(だらだら書いてきます)なんだこのタイトル。 そして唐突に、故矢口高雄ネタなのはなぜ……いや、唐突じゃない!!こんな話があるのだ!!
「矢口高雄展 夢を見て 描き続けて」
◆展示概要
「釣りキチ三平」、「マタギ」、「おらが村」―――大いなる自然と野性を
ダイナミックかつ緻密に描き、惜しまれながら2020年に逝去した
唯一無二のマンガ家・矢口高雄の画業を、貴重な原画とともに振り返る回顧展日本の情景を愛し、ふるさとを描き続けたマンガ家・矢口高雄。手塚治虫作品との衝撃の出会いから「マンガ家になる」という夢を抱くようになった矢口は、地元銀行に就職後、行員として働きつつも絵を描き続け、1970年にプロのマンガ家へ転向します。銀行員からの転身、30歳を越えてからの作家活動と、異色の経歴をもつ矢口の名を一躍有名にしたのが、73年に発表した「幻の怪蛇バチヘビ」と「釣りキチ三平」です。自身の経験や育った地域を題材に、大いなる自然と野性をダイナミックかつ緻密に描いたこれらの作品は大ヒットし、唯一無二の作風を確立しました。
本展では、2020年に惜しくもこの世を去った矢口の画業50年を、躍動感あふれる数多の原画とともにご紹介します。郷愁を感じさせる普遍的な日本の情景、生きものたちの命のきらめき、感情豊かな愛すべきキャラクターたち。マンガを愛し、マンガの力を信じ、描き続けた作家の迫力の手仕事をどうぞご堪能ください。矢口高雄展 夢を見て 描き続けて
《入場無料》
会 場:明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館 1階
〒101-8301 東京都千代田区神田猿楽町1-7-1 TEL:03-3296-4554
会 期:2022年10月14日(金) ~ 2023年2月13日(月)
※リンク先には示されてる情報だけど、今ブクマで「休刊日に注意」という注意喚起があったからそこも転載して強調しておくね
《入場無料》
会 場:明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館 1階
〒101-8301 東京都千代田区神田猿楽町1-7-1 TEL:03-3296-4554
会 期:2022年10月14日(金) ~ 2023年2月13日(月)
開館日:月・金14:00~20:00、土・日・祝12:00~18:00
休館日:火・水・木(ただし祝日の場合は開館)、12月25日(日)~2023年1月7日(土)
いま「矢口高雄展 夢を見て 描き続けて」(入場無料)という天晴れな催し中の明治大学だが、構内は「拷問用具」と「立て看」が有名だった(笑) - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-b.hatena.ne.jp米澤記念図書館。火・水・木休館というのを知らないと残念なことになるので気を付けよう
2022/11/19 08:36
これでの第二期が、11月7日からだったらしい。インフルエンサーが見てきて、感想をUPして、それがじわじわと伝わり……うちのブログの関連過去記事が「注目記事」に上がり、それで逆に当方は世の中の動きを察するのだ。「はてなダイアリー」がはてなブログにバージョンアップして、自分が受けた一番の恩恵。
これが注目記事になった。あとで矢口高雄関連記事をほかにも紹介します。
m-dojo.hatenadiary.com
しかし、こういうのを無料で4期に分けて公開…東京はいいね・・・・・ で、公開されてる明治大学といえば、後楽園ホールと神保町が守備範囲だった人間だと非常になじみがある。というか明治大学の常設博物館みたいなのは、民俗学的な資料の宝庫で……「ギロチン」とか「鉄の処女」とかの拷問・処刑用具まで陳列されていた、といえば異様さがわかる(笑)
修斗やパンクラスの大会が始まるまでの時間調整でよく行ったものでした。
www.museum.or.jp
tokyolucci.jp
そして……今はどうかな?ゼロ年代くらいまでは、明治大学も目立つところに中核派系の立て看があった。いまは、学内での闘争に負け、退治されてしまったかな…「おや?無いな?」と思ったことがあったはずだ。
1993年の明治大学です。和泉校舎でのバリケード・ストライキと、明大記念館のタテカンです。あと解放派全学連のうんざりする話ですね。 RT Zengakuren 1993 (6-7) https://t.co/zZmniSBNxY @YouTubeさんから
