ほんとはここでさあ、羊頭狗肉でもなんでも、ハデな予告をして盛り上げる(ジャンプ方式)べきだと思う(笑)
http://d.hatena.ne.jp/ak0309/
kamiproがんばれ、超がんばれ。たとえハッスルが苦しくとも・・・
http://www.hustlehustle.com/free/news/
この日、都内・ハッスル道場にて行なわれた緊急会見には、ハッスルエンターテインメント株式会社の山口代表取締役が出席。会見の冒頭、山口代表は、開催予定だった年内4大会(10・29&11・26&12・24後楽園ホール大会、11・29名古屋国際会議場大会)の中止が決定したことを発表した。
(略)
10・29後楽園大会を前日に控えての大会中止発表については、「正直申し上げて、みなさんにもいろんな噂が入っているとは思いますが、会社としては非常に不安定な状況が続いており、選手に十分なパフォーマンスをお願いできる環境ではないことは確かです。ギリギリまで明日を含めた大会開催という方向で動いておりました。しかし、われわれイベントを作り上げる者として、断腸の思いで中止という決断をすることになりました・・・
興行を中止したからってその団体が絶体絶命と決まったというわけではない・・・いや・・・やっぱり・・・絶対絶命なんでしょうか?
まあ、ハッスルはハッスルで、なるようにしかならんべ。
もしだめなら国際ハッスルはぐれ軍団で3対1だよ。「仕事だ・・・・・・・・・」
わたしがいま気にしているのは、
http://kakutolog.cocolog-nifty.com/kakuto/
http://miruhon.net/index.php?main_page=product_info&products_id=403
しかもその影響は、あるトンデモナイ理由から『ハッスル』とは切っても切れない関係にある某プロレスマスコミにも及ぶかもしれない!
ここから、一般論に入る。はてなダイアリーの人気ブログ「木走日記」。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20091012/1255342600
■亀井モラトリアムとメディアスクラム〜マスメディア社説は取り上げない、日本の企業家が「再チャレンジ」できない理由
・・・問題は現在の日本が果して「再チャレンジ」が容易なほど資本市場が成熟しているのか、という点だと思います。
日本の場合、多くの中小・零細業が銀行から融資を受けるときには例外なく代表者は借金の連帯保証を金融機関から求められます。
そうすると多くの場合、「会社の倒産=代表者の自己破産」という「再チャレンジ」と真逆な方程式が成立することになります・・・
(略)
・・・そしてマスメディア社説は取り上げないですが、日本の起業家が「再チャレンジ」できない理由に、この過酷な連帯保証制度があります・・・
そう、一般論として、社長さんが会社の「債務保証」をしなければいけない、というパターンが多い。あの社長さん、なんつったっけ、いま思い出した草間政一氏ね。あの人も単なる雇われ社長だったのに、本当に新日本プロレスの債務保証をさせられた。だから辞めさせられたときはある意味ほっとして、「早く会社の債務保証を抜いてくれ」ってなやり取りをしていた・・・というのは有名だわな。
もちろん例外はあるので、ハッスルのトップがハッスル・エンターテインメント社の債務を保証しているとは限らないと思う。その真偽はわかんね。あくまでも一般論からの類推じゃ。
まあ山口社長、そもそも雑誌だけで2億円借金こさえた人なので(笑)、それは別にいいんです。
当人にはよくないかもしれないが。
その、山口社長はある会社の創業者であった。そして、そこが出している雑誌の編集長の地位はある時期に譲っている(古い号を見たら108号と112号の間で編集人から氏の名前が外れているね。ちなみに最新号は既に140号!来年は150号達成予定)。そこは分かっている。
ただ、その編集を行っている会社「ダブルクロス」において彼の地位はいま、どうなっているのだろうか?会長だっけ?・・・べつに社長であっても常務であっても、それは別にかまわない。ただ、そういう会社の創業者なら、ひょっとして「筆頭株主」なのじゃないか?ということだ。
人気雑誌を編集している会社の株が、もし山口氏個人のものであったら、それはやはり資産ということになるだろう。その場合、もしもハッスル・アンターテイメントが結果的に債務を抱えて、もし一般論としてあるようにトップが債務保証してたら・・・ダブルクロス社の株がいわゆる「借金のカタ」に人手に渡ってしまうのではないか・・・
「もし」「もし」をこの考察では電話交換手のように繰り返す、単なる推測の推測しかできないからね。
それにもし、株がハッスルの債権者にわたったって、会社が土地や建物などの含み資産を持っているならともかく、それがないなら「同じ業務を続けてもらい、そこの収益から返してもらう」ほうが実入りがいいだろう(一時期の全女方式ですね。会社再建においてもままあるパターン)。
