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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「京アニへの寄付は控除対象」に『特例でなく、犯罪被害への寄付控除へ法改正を』(山口貴士弁護士)

この種の「特例、例外ではなくそもそも普遍的にするほうがいいのでは?」というのは、たとえば自分は「夫婦と同じ権利を、同性パートナーにも認めました」というあれこれを「そもそも、夫婦に認められているという権利を、指名した相手ならだれでもOK、と改めたほうがいいんじゃない?」と思うことが多い。

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「国際政治は、車の渋滞のように不文律の均衡がある。そこに”理想主義”のスピードで走る車が来ると…」

この場合、「理想主義」の具体的名称にもさまざまに思いつくであろうが、かつて”八紘一宇”とか”英米本位の平和主義を排す”などと称した「理想主義」を掲げた国(本音か建前化は問わぬ)も知っている立場から、うなづける話だ。

「ルパン三世誕生」覚え書(BS番組「アナザーストーリーズ」より/今朝の「なつぞら」にも関連

この回からの内容、走り書きメモ。

www4.nhk.or.jp

1967年7月25日に創刊した日本初の週刊青年漫画誌「週刊漫画アクション」。その巻頭を飾ったのがモンキー・パンチの『ルパン三世』だった。まだ無名の新人漫画家の描いたその作品は瞬く間に評判となり、当時の若者たちの心を掴んだ。神出鬼没の大泥棒はなぜ国民的人気キャラクターになりえたのか?


ルパン三世の作者モンキー・パンチと、同じ時期にアクションの看板漫画家であった友人のバロン吉元は、ともに編集者から勝手にペンネームをつけられた。二人で抗議したが、変更してくれなかった。そういう名前をつけることで共にオシャレで外国風の匂いがあった二人を、読者にもしかして外国人の漫画?と思わせる効果を狙ったんだそうだ


二人で飲んだ時にモンキーパンチは「あんたはバロン(男爵)だからまだいいよ、俺なんかモンキーだよ。俺いやだよ」とぼやいていたとか。


アクション創刊時、責任者は売れなかったら辞表を出す覚悟だったが、いざ発売してみると「大変です、返本が…全然返って来ません!」と、雑誌は大ヒットした。その看板作品。

※雑誌としての「アクション」、漫画としてのルパン三世は、既に実録漫画がある。吉本浩二ルーザーズ」。

こんなまとめも
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その人気を受けて、ルパン3世のアニメ化企画も持ち上がるが、これは当時、まったく前代未聞、初の試みとなる「大人向けのテレビアニメーション」の草分けだった。


その「大人向けアニメーション」を指向した痕跡が、 第一作シリーズの第一話に顕著に残っている。一番重要なところは「状況の説明」「登場人物の説明」を大胆に省略した絵描き方。そういう「わかりやすさ」をあえて排除したスタイリッシュな作風だった。またルパンの愛銃「ワルサー P 38」に代表されるような、 メカの精密な書き込み、こだわりも前代未聞だった。ルパンの乗っている車、あれは当時日本に2台しかなかった。所有者からお借りして、最後まで絵の参考にした。


しかし!残念なことにこの「大人向けアニメ」の挑戦は最初は失敗に終わった。平日夜7時半の最初の放送で視聴率が非常に振るわなかった。そこでわかりやすくするための路線変更と工夫がなされたが、計6話を担当した初代監督大隅正秋は「新しい挑戦をするはずだったのに、そんな風に路線変更するんじゃ意味がない」と、降板を選んだ。


その時のやり取りで、制作側から監督に「花道は作ってあげられないよ」と言われ「自分にとってアニメは、本業ではありません(舞台・演劇の監督がメインだったそうだ)から」「それもそうだね」なんてやりとりだったそうな


大隅監督降板後の路線変更シリーズは、宮崎駿高畑勲らが奮闘する。「俺はルパン3世…世界中の警察が俺を狙って血まなこ、ところがこれが捕まらないんだなあ」という、ちょっと有名なオープニングナレーションは、まさに「登場人物の説明」を補うために新しく作られたものだったという。
ちなみに全文はこちら

