INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「やれんのか!」のPPVが売れた数は?こんな情報がある(再びミルホン)


23日に新しい格闘技雑誌が発売されるまで新ニュースも少ないので、もうひとつ「ミルホン」の情報を。真偽は読んだ人に。
日本の・・・というより世界的にも「PPV放送に、XXX件の購入がありました」というのが公式発表されることはほとんど無いらしい(※最後の「補足」参照)。これはブログ開設依頼、ずーと教えろ教えろ、発表しろ発表しろといいつつどこにも情報が無かった歴史があるんでよく分かる。視聴率は基本的に公開情報なのに、不思議なものだね。

んで、
http://miruhon.net/news/2008/01/post_160.html
によるとだ。

やれんのか神社をくぐった19000人の参拝客(実券分)で会場は埋まったが、CS放送PPV中継の契約は3150円分の高額設定・・・・ ライブ動員数に全く及ばず・・・・・・


実券。
PPV購入者数。


本当にこのへんは、結局最終的に公式の数字が出ないから逆に言うとどこまでいっても分からんちんだ。
まあ実験は兎も角、PPVは成績がよければ発表するような慣習を業界は持ってほしいんだけどな。
PPV社から止められてるのかな。


しかし今回は面白いことにkamiproハンドが「ガセネタバスター」を名乗っているから、逆にいうと、ここで正しい数字が反論として出てくる…かもしれない。さらに逆説的に言えば「ハイキックを深く追及する”ガセネタバスター”がPPVや実券数の表記に反論しないってことは・・・」などと説の補強になるかもしれない (まあ、書かないということはすなわち云々だ、という論法には限界がある。知っていても守秘義務、オフレコでこの数字は書けないかもしれないし、証拠も挙げられないかもしれない)
メディア同士、その関係者同士(というとお互い嫌か?)の論争というのは、朝日と文春の論争や別冊宝島噂の真相の論争(古いな)、小林よしのり親米保守の論争のようにこういう点で役に立つのだ。



PPVの数字といえば・・・NHBニュースかこのブログの過去記事にあったかもしれないが、小川直也が登場したPRIDEヘビー級GPの決勝直前、朝日新聞の短いコラムで「PPVの過去最高記録は第一回Dynamite!(2002年)だが、この数字を超えたい」というPRIDE関係者の話があった。

実はこの結果(超えたのかどうか)も、結局分かってない(笑)。知ってたら教えてください。そういえば、PRIDEのアメリカ進出というのは、PPVの基盤が違う米国で稼ごうという話だったという。あの数字もどこかに出たんだっけかな。


http://blog.goo.ne.jp/tarakan14/e/6c1a2bea73031b7edd383afe7a807b93
PRIDE・ラスベガス大会
米国内PPV視聴者件数 推定15万件


探したら、こんな数字もありました。


ところで、もしPPVが会場数に及ばなかった、というのが事実なら、ふたつあるんじゃないかと思う。それは今回の場合、やっぱり”散開”前に会場の空気を味わいたいと、暇でもてないPRIDEファンの諸君(なぜか高みから)が直接さいたまに足を運んだ。

あとひとつは、PRIDEがああなった時に、もうこうなったらスカパー自体イラネ!と解約した人が相当多かったんじゃないかなあと。、これはPRIDEの過大評価かもしれんが、私もスカパー自体は続いたがPPV用の電話回線を止めてたの、実は。元に戻すか迷っていたら、PC経由のPPV契約も今回はできたので視聴できた・・・、という話は以前書いたとおり。
ただスカパーの契約やめて、機材もとっぱらった人は、あの「やれんのか」決定から大晦日までに復活は難しい(笑)。


だから今期のスカパーやペイパービュー社の決算が気になるわけです。
PRIDE消滅のせいで減収や減益になったという数字が業界内でも広まれば、格闘技全体にとってはけっこうプラスかもしれないじゃん。


【補足】アメリカでのPPV放送について、極めて重要な情報がALL ABOUT(井田英登氏記事)にあるとの指摘をコメント欄で頂いた。

lutalivre 『PRIDEベガス大会のPPV件数15万件というのは確か榊原社長の自己申告だったかと。
でもPPV件数は年末に採算ラインの5万件を超えたものが公表されるのに、それには入っていなかったとか。
http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20070331B/
ソース元はアレですが、とりあえずこの件に関してガセネタバスターは出動していなかったと思います。

一般的にはアメリカ大会の失敗がPRIDE身売りを決定づけたと言われてますね。PPVが15万件も売れたなら多分相当な黒字だと思いますが。』

※リンク先の記事

http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20070331B/

事実、アメリカのケーブルテレビにおけるPPVの採算ラインは五万件の受信契約を超えてからと言われており、そのラインを超えた番組は正確な数値が公表される。PRIDEの二回の大会はいずれも公表リストに載っていない

郷野聡寛欠場、右手を手術

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20080118#1200666750
経由で本人の
http://blog.livedoor.jp/gono/
へ。
がっかり。ちょっと英語版にUPしてきますね。

