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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

『知財会合は「チャタムハウスルール(発言者を特定できる情報は防ぐ)」でいく』ことになったそうな


なんやそれ

「たった〇分で作ったのに、高いお金取るの?」「〇分でなくXX年(修行年数)と〇分です」…の元ネタ(カスガ氏)










改作されて、有名人が語ったことになったエピソードは、もとの話??からだいぶ洗練され、わかりやすくなっているし、それが人口に膾炙するのもまあ、仕方ないなと少し思わないでもないが、それでも原点をたどれる方がいいに決まっているのも事実だ。

またも、「カスガ事件簿」に難事件の解決記録が追加された。

過去の事件はこちらを参照。
togetter.com


コメント欄より

無名
このピカソの話は陶芸家の濱田庄司の「流し掛け」の話そのままなのですが。濱田庄司は確か1978年に亡くなったので1984年の本を典拠にするのはどうかと。まぁ、濱田の話も大元を彼自身が知っていたかも知れません。確か元々彼は画家志望だった気もしますし。でもホイッスラーの話より濱田の話を引く方が適切では?とも思います。
濱田の話は自著の中で、確か「15秒と60年」と自身が発言したこととして載っていると思います。

「優先順位」を問えば改憲は下位だろうけど「同性婚」「夫婦別姓」はさて下位かな上位かな…

www.asahi.com
◆あなたが、安倍首相に一番力を入れてほしい政策は何ですか。(択一)
 景気・雇用 17
 年金などの社会保障 38
 教育・子育て 23
 外交・安全保障 14
 憲法改正 3
 その他・答えない 5

安倍晋三首相に一番力を入れてほしい政策を5択で聞くと、「年金などの社会保障」が38%で最も高く、「憲法改正」の3%が最も低かった。参院選比例区自民党に投票したと回答した人に限っても、「社会保障」が39%で、「外交・安全保障」21%、「教育・子育て」20%、「景気・雇用」14%。「憲法改正」は4%だった。
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ゆえに、こんな記事となる。

改憲支持と言えるか

 首相は今回の選挙で、憲法論議の是非を争点に据えた。「憲法について議論する政党」が選ばれたとして、改憲論議を加速する可能性がある。

 改憲勢力は3分の2に届かなかったが、首相は昨晩のテレビ局のインタビューで、野党の国民民主党の名前を挙げ、議論に前向きな議員に協力を呼びかけていく考えを示した。

 しかし、有権者が一票に託す思いはさまざまであり、今回の選挙結果をもって改憲にゴーサインが出たと受け止めるのは乱暴に過ぎる。
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「優先順位」において、改憲問題を見れば、国民がそれを国会で優先的に論議し、政策として反映してほしい、と思っていないことは明々白々であろう。世論調査や投票結果をムサシだかコジローだかが操作している、という陰謀論でも採用しない限り、否定する材料などない。


ただ、つくづく惜しいのは「同性婚」や「夫婦別姓」をこれらの世論調査の選択肢として取りあげて、「これに力を入れてほしい」「政策の優先順位にしてほしい」という人がどれだけいるか、他の問題より多いか少ないかを調べてほしかった、ということだ。


このブログでは選択的夫婦別姓をテーマにしたことはほとんどないな。逆に同性婚は、ぶっちゃけはてな内でも分量や、取り上げた時期の速さでも有数だろう。ちなみにどちらも、法制度として導入することに賛成です(それ以外の法哲学的問題…とくに後者は、何度も書くが近親婚や複婚との論理的整合性については指摘すべき部分があることは、過去記事参照)。

だが…政治課題として「優先すべきか」という問いを、国民全体に問うた場合「優先すべきだ」という答えが出る可能性は低いんじゃないかな…と、まったく統計的な根拠は示せないけど、そう予想している。
その予想は間違っているかどうかを、今回、どこかの世論調査で検証できればよかったのだが!!選択肢にも入れてないってこまるなあ。

