プーチン大統領「ウクライナに武器供給しない韓国を高く評価」
6/7(金) 15:55配信
中央日報日本語版
「韓国がウクライナに武器を直接供給しないことを高く評価する」。ロシアのプーチン大統領が5日(現地時間)、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)を機に世界主要ニュース通信社の代表らと会った席でこのように述べた。
6日のタス通信によると、プーチン大統領は韓ロ関係に関する質問に対し、「イタリアと同じく韓国の指導部が仕事をする時、ロシア嫌悪の雰囲気がないというのが分かる」とし「(韓国はウクライナなど)紛争地域に武器を直接提供していない。我々はこれを高く評価する」と話した。イタリアはウクライナ戦争以降もロシアと友好的な関係を維持してきた国に挙げられる。
ご存じの方も多いだろうけど、実は韓国は、ウクライナに武器を供給する国に「それを穴埋めできる兵器や弾薬」を送り、ようはピストン的(いや、ところてん方式って言うのか)に供給してたりする。
日本もパトリオットを、そういう意味合いで米国に送った。
日本、アメリカにパトリオット・ミサイル輸出へ 「防衛装備移転三原則」を改定
自衛隊員4人が地対空ミサイル発射装置の横を歩いている写真画像提供,GETTY IMAGES
日本政府は22日、「防衛装備移転三原則」を改定し、地対空迎撃ミサイル「パトリオット」をアメリカへに輸出する方針を決定した。長年の平和主義政策からの転換となる。米ホワイトハウスはこの動きを歓迎している。アメリカは日本のこの決定によって、自国の備蓄ミサイルをウクライナに送れるようになる。
西側諸国では、ロシアの侵攻を受けているウクライナへの弾薬供給が不足している。
(略)
日本はこれまで、ライセンスを持つ企業のある国から受注した「ライセンス生産品」の部品のみ、ライセンス元の国に送ることを認めていた。しかし新ルールでは、完成品も送ることができる。政府が三原則の改定を発表した直後、外務省は自衛隊が保有するパトリオット・ミサイルの米軍への移転を発表した。声明で、同ミサイルを「米国に移転し、米軍の在庫を補完することは、米国との安全保障・防衛協力の強化に資するとともに、我が国の安全保障及びインド太平洋地域の平和と安定に寄与するものであることを日米間で確認しており、我が国の安全保障の観点から積極的な意義を有する」と説明している。
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日本は引き続き、戦争当事者への武器輸出を禁止している。ただし、今回の改正によって、アメリカは日本製のパトリオット・ミサイルで自国の備蓄を補充できるようになる。そうすれば、アメリカ政府は自国製の同型ミサイルをウクライナに送れるようになる。
しかし、そういう意味合いがあるにしても、間接的にそういう回りくどい支援をするより、直接渡せれば、少なくともウクライナ政府と同国の国防軍は喜ぶことは間違いない。
砲弾提供、日本も一時検討 米国の要請受け、パトリオット輸出が先行
有料記事
田嶋慶彦2024年5月5日 21時00分
ウクライナが必要としている155ミリ砲弾をめぐり、日本政府は一時、在庫不足に悩む米国へ輸出することで間接的にウクライナ支援をすることを水面下で検討していた。複数の政府関係者によると、侵攻開始以降、日本国内の生産ラインで155ミリ砲弾を製造し、米国に輸出してほしいとの要望が複数のルートで非公式に寄せられたという。
ただし、155ミリ砲弾は英国企業の許可を得て国内で製造する「ライセンス生産品」にあたり、武器輸出を制限する防衛装備移転三原則の運用指針でそもそも輸出できなかった。政府・与党は2023年4月に始めた運用指針の見直し論議で輸出解禁を検討。ただ、翌月に広島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席したウクライナのゼレンスキー大統領から日本に対する軍事支援の要望はなかったことから、155ミリ砲弾をめぐるウクライナ支援の議論は下火に…(略)
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しかし、わからんではない。
資金的に協力して、その資金で結果的にウクライナが兵器を購入することができた、という形でも、当事国以外に輸出して、その分の在庫がウクライナに送られた、でも……直接、我が国の兵器弾薬が紛争の当事者であるウクライナに送られ、その結果としてロシア軍の人命が失われる、としたら、そこに居心地の悪さを感じることは、それはわかる。できれば、そうでない形で収まれば、それはうれしい。
しかしそれは以前、イスラム国、アサド大統領、エボラウイルス、ソマリア海賊、南スーダン民兵などに対して「できれば日本が関わるより、どこかよその国が解決してほしいなぁ」と思ったのと、あまり変わりはない。
金平キャスター
いや例えば、自衛隊員に死者が出るとか、血を流すみたいなことがあり得ますよね。少なくとも日本の戦後の歴史の中で、これまでの歴史の中で自衛隊が海外へ出かけていって血を流したり、相手を殺傷したりということはないですよね。そういう意味では質的に物凄く変わるんじゃないですか?
