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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

筒井康隆、小林信彦が絶賛!マルクス兄弟「吾輩はカモである」が15日、BSPで放送

本日ではないよ、15日だよ。注意

我輩はカモである
BSプレミアム4月15日(木)午後1時00分〜2時10分 


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ナンセンスなギャグで日本のコメディアンにも大きな影響を与えたマルクス兄弟の代表作。財政難に陥ったフリードニア国は、大富豪のティーズデール夫人に資金援助を依頼、夫人は、お気に入りのファイアフライを首相にすることを条件に承諾する。一方、隣国の大使はフリードニアの乗っ取りを画策し、スパイを送り込むが…。グルーチョ、チコ、ハーポ、ゼッポの4兄弟が抱腹絶倒の笑いでファシズムを痛烈に風刺した傑作コメディー。

www.nhk.or.jp

我輩はカモである [DVD]

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  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: DVD


たとえば筒井康隆を全集のたぐいまで読んでいる人、とか、小林信彦の若き日の喜劇映画紹介が好きな人なら「マルクス兄弟」という白黒時代の喜劇俳優グループの名を知っているかもしれない。
少なくとも自分はそれ経由で知った。

白黒フィルム時代のコメディアンでは、良くも悪くもチャップリンという存在が一般社会のスタンダードだと思うが、その後期作品はヒューマニズムの文脈で語られることが多い。
だが……いや、彼がそうであるからこそ、マルクス兄弟はそれと対をなすような、或いはチャップリン初期を継承したかのようなナンセンスなドタバタを見せてくれる存在、或いは相当なブラックユーモアの語り手として存在感を見せている。
「この吾輩はカモである」も、一種の独裁国家を舞台にしているから”風刺”は効いているんだが、なんでうっかりチャップリン「独裁者」みたいな路線に行けなかったのか(笑)

自分は全体の内容をあまり覚えていないが、最終盤のクライマックスでグルーチョ・マルクスが敵国への宣戦を歌で布告すると、国全体がノリノリになって唱和するシーンがある。
この部分だけでも、実に笑えるので、もし忙しいなら一編録画して、このシーンだけでも見てもらいたいところ。
あ、動画がある

www.youtube.com
[FIREFLY]
Then it's war!
Then it's war!
Gather the forces!
Armor the horses!
It's war!

[GENERAL 1]
Freedonia's going to war!

[JUDGE]
Each native son
Will grab a gun

[GENERAL 2]
And run away to war

[JUDGES]
At last we're going to

[GENERALS]
Feet will beat along the street to war

[PALACE GUARDS]
We're going to war
genius.com

【追記】そして11年前、当ブログではこの歌と映画を紹介していたことを、AIが思い出させてくれた…
m-dojo.hatenadiary.com



また、そもそもサイレントの王様・チャップリンは映画の形で残したものでは、毒舌を浴びせるようなセリフのギャグは少ない。グルーチョはそういうスタンダップコメディを、フィルムに残している。


あと、お笑いの世界ではこの映画のシーンが「鏡コント」の元祖ということになってるようだ。