INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

"本当は恐ろしいストライクフォース"。奴らは笑顔で肉(好選手)をむしりとる・・・?

http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1892.html

・・・・ストライクフォースのCEOスコット・コーカーがDREAMとストライクフォースでベルトの統一戦を行う意思があると語ったとMMAWEEKLYが報じています。
 「同盟を結んだ理由のひとつは、DREAMの最高の選手とストライクフォースの最高の選手の試合が見れる事だと思います。タイトルベルトの統一も私は問題ありません。ファンとしてまた会社として、ぜひ実現したいです。」
 またMMAJUNKIEによると、2年近く防衛戦を行っていないアリスター・オーフレイムの試合は来年の初頭・・・


これだけじゃないよね。
幻のスーパーハルク王者決定戦・・・であろう、ゲガール・ムサシvsソクジュを自分とこで組む。
石田光洋を急なオファーで挑戦者に仕立て上げて、王者へのいけにえとする(もっとも勝てばいいだけではあるが。急なオファーがけしからん? それはササヤンにこそ(略))。


廻る因果の糸車、思い起こせばPRIDE時代に貴方たちは・・・・と、かつての彼らの小団体へのゴーマンぶりを語ってもいいのだが(笑)、いや、もう仕方ないのだろう。大国と同盟を結んで生きながらえようという小国は、これぐらいの不平等条約を耐え忍ばねばならないのだ。

そう、はっきり認めよう。ストライクフォースが大国で、DREAMは小国なのだ。
悔しかったら国権伸張、これしかあるまい。

http://www.biwa.ne.jp/~kebuta/MIDI/MIDI-htm/NormantonGo_no_Chinbotsu.htm

 みな諸ともに一致して 力を限り情かぎり 縦横無尽に憤撃し それでも及ばぬその時は
生命財産なげうちて 国の権利を保護して 保たにゃならぬ国の名を 保たにゃならぬ国の名を
(ノルマントン号沈没の歌)

http://homepage1.nifty.com/zpe60314/enkam2.htm

♪ 思う一念岩をもとほす 軒のしずくを見ゃしゃんせ  国民一致の力なら
条約改正何のその 鷲でも獅子でも鯨でも  少しも恐るることはない
ヤッテケモッテケ改良せ!改良せ!(改良節)


このネタ、前にもやったとか言わないように。

ただし戦極vsDREAMが実現するのはうれしい・・・って、それも日本の財産だよ!

http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-649.html
でも懸念するように、現状「日本とはDREAMとだけ提携する」というSFで戦極選手が闘うと、それは厄介ですね。
この場合、SFが「認める」のはたぶんそうだろうけど「できればDREAMに行って欲しい」と”希望”するとか、DREAMからの誘いを”仲介”するようなことは無いのか、そのへんをメディアはスコット・コーカー氏に聞いて言質をとってほしい。

で、逆にサンチアゴvsムサシ、もしくは今の階級でキング・モーvsムサシとかが実現した場合、夢の対決実現だあと素朴に喜ぶこともできるけど、逆に日本で大きなハコを満杯にできそうなカードと選手をどんどん消費してしまうことにもなるよね。
修斗石田光洋vs廣田瑞人が実現しただけで大きく観客動員や注目度に貢献したのだ。

スコット・コーカーは「ストライクフォースは格闘界のスイス(中立国)だ」と自称していたが、いやいやフェザーン自治領ですよアンタら(笑)。
また分かりにくいオチを・・・・

通行人、(勘違いで)悪人を捕まえようと・・・路上の実戦で完璧な後ろ回し蹴り

直接youtubeを張るのがなんかうまくいかないので、転載の転載で。元は「痛いニュース」からっす。
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51946952.html

009年10月15日
【ネット映像】 通行人、(勘違いで)悪人を捕まえようと路上の実戦で完璧な後ろ回し蹴り < Gryphon
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1324049.html
※このリンクから、YOUTUBEが見られます

===============
・・・通行人に突然網をかぶせて逃げるという、ベルギーのどっきり番組。ひねりの無いイタズラを受け、やられた人はもちろん激怒。
それをたまたま見ていた別の通行人、
逃げる仕掛け人に目の覚めるような後ろ回し蹴りを決めて・・・(略)


