INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

若者(大学)のイスラエル批判の拡大は「バイデンの応援・投票を止める」ことになり、相対的にトランプに有利…、との分析が

投票は、半年後。

米大統領選まで5日で半年 バイデン氏やや劣勢 学生デモが選挙戦左右も

イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃に抗議する学生デモの拡大も選挙戦に影響する重大な要素に浮上しつつある。

米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の集計では、5月2日時点の全国平均支持率はトランプ氏が46・6%で、バイデン氏の45・1%を僅差でリード。本選では、無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)に民主、共和両党からどれだけの票が流れるかが注目される。

大統領選では一般的に内政問題に比べて外交・安全保障は争点になりにくいといわれる。しかし今回は、ガザでの即時停戦や対イスラエル支援見直しを求めるデモが各地の大学に拡大していることが、1990年代後半以降に生まれた「Z世代」の投票に影響する可能性が指摘される。

バイデン氏はこれまで学生ローンの負担軽減などで若年層へのアピールを強めてきたが、停戦調停が難航するガザ問題ではZ世代の批判を受け…
www.sankei.com

www.bbc.com
…全米各地の大学キャンパスで、パレスチナ自治区ガザ地区の住民を支持する抗議行動が続いている事態を受けて、ジョー・バイデン大統領は2日、法の支配と秩序維持の重要性を呼びかけた。

バイデン大統領はホワイトハウスで演説し、「この国は礼節ある市民の社会だ。秩序が守られなくてはならない」と述べた。4月から各地の大学構内でガザ支援集会が始まって以来、バイデン氏が大学の状況に直接言及するのは初めて
(略)
ホワイトハウスで演説したバイデン大統領は、「この国は、人の発言を封じたり異議を押しつぶすような独裁国家ではない。だからといってこの国は、無法国家でもない」と強調した。

「抗議する権利はある。しかし、カオスを作り出す権利はない。国民には教育を受ける権利がある。学位をとる権利がある。襲われると恐れることなく、キャンパスを安全に歩く権利がある」とも述べた。

今年11月の大統領選でバイデン氏が再選されることに反対するアラブ系アメリカ人のグループ「未定全国運動」は、バイデン氏が反戦活動家を「中傷」したと反発した。

全米デモ、バイデン政権に矛先 60年代想起の反戦運動

…バイデン氏も若年層で支持離れが進んでいる。

4月17日にハーバード大が発表した世論調査では18〜29歳の有権者のうち、バイデン氏の支持率は45%だった。トランプ前大統領(37%)を上回ったものの差は8ポイントで、2020年の前回選挙の際に23ポイントあった差が大きく縮んだ。

イスラエルハマスへの軍事行動を「正当」と考える人は5分の1しかいなかった。

アメリカン大のW・ジョセフ・キャンベル名誉教授は学生運動についてバイデン氏の再選に「非常に不利になる可能性がある」と分析する。「キャンパスの混乱の光景は権力者にプラスにはならない」と説く。

ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は24日の記者会見で「大統領は大学での言論の自由や議論が重要だと信じている」と言及した。バイデン氏は21日に「あからさまな反ユダヤ主義が大学に入り込む余地はない」と厳しく非難していたがトーンが弱まった。
(略)
1987年、上院議員だった44歳のバイデン氏は、若い時に反戦デモに参加しなかった理由を記者会見で聞かれ「私は結婚し、ロースクールに通っていた。私は私だ」と語った。

40年ほど前のバイデン氏の発言も「今の若者の気持ちを理解できない」という疑念に結びつけて、蒸し返されている。

バイデン、トランプ、若者の構図

www.nikkei.com


サムネイルにも出てるだろう絵の構図だが、元々、矢印の太さが均等ではない。元々の数が、バイデンがトランプの三倍なら、仮に同じようにそこから2割減ったとしても、絶対的な得票数としてはバイデンの減少が3倍なのだ。


それに、大統領選挙って報じられてないだけで、候補者自体は何十人も出馬している。
その中には、おそらくガザ問題だけに絞ったシングルイッシューの歯切れのいい候補者がいて、私に投票してください、私の得票数がそのまま「イスラエルNO!」の声になるんです!!みたいなことを主張したりしてると思う……。




おそらくかなり心情的には純粋であろう若者に、「ガザ戦争の問題ではぞんぶんにバイデンを追及しよう、彼は敵だ!…だけど大統領選では彼に投票しようね、トランプよりはましだから」は通用するかなあ。
かりに投票はがまんして、いわゆる「鼻をつまんで投票」するにしても、手足となってきた選挙キャンペーンのボランティアとかはどうかな。自分が参加しないだけでなく、「バイデン陣営に参加する若者がキャンパス内で白眼視される」もあるだろうし…