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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ボクシング含め「強豪国の移動」について。サッカーも野球もゴルフも…

井上尚弥の試合紹介記事(https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2024/05/06/015303)とは別枠で、少しこの話をしておきたい

…6戦連続で日本国内でのタイトルマッチを行っている井上について「ナオヤ・イノウエは偉大さを証明するために、米国で試合をする必要があるのか?」と問われたポーター氏は、「彼がいわゆるボクシング界で、世界最高のスターになりたいならこっち(米国)での試合が必要だ」と断言。そして、「ボクシングでは海を渡り、米国に来て、米国人を倒して、ファンに注目してもらわなければならないんだ」と指摘したのである。

 井上に対する米国参戦を求める声は以前からあった。そうしたなかで、世界王者から新たに飛んだ意見はSNSで反響が拡大。反発する声があった一方で、「イノウエは逃げている」といったような異論も噴出した。

 そうした論争に意図せず巻き込まれた“怪物”も黙ってはいなかった。自身のXを更新した井上は、「アメリカに来て試合をしろと言うコメントに?????」と強調。そして、「今や軽量級の本場はここ日本にある。試合が見たいのなら日本に来ればいい。日本のマーケット以上の物がアメリカにあるのなら喜んで行く。それだけの価値がここ日本にはある」と反論をした。
news.yahoo.co.jp


いや実際に、6日はリーチ状態の「日本選手の四団体バンタム級独占」がロンかツモるか、なわけでさ。

…元K-1世界王者の武居は21年3月にボクシングデビューすると、8勝(8KO)の連続KO勝ちを続けてきた。K-1とボクシングで世界王者になれば日本初の偉業。デビューから全勝全KOで世界戴冠すれば、17年5月にWBC世界フライ級王座に就いた比嘉大吾(13試合)以来、日本人2人目の快挙だ。
(略)
 対する王者マロニーは20年10月に米ラスベガスで井上に世界挑戦し、7回KO負け。21年8月に再起すると、井上が返上したWBO世界バンタム級王座を23年5月に獲得した。今年1月に初防衛成功。世界的モンスターに敗れたとはいえ、ハイレベルな実力を持つ再起後6連勝中の実力者だ。対峙した武居は「すごく良い目をしていた。こっちも負けてらんないなと思った」と印象を述べた。

 同興行では、井上の弟のWBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。同級は4日に西田凌佑(六島)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ちし、IBF王座奪取に成功。日本ジム所属選手99人目の世界王者になった。WBC王座には中谷潤人(M.T)が君臨しており、武居が勝てば全4つのベルトを日本人が独占することになる。

K-1サイキョ、の証明なるか、でもある。

いやしかし、近年ここまで、ボクシングの強豪国になったの、なに?? MMAではちっとも強豪国に躍り出ることがないままなのに!!


そのへんが、わからないのである。
たまたま偶然、強い人間がそろった。
ひとりのヒーローや一時のブームに触発され、才能ある人間が集った。
そこで金も稼げるようになり、大きなイベントも生まれて…の好循環があった。
カリスマ指導者が来て、効果的な練習方法などが共有された。


…国単位で、あるスポーツの強豪国になるというのは、いろんなパターンがある。
ボクシングでは、何が理由だったのだろうか。
松原隆一郎はかつて言った。
井上尚弥らの本格的な強豪が育つまで、亀田兄弟が色物的なことも含めてつないでくれた。その功績が大きい」と。
…そういう面もあるんだろうかね。



その一方で…全く不思議千万なのだが、かつて「コリアンファイター」というのが一つのスタイルを意味するほどに隆盛だった韓国ボクシング、今は?
詳しい人に聞いたのですよ


MMAで韓国ファイターが強いねぇ、という話から、プロレスとボクシングに(日本の様に)人材がいかないぶん、強いんじゃないか?日本もこの2ジャンルに人気が無ければMMAが強くなるんでは?という後ろ向きな分析(笑)があって…


