学校教育として銃剣道をやるかどうかの是非は興味ないのでおいておいて、銃剣道を始めとする各種戦闘技術の重要性はイラクとアフガンの結果、非常に再評価されている。なにしろ銃は必殺になりやすいが白兵なら手加減しやすいし、威嚇の流れ弾で人が死ぬ心配もない
— ネット芸人だよもん (@V2ypPq9SqY) 2017年3月31日
先のサイトを見てもらえばわかるが、米軍は従軍した兵士の5人に1人は白兵戦闘を実施してる。そして銃を装備した状態で白兵参加してるのも白兵戦経験者の20%を超えている pic.twitter.com/acyU92CgEB
— ネット芸人だよもん (@V2ypPq9SqY) 2017年3月31日
再度紹介安全保障学を学ぶ: 論文紹介 現代の戦場に格闘は必要なのか: https://t.co/jqXqWba0n9
— ネット芸人だよもん (@V2ypPq9SqY) 2017年3月31日
はり損ねたので再度紹介
割合だけの話をするのならCQBよりも白兵が発生してたりするのだ
— ネット芸人だよもん (@V2ypPq9SqY) 2017年3月31日
ふーむ
安全保障学を学ぶ: 論文紹介 現代の戦場に格闘は必要なのか http://militarywardiplomacy.blogspot.com/2016/08/blog-post_11.html
実戦で格闘を経験する兵士は少なくない
このような研究成果を踏まえ、著者は2004年から2008年にかけて戦闘任務に参加した兵士の格闘技術の使用実態を調査することにしました。派遣された地域はイラク、アフガニスタンのいずれかであり、兵科ごとの内訳では歩兵が1231名、機甲が315名、砲兵が113名、工兵が93名、特殊作戦部隊が51名でした。階級も兵卒から下士官、士官までが含まれています。
調査対象となった軍人に関する属性データ、兵科で分類すると歩兵が最も多く、活動した地域で見ればイラクにいた兵士が最も多い。階級で見ると最も多いのは兵卒であり、やや下士官の数は少ない。ごく一部ではあるが、現地で部隊を指揮する下級士官も調査対象となっている。
(Ibid.: 5)
調査の結果、調査対象者の1,226名の内で216名の兵士が格闘技術を少なくとも1回は使用していたことが分かりました(Ibid.: 6)。著者自身が認めている通り、標本が非常に小さいため、この結果を直ちに一般化することはできませんが、調査対象者の19%、およそ5人に1人の割合になります。
該当者の216名のうち73名については実戦で格闘技術を複数回にわたって使用していることも判明しており、これは全体の6.5%に当たります(Ibid.)。
これらの数値から判断すると、現代の戦場において格闘技術が必要となる場面は決して珍しいこととも言えないと分かります。さらに調査対象者がどのような状況で格闘を経験したのかを調べ・・・・・・・・・・(後略)
まあ、
読んでみて種明かしすると、「対群衆」や「対捕虜確保」に対して必要になるとか。
ふむ、つまり今のアメリカ軍は「逃げるやつはベトコンだ、逃げないやつは訓練されたベトコンだ。まったく戦場は地獄だざハッハー!」と機関銃の弾をばらまくわけにはいかず、自業自得ではあるが(汗)、正義かつ人道的な解放と自由の軍隊として、ある程度「手加減」しなきゃいけない場面も多く、そういう時にはだよもん氏がいうように「必殺ではない」制圧が必要になるのだろうね。
しかしまあ、あまりうれしい話でもないですね。
やはりスポーツ、武道としてリングで、オクタゴンで、道場で汗を流すものとして格闘技はあってほしいもの。
和良コウイチ「ロシアとサンボ」から引用しよう
ロシアの軍隊は<柔術>とどのようにかかわりを持ったのか。20世紀が開幕し、ロシアも世界各国と同様に、遠距離攻撃が可能な最新の軍事テクノロジーに関心を抱いた。”古風”ともいえる白兵戦のやり方に関心を持つ者はほとんどいなかった。
当時のロシアでは、兵士の武装から「銃剣は取り除くべきだ」という主張もあったほど、白兵戦の存在は軽視された。つまり<柔術>が戦場で有効に使えるなどと認識する人間はほとんどいなかったのだ。その中で白兵戦の重要性を認識していたのか、国境警備隊や諜報部隊である。たとえばハルピンに派遣されていた部隊は、中国の犯罪組織との戦いが不可欠だったため…(同書83P)
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この記事からの再掲載だ
「戦場最後の格闘技・銃剣術」はいつをもって戦場で滅んだのか?(「ロシアとサンボ」) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100722/p2