INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日後楽園、ニアライブも。遠藤雄介vs朴光哲 どっちが勝者でもメジャー戦線登場か?

サムライTV

009年09月22日(火) 23:00〜26:00
バトステ・ニアライブ!
『REVOLUTIONARY EXCHANGES 2 〜環太平洋王座Wタイトルマッチ〜』

デビュー当時から将来を渇望されてきた遠藤雄介と、修斗以外のリングでも強豪相手に戦い着々と実績を積み上げてきた朴光哲。この好敵手同士の二人は今年1月にも一度対戦したが、どちらも引くことなくドロー。その決着戦が環太平洋ウェルター級タイトルマッチとなった。意地と意地がぶつかりあう“ドツキ合い”必至の一戦!(略)


朴光哲vs遠藤雄介。正直、結果は全く読めないわ。
ただしDREAMでも戦極でも、両方の選手が活躍可能であることは間違いない。そんな2人の試合。

「任天堂Wiiは、ジムの存在を脅かしている」・・・たしかにWiiで強くなることは可能かも?(公武堂TV)

毎週、眠気に負けて途中退場が続いた公武堂TVだが、今日は22日に時間の余裕があることもあり、けっこう遅くまでいました。

そこで、修斗やDEEPのアマチュア大会や、社会人も多いアマ選手はどう怪我なく練習するか・・・という話題で、わたしが冗談で「Wiiでボクシングゲームをやりこんだら、強くなるかもね」とチャットに書いたんですよ。
そしたらDJの2人が、「いや、でもWiiのせいで経営が厳しくなったスポーツジムってありますよ」「実際にジムに影響してますよ」とおっしゃる。

うーむ、それはちょっとありそうな、なさそうな。いややっぱりありそうな。
そういえば最近読んだ「チャンネルはそのまま!」のあとがき漫画で、作者(佐々木倫子)がWiiでテニスをやっていたらあまりの激しさに胸部の軟骨を骨折したという話が載っていた。(胸部軟骨の骨折は、堀江ガンツ氏が前田日明氏に殴られたときの被害と同じです)

チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

体力はやっぱり、Wiiでその種のスポーツゲームをやれば、やらないよりはつくよね。それは納得できる。
そしてボクシングか。はじめの一歩か何かが出ているんだっけ?
いや、話は本格的な話じゃなくて、ふつうの中学生とか高校生とか あるいはサラリーマンなんかを想定している。
やはりボクシングは表層でいえば、相手のパンチを当たらないようにかわして、こちらのパンチを当てるという”ゲーム”の一種で、しかも中学生や酒場のサラリーマンレベルで言えば、KOパンチを持つ必要もなく(KOしたら逆にやばいっしょ)、当てっこレベルで優位に立てばそれでいいような気がするんですよ。
わたしなんかの目標はいい加減で「日本で同年代の男性を二分割して、強いほう/弱いほうにわけて、強いほうに入れればいいなあ」というぐらいの目標しかない(できれば上/中/下の「上」に入っていればいうことなし)であります。
Wiiのボクシングゲームで高得点を挙げる、というのは、実践(やる側)において、このレベルで格闘技を捉えるような志低い人としては、十分に実用性のある「修行」なのではないか。実際に痛みを知らないでどうするとか、痛みを知って人にもやさしくなれるとか、ゴルフでもテニスでも太陽の下、風を感じてやらないといけないんだとか、そういう部分は当然あるとしても、「相手のパンチを当てず、こっちのパンチを当てる」という一番ひっくいレベルのリアリズムとしては、それで十分なのではないか、と言われたらそうかもしれない。


わが子にWiiを与えずのびのび自然の中でわんぱく小僧に育てたら、Wiiのゲームばっかりやってた引きこもり少年に的確に打撃を当てられ、この前のミルコ・クロコップ並みに戦意喪失・・・なんてこともあるかもしれんのですよ。まさにリアルホーリーランドだ。


