「信長名鑑」本日発売されたそうですね
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大反響まことにめでたい
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こちとら、すでに5月にはこの書籍を紹介してたんでい、いまさら「ねとらぼ」で気づいてさわぐおあにいさんとは、おあにいさんのできがちがうってんでい、べらぼうめ。
そして、それを受けて思うこと、というか、皆さんに呼び掛けたいのは…タイトルの通りです。
(1)については、この前偶然ながら、みんなに呼び掛けて一覧を作成してみたから、縁があるな。
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自画自賛するけど、こういうのを一覧で見るだけで、まずは楽しいじゃん?そして、何かの発見や考察が出てくるじゃん?? それは、自分が発見できなくても、この表を見たどこかのだれかが、考察してくれるという可能性にもつながる。
こんな「一覧」がほかにあります。
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(2)についてはなんかもう、5月の紹介文の段階でそのままおんなじこと書いてるんだけど…再掲載するしかないか。
有名な…とくに古典から最新エンタメまで、文学作品(フィクション)に登場する人物は「実在するその人の研究」と「その人の『語られ方』の研究」両方を知りたい、研究してほしい、と口をすっぱくして言ってきた、このブログに書いてきたものですが、そういうものがちゃんと出版物になったとなれば大変に嬉しい。
こういう一覧をぼーっと見た上で考えると、そこからさらに新機軸が生まれるもので、こういうのを見ないで一から自分の頭で考えると…「車輪の再発明」というか、”画期的な新信長像”の再発明、をすることになってしまうんです。
先行の傑作として自分がいつも紹介するのが、夏目房之介氏の「笑う長嶋」なんですけど、
野球マンガに長嶋が果たした役割、ゴルゴ13と現実の戦争の相関関係、ネコとマンガが仲良しな理由、マンガがハルマゲドンを好きなワケ…。これはマンガについて長嶋を楽しむように(あるいは文句を言うように)書かれた本である。ああ、あとこれがあった。
ヒトラーの呪縛(上) - 日本ナチ・カルチャー研究序説 (中公文庫)
- 作者:佐藤 卓己
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 文庫
総統は日本で勝利した?! 日本のカルチャー、サブカルチャーにかくも浸透しているナチスの「文化」。メディア、海外冒険小説、映画、ロック、プラモデルまで。ヒトラーの呪縛(下) - 日本ナチ・カルチャー研究序説 (中公文庫)
- 作者:佐藤 卓己
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 文庫
日本は異常なのか。繰り返し取り上げられ、利用されるナチスのイメージ。コミック・アニメ、小説、架空戦記、トンデモ本、インターネットまで。データ付き。これも何度も言っている話ですが…、フィクションで描かれてきた「アントニオ猪木(がモデルのキャラクター)の歴史」も、時系列やその系譜を丹念に追っていくと面白いものになるのではないか、と思うのです。まあ資料集めからちょっと必要になりますけどね。
そんな関連リンク。ほんと同じ事繰り返し言ってるし、ネットからピックアップしてるな、俺(笑) よせてはかえす波の音。
そして、戦国時代の話が多いな。https://t.co/6R8MeQ5RPl
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2015年12月8日
の話って、要は「XXXさんの実像」の歴史と別に
「XXXさんが語られてきたイメージ」の歴史、があるのだよね。
そっちのほうが面白いこともままある。
書籍では、夏目房之介氏が「漫画の中の長嶋茂雄」史を研究した「笑う長嶋」って傑作が。
togetter資料
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2015年12月8日
ある人物の実像の歴史と、イメージの歴史。こういう考察はお手本。
明智光秀は「常識的、良識的な保守派」というイメージの真偽について - Togetterまとめ https://t.co/NfLpJILOMg
「語られ方」「イメージ」の変遷史を追う記事やまとめリンク集
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togetter.comそしてこんな本も出たそうだ。「楠木正成」も「実像」と「語られ方」のギャップが研究されるべき人。
楠公顕彰を検証――いま、楠木正成父子をどう正当に評価すべきか
— 亀田 俊和 (@kamedatoshitaka) 2019年5月15日
亀田俊和が『国家はいかに「楠木正成」を作ったのか』(谷田博幸 著)を読む #楠木正成 #谷田博幸 #週刊文春 https://t.co/KdipVQZLTP国家はいかに「楠木正成」を作ったのか: 非常時日本の楠公崇拝
- 作者:博幸, 谷田
- 発売日: 2019/02/07
- メディア: 単行本
とくに上の表のなかでは「千利休のイメージ変遷史」をかいた過去記事が自信作です。(なにしろほとんどの発見は外部の人がしてるし(笑))
今後、たとえば素人でも
・ジャンヌダルク
・坂本龍馬
・武田信玄と上杉謙信
・三国志キャラ
・リンカーン
・手塚治虫
などなどの「イメージ変遷史」は研究に値しよう。ぜひ、みなが取り組んでほしい。
そして欲を言えば、どこかにいけば、その研究がわかる!という「学会」がうまれてほしい。それはバーチャルなものでもいいんだ。
よし、やってみるかな…
上では、実在人物のイメージ変遷史を中心にしていますが、もちろん架空の存在でも、人ではなくモノや設定の変遷史でもいい。上で紹介した「勉強ができる少年漫画の主人公の変遷史」も「マンガに出てくるユーチューバー」もそうだし、ツンデレキャラの一覧や変遷史、エルフなどの語られ方の変化もいろいろ語られるでしょ??
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