ううむ、右手の怪我、と言えば2006年大晦日近藤有己との試合で骨折したんだっけ。
2-1で試合自体は郷野が勝利したのだが

「喧嘩なら近藤さんの勝ちです」(三崎和雄調)


・・・いや違うって、
あの時は近藤も拳骨折したし、それにそもそも、拳の負傷自体はニルソン・デ・カストロ戦のころからけっこう長引いていた気もする。

才能あり、実績も積んで将来を期待されながら、拳の負傷を繰り返し、治療も思わしくなかったがゆえにフェードアウトしたボクサー、キックボクサーはたくさんいる。
総合ではまだあまりそういう人はいないようだが、その第一号に郷野がなってほしくはない。

UFC英国興行は中止か

http://blog.livedoor.jp/kaysblog/archives/524855.html

3月8日マンチェスター・イギリスにて
予定されていた UFC83 がキャンセルされたと
Steve Sievert が自身のブログで語りました。
興行自体は開催地をアメリカに移して行うとのこと。


英国侵攻にもたもたしている間に、もう既に手当てはしている、いつでも攻め落とせると思っていた仮想敵国に体勢を整える時間の余裕を与える・・・・
そんな同様の失敗をした人が、60年前のベルリンにおりましたよ(笑)ちょび髭の元伍長。

フランス、中東に新軍事基地。ペルシャ湾に楔打つ?

「中東TODAY」ブログ
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2008/01/nouae.html

サルコジ大統領がUAEに海軍基地設置合意


 既にこの欄で紹介したが、ブッシュ大統領がイランに対する圧力(軍事攻撃も念頭に入れた)と、湾岸各国の民主化を叫んで飛び回った影で、フランスのサルコジ大統領はアラブ首長国連邦(UAE)との間で、アブダビに海軍基地を設立することを合意している。
 日本では、このニュースはほとんど重視されていないが、とんでもない出来事なのだ。そもそも、アラブ首長国連邦はイギリスの権益下にあったところであり、いまだにイギリスの影響力は絶大なのだ。
 このためか、湾岸アラブ諸国のなかにあって、アメリカがいまだに軍事基地を有していないのは、アラブ首長国連邦だけだ。
(略)
そのアラブ首長国連邦に、突然フランスのサルコジ大統領が訪問し、海軍基地を建設し、恒久基地化を図るというのだ。言ってみれば、イギリスの権益域内に、フランスが土足で上がり込んだも、同然の行為であろう。
イギリスのBBCは「フランスがシリアスな動きを湾岸でしている」と題して、このニュースを伝えている。そして、フランスはこのことにより、アラブ首長国連邦に対し、兵器の売込みをしていく、と予測しているのだ。
しかし、ヨルダン・タイムズはもっと直接的な表現で、このニュースを伝え、核心部分を突いているのだ。同紙は「フランスは石油輸送ルートに戦略拠点」・・・

確かにそのとおりだ、フランスがアラブ首長国連邦に、海軍基地を建設することは、イギリスとフランスのケンカのように思えるのだが、それだけではない。フランスはアラブ首長国連邦との今回の合意で、ペルシャ湾の出口ホルムズ海峡を、押さえたということだ。
そのことは、湾岸諸国から日本に送られる石油、ガスについても、いまフランスの支配下に落ちた
・・・・・・・・・


漁夫の利、という言葉をしみじみ感じる。

ハッスルとプロレス構造

kamipro冬増刊の「ハッスル発 バックトゥレスリング」は面白かったという一文を書いたけど、詳しく語るには時間が無いのでもうちょい持ち越し。
TAJIRIの言う「プロレスマスコミが高評価するXXXXのXX選手の試合を見たが、試合構築の基本のキも知らない」というのは誰のことだろう、とか気になるのだが、それは別にして
「週プロの編集長いわく『肉体を使わない技を出された以上、これはプロレスとして扱えない』と。」


あのさ、俺の記憶もあいまいだが、昔WWFにパパ・シャンゴっていたよね?こいつ、ブードゥーの魔術師という触れ込みで、リング上で催眠術とか使わなかった? いや俺の記憶もあいまいだが、週プロでその催眠術を見て「ガチンコじゃないかもしれない・・・」と衝撃を受けたような受けなかったような(笑)。


しかしあれ、ブードゥー教という宗教に失礼なキャラだよな。
今度、神主だかの格好したレスラー「イセ・シントー」もしくは「ヤス・クニオ」とかWWEに出れば面白いだろうな。一部の国では大ヒール?ゲイシャギミックのディーバはいたから、巫女ギミックのディーバはどうか。これは別の路線になりそうなので薦めない。

そういえば二大宗教の大冒涜漫画が堂々「週刊モーニング」に掲載

宗教的に失礼なキャラ、という連想で上のエントリから続きます。

http://e-1day.jp/morning2/manga/saint_youngmen.html

聖おにいさん中村光

世紀末を無事に越えたブッダとイエスは、東京・立川でアパートをシェアし、下界でのバカンスを送っていた。女子高生にジョニー・デップに似ていると言われ、照れるイエス。近所の小学生に額のホクロのようなものを強く押され、それが弱点だと気づくブッダ。そんな「最聖」コンビが送るぬくぬくコメディ。