だけど、なんにせよ、そんな不確定要素は抜きにして来月も再来月も同誌が出ていくことを望みたい。この問題をあらためて考える中で「kamiproが終わってしまったら残念か?」と自分に確認したら、「それは絶対困る」との答えが出たのである。
すべての心配が杞憂であることを。
実際のところ「会社がだめなら社長個人も全財産なくす」社会はいいのか悪いのか
一度、そういうのを書きました。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090201#p5
そういうわけで、会社経営を(一度)失敗すると個人財産も全てなくすということになると、みなが起業を萎縮し、活性化しない、ということをよく聞く。
その一方で「それが日本の会社に経営への責任感を持たせた」なんて主張も聞くし、だいいち「株式会社XXX社は倒産です、すいませんお支払いはできなくなりました」と頭を下げる社長に「家を売れよ!それで払えよ、俺の仕事のギャラをよ!」「あんたんとこから支払いが無いと、ウチも連鎖倒産するんだよ!」と激昂する株式会社XXX社の関係者、取引先の怒りもなんとなく分かる。
「お気の毒ですが、株式会社は株主が出資の範囲で損したり得したりするもんなんです」と、倒産したとある会社の当事者が言って(書いて)たのをみたことがあり、肝が据わっているなあとそのとき感心した記憶がある。
あの人、そういえば最近名前を見ないな。
録画は失敗したけど番組は見られた。マンガノゲンバの島本和彦は相変わらずすごかった
メモ
「もっと売れていい」
「ファンの半分が買えば一億」
「小学生に言われた」
「君の面白いは面白くないからな」
「あの人がこれをOKならやる、ダメならやらない」→OKしてくれた
「栄光無き天才たち」が新作で復活
http://natalie.mu/comic/news/show/id/23092
新山藍朗原案による森田信吾のノンフィクションシリーズ「栄光なき天才たち2009」が、本日10月29日発売の週刊ヤングジャンプ48号(集英社)からスタートした。
(略)「栄光なき天才たち」の新作。偉大な功績を挙げながら歴史に埋もれた天才、偉人の裏に隠された苦労などを描くドキュメンタリーマンガだ。
残念ながら、このシリーズも予定されている次も、私にはあまり関心の無い人物が対象なのだが、このシリーズが「断続的に登場する」作品という位置づけがされればこんないいことはない。木村政彦とか、集団としての「武徳会」とかどうかしら?
この前書いた「単一税制」とかを書いた本の書評(朝日新聞)を紹介します
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091025#p7
で紹介した記事がサイトに載りました。
http://book.asahi.com/review/TKY200910270154.html
増税が国を滅ぼす―保守派が語るアメリカ経済史 [著]A・B・ラッファー、S・ムーア、P・タナウス
[掲載]2009年10月25日 [評者]久保文明(東京大学教授・アメリカ政治)
■金融危機の「処方箋」としての減税
近年、小さな政府の思想は至る所で不人気である。本書はその立場からアメリカ経済の歴史を辿(たど)り、オバマ政権の経済政策を正面から批判したものだ。
著者の一人ラッファーは、減税をすると逆に税収が増える場合があることを示したいわゆる「ラッファー曲線」の考案者・・・(略)・・・ラッファーらが提唱した減税、通貨供給量縮小、そして規制緩和を実践したのがレーガン政権であった。因果関係の論証は困難であるが、アメリカ経済がその後好転したことは否定しがたい。著者らは減税がアメリカ経済にいかに貢献してきたかを力説している。
ちなみに、ラッファーはレーガンのブレーンであったが、驚くべきことに92年と96年の大統領選挙ではクリントンに投票していたことを本書で告白している。ブッシュ(父)の増税に憤慨し、クリントンの中道路線を評価したためである。
著者たちが提案する理想の税制は、フラット(単一税率)税である。具体的には08年のアメリカの場合、所得税、法人税とも12.1%で現行の税収を確保できるとする。所得が10倍の人は10倍の税金を払う。ほとんどの控除を廃止するので、特殊利益によるロビイングや会計士の出番はなくなる。現在東欧諸国を中心に24カ国がこの税制を採用している。
(略)・・・アメリカでは時流に抗しながら、このように思想の旗を立て続ける有力な集団がつねに存在することも示している。彼らの金融危機に対する処方箋(しょほうせん)は減税である。我々は現在、このような思想を一笑に付しがちだが、最近の経済成長率においてアメリカの方が日本や多くの西欧諸国より上であることも忘れてはならない。
そのついでに見つけたやつ
■長谷部恭男の新作出たーーーーー!!えっ、¥ 3,360??