自分がWiiを今後買うとしたら、以上のことを言い訳にしようっと。

プロレスラー・船木誠勝の存在感のゆえんを説いた好分析

http://d.hatena.ne.jp/Dersu/20090921#p1

船木さんの出たメインと対照的だったのが、・・・・・・超ハイレベルな平成プロレス。NOAHで言えば丸藤vsKENTAのような、超絶技巧とカウント2.9の果てしない応酬、ウワースゲー、おお返した、ウヒョースゲー、おお返したという酸欠プロレスである・・・・・・身を削った「うまいプロレス」は、2人の共同作業でリング上に試合という美しい「作品」を作りあげる。
(略)
船木のプロレスは全然違っていた。船木には、作品を作るつもりなんか一切ない。そういう意味の「作意」は全然感じなかった。船木は、ただ自分が許せる「船木誠勝」像を完遂することにしか興味がないように見えた。船木の意識の中では、観客さえ舞台の背景に過ぎない。船木が闘っている相手は、船木自身の「美学」に他ならない。船木美学的にカッコ悪いことをやる自分を、船木は許せない。
(略)
・・・よくできたハリウッド映画は、すべてのシーンに意味があり無駄な台詞はひとつもない。安心して観られるし、起こる事件のすべてが説明できる明朗会計だ。それは、カズ・ハヤシ的プロレスの目指すところだ。

船木さんの感情はちゃんと提示されない(する気さえない)。ただ黙々と船木のプロレスを遂行する。だから船木さんの感情は、船木さんの行動から観客が推測するしかない。推測だけで説明がつく保証もなく、ハッピーエンドの可能性もあんまり高くない。実はこれ、すぐれたドキュメンタリーを観るときに感じるスリルだ。

船木のプロレスを見たときに感じる異物感とその魅力を、あますところなく指摘していて興味深い。


この指摘も深く、鋭く、そして笑える(笑)
http://d.hatena.ne.jp/Nakamyura/20090920#p1

・・・船木さんはプロレス復帰を果たし、ドサにも参加することを表明した。「それをやらなきゃプロレスラーじゃないでしょ」とまで言い切った。だけどたぶん船木さんには「ドサを見に来る客」は見えていない。見えているのは「ドサで戦う自分」だけだ。まぁそれでこそ船木誠勝なんだけど、でもちょっとだけ「ドサで新しい世界が見えるようになってくれたらいいんだけど」という思いもあったりする。

今度ドラマ化の「深夜食堂」の作者・安倍夜郎氏は広告代理店の関係者らしい(※正確には違ってた。補足あり)。

藤岡真ブログより。
http://www.fujiokashin.com/criticism.html

・・・・・・作者、安倍夜郎さんはマイミクであるとともに、実は同業者。以前何回か書いたけど、仕事の現場ではなんどもすれ違っている。いや、ご一緒しなかったのが奇跡、というくらいすぐ傍にいたのです。共通の友人も数多いし。

藤岡氏が広告代理店に勤め、CMディレクターなどの仕事をしながら、ミステリー作家もかねていることは有名だが、まさかもうひとつの職業である作家の仕事の現場で「すれちがう」こともないだろうから(笑)、消去法で、安倍夜郎氏は広告代理店の関係者であろうと。
たとえばその人がお話づくりだけしているのか、執筆もしているのかなどは分からない。
もう、どこかで周知の情報ならばすいません。
これも、はてなキーワードに入れておこうっと。

ちなみにドラマの公式サイトはまだ全く更新されていないっす
http://www.meshiya.tv/

補足 コメント欄より

藤岡真 『こんにちは。
書き方が悪かったかも知れませんね。安倍さんは某CM会社の企画演出部にいたのです(既に退社)。
しょっちゅう仕事をしていた会社なのに安倍さんとは機会がなく、マイミクになってから互いの立場を知りました。』

