ベルギーで、「議会映像から、スマホをいじる議員を検出する技術」が開発される。
…監視カメラ映像やAIでデジタル・アートを作るDries Depoorterさんが、ベルギーの議会中にスマホをイジっている議員を検知し、それをツイッターとインスタグラムで公開するAIボット「The Flemish Scrollers」を開発しました。
議会はYouTubeで生配信されており、議員らはリアルタイムで、名前と一緒にツイートされていきます。
これは、少し応用を利かせれば「居眠り」なども検出できよう。そして議会だから拍手喝采かもしれないけど、すぐに民間企業でも導入されよう……
JR東日本で、駅員がウェアラブルのカメラを装着へ(4月に導入?)
…JR東日本が、夜間に勤務する駅員に常時装着する「ウエアラブルカメラ」を4月から配備する方向で検討していることが24日分かった。乗客などとのトラブルで暴力や犯罪被害に遭うリスクを減らすのが狙いで、国土交通省によると暴力対策目的での導入は鉄道業界では初めて。社員の安全確保と利用客のプライバシー保護を両立できるよう、運用面の詳細を詰める。
【写真】JR東日本の山手線車両に設置されている防犯カメラ 列車内の防犯カメラ義務化へ 国交省
ウエアラブルカメラは胸などに装着する小型カメラ。JR東は新幹線車内を巡回する警備員が装着する実証実験を20年に実施。
この種の話は聞くたびに、興味を覚えていた。
その興味の方向性は、なかなか説明がし難いが
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この2本の記事が端的かもしれない。
想像してください、
誰もが誰もを撮影し、すべての会話のやりとりを録画していく社会が実現したら……たぶん、社会のマナーは格段に良くなると思う(笑)
そこでは暴言も脅迫も暴力も、セクハラも差別発言も激減していくはずだ。
しかし・・・・・・
そして、スマホいじり監視システムというのは、これも以前書いたが一種の「魔法」なのである。普通の社会なら「隙をついて」とか「こっそり」とかが可能であった。しかし、AIは「24時間不眠不休、不注意の見逃しも忖度も遠慮も手抜きも無し」の、超有能な見張りが1秒のスキマなく、監視し続けるってことなんだろう。そして、ある種の「動きのパターン」がデータベース化されることで、たとえば万引きやキセル、盗撮や痴漢なども、それに特有の目配りや振り向き方などを抽出し、そこから監視を強化することもできるはずだ。
そこに関する、倫理的な悩みというのもまた存在するのです。
そして、
それを成すには、カメラの映像があまねくすべての場所になければならない。
すでにバスやタクシーに備え付けられたドライブレコーダーは、会社に映像を集約させることで、例えば警察と連携してひき逃げ捜査などに役立っているが、JR職員にあまねくカメラがつくなら、その「目」は大きく拡大する。
そもそもこの話は、BLM運動の前史となる、オバマ政権下の「ファーガソン事件」を受け、警官が職務執行で逸脱や過剰が無いかの監視のために、職務執行中の映像を自動的に撮影することを目指した。
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たしかにそうやって職務中の映像を撮っていれば、上の話と同じで、警官のマナーは格段に良くなるだろう。その一方で、警察と国家が膨大なデータを入手できるのだ。
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余談だけど、ぱんだ。
中国、野生パンダ保護に「顔認証」技術活用https://t.co/D3iWLRFh8D
— From China (AFPBB News) (@Afpbbfromchina) January 25, 2022
AI技術の活用がモニタリングシステムの目玉となっており、大量のアーカイブ写真の学習を通じてシステムの認識精度を高め、パンダの「顔認証」を実現した。パンダの識別率は98%、その他の動物の識別率も80%以上に達している。
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