リアル神代ユウ、ここにも。

15 : ノイズo(東京都):2009/10/15(木) 11:32:55.04 id:s1SR8KJi
綺麗だ

19 : ノイズf(アラバマ州):2009/10/15(木) 11:33:33.91 id:q6XiLgD4
踵が思いっきり顎に入ってるじゃん
顔曲がるよ

22 : ノイズ2(東京都):2009/10/15(木) 11:33:45.57 id:k1RjnPZa
きれいに決まりすぎ

26 : ノイズf(関西):2009/10/15(木) 11:34:14.28 ID:1YDNqp1X
鮮やかだな
格闘技習いたくなった

30 : ノイズs(宮城県):2009/10/15(木) 11:34:42.77 ID:7WuYZfFQ
これ仕掛けた奴は大丈夫だったんだろうか?
倒れたときにかなり頭を打ってるぞ

では日本の神代ユウは?スイミングアイで当事者が「THE OUTSIDER」語る

今回は、私はいけなかったのだが。
http://ameblo.jp/swimmingeye/
日本最強の不良はだれか、ゴチャゴチャ言わず決めたらええんや!をコンセプトとして始まったこの大会に、「ブロガー」として参加して決勝大会に勝ち抜くという、アウトサイダーの中でアウトサイダーになったらその人は何サイダーなんだ、という論理学的な問題まで発生させた”狂鬼のジャルゴ”佐野哲也。
彼が、自分の闘った試合を書いている。リングサイド観戦記はよくあるが、リングイン観戦(?)記ってことになる。

・・・ドタドタと間合いを詰めて両足をすくってテイクダウン
学さんは剛力をもって僕の首をフロントチョークで絞めようとする


が、正直だいぶポイントがずれていたので余裕があった。
和田さんの「ギブアップか?」の問いかけに人差し指立てて左右に振って応答するくらい。


しかし、いかんせん力が強いので早く疲れてもらうべく、この体勢を維持することを選択。
首を抜かずに、この極まらない状態のまま出来るだけ長く絞め続けてもらうように、苦し紛れっぽい腹へのパンチを落とし続ける。
頑張ればパスガード&首を抜いてサイドあるいはマウントを取れたかもしれないものの、あえて頑張らない。
1分ほど経過して和田さんがついにブレイク・・・

このへんの駆け引きは面白い。フロントチョークを仕掛けたものの極めるに至らず、そのスタミナ・腕力消費が試合を左右したとおぼしき試合は、プロの名勝負と呼ばれる試合でもかなり挙げることができる。


おおきく振りかぶって」のような、技術論をさらに「駆け引きの心理戦」の部分を強調して描く作品を、こういうふうな部分も盛り込めば格闘技でも作れそうな気がする、というのは何度もかいたっけ。


そして、作戦の元となったのは孔明の罠

・・・芹沢先生からは、学金狗さんは直線的にがーっとくるだろうから回っていなせというアドバイス
TSUYOSHIさんからは雑談の中で僕は攻撃に入ると顎が上がってるから、撃ち合いからタックルにいくよりもいきなりタックルにいった方がいいとアドバイス

ということでそのアドバイスを組み合わせた戦法を・・・・

決勝大会の行方は、各選手のチームとしての総合力も問われよう。

「江畑謙介論」、補足の対比列伝。「材料提示」の江畑氏と「あえて白黒」の田岡俊次氏。

一昨日書いた、「司馬遼太郎の軍事評論家への感想」はうろ覚えで描いたエントリながらブックマーク、TBはじめ多くの反響を頂き、私ではなく司馬氏と江畑氏、両方の故人が得ていた評価をあらためて実感した。皆様に感謝申し上げます。

ところで、江畑氏の逝去に際しては、ちょっとひと騒動がその後あった。
http://www.j-cast.com/2009/10/13051574.html
を読んでもらえれば分かる。
で、私が担当するのは「判定役」として出てくる田岡俊次氏。私は軍事知識があるわけじゃないけどはてなキーワードを作成したのもおいらだし、たぶん「パックインジャーナル」ウォッチャーとして、はてなで一番彼のことを書いていたからね。
あのニュース内の「判定」自体についてはブックマークで寄せたのでそちらを見て欲しいが、その後、田岡・江畑両氏の、田岡氏自身も語っていない、もっと大きな軍事評論家としての違いが別にあることに気がついた。



田岡氏は実は朝日内部で「情報分析の的確さ」以上に、「自分の予測について事後、誠実な分析をしている人」として評価されているんですな。
朝日新聞東京本社編集局長の外岡秀俊氏が、その態度を絶賛してるんですわ。
「情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)」の、昔の紹介記事をリンクさせてもらいます。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061028#p6

実はちょっと面白い本が、創刊された朝日新書で出ておりまして、朝日新聞の編集局長・外岡秀俊氏が

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

という本を出した。外岡氏、私にとっては、沢木耕太郎と交流のある、小説家兼新聞記者として印象に残っているのだが、それは別にしても新聞記者独自の取材ノウハウ、記録ノウハウはどんなものでも一定の水準を持っているもので、実際に役に立つノウハウ(「一行日記」のすすめなど)もたくさん書いてあるし、語り口も面白い。ですます調だが、構成者がいるのだろうか?