鈴木宗男の外務委員長、辻元清美の副大臣就任で、佐藤孝行さんのことを少し思い出してあげてください。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090920/stt0909201806007-n1.htm

副大臣就任に「やだ、やだ、やだ!」 社民ドタバタ劇に民主が溜息 (1/2ページ)
2009.9.20 17:59


 ・・・・・・頑固に「護憲」を掲げる社民党が、鳩山由紀夫首相が率いる連立政権でさっそく足をひっぱり始めた。社民党きっての論客である辻元清美衆院議員の国土交通副大臣起用をめぐっても大混乱。組閣直後に副大臣辞任というハプニングが起きる寸前だった。社民党は衆参12人の小所帯だが、外交・安保政策だけでなく、政権運営面の「火種」となりかねないドタバタぶりに、民主党からは「付き合いきれない」(党幹部)とため息が漏れている。(原川貴郎)

 18日午後、国会内の社民党控室で、辻元氏は国交副大臣就任を駄々っ子のように拒み続けた。

 辻元氏「やだ、やだ、やだ、やだ!」

 阿部知子政審会長 「そんなのダメ。やりなさい!」

 辻元氏「(福島瑞穂)党首が閣議で署名しちゃってるんですよ。もうどうしてくれるんですか、幹事長!」

 混乱は17日夜に始まった。前原誠司国交相から電話で副大臣就任の要請を受けた辻元氏は、社民党国対委員長であることを理由に断り

躍動感のある描写(笑)で、一部で話題になっているが、筋の通り方としては辻元氏のほうが理にかなっているだろう。
というのは、氏は日本国の司法で、有罪が確定した人だからだ。


鈴木宗男。こっちは、まだ有罪確定したわけではないが、朝日新聞にこんな社説が載った。
http://www.asahi.com/paper/editorial20090919.html?ref=any

国会人事―鈴木委員長への疑問

 総選挙を経て、衆院常任委員会の新しい構成が決まった。民主党がおもだった委員長ポストをずらりと占め、巨大議席の威力をみせつけた。中にひとつ、異様な人事があった。鈴木宗男議員の、外務委員長への就任である。

 鈴木氏はかつて自民党に所属し、外務政務次官北海道開発庁長官、内閣官房副長官などをつとめたことのあるベテラン議員だ。02年、あっせん収賄事件で逮捕され、一審で懲役2年の実刑、二審で控訴棄却の判決を受け、最高裁に上告している。

 疑惑が発覚して離党し、逮捕されたあと、新党大地をつくって代表として衆院議員に返り咲き、さきの総選挙でも北海道比例区で当選した。民主党選挙協力し、民主党・無所属クラブという会派に加わっている。今回の委員長就任は、300議席を超すその巨大会派の意向によって可能になった。

 だが、最高裁実刑判決が確定すれば、そのまま刑務所に収監される立場である。議員も失職する。そうした可能性のある人物が国会の要職にふさわしいとは思えない。

 自民党などの野党が「国会の歴史で刑事被告人が役員についた例がない」と反対したのは当然だろう。・・・・(後略)


んで、佐藤孝行という人につながるわけさ。
実は自民党の衰亡の経緯をずっとたどっていくと、この人にたどりつく。1990年代の橋本龍太郎政権というのは、強固な与党基盤に加え、首相自身も相当な個人的人気を誇り(甘いマスクということでおばさまがたに大人気)、ひょっとしたら小選挙区下の自民優位体制をそのまま作ろうかという流れだった。
しかし、安定した人気(支持率)を持っていた橋本政権が大きく支持率を落とすのは、佐藤孝行によってだった。
ウィキペディアの「佐藤孝行」

・・・1997年9月11日発足の第2次橋本内閣改造内閣で、中曽根の強い後押しもあり、総務庁長官として念願の初入閣を果たす。就任記者会見では、「過ぎたるは及ばざるがごとし」[1]と過去の罪状への質問をかわしたが、世論の激しい批判は収まらず、閣外協力をしていた社民党からも辞任要求されることとなり、わずか12日間で辞任した。一方、社民党は閣外協力の立場上、組閣自体は事前に認識していたことから、事前の容認・事後の変心は当然批判された

