INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

さよならウメ子 17日お別れの会

http://www.townnews.co.jp/020area_page/04_sat/02_odaw/2009_4/10_10/odaw_top1.html

10月17日(土)午後2時から城址公園ゾウ舎周辺で式典が執り行われ、小田原城のシンボルとして長年親しまれてきたウメ子に「市民功労賞特別賞」が贈呈される。ウメ子のこれまでの功績が評価された特例で、動物に贈られるのは初。式典ではお別れの歌や飼育員の回想なども行われる予定(雨天開催、荒天時中止)。

 式典当日は「ウメ子を温かく見守ってくれた皆様への感謝の気持ち」(市観光課)として天守閣と歴史見聞館が無料で開放される。17日(土)・18日(日)は銅門広場で市民から寄せられたウメ子へのメッセージ約4,000通を特設テントに掲示。また、郷土文化館では17日から11月23日(祝・月)まで「ありがとうウメ子さん特別展」を開催し、ウメ子ゆかりの品や写真などを展示する

 ウメ子への記帳・献花は後を絶たず、10月4日現在で記帳者は1万1,936人訪れ、約2万3,000本の花と245kgの果物が手向けられている。献花台の設置は17日まで。


■詳しいスケジュールはこちら(小田原市観光課)
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/topics/umeko.html
■写真ギャラリー
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/Service/umeko_gallery.html

■記念かまぼこ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091010k0000m040026000c.html

今さら言うのもナンですが、あと10日を切って未定カードは大丈夫?DREAM-12はさ。

http://www.dreamofficial.com/free/fightcard/
あらためて見ると、既に決定した試合はいい試合なんだよな。
これだけでもかまわないんじゃないかと、どうせチケットを買って大阪に見に行かない身としては一瞬思ったが、PPV(支払済み)視聴者の立場でモノを考えたら「冗談じゃねえよ!!」という感じだ。
つうか、もう「出場予定選手」を組み合わせるだけでカード埋まるじゃねえかよ。
階級のくくりもあるからほぼ必然的に。

英語圏での「UFC反対論」から「食肉処理」の比喩表現についてあらためて考える。

「OMASUKIFIGHT」のhttp://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-648.htmlでも紹介されているが・・・
と、その前に前提を言わないといかんな。
噂はここでもお知らせしていたが、


このほど正式にUFCでの秋山成勲vsヴァンダレイ・シウバが決定した


このブログだと、格闘技以外の興味でアクセスされる方もそれなりにいて(最近のテーマの乱雑ぶりは吾ながら驚いてます)、中には「秋山」「シウバ」ぐらいだとかろうじて知ってるよ、という層もおられるだろう。
そうなんすよ。このふたりが闘うんですよ。外国、金網格闘技UFCで。

それは日程上、来年2月ごろ、ラスベガスか、あるいは初開催のオーストラリアであるらしい。
なにしろ秋山vsシウバは、日本のファンの興味を大いに引くから、生中継や観戦客誘致で、時差のないオーストラリアでの開催を予想する向きも多い。
(前提説明終わり)



そこで本題っすが、オーストラリアはクリストファー・ヘイズマンなど強豪もいたものの、まだまだMMAは未発達。批判的論調も主流メディアには根強い。OMASUKIサイトのリンクによると、あちらの朝刊紙サイトに、こんな批判記事がある。
http://www.smh.com.au/news/sport/cage-rage-coming-here/2009/10/10/1255019652968.html

Competitors are permitted to pin an opponent to the floor and punch or elbow them into unconsciousness in a move known as "pound and ground". UFC rules explicitly ban fighters avoiding contact, faking injury or throwing in the towel, while the absence of a blood rule often leaves the octagon looking more like an abattoir.

競技者は対戦相手を床に押さえ込んで、失神するまで殴ったりひじうちをすることが許されている。UFCでは、コンタクトを避ける行為、怪我を装ったりタオルと投入する行為は明確に禁じられており、他方で流血に関する規定がないため、オクタゴンはしばしば食肉処理場のような様相を呈する。

最後の「abattoir」、あまりなじみの無い単語だが

http://dictionary.goo.ne.jp/srch/ej/abattoir/m0u/
ab・at・toir
[<F.] n. 屠(と)殺場.


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=abattoir&stype=0&dtype=1
1 食肉処理場(slaughterhouse).
2 体技場(ボクシング・レスリング・闘牛場など).


