かつてこれほど、togetterとtwitterを席捲した漫画があったろうか。
「宇崎ちゃんは遊びたい」が大ブレイクしました、ある界隈で。
togetter.com
を見たまへ。日本ブレイク工業もまっさおのブレイクぶりだ。
AA版日本ブレイク工業
ここで炎上など気にせず再度言うが、個人的にはあんまり面白い作品とは思わないんだけどねえ?
てか、少なくともtogetterタグでは作品論は皆無だし(笑)
だがさ、上のタグをたどっていく、絵柄にまつわる話をさておきまして、お話の内容のことで言うとさ、
comic-walker.com
comic-walker.com
そもそも、何か悪いことをしているわけではない男の先輩を、「ぼっちだ」「寂しいんすね」と、この女性は理不尽にディスってる。てか、普通にヤなやつだな(笑)
- 作者:丈
- 発売日: 2018/07/09
- メディア: コミック
- 作者:丈
- 発売日: 2019/07/09
- メディア: コミック
「からかい上手の高木さん」も、今更いうまでもない。m-dojo.hatenadiary.com
からかい上手の高木さん (11) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者:山本 崇一朗
- 発売日: 2019/07/04
- メディア: コミック
からかい上手の高木さん (12) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者:山本 崇一朗
- 発売日: 2019/12/12
- メディア: コミック
でさ、初歩の初歩の初歩の話、第一歩にもならない地点だけど…
そもそも、こうやって男性(男の子)を、対等というかほぼ上の目線から『からかう』ようなキャラクターがナチュラルに受け入れられ、普通に読まれている(というか人気作品)なこと自体が、女性の地位向上のひとつの成果なんじゃないかしらね?
もちろん、いろんな問題があろう。
・現実社会ではこういうことは稀だから、フィクションとして人気がある。
・女性が「かわいい我儘やかわいい理不尽」をして、それに男性が振り回される、は谷崎潤一郎のころからの類型。男性が寛容で鷹揚で懐が深く、女性はその中で実は庇護されている、というステレオタイプだ
・「ただし美少女に限る」じゃねーか
……などなど。それらは傾聴に値する。
でもやはり、これが20年前、30年前だったら、受け入れられなかったんじゃないだろうか…と思うのだよ。
さらに時間を遡って、昭和三十年代…ちばてつや氏が、これ(漫画のキャラクターと女性の地位・行動様式)について貴重な証言をしているのだが、…それにつなげるかたちで、後日につづく。
※この本です
- 作者:ちば てつや
- メディア: 単行本
・のちに記事書きました
m-dojo.hatenadiary.com
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