予約していた新刊本を読み始めたら止まらない。一言で言えば、著者本人の「雑誌編集者としての体験記」ではあるが、2000年代初期の『諸君!』が廃刊になったくだりなど、大衆における政治思想の流れを知るための歴史書としての価値もあるおすすめの一冊。 pic.twitter.com/ujFTWDn4PW
— Okuyama, Masashi ┃奥山真司 (@masatheman) November 27, 2024
※ この商品には出版社独自のフォントが実装されています。より良い読書体験を得るためには、iOS・Android端末での閲読を推奨します。それ以外の環境では、独自フォントでの正しい表示を保証できません(通常フォントでの閲覧には問題ありません)。21世紀日本の保守論壇を牽引してきた雑誌『WiLL』『Hanada』の元編集が雑誌の舞台裏を明かし、その功罪を分析する。花田紀凱インタビュー収録!
ちなみに当方、こんなリプを付けた
ちなみに余談ですが、こんな本も出ていましたね。
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年11月27日
『諸君!』のための弁明: 僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと 単行本 – 2019/5/29
仙頭 寿顕 (著)https://t.co/j3qn2Uww1hhttps://t.co/0J1wbMly9B pic.twitter.com/576lSluLjX
『諸君!』は初代編集長から最後の編集長まで、
おおむね、その創刊時の理念を引き継いで編集されてきたと思う。
「反体制」ではなく「反大勢」雑誌だった。
朝日やNHKや岩波書店などがつくる「大勢」に対して、
こんな見方も、こんな事実もあるんじゃないのと、揶揄したり、
茶々を入れたり、時には真剣に徹底的に論破したり……と。
それこそが、言論出版の自由の最たるものではないのか。
大新聞などが、戦前の軍部のようにみずからへの批判を許さない
「検閲機関」のように居丈高になっていたときに、
週刊誌や月刊誌が、細々と異論を提示したからこそ、
日本の言論の自由は守られてきた。 (本書より)文藝春秋が刊行していたオピニオン誌『諸君!』の編集に
長年たずさわった編集者による歯に衣着せぬ回想記。
洒脱な筆致で、迷走する雑誌ジャーナリズムの存在理由を問い直す。