ことしの「新語・流行語大賞」が1日発表され、年間大賞に「3密」が選ばれたほか、トップテンには「アベノマスク」や「Go Toキャンペーン」など、新型コロナウイルスの影響を反映した言葉が並びました。
何度も書いている話なので、箇条書きにしておこう。
・「流行語大賞」、いつも感心するのは「その本来の価値に比べてメディアで扱われる機会が大きい」という点。
・選考委員ひとつとっても「センス、学問的業績、説得力」その他もろもろで、あんまり「こりゃすげーな」「このひとなら、その年の流行語を選定する能力がある」と思わせる人がいるかというと……。
・毎回「大騒ぎさせる」その力だけは、本当にすごいと思う。
・その一方で、もともとは自由国民社の「現代用語の基礎知識」の宣伝を兼ねていたわけだけど、いま、どこのだれが「現代用語の基礎知識」を引いて新語の意味を調べているのだろう。
・ウィキペディアよりくわしいとも語釈に権威があるとも思えないけど…
・というか、本当に今も出しているんだ!!とびっくり。ほんと、部数的には何部出ているの??
【募集】「現代用語の基礎知識」の近年の部数の推移について、知っている人はご教示いただければ幸いです。
2013年に、「最盛期の発行部数の4分の1になっている」という情報が出て以降、部数の推移については当方は少なくとも当方はつかんでいない。
notei.hatenablog.com
・流行語も、「検索結果」や「ツイート数」というぐうの音も出ないエビデンスをもとに…それを機械的にピックアップせよとはいわないのだけど、それをベースにしたランキングを検索サイトやSNSが発表するなかで、「流行語大賞」になんのステータスがあるのかなあ。
・たとえばtwitterトレンド大賞は12月22日に発表される。この扱いは、流行語大賞より上であってもいいと思うんだ。
#Twitterトレンド大賞
— ツイッタートレンド大賞🏆✨ (@TrendAward) 2020年11月28日
スポーツトレンド2020
ご視聴ありがとうございました👏
次回ニューストレンド2020
12/5(土)20時から配信予定⚡
ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆#Twitterトレンド大賞
大賞発表まであと【24日】
12/22(火)19時から配信予定🏆
ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆
どうぞお楽しみに🙌 pic.twitter.com/qkuDbOstL9
・でも、再度言うけど、「考えてみればなんの後ろ盾もないのに、この賞に権威があること、ニュースとしての扱いが大きいこと、それ自体が一番すごい!」と、そこは感心するべきだと思います。
たまたま今回、この賞の発表が12月初頭となったわけですが、今後は(うちも含めて)1年の総まとめ的「ランキング」や「賞」がたくさん出るでしょう。
まさに一番の「すごい扱いだが、なんですごい扱いになるか理由がわからない賞」であるところの流行語大賞の報道が一段落したところで、有名無名さまざまなランキングを、もう一度フラットな目で見てみたいと思います(了)
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「金田一秀穂」ってどんな研究をなさっておられるの?
いや、こういうサイトがあるのは知ってるねんで。
www.kyorin-u.ac.jp
肝心のところを空欄にしてんじゃねーよ。
これは大学当局が手抜きすぎるだろ。国費もそれなりに投じられてるんだ、ちゃんとやりーや。
いや、著作があるのは知ってるねんで。
- 発売日: 2019/06/12
- メディア: Kindle版
- 作者:金田一 秀穂
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
もちろん、おじいさんと福田恆存の論争は読みごたえがありました。
ja.wikipedia.org