小さな謎が、ひとつここに解明された。」と記したのでありました。

f:id:gryphon:20201222024148j:plain
「坊ちゃんの時代」無い手無い知恵事件の顛末。「文学史上の小さな謎が、ひとつここに解明された」

カラー愛蔵版「坊っちゃん」の時代

カラー愛蔵版「坊っちゃん」の時代

どんな小さな記録でも事件でも、こうやって調べて残していくことが、人類の知的財産に、砂粒ほどでも貢献するかもしれないーーーと思う。本田雅一氏の協力を得て、そうなし得たことは幸いだった。


だが、まぁ、なんですねえ……、いわゆるアポを取ってコメントを求めたり、インタビューに赴くのではなく、
非常に気軽に、というかぶっちゃけ厚かましく(笑)、たったひとつの@リプを送るだけでなにがしかの新情報を得ることができたわけだ。

だけど、われながらこれがいわゆる「取材」に値するかというと、そう自称するには躊躇がある(笑)。
実はこのへんも含めて、ネットの情報をネットで紹介する「コタツ記事」というものの存在、あるいは価値が、完全否定するわけにはいかない微妙なものであるのか……とも思うけど、それはあらためて論じたい。
あらためて回答いただいた本田氏にお礼申し上げます。

ご本人も、その後記事を書かれた。
www.itmedia.co.jp



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