俺の名はルパン三世。かの名高き怪盗ルパンの孫だ。世界中の警察が俺に血まなこ、ところがこれが捕まらないんだなあ。ま、自分で言うのは何だけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒、それがこの俺、ルパン三世
次元大介、俺の相棒。早撃ち0.3秒のプロフェッショナル。クールなガンマン。その上、義理堅く頼りになる男。
13代目石川五右エ門。いにしえの大泥棒、石川五右エ門の末裔。居合い抜きの達人。
何でも真っ二つにしちまう、怒らせると怖~い男。
銭形警部、御存じ銭形平次の子孫。警視庁の敏腕警部。俺を捕まえるのを生き甲斐とする、俺のもっとも苦手なとっつぁんだ。
謎の女、峰不二子。女盗賊か女スパイか、この俺にもわからない謎の女。いつもひどい目にあうが、憎めないんだなあ。
俺ぁカワイ子ちゃんには弱いからねえ。
さてさて、これら一癖も二癖もある連中に囲まれて、今週はどんな事件を巻き起こしてやろうかな?
ルパン三世 初期オープニングより)
http://www.ne.jp/asahi/sansiro/takahashi/rupan.html

だけれども、人気挽回には至らず…結局最終的には 低視聴率のままでシリーズは終了した。


ところがである。その後夕方5時半からの再放送で、なぜか人気が爆発。視聴率がぐんぐん伸び、パート2の作成が決定したのである。かつては確かに夕飯時のアニメーション再放送というのは定番でしたね。なぜ最初は人気が出ずに、再放送で人気が出たのか。これについては別に番組でも理由は説明されてない。なぜだろう。

Part 2以降は、例えば鈴木清順らが参加する。ルパン3世と仲間たちというキャラクターの定番を押さえた上で、自由に監督の個性が出せるような作品にルパンは変化していった。


最後にバロン吉元がこんな秘話を明かす。
「モンキーさんは、以前手塚治虫さんにも「いろんな新しい作品にチャレンジしてみたら?」と言われて、新しい作品を書いてみたい、と出版社に言ったのね。ところが編集者の方が、いやお前はルパンをずっと書き続けた方がいい…と言ったんだ。ここまで…世界的に世代を超えて有名になるような超人気キャラクターなんだと、その時彼は見抜いていたんだね」
「モンキーさんは、『俺の漫画には、努力すれば報われるとか、困った人を助けようとか、そんな教訓が一つも入っていないんだ』と、それを誇っていた」

NHKオンデマンドで見られるだろう…と思っていたが、まだ入っていないようだ

www.nhk-ondemand.jp

やや遅れて、今後入ってくるのか、権利その他で未収録に終わるのかはわからない。


ちなみに今後の再放送予定に「カメラを止めるな!」秘話が

9月2日(月) 午後11時45分
アナザーストーリーズ「“カメラを止めるな!”~低予算×無名が生んだ奇跡~」
映画「カメラを止めるな!」をあなたは見たか!?予算わずか300万円、当初の上映館はたったの2か所、監督も俳優陣もまるで無名という地味な作品が、口コミでみるみる評判となり、全国上映される大ヒット映画に化けたのだ。映画の冒頭は、なにやらB級感漂うゾンビもの。だがそのウラに隠されたとんでもない仕掛けと計算が、観客を熱狂させた!金はなくても夢はある!熱き思いが、8日間の撮影で起こした奇跡の逆転劇!

偶然、本日8月27日の「なつぞら」にも関連話が



表現の不自由展事件「FAX匿名化」云々は「所轄の警察署員」の虚言が原因?(津田氏が証言)/事実なら実行委として追及を

このインタビューに関連して、適宜、感じた箇所をピックアップしていこう。
www.webdice.jp
まず最初に指摘したい、すっごく重要な部分。
大事なことなので繰り返しますが、すっごく重要です。

不自由展実行委の小倉利丸さんが「抗議電話は7月31日、8月1日からあった。我々は暴力の予告があれば警察に委ねるよう言っていた。ガソリンファックスは8月2日だが警察に届けたのは8月6日。メールについての被害届は8月14日。これはサボタージュだ」と発言され、会場からも大きなどよめきと疑問や運営側を責める声が上がったそうです。しかし、端的に言ってこれは事実誤認です。現場で何が起こっていたのかといえば、初日の8月1日から3日まで、落ち着いた展示空間とは異なり、事務局はずっとトラブル対応に追われていました。そんな中、あの脅迫ファックスが来たのが2日の早朝です。脅迫ファックスが届いたと現場が大騒ぎになり、すぐに事務局はすぐ警察を呼びました。通報を受けてやってきた所轄の警察署員がファックスを見て、ヘッダーのところにある番号が5ケタだったため、「これだと発信者はわからないね」と、そっけない対応をされたそうです。このことは後から聞いて判明したことなのですが、いずれにせよ現場に来た警察署員の対応で終わっていて、そもそも被害届を出すような状況ではなかったということです。

