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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

岡見勇信のUFC、あと数日後に迫る


http://blog.olga.to/gcm_info/

「やるべきことはすべてやりました。
体調も万全です。
勝利を手にして日本人の強さを見せつけてきます!」
岡見勇信

がんばってください。
ファイト&ライフで岡見にフィジカルトレーナーがついた、という記事が載っていたのだが、そのトレーナーに言わせると彼のウエイトは我流で鍛えるべきところをほとんど鍛えていなかったそうな。
そのトレーナーは長期計画タイプで「数ヶ月で結果を出せなんていうほうがおかしい」ともいっているが、本人は極めが強くなったとか腰が重くなったと言っている。


今回は格闘技の話題はごく簡単でした。

ブルーザー・ブロディ評伝の発売は如何?

書店には無いのでまだかなーと思っていたら

http://sadironman.seesaa.net/
の左には画像があるな。

ただ「私の」というのがタイトルに入っているが…うーん、ブロディのような複雑、多面でしかも毀誉褒貶(ビジネス面で)はげしい人物は、もっと柳澤健のような容赦ない取材の人のほうが期待できそうだけどね。
もともとブロディ自身も「家ではまったく別のよき夫、よき父親だが、リングに上がればキングコングになる」とかいうてたし。
でもこれ、内容見ないでの感想なので、やっぱりすごいいい本かもしれない。
つうかほんとに発売されてるのかしら。

ミルコの対戦相手にこの人を推薦

その悲しきアイアンマン最新エントリによると
http://sadironman.seesaa.net/article/87449462.html
との話である。これも慣れっこになっちゃったが、ここで決まってないって十分「ズンドコ興行」呼ばわりされても仕方ないような。


さて、「まだ だれが相手か決まらない 男
略してマダオことミルコ・クロコップさんですが、いま俺、テキトーに相手を思いつきましたよ。

中尾”KISS”なんとか。

下の名前忘れた上に、検索すれば一発でわかるのにめんどくさいからしません。
でもどうせ今回は相手はやられ役として必要なんであって、でビザだなんだの手続きもいらないし、そのへんに住んでるだろうしで簡単でしょ。
理由はそんだけ。
【補遺】
一番上にある情報が、このあと飛び込んできました

コソボ独立とその関連「小沢一郎はユーゴ空爆作戦(1999)を容認するか?」

コソボ共和国」の独立宣言を受けてじゃないが、遅ればせにこの議論を紹介します。
というのは例によってもうすぐ次号の発売で目に触れる機会が減るだろうからだ。

発売中の諸君!3月号の巻頭論文で佐瀬昌盛が書いていたのかな。
http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/

小沢一郎が給油特別措置法の継続反対の論拠にしていた「軍事活動は国連の決定が無いと日本は支持、協力できない」という議論に関係して

「それならば、NATO軍によるコソボおよびユーゴ全土への空爆活動はどうなのか。あれを小沢一郎はどう評価しているのか」
と問うている。佐瀬氏によると、彼の調べた範囲では当時も今も、まったく彼がこの件に言及した例は無かったそうだ。
興味あるから、定例記者会見とかでだれか聞いてくれないかな。
案外最前線の記者は、論壇誌なんか読んで考えたりする暇もないかな。

実は民主党記者クラブや記者会見は公開されている(by上杉隆)

いやいや、実は小沢番記者さんたちに責任転嫁するわけにもいかないかもしれない。
実はですね、「SIGHT」という雑誌がある。
たしか藤原帰一責任編集かなんかで、ロッキンオンと関係あるような無いよな雑誌。リベラル系の論壇誌をつくろうという動きのひとつみたいだ。

それで…今売ってるやつかな?それに上杉隆がインタビューで出ていたのだがおおよそこんな風に言っていた。


「実は民主党(の記者クラブ?だか記者会見?)は公開されていて、大手マスコミ以外でも入って情報を得ることができる。ただしそれをどこのメディアも宣伝しないから、みんな知らないだけ。やろうと思えばできるんだ」(大意)


