まとめてこっちの紹介も。
http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20080223/1203721444
あたくし、ゲーム専門機というのに縁がありません。
ので、久夛良木健さんはいまだに「なまえがよめないよ・けん」というふうな読み仮名で把握しているのですが(笑)、この人がプレステをあれこれと陣頭指揮し、一時は世界を制覇し、
みたいな本が山積みになっていた時代を覚えています。
そしたら知らないうちに、プレステ3ってのが失敗の代名詞みたいになってる現状があって、おまけに任天堂がまた世界的に大ヒットして
みたいな本が以下略。
しかしまあ、そういう人だから、題名にとったようにいわばナポレオン、彗星のように現れ、誰もがうらやむ地位に上り詰め、世界を制覇したかに見えたが、最後は敗れて去っていく・・・・という人なんだろうなあと思っていたが、なんかこの紹介を見るとどうも違うようだ。エントリのタイトルを裏切ってしまいすまん。
「征服者」である面は見立てどおりだが、どうも彼はだね、ナポレオンのように軍人・皇帝として世界征服の夢を見たというより、どうも成原成幸やドクター・マシリトのように「マッドサイエンティスト」として世界征服の事業に乗り出したっぽいのだ(笑)。
また、この部分を上のサイトから孫引きさせてもらいます。
「サーバは衛星軌道がいいか」
PS2開発もおおよそ終わった一九九九年前後のことである。
技術チームを集めたブレインストーミングの席上で、久夛良木がこんなことを言い始めた。
「世界中のPS3かPS4から、一つのサーバーにアクセスさせるとすれば、どこに置くのがいいだろうか。
等距離とすると、衛星軌道か?」
参加するエンジニアは、半ば驚きながら、このように答えたという。
「いや、むしろ月面でしょう。衛星軌道じゃあ、放熱の問題が大変ですから」
「やっぱりグラナダ?」
ああ、なんかデジャヴを感じるなーーと思ったら、なんだこれリアル企画七課だよ(わかる人だけついてきな)。
なまえよめないよさんも、また一人の「手段のために目的を選ばなかった男」なのだろうか。