北岡氏
これはですね、勿論そういうことはあって欲しくないし、ないようにできるだけの努力はすべきですよ、だけども今の法制度でもありえないことはないですよ。今のPKOでもあり得る話ですね。
金平キャスター
しかし今までなかったことが、これによってなお可能性が増すという、もっと大きくなるということはありませんか?
北岡氏
それはどうでしょうか。それはそうかもしれないし、そうでないかもしれません。というのはですね、"何々の恐れ"ということを皆さんよくいうんだけれど、"恐れ"の中には、"不作為の恐れ"というものもあるんですよね。今の例えばPKOに限って言えば、南スーダンで絶対、死者を出さないようにしようと思えば、これは引き上げるのが一番でしょう。するとそこで、結果的に、かつてのルワンダの虐殺のようなことがあっていいのかということを、日本が"不作為"によって引き起こされる。日本人の自衛隊はセーフだったけども、そこでより多くの現地の人が傷ついたり怪我したり死んだりしたということが起こっていのかと。両方考えなくちゃいけないということでしょうね。
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まもなく、朝鮮戦争の開戦記念日(6.25)がやってくるが、黒田勝弘氏が数年前の著書で提示した見方は、今後ウクライナの教訓を踏まえ、常識化していく必要があるだろう。
プーチンの御先輩にあたる、口ひげはやしたチビ助と、「ピョンヤンの赤いナポレオン(※動物農場のほう)」の野望を砕くには、日本の兵站力もあずかって力があった。
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…戦争は、米中戦争の様相になった。双方で押しつ押されつを繰り返しながら、現在の南北境界線で休戦となった(一九五三年七月)。
しかし結果的には韓国は北朝鮮の武力侵略を撃退し、国を守ることができた。それが可能だったのは国連軍の支援があったからだが、その国連軍を後方で支えたのが日本だった。国連軍に多くの軍需物資を提供できる後方兵站基地として日本(の産業)が存在したからこそ、韓国は国を守り、 存在を維持できたのである。
この戦争の経緯から、韓国人はきまって「日本は韓国の犠牲で大もうけした」と非難げにいう。 確かに先の大戦の敗戦で経済的に疲弊していた日本は、この時の「戦争特需」で大きく息を吹き返 した。朝鮮戦争が日本経済の戦後復興の大きな契機になったことは間違いない。だから「大もうけした」というのはウソではない。
しかし、だからといって日本が非難されるいわれはない。 あの戦争は日本が(もうけようとして)始めたものではない。結果としてもうけたに過ぎない。
韓国人たちは日本がもうけたことを非難するより、戦争を仕掛け、かつ戦争を長引かせた北朝鮮や中国を、まずしっかり非難してほしいものだ。 「日本の協力、日本の産業力が存在したからこそ国連軍も韓国軍も持ちこたえ、北朝鮮と中国の武力侵略を押し返し、韓国は守られた」―これが歴史の真実だろう。