昔、蝋山道雄先生に国際政治学を学んだ。「国際政治のアナーキーは、途上国の交通渋滞のようなもので、事故が起きそうで起きない、他を見ながら不文律で均衡している状況。そこに自分の進みたいスピードで突っ走るクルマが乱入すると他を巻き込み事故る。理想主義はこの意味で危険なんだよ。」
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) August 24, 2019
この場合、「理想主義」の具体的名称にもさまざまに思いつくであろうが、かつて”八紘一宇”とか”英米本位の平和主義を排す”などと称した「理想主義」を掲げた国(本音か建前化は問わぬ)も知っている立場から、うなづける話だ。