モーニング2で好評連載していたのね。
しかしまあ、大胆しごくな。
これは、間違いなく2つの宗教に失礼ですね。二人の教祖(解脱者もしくは神の子)を笑いものにしていますね。
だからこそ支持します(笑)


ただ、世界三大宗教という言葉は完全に定着しているのに、そのうちのひとつはカットされていますね。
いろんな紹介の時は、逆にあれをカットすると不自然というか不完全、逆に怒られやしないかと思うが、今回は仕方ないよね(笑)

それはあれが、教義上の最高神は形も似姿もないから仕方ないし、その下の最終預言者は、「たまたま神の言葉をお預かりしたが、あくまでもその他一般、普通の人間なんです」という公式設定だからバランスが難しいんだろう。
(彼らはイエスも、その言葉を預かった一般の人間だと見なしている)。また、単純に日本の読者にはなじみが無いからカットしたと考えることもできる。

ただこれは推測だが、思考のどこかに、たぶんかなりの確率で「テロの恐怖」があったんじゃないかと。
良くも悪くも・・・じゃない、いいことに決まっているんだが、今のところはこのモデルとなった二大宗教は日本では比較的穏健で、パロディにしても笑いのネタにしても肉体的な実害はまあなさそうだ。
片方の「神罰の地上代行者」もまだ実際には来ないようだし(笑)。

ただ、あそこは怖いわけです。NHKもびびる、ブロガーもびびる。
あに講談社のみに蛮勇を求めんや。 つまりテロに屈してるわけです。いや、そうなのかな?


でもまあ、今の作品でも十分に過激そうなところからは抗議がきてもおかしくない。そういう点では編集部の度胸はやっぱり賞賛に値する。そういう反響が無かったらつまらんから、どっか過激そうなところに作品を持っていってマッチポンプでもしてみるかな。
【やってみました】
某団体では、作品を読んでお怒りのようでしたよ。
「この二人に匹敵する、文●明お父様が入っていない!次号からは、このアパートにあの方も同居させるべきです!!」とのこと。



まあ、怒る前にまずはご一読を。今のところネット界では、グーグルで約1千件がヒットする。

”聖おにいさん”の検索結果


■その中での上位エントリ
聖おにいさん」日本人に生まれて本当に良かったっ!(2007年5月 4日の文章)
http://meine-tage-vor-dir.txt-nifty.com/pre/2007/05/post_8f20.html


■関連 「ムハンマド風刺画問題」は終わらない−−NHK番組と漫棚通信より
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080117#p4

プラス、今週号の週刊モーニング

へうげもの
ひまわりっ 健一レジェンド」が共にものすごいですわ。

へうげものは、作品世界のターニングポイントとなるところだし、「ひまわりっ」はもう・・・なんというか若手世代のギャグ漫画家の中で完全に飛びぬけたね。ひところの桜庭和志や、いまの青木真也を見ているようだ。どこまで行っちゃうんだろう、とこちらに思わせる。

明日20日「日本オタク大賞06・07」が放送。前後編版(26日、27日?)との関係は不明

予約録画を最高で一週間前からやれるのがCSとHDDレコーダーの組み合わせの良いところ。26日の番組(モンドTV CS279 chで放送される「オタク大賞」)を予約しておこうと思ってCSチューナーをいじったらおやおや、明日に表題の番組が放送されるみたいなんだよ。
http://mondo21.net/mondo21net_special_0607_otaku

1年間を代表するアニメ、映画、特撮、同人誌、フィギュアに至るまでサブカル・オタクネタを総ざらいするという伝説的番組。
かつて、今まで過去4回実施し、毒と笑いをまき散らしてオタク業界を震撼させた、あの「日本オタク大賞」が帰ってきた!?
拡散と浸透、普遍化とタコ壺化の果てに、06年オタク業界はいかなる作品を生み、いかなる人を失い、いかなる問題を抱えたのか? オタクの明日はどっちだ?
出演はご存知、オタク界の重鎮:岡田斗司夫サブカルB級文化評論家:唐沢俊一をはじめ濃くてこってりした面々が出演予定。
彼ら毒舌コメンテーターたちが2006年〜2007年初旬までのネタを縦横無尽に語り倒す!
今回はどのような結果が出るのか、お楽しみに!

■過去の受賞作
2004年第4回大賞「擬人化」特に「びんちょうタン
2003年第3回大賞「ガンダムSEED
2002年第2回大賞「株式会社 海洋堂
2001年第1回大賞「映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」


1/20(日) 16:00〜17:00
1/27(日) 16:00〜17:00

ただ、俺以前26,27日の前後編だと書いたんだよね。おっかしいなあ、誤報しちゃったかなあと思ったらそのリンクもちゃんとある。両者の関係は不明。変更があったのかもしれんし、内容違うのかもしれない。
http://mondo21.net/otakutaishou_2007