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あいちトリエンナーレ脅迫事件、所轄署の警察員が無責任対応??(津田大介氏語る) http://www.webdice.jp/dice/detail/5849/

2日夜に捜査の状況を知事とともに確認しているときに、知事から言われたのは「警察からはファックスが匿名化されていて送り先がわからないと聞いている」という旨の話を聞きました。自分の中では引っかかりがありましたが、そのときはまさに不自由展を中止するかどうかを判断する瀬戸際で現場も大混乱していたため、あとで自分で調べようと思いました。3日の17時に、大村知事が記者会見を行い、不自由展の中止を表明。その後僕が単独記者会見を行い、不自由展のメンバーが記者会見を行いました。後片付けなども含めてすべてが終わったのは深夜でした。

8月4日になり、まだ現場の混乱は続いていましたが、多少僕に余裕ができたので、今回の中止の背景にある脅迫事件を何とかしなければならないと思って、脅迫ファックスの原本を見せてもらいました。実際に見たら発信者番号のところに5ケタの番号が書いてあった。これを警察の捜査にも詳しい専門家に見せたところ、機種は恐らくゼロックスG4で、オフィスにある複合機から送っているのではないかという分析が返ってきました。

その情報をもとにうちの会社の社員が5ケタの番号を解析したところ、オフィスの複合機ではなく、コンビニの可能性があるということがわかりました。コンビニの複合機は主にゼロックスを導入しているセブンイレブンと、それ以外のコンビニで多く使われているシャープの2つがあり、さらに解析すると、ゼロックスではなくシャープのヘッダーで、5ケタの番号はコンビニの店番号じゃないかということまでわかった。つまり、犯人は匿名化を全然やっておらず、単にコンビニから送っただけで、その店番号をウェブサイトで検索してみると普通に店舗名が出てくるんです。そこで、愛知県内のコンビニの特定までできました。送信時間まではわかってますから、あとはコンビニの監視カメラをチェックすれば犯人がわかる。とにかく早く警察に動いてほしかったので、こちらで調べた状況をテキストにまとめて事務局経由で警察にあげてもらいました。そうしたらその翌日に警察から「被害届を出してくれ」という連絡がきて、ようやく出させてもらえて、その1日半後に容疑者が逮捕されたというのが経緯


さて、振り返るんだが…自画自賛して申し訳ない、8月4日時点のおれ、ちょっと的確すぎない(笑)?

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というツイートがあったが、逆にいまの技術で、警察も手も足も出ないような、発信元不特定でFAXを送る技が生まれているのだろうか?そうだとしたら、そっちのほうが驚きだが…「公開を警察に止められている」というのも、いつまでなんだろう。また、本当に県警の責任ある立場の人が、そのように被害者に要望しているのだろうか。


この8月4日当日、津田氏はツイートした朝9時の段階では『FAXはネット経由で匿名化されて送られていましたね。』と断定調で書いていたが、実は内心ひっかかりを感じていて?? 、このあと、津田氏の関係者が独自に調べたら、私人の捜査だけでほぼ発信元が特定された‥‥となっている。事実ならさすがITジャーナリスト、と称賛に値すると思うが、それよりなにより、

通報を受けてやってきた所轄の警察署員がファックスを見て、ヘッダーのところにある番号が5ケタだったため、「これだと発信者はわからないね」と、そっけない対応をされたそう

というのは、本当であれば実にこの「所轄の警察署員」個人及び、それを指揮監督する所轄の警察署幹部、そして愛知県警幹部の責任が問われるべき大失態であろう、ということであります。


だって(証言が正しいとするなら)、今回はたまたま関係者の関係者、知人に詳しい人がいて独自に調査出来て「わからないって警察はいいましたが、わかりましたよ」と証拠をそろえて持っていったから結果が覆ったけど、そうでなかったら、この「所轄の警察署員」の無知と無定見とやる気のなさで、「発信元がこれだとわからない」という虚偽の説明をされて、現場の直接の被害者だけでなく、県警の最終的な責任者と言える立場の知事にまで、「警察からはファックスが匿名化されていて送り先がわからないと聞いている」という、虚偽の説明があがっていた、ってことなんでしょ??