あっ、社民党の閣外協力時代か!!それは忘れてたよーーー。
で、まあ、ねえ(笑)??
つまり、佐藤孝行総務大臣を12日で辞任したことを以って、「金銭問題での(?)有罪確定者は、入閣資格を失っている」というふうに解釈できるんじゃないか、ってことであります。
辻元氏にとって解散時期が2009年までずれこんでよかったのは、同年2月26日で執行猶予が終了したことで、佐藤氏と同様に、執行猶予があけた状態になれたことだ。ただ、佐藤氏も「執行猶予も空けたんだから許してくれるだろう」と復党し、入閣を目指したんだけどね(笑)。

個人的には、やっぱりそういう基準を貫いて厳しい姿勢を見せたほうが社民党としても、鳩山内閣全体としてもよかったんじゃないかと思う。ぶれてるよ。
またたとえば、西村眞悟(弁護士法違反で有罪)の支持者も、今後の選挙で西村が復活当選し、何かの形で与党側になったとしても、やはり永久に入閣は出来ない、との立場をとるほうがよかろ。


差異を挙げるとしたら、佐藤は有罪を受け入れず、事実としては無罪だと一貫して主張していた。辻元のほうはどうかな。受け入れて反省している?のならいいのかな。



まだむしろ、鈴木氏の委員長就任のほうが「わたしは無罪を主張しているのだから、なんら後ろ暗いことは無い」的な主張だと考えれば筋が通る。ただ、そうすると田中角栄が一身有罪後、政治の世界で活発に活動したとき、新聞が批判していた根拠がだいぶ力を失うけどね(笑)。

こういうとき、筑紫哲也さんがご存命だったらその声を聞きたかったなぁ・・・という気はする(笑)


ただ、論議の筋はどうあれ、実際の政治としては、なんつうか同じ病原菌があっても患者の免疫・体力しだいで元気なままだったり、発病したりが違うのと同様、「XXが問題になったんなら、同じ構造のXXXも問題になるはずじゃない?」というような話はほとんど意味を持ち得ない・・・というのを、ことに小泉時代は散々見てきた。
そうやって、なぜか問題が発生しても人気が落ちない、批判されない政治家を、あの汚れがくっつかないフライパンになぞらえて「テフロン」と呼ぶ。たぶんレーガンに対して、最初にそういうあだながついたはずだ。

さて辻元・鈴木らは鳩山にとっての「汚れ」となるのか。それとも汚れだとしても、鳩山にはくっつかない「テフロン性」をもてるのか。

「官僚・悪の情報操作術」序論・・・「核密約文書が廃棄されたなら、誰がいつそれを命じたかを調査すべき」(金平茂紀)に大賛成。

鳩山政権になる前、小泉構造改革から安倍政権にいたるまで(安倍政権までが「反官僚」的なスタンスに立ち、それなりに真面目に改革を進めていたと思う)の段階から「官僚の抵抗術」に関して、審議会に参加した委員側や、元官僚から具体的な体験談やノウハウを聞くことが多くなった。それをあとでまとめてみたいと思っている。

なにしろ権限自体は間違いなく政治家・大臣・もしくは諮問の委員にあるはずなのに、じゃあどうコントロールしているのよ?というところを聞くと、会社やサークル、格闘技団体にも応用が利くんじゃないか?と思うことしばしば(笑)。

ま、資料も膨大にあるのでとりあえずそれは今後の課題として、それに関連して最近のをふたつ。
■官僚の情報操作能力
http://www.jimbo.tv/commentary/000592.php

・・・ある方針を、その方針のもともとの趣旨よりもずっと厳しいものとして伝えたり、拡大して伝えたりすることで、そのバックラッシュ(悪影響)が出るように仕掛けをして、結果的にその方針に批判が集まり、方針そのものを撤回させるか、もしくは骨抜きにするというのは、なかなか高等戦術に見えます。

