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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

『高坂正堯と戦後日本』(五百旗頭真、中西寛)を、池内恵氏が紹介する

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【寄稿】『週刊エコノミスト』の読書日記は『高坂正堯と戦後日本』:余談は歴史の秤について

没後20年、歴史に裏打ちされた予見力や現実政治への率直な提言、道義性を求め理想を追った高坂。
豊かな人格と真摯な思索が紡ぐ的確な発言の数々。彼こそ戦後日本を映す鏡である。

内容(「BOOK」データベースより)
没後20年、いま必要な歴史に裏打ちされた予見力、現実政治に提言する率直さ、道義性と理想主義。


……テーマとなっている高坂正堯は20年前に亡くなっていますし、書いている人たちは別にこの本で私に取り上げてもらわなくても一向に構わないでしょう。極端に忙しい人達がこれだけ集まってよく原稿を集められたな、本が出たな、と奇跡のように思うだけです。(最近やたらと要求される)「業績」などにたとえなりにくくても、この本については書くに値するテーマだから、「頼まれ仕事」のやっつけではなく、本気で書いているということが分かる……

…高坂という人は、テレビに出る学者の先駆けでしたし、科学志向が強まった政治学のその後の展開と対比されると、一昔前の人文主義的な時代の様相を色濃く残しています。そのため、著名で影響力があり尊敬されていたとともに、今でいう「ディスられる」ことも多かった……
(略)
…しかし、高坂的なものも、アンチ高坂的なものもどちらも同等に「もう古い」と言ってしまって良いぐらい古い、歴史の一部となると、その上でどちらが現在の我々に大きなものを残しているかが、繰り返しますが、残酷に、何のこだわりもない次世代に評価されるようになります。

そして、残酷な時の評価の秤で、高坂の乗った秤の皿はどれだけ重く傾くのか…(略)


2本ほど過去の記事(+画像)を。

京大の保守派政治学者・高坂正堯は「うるさい!」と右翼の街宣車を怒鳴り「アカか?」と言われた。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100819/p4

(※鮮明画像は http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gryphon/20100819/20100819023749_original.jpg)


高坂正堯に敗れた男」が往時を回想する(新聞書評欄より・3) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111019/p5