これは現在発売の「アフタヌーン」の、二号前の話ね
あー、バラでネット配信を単話売りしてて、紹介もできるのは便利だあ
なお「2021年05月25日に無料公開予定」
これは大坂夏の陣などを経験した日本のサムライ(正確には鉄砲鍛冶なんだが、武芸も十分できる)が、海を渡り、当時の欧州三十年戦争に参戦するという設定の「イサック」の一場面です。
第一話
www.moae.jp
当時、海外で傭兵として戦った日本人が多かったという話
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で、まあ、物語の登場人物にその時代(あるいはだいぶ後世)の発明のチートな考案者になってもらい、技術史を解説するという展開はいろいろあるのですが、ここでもそういう展開ですね。
棒のような形状の、「銃」の先端に短刀をつければ、撃ったあとは刺して便利だね、って単純すぎるけど大いに役立つ発想でした。
まるでオレンジページに載る主婦の知恵のような、ごく単純な工夫なのに。
そして当時、(一回撃った後の)銃兵を蹴散らすパワーのある「騎兵」の突撃に、比較的対応できるのは槍兵の陣形だ、ということは分かっていたのだけど、その悪魔合体によって…
(これはその次の回)
そう、弩弓などでその地位をすでに脅かされていた「騎兵の時代」は終わり、そうなると、騎兵を存在せしめた貴族階級も没落する・・・・・と。
そして、本当に人間世界の「新兵器」は一陣営に独占されることはなく、またたくまに広がっていくのでした。
ただ鎖国にまどろみ始めた日本には、この工夫が伝わることは無かった…(考えてみれば不思議な話)
そしてこの銃剣は、「戦場最後の格闘技」となり、またこの装備が今や必要がないのでは、と論争を続けながら、令和の今でも世界で生き残っているわけです。
銃剣 戦場から有史以来の槍歩兵を消し去った張本人。銃を主役にしたのは銃剣なのだ。その簡単な構造にも関わらず長いこと発明されなかったのは正に「その発想はなかった」というやつである。決着をつけるための銃剣突撃が必要だった時代では正に主役 pic.twitter.com/PDLXtfGeIP
— 偏見で語る兵器bot (@heikihenken) 2016年1月27日
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