これ、何人もの首が飛びかねない、大大大スキャンダルですよ、説明が事実なら。


ここで、インタビューに淡々と答えてる場合じゃあない。
津田氏は「表現の不自由展」脅迫事件の本筋とは別に「愛知県警『所轄警察署』「ファクスの発信元は調査不可能」と虚偽説明事件(現場被害者及び県知事に!)」の当事者となってしまっているのだ。多忙かつ重圧があることは、よくわかるが、これは既に、トリエンナーレの芸術監督としての『義務』として、この所轄警察署員及び警察組織の責任を「追及せねばいけない・追及する義務がある立場」なのです。同様のことは、愛知県の大村知事にも言えて、むしろ脅迫容疑者は既に逮捕され、あとは起訴公判を待つ限りでは、こっちのほうが重要事件だともいえる。連日の定例会見で、トリエンナーレの脅迫事件以上に「『送信先特定不可能』との虚偽説明事件」が記者から質問されるべきなのである。これは実行委の副代表である河村名古屋市長もしかりだ。


とにかく、全国的に見れば、こう言う形で本当は調べれば送信元を特定できるのに「これだと無理だね」と現場で捜査員が虚偽説明をして、捜査に着手しないとう事例が別の警察署にもあるかもしれない。いや、よもやあるまいが…万が一そういうことがあったら、それへの警告、一罰百戒も兼ねて、実行委は「当初、『これだと発信者はわからないね』と実にテキトーな、虚偽の説明を行った警察署員、および警察組織」の責任を断然問い、謝罪させ、経緯を発表させるべきだと思うのです。(すでに準備されているなら失礼)

「変則柔道の王」高藤が出陣!8夜連続の世界柔道選手権がフジテレビで(BS含む)




BSでも当然、もっと長い時間やる
www.bsfuji.tv


そして高藤の「変則柔道」について
togetter.com

津田大介氏への取材記事が冒頭で「こういう風に直された」とぶっちゃけ。…これ自体が「表現の不自由展」アートのような…

www.webdice.jp


…インタビューは、結局、大幅な赤字校正が行われた。人には本音と建前は誰にもある。ただ、公人としての芸術監督と個人としての立場の違いがあったとしても、情の時代がテーマの「感情」には本音と建前があっても、事実としての「情報」は一つでしかないのではないだろうか。

以下のインタビューは、津田芸術監督の赤字は反映した。これは本人と約束したので守った。ただ、一部、僕の質問も削除されたので、通常それは著者校正のルール違反だと思うので、それは残し、その後の答えが削除された部分は、「校正により削除」と記した。また、津田芸術監督サイドの捜査に協力してくれたという宗教団体名は、質問ごと削除されたので、固有名詞は伏字とした……

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津田大介氏へのインタビュー、記事がこう修正されたという報告
これも、意図的なアートゆえかもしれん。


そういえば、津田氏とインタビューとその後の修正といえば、以前鹿砦社の本にそんな記述があった。
その膨大な書き換えに懲りて、木下ちがや氏のインタビューは原稿チェックを依頼せず、その結果、大騒動になった…なんて因縁がございました。

…読むとインタビュー記事の前に、「今回はあえて被インタビュー者に原稿チェックは依頼しなかった。構成・文責は取材班にある」と鹿砦社は書いている。前号で津田大介氏にインタビューした際に、ゲラの段階で全面的に書き換えられたのがよくなかったとのこと。これにはおそらく他のインタビュイーも困ったことだろう。


note.mu

ここでの津田氏のインタビュー記事への手のくわえ方がすごかったので

での木下ちがや氏のインタビューが騒動になる、という経緯が。

ろくでなし子さんが読んで感想


キズナアイ(よく知らん)=ストロングマシン説


キズナアアイはNHKに出る出ないの騒動しか全然しらないけどさ…

ジャイアンキズナアイ』が登場すれば、見る。


The Machines Interview [1986-08-09]