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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【重要】「プロレススーパースター列伝/カール・ゴッチ編」を電子書籍で購入したい場合の注意点について。

この問題は重要かつ調査中なのであるが、まあ聞いてくれ。
このブログの読者なら「プロレススーパースター列伝」について書き手が並々ならぬリスペクトと思い入れがあることは知っておりましょう。


と同時にこの作品は、近年……これに限らず梶原一騎原作作品は、いくつかのシリーズが同様の販売戦略をとっているのだが…、一冊数十円レベルのかなり低額な電子書籍として販売されています。

もちろんよくあるパターンとして、 1、2巻ほど無料、その後有料になり最終巻は数百円、均すと一巻あたり80〜300円ぐらいになる、なんてパターンもあるんだけどプロレススーパースター列伝はおしなべてこの低価格販売路線を取られているようだ。
そして、ほかの梶原一騎作品も……

この話は何度も書いた。

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※売られているのは、このリンク先のものだけではない。後述

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※「男の星座」も、要はプロレススーパースター列伝 と同じように2022年に新規参入があったようだ。(この記事の下と同じ状況、ということ。リンク先でもそれに沿って増補した)



だが!!
ここで申し上げるが、日本では「往年のマンガ」を数十円レベルの低価格で売る戦略を取っているブランドがいくつかあるようなのだ。

自分は電子書籍・出版販売業界のことをほとんど知らないのでこれは自分の目撃範囲だけ申し上げるが…

電書バト
グループ・ゼロ
ゴマブックス


……なんてところがその大手市場らしい。

その中でも「プロレススーパースター列伝」は、やはり原作者・作画者、そしてプロレスという題材や80年代の少年サンデーという掲載誌からみて、大物級の作品なのだろう。

「グループ・ゼロ」
ゴマブックス

この両方のバージョンが出ている。


そして書誌的に見ると、
グループゼロはまず、2014年に同作品の電子書籍をリリース。
その後2016年に「デジタルリマスター版」を発売。個人的に言うと自分が電子書籍として持っているのはこのバージョン。

ゴマブックスは新たに参入し、2022年に電子書籍が販売された。




だけどですね、 ここからが重要。

プロレススーパースター列伝には長らく幻だった「カール・ゴッチ編」という比較的短いシリーズがあり、これは小学館のコミックスでは発売とならなかった。

プロレススーパースター列伝 カール・ゴッチ

小学館のシリーズは、そもそも発表順にコミックになったのではないのだ。少し前後を入れ替えて、小学館版ではブッチャー、ハンセン、マスカラス……という順番になっているが、これは連載の順番とは違っている。

しかしその後講談社で漫画文庫としてこの作品が復刊した時、何巻だったかな?別の作品とうまくすり合わせて、ゴッチ編が収録されたのでありました。

ファンのいかに喜んだことか …
逝去されたことでその人生に再度注目が集まる、アントニオ猪木の恩師だからね(しかし、その後の2人の人生は複雑な交錯を重ねる…)

プロレススーパースター列伝 ゴッチ編

そして!!
このカール・ゴッチ編は!!


講談社漫画文庫や「グループ・ゼロ」2014年版の電子書籍など、一部には収録されていたが!
現在ふつうにリリースされているグループゼロのデジタルリマスター版、そしてゴマブックス版では未収録なのです!!!!(だよね?)



このことに後で気付いた自分は大あわて。
なぜなら、今、「電子書籍で購入し直して、古い紙版の書籍は売っぱらったり人にあげたりする」というやり方で蔵書のスリム化を目指している自分は、この カールゴッチ編が収録されている講談社文庫を、誰かにあげちゃった(笑)。誰にだっけだろうか…


というか!!古本、アマゾン販売では5000円近いよ!!!!



ぐぬぬぬぬ。



しかし、個人の損得を云々しているわけではないっ。

この「プロレスリングの神様」の半生をコミック化した作品が今、読者諸氏の目に触れないのは、まさに文化の損失であり、一体全体どうしたの、ということであるのです。


やはり複雑な権利問題が……?


いやところが!!!
さらに続報がある。

先ほど話したように例外的に2014年の「グループ・ゼロ」版電子書籍も一応販売されているし、また今現在…2022年11月現在においては、 Amazon Kindle Unlimited  に収録されているのです!!

