日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。それは長年にわたり永田町を裏から操ってきた上席編集委員の木澤行成をメディアから退場させること。木澤は総裁選の投票を操り、国会議員の不祥事を揉み消し、政治家の弱みを握って思うがままに政界を動かしてきた。新聞記者でありながらキングメーカーとして暗躍する昭和の負の遺産を、若き女性記者が討ち取る――。昭和VS令和、迫真の永田町エンタメ小説!
これを知ったのは、週刊ポストのブックレビュー欄だったけど、著者インタビューの方向性がちょっと意外だった。
作者の本城雅人氏は元サンスポ記者だが
木澤(※劇中の悪役。政治的な記者)みたいな記者ですか。僕は好きですよ。彼のように裏で動ける記者に憧れて新聞社に入った世代…野球記者…FAとかトレードに関して…動く人も結構多い。そんなのズルいし古いし、コンプライアンス的にアウトだろうと、若い世代から批判されるのも承知の上です
おや、そうだったんだ…
そして、こう続ける。
登場してる佐高信氏のコメント、やっぱり考えが足りないなこのひと、と思わせる粗雑な分類だし、このような発想で西山太吉とか語ってもなぁ、とあきれたけど(笑)
ただ、西山太吉が渡邊恒雄らと同様、客観的に見て、特定政治家(派閥)と一体化し、その意思を体現して政治的に動く、まさにひと昔前の政治記者(派閥記者)だったことはメモしておくべき知識だろう。
ただ自分も、この「ジャーナリストのまま、フィクサーとして政治的にも動く人々」についてはちょっとした興味と、複雑微妙な功罪があること自体は感じている。
そんな関連記事を書いた。
その流れで、この本にもそれなりに興味は出てきている。
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