ほんとうかねえ。
だとしたら小沢や鳩山兄、菅直人らの会見とかも出られるのかしら。少なくともリリースぐらいはもらえるのか。
もしたとえばブロガーにでも開かれているなら、定年退職後に政治の季節よ再び、と燃える団塊ブロガーなり、時間はありますよ何でも見てやろうという大学生ブロガーなりにも朗報じゃん。
こんなの、ほんとは民主党に確認してから書きゃあいいだけなんだが、上からの流れで思い出したんでそのへんは手抜きです。
興味あるひとは調べてみなよ。

【補足】コメント欄より雑誌の性格判明。

「SIGHT」はロッキング・オン社の社長である渋谷陽一責任編集です。
ロッキング・オンジャパン増刊という形でロッキング・オンが出してる季刊誌

「ゼロ年代の想像力」浅羽通明、よつばとの話が出ていた

ついでだから今日はA5判形雑誌の話題でまとめてみましょうか。
この前、図書館でSFマガジン、そして宇野常寛氏の連載評論第6回目を読んでみました。


なぜ読んだのかというと、
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080206#p8

で、そこから派生した浅羽通明による東浩紀批判を紹介し、ちょっと反響があったからその大もとになっているゼロ年代を読もうと思ったわけです。

そしたら、いきなり浅羽通明の名前を宇野氏は文中に出していて、おやおや偶然かいなと思ったしだいです。



まず、はじめに謝っておきますが、これから相当うろ覚えで書きます。もう少し何度か読み直したかったってのも正直あるし、それにまだ「6回目」だから図書館のBNを繰れば最初から読めたかもしれない。浅羽通明の話が出てくるのが、以前からの流れからの必然だったらかんべん。
(読み直して修正するかもしれません)
そうとう自己流の解釈を交えてるだろうな、たぶん。


宇野氏はたしか、おおよそこんなことを言っていた。

・10年ほど前、さまよえる、アイデンティティを確立できない若者に生き方を説く二つの流れがあった。


・ひとつは浅羽や大月隆寛で、彼らは成熟すべし、と説いた。
そえは大人として、という従来のものと一味違い「仮に大人じゃなくても、プロとして、仕事人として成熟すればいいだろ」と説く、新しいものだった。そしてそれは、そのために知を養う方法をも教える「新・教養主義」だった。



・それに対して宮台真司が「まったり生きよ」と説いた。


・結果的に浅羽や大月の説く流れは当時敗れた。それは、その時代から不況がますます進み、年功序列的な労使慣行も縮小し、働くことで成熟にたどり着くような安定した環境じゃなくなっているからだ。


・しかし今「決断主義」の流れがくる中、浅羽的なやり方の有効性は復活している。浅羽のやり方で面白いのは、「とにかく、やれ!」とは言わず「やるときはこういう道があるよ」と提示して、あとはやる気になる(成熟する)のを待つ、その道筋だけを紹介するやり方だ。これが新・教養主義である


・それに似た感じで、実は新・教養主義(「決断主義」?)といえるのは、実は「よつばと!」のとーちゃんである。なぜかというと…



うーん、記憶だよりに再現・再構成したら相当浅羽氏に甘くなっちゃったかな。まさか浅羽が東を批判したのでそのお礼に浅羽を評価、みたいな論壇バランスも無いだろうし(時期的に間に合わないだろうし)、まあこの要約はマユにツバつけて読んでください。


さて、なんでよつばと!決断主義がつながるか。
実は今、うろ覚えでエントリを書いているのは「さて次の企画は」の最新エントリがこれだからだ。

2008-02-28■[日常]「ゼロ年代の想像力」関連の雑談とか、ちりとてちん完全版DVDの話とか
http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20080228/1204123003