この前後のやり取り含め、韓国のボクシングがちょっと隆盛でなくなった理由は、もっと詳しいツイートがあったはずなのだけど保存しそこねた。



2014年記事。いくらなんでも10年前の状況とは変わっているだろうから、あまり現在の資料価値があるかは?だが

……実際に目にして、現地で取材した韓国ボクシングの現状は競技レベルや市場規模を比較しても日本とは比べ物にならない沈滞状態と言えると思います。ただそんな状態でも興行が存続していることは、韓国のプロボクシングが社会に深く根付いている事の証明なのでしょう。かつてはライバル関係にあった韓国のボクシング界の再興を願わずにはおれません。韓国ボクシングが盛り上がれば東アジアのボクシング市場にも良いフィードバックがあるはずです。

 そして現在の韓国のボクシング界の姿は明日の日本のボクシング界の姿かも知れない、そう思えばこそ現在の日本のボクシング界の問題は放置出来ないと再認識しました。現在のJBCが抱える公益認定や健保金の問題、ガバナンスの不在や感情的な運営等々は転落の原因となる事ばかりです。転換期であるからこそ透徹したビジョンが居るのではないかという思いを新たにしました。
boxing2012.blog.fc2.com



こっちとなると、本当に詳しくないのだけど
野球とサッカーでも「韓国は日本に差を付けられ始めたのではないか?」みたいな分析がサッカー・ワールドカップワールド・ベースボール・クラシックなどで、当の韓国メディアから出ていた。
こちら側から見れば杞憂もいいところで、最近もほら、なんだっけ、五輪予選で大会結果はともかく直接対決では韓国が勝ったじゃないか、であり、韓国にも「出羽守」や「尾張守」がいて、「衰退ポルノ」が流行ってるだけじゃねーの?と思うのだけど、
しかしまー、詳しい人は詳しいので、ひょっとしたらそれなりの理があるかもしれない。


news.yahoo.co.jp

www.recordchina.co.jp

www.j-cast.com

www.soccerdigestweb.com


しかしことMMAに限れば、「ブラックコンバット」とかいう韓国新興団体にDEEP軍団がけちょんけちょんにやられたり、ONEでもUFCでも韓国選手の勝率のほうが日本選手の勝率よりずっと上だったり、RIZINの対抗戦でも日本が2勝1敗だ!と言い条、実質は1勝1敗1分けのようなもんだったし。


MMAは起点(1993年)がはっきりしてるから断言できるけど、明確にスタートした年は韓国のほうが遅いし、団体の規模も日本が大きかった!(というか世界最大だった)! 
なのにこういうこともあるのであって…スポーツも、国策で報奨金だ、強化合宿打で強化したとかいうのならわかるけどさ。
何か国単位で強化する秘訣みたいなものもあるのかね。

comic-days.com

ジャイアントキリング230話 日本サッカーの発展はすごいこと

「それにね副社長・・・ たとえロースコアの試合だろうと 面白い試合を面白いと言える・・・。 もうこの国のサッカーファンは それくらい目が肥えてますよ」
「これって実は すごいことなんですよ副社長。 日本代表のシステム論を新聞で論じたりするんです 皆考えながらサッカーを観てるんですよ」
 
 「そりゃあ 世界との差はまだまだあるでしょう。 欧州では選手が上手いトラップをするだけで歓声が起こったり 選手への期待値によってブーイングの意味が違ったりする」
「そこまで日本のサッカーは 文化として成熟していないかもしれません。 でもよく考えてみてください。この国はほんの少し前まで W杯に出るのが夢のまた夢だったんですよ」
「それがプロリーグができて20年も経たないうちに W杯に出場し…アジアのチャンピオンにもなり…ヨーロッパで活躍できる選手まで輩出した。こんな短期間で急成長を遂げた国は 世界を見渡したって他にないんです」
 
「どうです?すごい話じゃないですか?何故そんなすごいことがなし得たのか これはこの国にプロリーグが生まれたからです」
(後略)
m-dojo.hatenadiary.com


さらに一方でさあ、これも全然知らない分野だけど、ゴルフって、特に女子ゴルフは韓国はすごく強豪国だよね??(イメージ)
なぜそうなったのか、というのをイメージでいえばやっぱり「最初に始める段階でカネがかかるから、全体的に経済成長した国からでないと強豪選手も出てこない」だと思うんだけど(フィギュアスケートも同様か)。そこはサッカーやボクシングが「足2本、拳ふたつで成り上がる」のとは違うような。
でも、フィリピンとかはどうなんだっけ?ボクシングは強いか…?ゴルフは…