つまり Kindle Unlimited に入ってる人間は、普通にここ数年で、電子書籍の形式で「プロレススーパースター列伝」を買い求めた読者では読めない「カールゴッチ編」を読むことができるようなのです。

そして、そうでない人は、

を購入することで、カール・ゴッチ編をそろえ、コンプリートするkとができるんです。



これ実はこちらで推測しているのは、楽観的な予想と悲観的な予想ふたつがある。

こういうこと。

【楽観的予想】
結局こういう電子書籍出版社の多くは、特別な編集をいろいろ苦労してやっているわけではない。基本的には最初の、紙で出版した出版社の形式データをそのままをもらって電子化している。

今カールゴッチ編がないのは、おそらく小学館編集版のデータをそのまんま使い回してるから。2014年の出版電子書籍にカールゴッチ品があるのは、この底本が講談社漫画文庫で、あまり考えずに田酒月日かしたらそれも付いているバージョンだった、というだけではないか?

ゴマブックスや、グループゼロが気づけば「あ、そういえばこのバージョンではカール・ゴッチ編が未収録、うちでは出してないことになるね。それも出版すれば美味しいビジネスになるかもね」…と、これからkindle版の個別販売の「カール・ゴッチ編」が、出版されるかもしれない。

【悲観的予想】
やはりこのカール・ゴッチ版が発売されてないのは、何やら裏話として様々な権利問題のややこしさやトラブルなどが発生していたためなのかもしれない。

そして講談社文庫版や2014年のグループゼロ版でこの作品が収録されたのは、その時だけいろいろ話がうまく進み、そのトラブルが解消されたからではないか?しかしその後トラブルが再燃し、やっぱりこの作品はお蔵入り、となったのかもない。


でもなぜ2014年版、そしてそれを収録した Kindle Unlimited では今でも読めるのか?
ひtっとして…Kindle Unlimited 収録契約、手続きが終わった後にトラブルが再燃し、2016年のグループ・ゼロの「デジタルリマスター」再販、ゴマブックスからの発売ではカールゴッチの収録はできなかった。 2014年版、Kindle Unlimited 収録回は、そのトラブル前なので今でも治外法権的に読むことができる…といった理由かもしれない。


それはこの辺の複雑な過程、「やっぱりお蔵入りにしようず」を、 2014年版の配信停止、Kindle Unlimited での配信停止という措置を遡って行わなければいけない、ということに気付かず、うっかりスルーしちゃった、のかもしれない。


だからこの問題が、こうやってブログに書かれたりすることで注目されたら…いかにここが人目につかない辺境とはいえ……「あ、やべやべ、カール・ゴッチ編だけはまずいんだった!」となって、あすにも販売や、 Kindle Unlimited での公開が停止されるかもしれない。

そこは何とも分からない。
ただ自分にできるのは、今現在の「プロレススーパースター列伝 カール・ゴッチ編」の置かれた状況はこうだよ、とお伝えするのである。

今後状況が、良い方向に行くことを願ってやみません。

(了)


おさらい 2022年現在、電子書籍プロレススーパースター列伝」は複数のバージョンが発売されている。

ゴマブックス「新装版」
どうも一般的にいえば、ゴマブックスのほうが2022年現在はお安い。これはほかのシリーズでもその様子…


グループ・ゼロ「デジタル・リマスター版」



そして、上の2バージョンでは未収録の「カール・ゴッチ編」が収録されているのが、グループ・ゼロがデジタルリマスター版を出す前のバージョンの「5巻」…であるよ、ということ。

くま版のヤン・ウェンリー…?最高の知性と戦略を誇る、令和の知将ヒグマ「OSO18」をNHKが特集


「OSO(オソ)18 〜ある“怪物ヒグマ”の記録〜」

初回放送日: 2022年11月26日

北海道に“怪物”と恐れられるヒグマがいる。この4年で65頭の牛を襲い、31頭を殺した。高い知能を持ち、捕獲対策をすべて回避。明確な目撃情報すらない。ヒグマは、最初の被害地域と足跡の幅から「OSO(オソ)18」と名づけられた。番組では捕獲に挑むハンターたちに密着し、OSO18が生まれた背景を探る。浮かび上がったのは、現代の人間の生き方や自然との関わり方が深く影響しているという事実だった。語り・國村隼