ここに宇野氏の文章があるので孫引きしよう。

・・・・説教臭くなりがちなこの種の作品の中で『よつばと!』に具体的なメッセージはほぼ登場しない。かわりに存在するのは、子供の自律へ向かう力に対する圧倒的な信頼であり、その信頼し得る環境を維持するための注力である。よつばに自身の価値観をまったく伝えず、その代わりにことあるごとに子供をさまざまな環境下に連れ出すよつばの養父の立場こそ、まさしく新・教養主義的である、と言えるだろう・・・


さて、ぼかあ「よつばと!」のこの構造をこう深読みはせず、もっと表層的で単純な見方をしているので実はこのとーちゃんの教育?についても評価の着地点はちがうんだけどね。
そのへんはこっちも壮大な予告編であります。当道場本舗300万ヒット達成時の企画をお楽しみに、とでも言っておこうか。(※註:本気でお楽しみにしてはいけない)


まあまあ、それはともかく、
宇野氏の言葉を知るには「決断主義」という言葉をもう一度、イチから理解する必要も出てきそうだ。
この言葉を知ったのがやっぱり上のブログで、その検索結果が…おっと、これでURLを記すと手当たりしだいにTBがいってしまう。hを抜こう。

あとで許可を頂きTBを送る。

「さて次の企画は」内の「決断主義」検索結果
http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/searchdiary?word=%B7%E8%C3%C7%BC%E7%B5%C1&type=detail


プラス、つーかあれだ、もう「決断主義」ではてなキーワードを作ってしまえ。
作ったぞオラ。内容はまったく伴っていない、単にはてな内を探しやすくするためだけの作成だがな。

「ゲーム界のナポレオン」久夛良木健が世界を掴み、世界を失うまで(美学vs実利)

まとめてこっちの紹介も。
http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20080223/1203721444

あたくし、ゲーム専門機というのに縁がありません。
ので、久夛良木健さんはいまだに「なまえがよめないよ・けん」というふうな読み仮名で把握しているのですが(笑)、この人がプレステをあれこれと陣頭指揮し、一時は世界を制覇し、


「なぜソニーはゲーム業界で勝利したのか」「ソニーに学べ」


みたいな本が山積みになっていた時代を覚えています。
そしたら知らないうちに、プレステ3ってのが失敗の代名詞みたいになってる現状があって、おまけに任天堂がまた世界的に大ヒットして


「なぜ任天堂はゲーム業界で復活したのか」「任天堂に学べ」


みたいな本が以下略。

しかしまあ、そういう人だから、題名にとったようにいわばナポレオン、彗星のように現れ、誰もがうらやむ地位に上り詰め、世界を制覇したかに見えたが、最後は敗れて去っていく・・・・という人なんだろうなあと思っていたが、なんかこの紹介を見るとどうも違うようだ。エントリのタイトルを裏切ってしまいすまん。


「征服者」である面は見立てどおりだが、どうも彼はだね、ナポレオンのように軍人・皇帝として世界征服の夢を見たというより、どうも成原成幸やドクター・マシリトのように「マッドサイエンティスト」として世界征服の事業に乗り出したっぽいのだ(笑)。

また、この部分を上のサイトから孫引きさせてもらいます。

サーバは衛星軌道がいいか

PS2開発もおおよそ終わった一九九九年前後のことである。

技術チームを集めたブレインストーミングの席上で、久夛良木がこんなことを言い始めた。

「世界中のPS3かPS4から、一つのサーバーにアクセスさせるとすれば、どこに置くのがいいだろうか。

等距離とすると、衛星軌道か?」

参加するエンジニアは、半ば驚きながら、このように答えたという。

「いや、むしろ月面でしょう。衛星軌道じゃあ、放熱の問題が大変ですから」

やっぱりグラナダ?」


ああ、なんかデジャヴを感じるなーーと思ったら、なんだこれリアル企画七課だよ(わかる人だけついてきな)。


なまえよめないよさんも、また一人の「手段のために目的を選ばなかった男」なのだろうか。