恐るべしや、官僚の情報操作能力!

http://www.the-journal.jp/contents/ny_kanehira/2009/09/post_36.html

・・・・・・もし、核密約文書破棄が証明されるのであれば、次のことがらが明らかにされなければならない。外務省内でいつ(2001年の○月○日、何時頃に)、いったい誰の発議によって「核密約」関連文書の破棄が命じられたのか? それに先立ち、何らかの合議があったのか? 破棄を命じたその人物の肩書はどのようなものか? その時のその人物の具体的な言い方はどのようなものだったのか? 「破棄してください」? 「適当に処理、お願いします」? 「始末してください」? その破棄作業を実際に行った人物は誰か? どのように行われたのか? 焼却? 水に溶かした? シュレッダー? それは外務省内外のどの場所で行われたのか? 破棄の事実は外務省内のどの範囲の人々が知っていたのか? 

その上の部分、西山記者の取材活動についての意見は、日垣隆が「秘密とウソと報道」で書いたように全く別種の問題なはずだ、と思うが、引用部分は全面的に賛成。

秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)

秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)

外務官僚が「文書は破棄された」となった時には、「それはいつ、どこで、だれが?」とさらに進めることが肝要だ。


ちなみに、全く同様のことが1995年の「オウム真理教・TBSビデオ問題」でもなされるべきだったと思うのだが(笑)、金平氏が当事者でもないと思うのでそれ以上はつっこまない(もし当事者だったらツッコみ権留保)。

官僚・悪の情報操作術序論2 参考文献(になるかもしれないもの)

道路の権力 (文春文庫)

道路の権力 (文春文庫)

道路の決着 (文春文庫)

道路の決着 (文春文庫)

権力の道化

権力の道化

霞が関の逆襲

霞が関の逆襲

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

官僚との死闘七〇〇日

官僚との死闘七〇〇日

経済財政諮問会議の戦い

経済財政諮問会議の戦い


こうやって見ると、今出ている有名な「官僚組織論」はやっぱり小泉・安倍時代(竹中時代?)がテーマになっているものが多い。

結果的に知名度UP?した「マンガノゲンバ」、なんと10月5日は藤田和日郎だよ。よりによって・・・。

http://www.nhk.or.jp/genba/next/next.html

■10月5日(月) 00:20-00:59[日曜深夜/BS2]
■10月10日(土) 00:50-01:29[金曜深夜/BShi]
藤田和日郎スペシャ

 現在連載中の『月光条例』の創作の裏側、名作として今も愛読するファンの多い『うしおととら』『からくりサーカス』にこめた熱い想いを大いに語っていただく。


月光条例』は、「シンデレラ」「一寸法師」など古今東西の‘お伽話’がモチーフ。主人公が元の話からはなれて勝手に行動、物語の世界を破壊し始める。それを正義感あふれる少年が四苦八苦してもとに戻していく物語。話の決まっている古典を取り入れている分、逆にキャラクターの創り方や絵柄には様々な工夫が必要という。


藤田さんの作品には、一貫して「弱気に負けない、まっすぐな心」「前に進む勇気」「生きていればチャンスがある」というメッセージが込められている。その根底にあるのは、「子どもから大人になっていく途中に出合う少年漫画は彼らの人格形成に大きな影響を与える」という思いである。

伝説の
「ここの背景は『ダーッッツって感じ』で!!」
「おれは『ものすげえ絵を』っていったろ!もっと『すっごく』描けよ!」


といったアシスタントさんへの指示や


「ファンレターをもらえれば、原稿料なんていらないですねっ!」
「少年犯罪が多いのは、(正しい心を漫画で伝えられない)俺たちのせいだよ!!」

といった熱血語録が聞けるか?
聞けなかったらスタッフさん、ヤラセをさせてください(笑)