【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンは8日から9日にかけ、アフガン北部タハール州の州都タロカン、サマンガン州の州都アイバクをそれぞれ制圧した。これにより、州都34市のうち計6市を掌握した。
米欧メディアによると、タロカンでは州庁舎や警察本部が相次いで占拠され、政府軍兵士は敗走した。州知事周辺によると、アイバクでは、タリバンと交戦した民兵約150人が寝返り、アフガン政府軍への攻撃を始めたという。
今後、北部バルフ州の州都マザリシャリフが陥落すれば、北部の主要地帯がタリバンの牙城となる。タリバンは北部制圧を通じ、隣国タジキスタンなどとの交易を押さえて麻薬密売などで資金を拡充するほか、敵対した「北部同盟」の系譜にある複数の民兵組織を壊滅に追い込むことを狙っている。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、バイデン米大統領は情勢報告を受けたが、8月末に駐留米軍を撤収する方針を見直す考えは示さなかった
「民兵約150人が寝返り、アフガン政府軍への攻撃を始めた」の小早川秀秋感なに。
アフガニスタン、政府が掌握している地域(青)よりもタリバン支配地域(橙)のほうが広い。灰色は両者で取り合いをしている地域。米軍の撤退は、さらにこの国を泥沼化させる。 https://t.co/ozXwWV4R8b
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2021年8月9日
タリバンはアフガニスタンを食べている。
— Никита 🇷🇺 (@Nikky89_ru) 2021年8月4日
タリバンの支配下にある領土は、地図上で赤でマークされています。
政府の管理下にあるエリアは青色でマークされています。 pic.twitter.com/eB5njFeVlA
自分、まだタリバン(の客人アルカイダ)が無差別テロを起こす前に紹介の文章を書いて「この国の状況は戦国時代というか三国志的だ」と書いたことがあった。何しろその時はほんとに、タリバンと「パンジシールのライオン」マスード、そして北部を支配するドスタム将軍の三すくみだったんだよな……そういう状況だとしても何より、「150人」の郎党の裏切りで戦局が一変するという規模的にも戦国時代(いやその時代だって小規模な紛争のたぐいだわな)。
そして実際、「パジェロ7台が戦場に投入された」とか、そのレベルで勝敗が決まるという……。にしても、勝敗の帰趨はわからぬにしても、いったん制圧された地域では、その中でタリバンの基準に沿った「戦争犯罪人法廷」が生まれ、処断されるのではないか、というのが一番憂うべき事態であります。
http://gamefish.blog5.fc2.com/blog-entry-9.html
そしてその後タリバン勢力が北部同盟との戦闘で優位に立てなくなるとオサマ・ビン・ラディンが権力を得る。
4WDの車を一挙に50台以上買い与え、戦闘力を向上させる、タリバンにとっては非常に旨い仲間と言ったところだろうか。
そして、その力を背景にタリバン内部の権力構造も一変する。
アルカイダの狂信的なイスラム信仰に感化されるオマル氏。
大仏破壊にGOサインを出す。
情報文化次官のホタキは破壊阻止に動くが、ホタキに届けられたのは・・・(略)http://ameblo.jp/kwin/entry-10066300335.html
「ビンラディンは、私たちタリバンの部隊が大きな損害を出し、苦境に陥ったようなときに、4WD車をまとめて4,50台買って送ってくれたんです。そういうことが私の知る限り3回ありました。その援助は戦況に決定的な変化をもたらしました」
タリバンの戦闘シーンの映像資料を・・・ 多くの場合、その車体後部には TOYOTA か NISSANの文字が書かれていた。ビンラディンがその財力にものを言わせ ・・・・
「大仏破壊」 第6章 ビンラディンの贈り物 より