http://book.asahi.com/review/TKY200910200216.html
- 作者: 長谷部恭男
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のこりはめんどうなので書名だけ。全部朝日新聞の読書欄
イスラーム教「異端」と「正統」の思想史 [著]菊地達也
リバタリアニズムの人間観 [著]吉永圭
黒澤明という時代 [著]小林信彦
神々の捏造―イエスの弟をめぐる「世紀の事件」 [著]ニナ・バーリー
最後のは別に戸来村とは関係ない、と思う。
んで、今日1日の朝日のコミック紹介で。「乙嫁」とかいうやつが。
「公約原理主義」問題。公約は状況によって変えていいのか悪いのか
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000333.html
・・・鳩山内閣の支持率は61・8%と9月中旬の発足直後の前回調査に比べ10・2ポイント下落した。経済・財政運営への不安、米軍普天間飛行場移設をめぐる発言の迷走、官僚OBを充てた日本郵政社長人事などが影響したとみられるが、依然として高水準を保っている。不支持率は22・9%。
赤字国債発行を抑制するために民主党が衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)実現の先送りや一部修正を「してもよい」とする容認派が68・0%に上った・・・
今回は世論調査も、どんな項目をつくるかの「質問力」がためされるなー。各社の項目と数字に注目。
「選挙の公約はどんな反対や問題点があってもすべからく実現すべし。理由は公約したからだ」という考え方、公約原理主義というものがある。典型的な例が青島幸男の都市博覧会中止だ・・・という話は書いたデスね。
ああそうか、「ブログ市長」の話題のときに書いたんだっけ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090613#p5
最近、当時のことを書いた文章を読む機会があった。
私は青島知事が都市博中止を貫徹し公約を守ったことについては敬意を表したいと思っている。たしかに行政の連続性という点でも、国際信義の点でも問題はあった。
しかし、民主主義の根幹は「最終決定権は国民にある」ということだ。だからこそ政治家は公約を守らねばならない。政治家の公約を見て選挙民は投票するのだから。一度当選しておいて公約を撤回するのは国民に対する裏切り行為である。
ところが最近の日本は、この点についてのモラルが著しく低下していた。政治家は公約を守らないし、守られなくても国民は平気だ、という最悪の状態だった。青島氏が「愚直に」公約を守ったことは、その意味で頂門の一針となった。
これかいたの誰か?というと実は井沢元彦氏である。彼の「逆説の日本史」も考えてみれば超長期連載で、これが収録された4巻はその時代、1995-1996の文章なのだ。
彼は政治的には保守派ということになるのだろうし、実際この文章も「・・・の点では青島氏を支持するが」という前提で青島氏の単純な非武装中立的発想を批判するものだが、とまれ上のように「公約は実現するべし、なぜなら公約だから(それを掲げて当選したから)だ」・・・この論理と倫理は強い。
逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/12/04
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 10回
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ただし、今回の政権交代に関しては「公約・マニフェストにうたってても見直し、変更をしてもいい。つーかしろ。君子豹変だ」という論者や論説が圧倒的に多かった。
最初は「あっ、朝日新聞が社説で」「北岡伸一も変更容認派か」「へえ・・・も」と一人一人カウントしてたけど、多すぎて放り出しちゃったよ(笑)。じゃあ「いい公約変更」と「悪い公約変更」は何がどうなのか。
「俺のときはだいぶたたかれたよ!」と消費税(売上税)導入をもくろんだ中曽根康弘と、40兆円以下に赤字国債を収められなかった小泉純一郎がいいたくなるかもしれないが(笑)、態度とかそういうことなんだろうかね。「たいしたことではない」と開き直るとやっぱり日本では受け入れられないようだ。
「連立」は「公約破り」の一手段になる、ということ。
つまり・・・たとえば選挙に「昼食はカツ丼」党と、「昼食は天丼」党が出たと。その結果カツ丼党が300議席を超えて圧勝、天丼党は一ケタ、しかも議席を減らしたと。
しかし・・・ここで連立協議を行い、協議のすえ連立方針は「天丼で」となったら・・・カツ丼党は「わが党だけの単独政権ではなく連立政権ですから。わたしたちはカツ丼だと思うんですけどねー、政党間で協議して決めるとなったらそうも自分の主張だけはいえませんよ」と逃げてしまえると(笑)
これは極端な例だけど、かつて複雑な連立政権が通常だったイタリアでは、これに類する事例が続出し、結局選挙結果よりその後の連立の政党間駆け引きで政治が動いた。 小選挙区の得票率と議席数の格差を問題とし、民意の数字をほぼ反映した比例代表制をよしとする議論もときたまあるが、こういう問題が出てくる、ということ。だれかの論議(名前を失念)だったがメモ。
565万ヒット
きろく。
昨日「白い服の男」(星新一)をはてなキーワードに登録した。
思い入れ深い作品なので、なにかこう、作成するときに身の引き締まる思いがした。
その割には大したことかいてない、というか曖昧だけど、何しろショートショートであり、どこまで内容に踏み込めるか非常に迷った結果。
→白い服の男
昨日、なんで作る気になったかというとウィキペディアの「星新一」を何かの拍子に読んだからだ。
いやー、ほんとにウィキペディアって、自分が詳しいつもりの項目行っても、かならずひとつか二つは新知識、新知見があるね。手ぶらで帰ったこと無いや。それについては後日。
そしてウィキペディアにはすでにお先に「白い服の男」が単独項目でできている。
こちらは特殊処理してネタバレに踏み込んでいます。
ウィキペディアにはてなダイアリーで張り合うつもりはとうに失せている(わたし、いつの間にかはてなのキーワード作成・編集者上位になってました。なんかくれよ)けど、ここはブログ横断で読める強みがある。
他の「白い服の男」に触れたブロガーの皆様の文章、興味深く読ませていただきました。皆さんもどうぞ。
(※直接のキーワードを通じてではなく、左上の書籍画像からです。現在12ブログがある)