どこかに、そういう世論調査とかないだろうか。

まあ、たられば、IFの話だが、賛成・反対とは別に、「力を入れてほしい政策か」「優先してほしいか」という問いで、これらが下位になったばあい、「改憲論議は、国民が優先を望んでいない」から政治日程に挙げるのを反対する議論のように、同性婚夫婦別姓も議論の政治日程としては「後回し」でいい……となるのだ、ろうか。

本日「朝生」だけど、全然興味ない


www.tv-asahi.co.jp
新進気鋭の若手起業家を中心にお招きして
これからの日本・日本人を論じる予定です。
番 組 進 行:渡辺 宜嗣(テレビ朝日
村上 祐子(テレビ朝日
司   会:田原 総一朗
パネリスト:夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)
三浦瑠麗(国際政治学者)
横田響子(㈱コラボラボ代表取締役お茶の水女子大学特任准教授)

秋元里奈(㈱ビビッドガーデン代表取締役CEO)
安部敏樹(一般社団法人リディラバ代表理事、㈱リディラバ代表)
岩佐琢磨(㈱Shiftall代表取締役CEO)
垣内俊哉(㈱ミライロ代表取締役社長)
高橋祥子(㈱ジーンクエス代表取締役
水野雄介(ライフイズテック㈱代表取締役CEO)
山崎大祐(㈱マザーハウス代表取締役副社長)


惰性で紹介したけど、まったく面白くなさそうにつき自分はパス

本日「朝生」だけど、全然興味ない


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柳澤健「2000年の桜庭和志」が完結/PRIDEの収入話とか「森喜朗の口利き」とかが面白かった

柳澤健「2000年の桜庭和志」が1年2ヶ月の連載を完結した。

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柳澤健「2000年の桜庭和志」(Number連載)が完結
改めて桜庭和志という人間の、 MMAファイター としての始まりから現在に至るまでを見直して、感じ入るところがある。それはファイターとしての幸福が、最終的に何十億と稼いで、リングを退いて悠々自適に暮らせる…というところにあるならば、桜庭和志はそうなり得るルートもありながら、現実としてはそうならなかった、ということ。
その面で比較するなら、歴史の途中で袂を分かった高田延彦が、芸能面との仕事を含めてより恵まれていただろう。
だが、今「QUINTET」という新ルールのグラップリング競技を立ち上げ、それを広めるのに尽力しつつ、自らもそこで選手として活躍し続ける桜庭は、上とは別の意味で「幸福」を掴んでいるのではないかということでした。
そのように思わせてくれた、この連載に改めて感謝したい。以前も書いたように、 前作「UWF」本や「棚橋弘至中邑真輔」本などは、 その前のアントニオ猪木ジャイアント馬場本とは構造が異なっていて、映像でも活字でもかなり膨大な資料が「既にある」というのが大前提となる。そういう点では、最近の事例を扱ったノンフィクションは、ある程度それらの先行資料をどのように読みやすく、ひとつのストーリーに収斂させていくか…が問われる。そういう方法論の点でも、多くのヒントが埋め込まれている連載だった。


ところで、PRIDEの収入についての技術が興味深かったのでメモしておく。

これはNumber通算980号に掲載された、 連載23回目の記述から要約。

・35000人を収容できるさいたまスーパーアリーナでの興行が超満員になったとする。公共施設だから会場費は意外に安く本番当日料金は1000万円強、 設営やリハーサル日は550万円程度。

・チケット収益は3万5000人を集めれば、5億円は超える

スカパー年間契約金は6000万円から8000万円。しかしそれ以外にインセンティブ契約があり、視聴数がある一定数を超えると、一件あたり1500円から2000円の収入が得られる。多い時は1大会で2億円が入ってきた。

・フジテレビの放映権料は生放送でなければ約1千万円程度。3000円のパンフレットが2万部売れれば6000円ぐらいの収益。大体ひっくるめるは1大会で7個億円近い収入が得られた。

ちなみにこの回では2002年の、Dynamite! 初開催についての記述もある
(メインは桜庭和志ミルコ・クロコップだった)が、演出やギャラなどに諸々の経費もかかって、利益は「100万円」だったと言う(笑)