11月26日(土)午後10:00 ほか 放送予定へ

www.nhk.jp


くまは、ただでさえ最高のフィジカルとパワー、スピードを誇る。そこに「知性の神」が加勢したら…くまフェニックス、ではないか



PRIDEの「高田延彦vsアレクサンダー大塚」…臼田勝美も「なんだ、これ」と思ったそうな

Dropkickで、臼田勝美インタビューってのを連続で掲載している。うち第三弾が、この前UPされた。

バトラーツといえば、初期のPRIDEに大きな足跡を残した団体、ということもできる。
そこから団体自体も発展して、両国国技館での大会も実現させた………(観に行ってる)、だが同時に、多くの光と影も残した。

そのうち、今では大きな「影」になったと言っていい試合がある…それが、PRIDEの「高田延彦vsアレクサンダー大塚」。

マルコ・ファスに大金星を挙げて「飛ぶ鳥を落とす勢い」のアレクが、PRIDEでは振るわない高田延彦と「PRIDEルール」「総合格闘技」で戦ったはずなのに……

――(略)PRIDEでいえば、アレクさんと高田(延彦)さんとの試合ってどう思いました? シュートでマルコ・ファスに勝って名を上げたのに。高田さんと不思議な試合をやったことで……。

臼田 たぶんアレクの中では高田さんとPRIDEという大舞台で対戦できるだけでいいと思ったんじゃないですかね。そんな深く考えてないと思います。俺の名前がもっと上がるくらいな感じなんじゃないのかなと思うんすけどね。

――言葉はきついですけど、ボクはあの試合で汚れちゃったなって思っちゃったんですね。

臼田 すごい深い部分を見る人だったら、あの試合を見て、もうアレクの出るPRIDEの試合なんかはもう見ないって思うかもしれないですね。俺も一応、あの試合はセコンドに付いてたのか、会場で見てたのかは、記憶が定かじゃないんですけど。俺も試合を見てて「なんだ、これ」って思いましたね。

――アレクさんが試合中に高田さんに「(プロレスラーとして)目を覚ませ!」と吠えたり、プロレス技の攻防もあったりしたんですけど。そんなに深く考えないアレクさんが自発的にやるのかなって。

臼田 まあ、思い当たる人物はいますね(苦笑)。

――その人と仲の良かったボクの師匠(山口日昇)も一枚噛んでるんじゃないかって見てるんですけど(笑)。

臼田 でも、誰かにそう言われて、そのとおりにやっちゃうアレクもバカっちゃあ、バカなんですけどね。(略)……もし入れ知恵されたとして「どうなんの?」って疑問に思うんじゃなくって、逆に「盛り上がるんじゃないのかな」みたいなポジティブシンキングですよね。でも、あんなこと…(後略)

ch.nicovideo.jp


そうそう、……内容がなんか「格闘技に拘っているから、MMAでものびのび戦えない高田に、アレクが『プロレスラーとしての誇りこそが必要だ!目を覚ませ!』と煽って激励する。その情熱に応えて、高田のプロレス魂がよみがえり、プロレス的な技の応酬の結果、高田が勝利する」……という、なんというか、「理屈、文脈、ドラマ的な展開」の上滑り感があったんだよねー。


ここにブレーン的な人間が、そういう”ストーリー”を組み立てたのでは?というと、かなり合点が行く。
ただ、PRIDEの場合、試合は競技でなければならないという制約があり・・・・・・・・・ぶっちゃけ、今、PRIDE周辺の人たちが高田vsアレクを語りたがるか?話を避けようとするか?という点で、いろんな意味で自明かと思う。


そんな証言を、臼田勝美がしたというのを、記録に残しておくべきだろう。


毎日新聞のマスク氏「twitter」社説

マスク氏のツイッター 公共財の破壊につながる

注目の連載  オピニオン

朝刊政治面
毎日新聞 2022/11/23 東京朝刊 English version 849文字

 民主社会を支える公共財の破壊につながりかねない。

 イーロン・マスク氏に買収されたツイッターが迷走している。象徴的なのは、トランプ前米大統領のアカウントを復活させたことだ。昨年1月の米連邦議会議事堂襲撃を巡り、暴力を扇動しかねないとして「永久凍結」していた。

 利用者にネット投票で復活の是非を尋ねたところ、賛成51・8%、反対48・2%という結果だった。僅差にもかかわらず、マスク氏は「民の声は神の声」と述べて復活を正当化している。