— Térnod 🐽 テルノ (@Ternod) March 4, 2018
よみがえる新日本紀行「江戸の残る町 東京・神田」(1972)
— 田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 (@kakitama) May 27, 2021
神田の火消し鳶 タテカンの並ぶ明大の前を歩く pic.twitter.com/YfShNT9iY1
嫌いな人間なんかこの世にいやしない、大学名物タテカン。毛主席の教え「鉄砲から政権が生まれる」を活学活用し、国家権力と対峙する連合赤軍を断固支持する明治大学の学友がこさえたもの。世界記憶遺産として登録すべし。 pic.twitter.com/7j4VlbsOkJ
— 帝国のぼかさちゃん (@bokassa_1er) October 31, 2016
過激派のタテカンがあった時代が懐かしい(´・ω・`) (@ 明大スクエア in 千代田区, 東京都) https://t.co/AcEQH7waUn pic.twitter.com/PobdMbkASf
— じゅっちぃ (@jutchie) 2022年10月29日
実はこの記事、矢口高雄の某作品の作品論を書くマクラとして「いま明大で矢口高雄展を無料でやっていて…」というところから始めるだけのつもりだったが、まずその情報だけ伝えるだけで余談にそれまくり、結構な分量の情報を紹介したので、まずここでストップする。
近日中に、矢口高雄についてもう一本?、とある作品を中心に記事を書きたい…なァ、と予告と言うか希望だけ書いておきます。
※この記事になりました。
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おまけに、過去の矢口高雄関連記事リンク集をば。
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書き終えたあと思い出した話。矢口高雄と「東京」。
この一本をかきおえて、ほっとした後「しかし、こんな展示会が来年まで3か月も無料で開かれてるなんて、つくづく東京は恵まれてるねぇ」と思ったのだけど。
矢口氏も自伝漫画(9で割れ!4巻)でこんな話をかいている。
あったりまえだが、当時秋田新幹線も東北新幹線もない!夜行列車でガタゴト揺られ、だった。
その上京理由が「年に1回は首都のパワーに触れ、都会的センスを吸収しなければ時代の波に乗り遅れる…」だったというのが、あまりに抽象的というかふんわりしてるというかなのが、逆説的に「有無を言わせぬ、東京と地方の文化・経済格差」を思わせて、すごく印象に残った。
東京の駅に降り立つと「同じ日本でありながらこの違いはなんだ…」なのだから。
田中角栄が、東京と地方の格差是正策である「日本列島改造論」を引っ提げて首相の座をつかむのは、ここで描かれてから5年後。その功罪や影響力がどの程度かはともかく、インターネットやテレビ局、携帯に衛星放送、格安飛行機、高速道路などさまざまなものの後押しを受け、地方と都会の情報格差は縮まった。
ただ、芸術作品やカルチャーの「催し」「展示会」、そして人の「集まり」だけは、どうしても解決しようもない「上京」にアドバンテージがある。
それを、東京に出て人生を切り拓きつつも、終生ふるさとを愛し続けた矢口高雄の企画展で感じた、というはなし。
そして書き終えたあと、こんなまとめに注目が集まっているのを知る。
togetter.com
むへどるり @muhedoruri
青森出身の妻と熊本出身の自分とで「東京に出ること」の価値観が全く噛み合わなかったなこないだ
2022-11-09 23:51:12
むへどるり @muhedoruri
東京に出ること、大都市を指向すること、地元にいられなくなること、地元を捨てなければならないこと、そういう物事への価値観が南日本と北日本で全く違った。
2022-11-09 23:51:12
むへどるり @muhedoruri
熊本は政令市の南端として一定の地位を保ちながらも、仕事がそんなにあるわけではないので福岡・広島・岡山・大阪も移住の選択肢に含まれる。数多くの中からどこを選ぶかという問題であって……でも青森は違う。東京以外に選べず、東京に出ていけないならどうにもならない。らしい。実感はある。