この本の具体的ノウハウについては後で紹介するが、ここに田岡氏が出ている。

田岡俊次さんから「分析の精度をあげるには、ともかく結論を出せ」と教えられたからです。田岡さんは、ある情勢を分析する際、最終的に、黒白の結論を出すことを自分に課しているといいます。」
(略)
日本人の情勢分析は、後で責任を問われないよう、どうしてもあいまいで、どう転んでもいい結果しか出さない傾向がある。しかしそれでは、どこで情報評価を誤ったのか、自分でもわからないことになる。次の分析で精度を高めるには、自分の情報分析力の欠点を自覚する必要がある。そのためには無理とわかっても、自分で一定の結論をだしたほうがいい

(略)

後で結論が間違っていた場合に

1「正しい情報はあったのに、見過ごしていた」
2「正しい情報はあったのに、評価が誤っていた」
3「間違った情報をもとに判断していた」
4「そもそも情報が取れていなかった」


など、それぞれ判断を誤った理由がわからなくなるからです。
(P131、132)

ここにあるように田岡氏は「あえて白黒を断言する」ことを自分に課しているそうです。

対して故江畑氏は。
TBを頂いたブログのエントリが、彼の文章を引用している。
http://d.hatena.ne.jp/zyesuta/20091016/1255636477

私は…自分の価値観や、主義主張に基づく意見を発言せず、できるだけ客観中立にデータ、情報を提供することで、それを読んで、あるいは聞いてくださった方々がご自分の意見をまとめるに当たっての参考にして頂ければと思い、それをもって生業としていきたいと考えてきた。

したがって、一国民、納税者として、どうしても主観、価値観が入り込みやすく、客観的説明に徹しきれない日本の安全保障問題に対しては、直接触れることを避けてきた。

江畑謙介著 「日本の安全保障」あとがき p245

同ブログ主は、さらに故江畑氏はこういうスタンスだったと紹介する。
それでも完全にご自身の見解を排除することは難しいと断った上で「それにたいする回答は、読者個々の自由である」と記しておられます。』


これはいい、悪いを超えて、同じ軍事評論家でも
まるで拠って立つ場所が異なる。

分からないことは分からないというスタンスの江畑氏と「あえて白黒つける」ゼブラーマンのような(笑)田岡氏では、方法論的にも大きく違っている。ジャイアント馬場アントニオ猪木の生き方ぐらい違う。

そういうもんだ、ということかもしれないし、たとえば軍事に限らずさまざまなものの考え方、情報の処理の仕方、仕事のやり方において、この二つは応用され、比較されるものなのかもしれない。

田岡氏の「はずれ」について。

自分で2006年に引用しておきながら、考えを進めていなかったが、こういうスタンスで田岡氏が言論活動を行っているなら、それはハズレも多くなるのだろうなと思ったことでした。これはバンバンとスイングすれば、空振り三振も多くなるようにしょうがないのかもしれない。
ただ、そのせいでヒットやホームランを打てたことも多いのだろうから、リスクもリターンも自前もちか。
あと、パックインジャーナルという、なまじ準レギュラーでリアルタイムで見解を表明する場があるから、「同じ三割打者でも巨人の四番は三振を目にする数が多い」のと同様に、なんか予想が前と変わってるよ!と指摘される回数も見かけ上?多くなるのかもしれない。

まあ、田岡氏の「あえて白黒つける」のスタンスは、あとでウィキペディアに増補しておこう。

田中芳樹の中国歴史小説・新刊が売れ行き好調

■『蘭陵王』にも重版が掛かりました!
http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2009/10/post-ec71.html

人気衰えぬというか、文芸春秋という版元から中国史小説を出すということで、少し違う客層にもとどいたであろう。めでたいことです。


「らいとすたっふ」は、田中芳樹の個人事務所というだけでなくたくさんの作家のエージェントをつとめているようだが、他の若手作家も、こんな渋い題材で書いて5刷突破。層が厚いものだ。
http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2009/10/5-b56d.html

「圧勝が至上命題」と大見出しに取った新聞の実物が見つかりました。

2009年10月9日4面(13版)、朝日新聞
「民主、圧勝が至上命題」


繰り返しですいませんが、一体全体、何がどういうことなのかは
id:jun-jun1965先生の

http://www.ittsy.net/academy/instructor/atsushi2_3.htm
を参照のこと。