立憲民主党の野田佳彦代表は8日、党のX(旧ツイッター)の動画で、衆院法務委員長のポストを確保したのは選択的夫婦別姓の実現が狙いだと明らかにした。「野党は協力できると思うし、公明党も多分賛成だ。自民党を揺さぶるには非常に効果的な委員会だ」と語った。
立民は、選択的夫婦別姓を審議する法務委員会の委員長ポストをどうしても獲得したかったため、常任委員長の割り当てを減らしたと説明。「ぜひ採決まで持ち込みたい。楽しみにしてほしい」
これか。
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— 立憲民主党 (@CDP2017) November 8, 2024
立憲民主党が衆院法務委員長ポスト獲得で
「選択的夫婦別姓制度」実現へ!
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衆院与党過半数割れで国会の景色が変わる!
本来7つ取れる委員長ポストを6つにしたのはなぜ?
野田佳彦代表に聞きました。 pic.twitter.com/5fk8arjYt8
自分は10月末にこう書いた。
野田代表が言う前にこの話を書いときたかったが、時間なくて遅れてたら実際のイッシューになった。
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) October 29, 2024
感想 https://t.co/ezs6N7Wd30 民主党政権でやるべきだったスモール・アーリー・サクセスの一環 / “【速報】立憲・野田代表 選択的夫婦別姓導入へ「自民党あぶり出す…” https://t.co/PShJEjxOO0
スモール・アーリー・サクセス、とは民主党政権成立直後に…誰だったかな…、あ、たぶん竹中平蔵だ(笑)、だから誰が言ったかは置いといて、多数派を占めたところで、ささやかでもいいから小さい、単打の「成功」を積みかさねて成功を有権者に印象付けるべきだった、という話でした。実際に、日米安保の”密約”を調査して暴いたのはそれに該当するものだったと思うが、今回はそれ以上に、まず連立は組まないだろう「野党全体」が賛同することが成立に必要となる、ということだから、夫婦別姓や同性婚ぐらいしか、ある意味でその機会がない。
安保法制の違憲部分をなんたらかたら、は実のところ野田俊彦氏は「やりたくない」だろうし(笑)、維新などがのってこない。
だからここ……夫婦別姓に全ソースをぶつけ、しかも自民党が乗っかったり、全部で動くということもなさそうだから「野党(立民)によって成立した!」感がたっぷりある。
良い一手でしょう。
そしてさらに………
党内で強硬な少数派がいて絶対揉めるような案件はむしろ外圧で無理やり通された体で問題自体が解消してくれた方が良いこともあり、自民党にとって選択的夫婦別姓とかはもはやそれになりつつあるのではないか。伯仲国会と各種委員長ポストを奪われたことを言い訳に党内揉めずに済むなら儲けもんでは。
— 河野有理 (@konoy541) November 8, 2024
同性婚も然り、着々と司法が外堀を埋めつつあるので。
— 河野有理 (@konoy541) 2024年11月8日
アメリカの「外圧」によって、強硬な反対派がいても、そっち方向への成立にこぎつけるパターン。小渕時代や、海部内閣時代に参院多数が取れてないから野党とそうやって妥協したパターンもあったね。
実際、さあ野党主導の夫婦別姓法案が出たとして、政党の対決として仮に自民党が反対方針になったら小泉純進次郎氏や村上誠一郎氏、野田聖子氏らはどう投票するのか。