ちなみにもう一つ見逃せない発言をしていて、石井館長

国立競技場を借りる時は大変でした。格闘技には貸せないって断られたから森喜朗さんに口利きをお願いしてようやく借りられたんです。森さんとは長い付き合いで、 K-1の 会場にもよくお招きしたし、大会当日の国立競技場にも足を運んでいただいて、控え室からずっと一緒でした。

森喜朗さんに口利き…
長いお付き合い…
控室からずっと一緒…
こ、コ、コンプライア…… たとえばその「口利き」のお礼はなんだったのかな。カステラとか、おせんべだったのだろうか。

どるから 1 (バンブーコミックス)

どるから 1 (バンブーコミックス)

どるから (2) (バンブーコミックス)

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どるから (3) (バンブーコミックス)

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どるから 4 (バンブーコミックス)

どるから 4 (バンブーコミックス)


「どるから」って連載続いてたんだ!そして9月に最新刊が出るんだ!!!

abemaTVが1000万WAU到達。格闘技もだが「記者会見」がキラーコンテンツに【全文革命】



gamebiz.jp

・・・サイバーエージェント<4751>は、本日(7月24日)、インターネットで配信した第3四半期の決算説明会で、「AbemaTV」については開局当初の目標としていた1000万WAU(週間アクティブユーザー数)に到達したことをあらためて発表し、マネタイズ(収益化)に向けて本腰を入れていくと明かした。

WAUについては、山里亮太さんと蒼井優さんの結婚会見、那須川天心選手と亀田興毅さんと試合、宮迫博之さんと田村亮さんの会見でWAU1000万を突破したという。とりわけ、宮迫博之さんと田村亮さんの会見では1330万と過去最高を大きく更新することになった。

藤田社長は、「Yahoo!」のモデルに倣い、AbemaTVを企画したそうだ。Yahoo!では、「トピックス」を見てから、他のコンテンツを見に行く人が多いが、AbemaTVについてもニュースを軸にしてドラマやスポーツ、アニメなどのコンテンツを見に行くようになっているとした。

今回、1000万WAUを達成したことで、すぐに黒字化を達成できるものではないとしたものの、引き続き・・・

とにかく、いまさら言うまでもないけど、abemaTV様は、国内の総合格闘技を第一試合から配信してくれるということで感謝しかない。そのおかげで会場に行かないでも済むようになった(笑)。佐伯繁氏は、「abemaTVをやると客が会場に来なくなる」とどこかで言ってたらしいが、それはサンプル数1で見る限り正しい。

しかし、サムライTVの時代 PPVのPRIDEなど以外は第一試合からの放送はなく、2時間・3時間枠に収めていた。第一試合、入場から放送されればいいなあ…は当時の「夢」だったのだが、現実になったのだよな。

ただ、これがあと10年も20年も…いや5年も続くかは、何とも言えない。今は「夢のような黄金時代」かもしれないと思って感謝しつつ全試合配信を見させてもらうとしよう…。


そして「注目の記者会見はネットでノーカット配信がある」が当たり前になった時代

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をリンクポータルにしているけど、重要な記者会見はCMや放送時間の無いネットでは最初から最後までノーカット配信されるのが「当り前」になっている今。

記者会見の動画には視聴者の需要があるか?それがコンテンツとして成り立つか?みたいな議論を十数年前はしていたのだよな、ということを思い出したのだった。

未来予測を、その始まりから最後の定着し、空気のようになったところからまで見ることができる、というのは面白い経験だった。

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そういえば、「ふうん、海外ではこういう人やこういう活動もあるんだ、おもしろいね」という扱いだった「動画でシロウトさんが、『俺流のトークショー』をやってしゃべりまくる」という活動。これも何度も言うが、自分はその出現は予測していたが「それで知名度を向上させて本職の芸能活動や原稿依頼、本の売り上げなどに結び付ける」ということまでしか予測が及ばず、動画サイト、プロバイダ側が広告をここに載せて、その一部を視聴者数に応じて配分し、その結果ミリオンダラーが生まれる…といった展開はまったく予想できなかった。この「はずれかた」も、逆に時代を感じて無限に興が湧く。
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