 だが、こうした決め方には疑問がある。

 そもそも凍結はツイッター自身が決めたものだ。言論空間から利用者を排除する重い判断だった。覆すのであれば、公正な基準に基づき、十分に議論するのが筋だ。

 マスク氏は、投稿管理のあり方を話し合う評議会を設けるまで重要な決定は行わない考えを示していた。そうしたプロセスを経た形跡は見られず、説明も不十分だ。


 言論の自由は守られなければならない。ただ、他者を傷つけるような差別的な発言や暴力や憎悪をあおる言動まで許せば、公共の利益に反する。

 ツイッターを「無法状態の地獄絵図にはしない」と説明していたのはマスク氏だ。だが英米に拠点を置くNGO(非政府組織)は、買収後に人種差別的な表現が3倍になったと指摘する。投稿監視機能が低下しているのではないか。


 ネット交流サービス(SNS)には、利用者に都合の良い情報ばかりが集まる傾向がある。偽情報が社会の分断を招いたとの批判も根強い。

 このため事業者は人員を増やして投稿チェックの体制を強化してきた。それで利益が減ったとしても、民主社会を守るうえで不可欠なコストといえる。


 しかし、マスク氏は収益改善のために大規模なリストラを断行した。残った人材にも「長時間労働か退社か」の選択を突きつけ、社員は買収前の3分の1程度に激減したと報じられている。

 このままではサービスの質を保てない。ツイッターは重要な社会インフラになった。マスク氏はそうした自覚を持つべきだ。自由と無法をはき違えてはならない。

mainichi.jp

「アオアシ」BS1で再放送開始 W杯に合わせて


www.nhk.jp


11月25日(金)午後9:00 ほか 放送予定へ
※別タブで開きます
(1)「ファーストタッチ
初回放送日: 2022年4月9日

愛媛に暮らす中学生・青井葦人(アシト)は、弱小サッカー部のエース。中学最後の県大会、アシトの活躍によりチームはベスト4へと迫るが、相手チームのゴールキーパーによる挑発に激昂したアシトはレッドカードをもらい、退場になってしまう。試合に敗れ、悔しさをぶつけるように海辺を走り込んでいたアシトのもとへ、Jリーグ・東京シティ・エスペリオンFCの育成組織、ユースチームの監督だと名乗る男・福田達也が現れる。

© 小林有吾小学館/「アオアシ」製作委員会
11月25日(金)午後9:25 ほか 放送予定へ
※別タブで開きます
(2)「東京シティ・エスペリオン」
初回放送日: 2022年4月16日

福田からエスペリオンユースの入団試験<セレクション>を受けに来いと誘われたアシトは、兄である瞬の後押しで単身東京へ。エスペリオンのサッカー施設の充実ぶりに驚くアシトは、福田の義理の妹・一条花と出会い、会場へと案内される。輝かしい経歴を誇る総勢86名の受験生が集まる中で何の実績も持たないアシトだったが、緊張に手を震わせつつも「この中でサッカーができる」という高揚感を胸にセレクションへ臨む。

© 小林有吾小学館/「アオアシ」製作委員会

「ハルク・ホーガンをパワーボムで投げた人間は、アンドレをボディスラムで投げた人間より少ない」説

そんなこと、どうやって確認するんだよ!!
 
それはわかんねぇけど、まあこうやって動画でその”一覧”を見ると、たしかにスターのリストでもある。

ホーガンも、けっこうハードなバンプを取るタイプだったのだろうか?


「ジャイアントキリング」260話まで無料公開中(蒼のアインツ、も11話まで無料)

この作品名が、一般的な用語の中に埋もれてしまうとは……



comic-days.com


260 話まで公開とは太っ腹、と思うだろうが、そもそも今現在600話を超えて続いているのだ、これが。シーズン終わってないし。


残念なのは、独立したエピソードとして最高級のクオリティを誇った
『達海、「現役復帰」を宣言し、チームの練習試合に出場』の話は、この無料公開のほぼ直後(288話以降)だったということ。
巻数でいうと30巻。

かつて天才と呼ばれ、惜しまれつつ去ったETUの星。達海(たつみ)、まさかの現役復帰宣言。その足は再び、奇跡を見せるのか――? 浦和(うらわ)との戦いに敗れ、公式戦で3連敗を喫してしまったETU。達海は全く動こうとせず、だが静かに燃える眼差しでその敗戦を見守っていた――。翌日、選手たちの前でなされた重大発表。自身の「現役復帰」によって達海は新たなる問いを突きつける!

shintaro-hato.com
toldo13.hatenablog.com

自分もここで紹介してたな
m-dojo.hatenadiary.com


まあ、260話を無料で読んで、おもしろかったらこの挿話に進むのもよし。




蒼のアインツ。今存在を知った。
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