下は2つの意味を取っているが、私がよくネタにする「DREAMがまるで競技みたいなことを」という皮肉じゃあるまいし(笑)、「UFCオクタゴンは体技場のようだ」は意味が通じん。下のように2つあるとしてもこの文章はたぶん、やっぱり(1)だと解釈すべきだと思うんですね。「食肉処理場(以上の)」と。
実は書き手(OMASUKI様)にも確認したが、むしろ下のように「1 食肉処理場(slaughterhouse)」「2 体技場(ボクシング・レスリング・闘牛場など)」と二つに意味を分けている英和辞書のほうが少ないらしいですよ。


そこで思いを再び、この単語に対してめぐらせる。
<ブログ内検索結果>
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%c5%cb%bb%a6
やはりこの用語は意識して使っているから、書いたエントリがピンポイントで出てくるな。
本当はこの「屠殺」用語問題と、たとえば最近の学校教育の一部で意識的に採用されている「食用家畜を子どもたちで飼育し、それを最後には処理して食べたり出荷することで命の大切さを・・・」という教育、傑作書籍「世界屠畜紀行」の評、「暗転−闇社会の守護神と呼ばれて」の印象的なエピソード、映画「いのちのたべかた」、「よつばと!」で釣った魚をさばける子ども、さばけない子どもの対比シーン(左コマ参照)・・・など、その他もろもろの話をあらためてひとつのテーマで論じたいと思っている。うまくこのへんを構成できればそれなりにきちんとしたものになるんですけどね。



ただ、いつになるか分からないその部分を放っておいて、今回の話で議論を進めると、UFCファイトを今回の記事が意識的に「looking more like an abattoir」と表現したとしても、元来「abattoir」という言葉自体に食肉処理場と闘技・体技場の2つの意味があるとしても、要は・・・・言葉を選ばざるを得ないところがあるが、つまり「食肉を処理する」というのと「選手たちが闘う」というのに、何かしらのイメージをダブらせるという思考過程は、食肉が文化の中に根付いている英語圏であっても存在するのではないか? そしてそれは、各国文化の中で、それへの当否は置くとして、それなりにほっておくと、自然な流れとして生まれてしまうものではないか?という話、仮説であるのです。


断っておく、というか念押ししておくところですが、「ほっておくとそういう連想、イメージがはたらくのは自然」というのと「その比喩を、公に流通させることの是非」というのは実は一致しない。
ことに、日本および朝鮮半島の一部の中では、ケガレ信仰や仏教その他によって・・・というべきでしょうか、上のような意識がかりに自然に出てくるものであっても、さらに極端な形になっていると聞くからそれに応じた対策も必要だろう。


ただ、今現在(※たとえば梶原一騎の活躍した時代、その作品を含めるかはまた別の問題)、日本の用語使用、表現の中で、食べるために生き物の命をいただく(この用語も書いていて、いちるの不自然さや偽善性を感じなくもない)という行為や存在を、たとえば格闘技や事件事故、恐怖や戦慄の比喩表現には使わないように注意しましょうね・・・というのがコンセンサスであるべきだとしても


「そう感じる、連想するのはある意味自然かもしれない。だけど注意して、意識的に避けましょうね」


そういうスタンスに立ったほうが実際を反映したものになるのではないか?という話。

ちょっと例に挙げるとしたら「原爆固め」であります。
これは日本人記者の強引な翻訳(?)だったのだが、アメリカでだってディック・ザ・ブルーザーってレスラーが、トップロープから人を踏んづける技を「アトミック・ボムズ・アウェー」と呼んだ。余談だが本当に何のひねりもない技で、ぼくはプロレスごっこのときに時々使ってましたが、威力自体はシュートでいろいろと問題が発生した(笑)。

ただ、ブルーザーの技はそもそも日本ではあまり見られなかったからいいとして、原爆固めおよび飛龍原爆固め、猛虎原爆固めもろもろの比喩表現は、週刊プロレスが80年代、意識的に「もうこの用語は使いません」と終了を宣言した。


すごい威力、衝撃的だから「原爆」や「水爆」を比喩に使う・・・これは野球にだって「水爆打線」なんてのがあり、水着の「ビキニ」は定着しちゃって今さらアレなのは http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080821#p6 に記したとおり。ホントのこというと、戦争用語を敷衍していくと昔中日にいた押さえの切り札ソンドンヨルを「爆撃機」と称したりなんなりもあるけどね。

そういうわけで、かりに規制するにしても、「・・・を比喩的に連想するのはある程度自然。だけど、無理してでも使わないようにしましょう」というものがある、ということを共通認識にすれば、いろんな部分でそれがバッファーになるというか、ひいてはその矛盾を突いてコラムを書く呉智英のメシの種がひとつ消える(笑)んじゃないかと思ったのでした。

なんでUFCの秋山vsシウバからこんな話になるんでしょうかね(笑)。

ぶりしゃぶ2009

特に関係があるようでいて無い。こじつければ「生と食」ということで上ともつながるけど、要はテーマに沿った画像を探すために漫画コマ写真をひとつずつ見ていったら、ちょっと心惹かれたので張っておく、というだけ。時々ある、情報伝達だけのエントリです。
ぶりの旬はまだまだでもあり、もうすぐでもあり。

ぶりしゃぶ、ハマチしゃぶのレシピ。両方あわせた「土佐出世鍋」というのもあるそうな。
http://yoshoku.or.jp/taberu/burisyabu/


築地魚河岸三代目 (4) (ビッグコミックス)

