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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

トランプ当選に関する覚書。復活の彼には「再選狙いの自己抑制」も「アベの誘導」も無い…((((;゚Д゚))))ガクブル

まず、なにはなくとも、米国民の民主的な選択に敬意を申し上げ、当選者を祝福する。
それが民主主義の大原則だ。
祝福する
祝福する
祝福す
祝福
祝・・・・・・・・・・

いやだって、大原則は大原則として、現実に大統領に、2025年からトランプおいてかれるわけでさ。


で、再生怪獣は、造形的にも能力的にもあまり強くないんだけど・・・ウルトラシリーズではさ。

再生エレキング


トランプの場合、
返り咲いても二期は二期目、ということでいいのかしらないけど、かりにそうだとしても来年から4年の任期を務めるとバイデンと同様の年齢になるという。再出馬は規定でできないし、仮に制度上はできても肉体的にむりだろう。

だが、よしあしで、二期目の再選を目指す大統領はそれなりに「失点を減らす」ムーブをする。
多少は慎重になる。
だが再選が無い時には、なぞの「レガシー(政治的な遺産、歴史に名を遺す)」を求めて、後は野となれ山となれの丁半博打的な政策をしがちだ。

そういう立場のトランプ氏がどういうふうになるかは、2020年で勝っていたら分かったが(笑)、その歴史線が巻き戻り、まさに現実となる・・・・・・・・



そして、なんだかんだと2016年、初当選のトランプは「といっても俺は国際政治の経験なんてないし」という緊張感や遠慮も、やっぱり多少はあった。そこにシンゾー・アベが付けこめた(笑)


そして、これはこうやってかのひとが再度当選して、はじめて…いやあらためてわかったよ。
「ああいうやつに徹底的に下手に出て、煽てて、そして一歩でも二歩でも常識の範囲に誘導するやつって、あまりかっこいい役じゃないけど、いたらすごく安心度が増すよな」と。

2020年8月の安倍晋三首相退陣において、こう書いた。

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・特に、世界的には安倍政権は「従来秩序を保つ側」に総じてついていた。別に高邁な理想があるとかではなく、今の秩序が基本的に日本に利であるからこそだが、トランプ政権との蜜月も、基本的に他の世界からも「蜜月関係を利用し、トランプ政権を旧来秩序に留まらせようとしている」と見られており、それをトランプ政権と摩擦の大きい諸国も一種の「通訳者」として利用価値をみとめ続けてきたようだ。このへんは、イスラエルと違う。


(略)

イラン外交なども「トランプ政権を懐柔しつつ従来秩序を維持しようとしていた」というスタイルがよくわかるかも
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ボルトン米大統領補佐官、安倍首相称賛の寄稿 「トランプ氏を現実につなぐ鎖」

【ワシントン時事】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は28日、ワシントン・ポスト紙(電子版)への寄稿で、辞意を表明した安倍晋三首相の外交を称賛した。迷走しがちなトランプ大統領の外交を「現実に近いところにつなぎ留める重い金属の鎖のような存在だった」と……
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082900243www.jiji.com

安倍とトランプのサミット 国際秩序にどう取り込むか


こういう形でなだめすかす、というか.こんな苦労をした。
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米軍が2017年、日本海周辺に空母打撃群を派遣した時も、トランプは当初、私に「空母1隻を移動させるのに、いくらかかっているか知っているか?私は気にくわない。空母は軍港にとどめておいた方がいい」と言っていたのです…
(略)
「トランプが実は軍事行動に消極的な人物だ」と金正恩が知ってしまったら、圧力が利かなくなってしまいます。だから、絶対に外部には気づかせないようにしなければならなかったのです。「トランプはいざとなったらやるぞ」と北朝鮮に思わせておく必要がありました

【ブレイキングニュース 2024年11月9日現在、この本がポイント換算で半額中!】

2022年7月8日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘……。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。
オバマ、トランプ、プーチン習近平メルケルら各国要人との秘話も載録。
あまりに機微に触れる――として一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。


日本というより世界全体で、再び「アベ2.0」…トランプにうまく”擦り寄り”、穏健というか現行秩序よりの世界政策を取らせる技術があるもの、ありや?


安倍晋三は、ドナルド・トランプを現実につなぐ鎖だった」(ジョン・ボルトンというのは、良い悪いは別にして一要素であったろう。この要素が、世界にはとりあえず、今はない。

そして、安倍が入り込めただろう「未経験分野への不安」という隙もなく、「俺は全て経験している」という自信に満ちたトランプが来年、二期目の就任式に臨む・・・