築地魚河岸三代目 (4) (ビッグコミックス)

週末催し・テレビを確認

ディスカバリーチャンネル「野生の恐怖」は日曜18日、一挙放送をする

その他http://japan.discovery.com/0917sp/index.php
自分はうかつにも、この前半の録画を失敗していたが、ここで挽回しないと。

週末格闘技関連日程

■17日
パンクラス新宿FACE初進出。  小田原市で「ぞうのウメ子さん」お別れの会

■18日
トークイベント「ケージトーク」 久保豊喜vs佐伯繁

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51939016.html

SHOOTO GIG TOKYO

『■「はたち超えてんのに、銀英伝をたとえやアナロジーとして持ち出すこと」について。』(NaokiTakahashiの日記)

http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20091016/p1
単純に、昨日「ストライクフォースは格闘技界のフェザーン自治領だ」と書いて、あまつさえはてなキーワードの説明が物足りなくて増補したその翌日なんで、タイトルが単純に面白かった(笑)
同時に、内容も面白い。つまり要約すると、フィクションにはありがちな


「敵方の思想的な悪を追及しようと思ったら、なかなか悪らしくならないんで思想とは別の悪役属性をくっつけたでござるのまき」


についてです、
これが極端になると、「美味しんぼ」であり、井沢元彦のやっつけポリティカルミステリーであろうか。
まあ「性格や私行にはまったく悪の要素が無いが、思想や公の活動が悪なので倒さねばならない敵役」というのは個人的には好きなタイプだけど、これだけでエンターテインメントを構成するのもまた難しいんだけどね。

ちなみにリンク先で「これは必然性があるしよくできている」という、銀河英雄伝説における「スタジアムの虐殺」ですが、それには賛成しつつ、実はその後のヤン・ウェンリー思想の矛盾をジェシカが突いている、という面白い部分もあると思っている。

過去に別NHで書いたもの。(何度も紹介したけど、それだけ使い勝手がいいのだと自負している)
http://www.tanautsu.net/the-best01_03_01_aa.html

平成に一向一揆ふたたび! 日ノ本は阿弥陀如来の慈悲によって居ながら極楽浄土に。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009100600036&genre=J1&area=K00

浄土真宗本願寺派 参院選へ僧侶候補公募 比例代表で擁立検討


 浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺京都市下京区)は来年夏の参院選で「宗門特別推薦」を行うことを決め、宗門が擁立する候補者の公募を始めた。候補者公募は今回が初めてで、全国の32教区に適任者がいないか調査を依頼した。

 本願寺派は2007年の前回参院選で新たに宗門特別推薦の規約を設けた。宗門代表として民主党公認(比例代表)の藤谷光信氏、自民党公認(大阪選挙区)の谷川秀善氏の僧侶2人を推薦、ともに当選した。

進者往生極楽
退者無間地獄。

厭離穢土 欣求浄土
紀州のみなさま、鉄砲の手入れに怠りは無いかね。


あ、そうだ確か今日から「仏陀最短」じゃないや「仏陀再誕」が上映だっけ(そりゃ別のアレだ)。
輪廻の外に出たはずなのにまた再誕される。すげえぜ

「小選挙区当選女性候補で、女性票が男性票より多かったのは稲田朋美・田中真紀子・小渕優子の3人のみ」(朝日新聞)

えええええええええ。
と驚いたので、エントリにいたしました。誰に驚いたかに関しても順番があるとは思うが、皆さんはいかがでしょうか(笑)
ソースは本日10月17日の朝日新聞 「政態拝見」峰久和哲編集委員のコラムです。
朝日新聞のサイトは中の検索性が非常に悪い。サイトに掲載されているんだかしてないんだか。
一応、いま要約・引用しておきますと


■今回当選した女性54人のうち、小選挙区当選者24人、比例区当選30人。
出口調査(※当然「朝日新聞の」でしょう)で女性票が男性票より多かったのが、タイトルにあげた3人ということでした。

わたしは何度もいうが、3人の固有名詞に一番のニュース性を感じるが(笑)
もうすこしコラムでは広く言っていて、


女性候補は女性票を集めるとされた
・それが様変わりした
・たとえば8年前の千葉県知事選では堂本暁子が当選したが男性25%、女性36%
・だがたとえば長崎2区 福田衣里子候補は男性55%。ライバルの元防衛大臣久間章生の男性票は40%。女性票は大接戦だった。
・そもそも女性票、とくに高齢女性は全体的に民主に冷たい
・しかしもう一回様変わりし、いったん与党になってからの、高齢女性の民主党支持率がいま急増。男女の民主支持比率差がなくなった



・・・・ということでした。さてこれをどう分析するか、社会学者の腕の見せ所。
しかし、それにしても3人の固有名詞がなぁ(笑)